四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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プロローグ

 

四神

 

その名前の通り『四柱いる神様』だ。

北の『玄武』、東の『青龍』、南の『朱雀』、西の『白虎』とそれぞれの方角を司る神様の事。

また、地球のいろいろな現象も四神だと伝わって来た。

 

神話の粋なので勝手に誰かが作り出したものだと思っていた。

 

 

 

 

 

 

そう、いままでそう思っていた。

 

 

 

 

 

 

「起きたようじゃのう。」

 

「そうみたいね。」

 

「いきなりごめんね~」

 

「すまぬ。」

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

ちなみに、上から赤、青、白、黒の女の子だ。

 

じゃなくて…女の子ぉぉぉぉぉぉ!?どういうことだ?しかもこの4人?の姿どっかで見たような…ってそれどころではない!なんだ?この白い部屋は!明らかに自分の部屋じゃない。どこここ。

 

 

「ずいぶん混乱しているようじゃが、自己紹介といこうかの。我はスザクじゃ!」

 

「私はセイリュウと呼ばれています。」

 

「私はビャッコ!よろしく!」

 

「我はゲンブという。」

 

 

 

 

名前で思い出した…この4人は『けものフレンズ』で出てきた四神だ!

 

赤色の髪の毛、赤色の羽、目の色はエメラルドのようなキラキラしたもの。肩に届くか届かない位の髪の長さ。

頭には翼とてっぺんに3本の毛?があるのがスザク。

 

青色の髪の毛をツインテールにし、目の色は青、竜の尻尾があり、青い耳があるのがセイリュウ。

 

白色の髪の毛、虎のような尻尾と耳、目の色は左右とも違っており、右が青で左が黄なのがビャッコ。

 

白色の髪の毛を後ろにまとめ、目の色は銀色、亀と蛇の髪飾り、蛇のような尻尾があるのがゲンブ。

 

四人に共通しているのは現代のような服装と人間の姿をしている事。そのまんま『けものフレンズ』四神の姿だった。

アニメではすこーしだけ四神についてあるが、メインはアプリのイベントで会う。

 

 

 

「あの~すみません。何故ここにおれ…じゃなくて、私が?」

 

 

と恐る恐る聞いてみると…

 

 

「おーそうじゃった。我が説明するぞ。あれは…」

 

「私が説明するー!」

 

「なんじゃ?ビャッコ。我が説明するからいいぞ。」

 

「えースザクだけずるいー」

 

「お主、ちゃんと説明出来るかの~」

 

「できる!」

 

「それでもダメじゃ。あれは…」

 

「我もする。」

 

「お主もか!ゲンブ。我がやる。」

 

「それだったらゲンブ、一緒にしよ!」

 

「うむ。」

 

「勝手に決めるでない!適任は我しかおらぬ!」

 

「そっちこそ、勝手に決めるなー」

 

「じゃあ我がする。」

 

「ゲンブ!裏切り者め~」

 

「こうなったら飛ぶ速さで決めるのはどうじゃ?」

 

「ここは平等に走る速さでしょ!」

 

「泳ぐ速さがいい。」

 

「ムムム」「グヌヌ」「………」

 

 

ケンカが始まってしまった。四神同士が速さで競うなんて初めて見た。

って言うか四神自体見るのも初めてだ。

 

あれ?どうしよう。このままだったら終わらないぞ…

セイリュウさんに「どうにかなりませんか?」という目線を配るが「いつもと変わらないので」と返されてしまった。何の説明も受けてない…

 

 

 

「こうなったら向こうで勝負だ!」

 

「後で後悔しても知らぬぞ!」

 

「勝負」

 

 

と言って本当に向こうへ行ってしまった。本当にどうしましょ。

…何か三柱とも年相応の態度だな…俺はロリコンではない。

 

 

 

「はぁ…私から説明しましょう。」

 

「あ、はい。お願いします。」

 

「結論から。あなたは亡くなりました。」

 

 

ん?マジすか…キツイです…

そう言えば、今日のパソコンの履歴消して無かったな…家族のみんな、どんな反応するのか…

ちなみに、履歴にあるのは

『紳士』と大手ネットストアの会社名だけだ。

 

 

「たまたま打ち所が悪かったのでしょう、上から落ちてきた缶に当たって亡くなりました。」

 

 

うゎ弱すぎるだろ。

 

 

「そこから私たちがあなたの力を見越して、ここへと呼び出した、ということです。」

 

「力、ですか?」

 

「他の人間と違いあなたの魂の力が強すぎるのです。」

 

 

おい!体は弱いのに魂が強いって…

 

 

「だから…ここへ…」

 

「そこで、あなたには新しい世界の四神となってほしいのです。」

 

「新しい…世界って?」

 

 

「ヒミツです。」

 

「………えー」

 

「行ってからのお楽しみですね。」

 

 

ずっこける気持ちになっていると…

 

 

「我が勝ったのじゃー!」

 

「うー。まーけたー」

 

「…」

 

 

帰って来た…

 

 

「さてと、あれは…」

 

「スザク、もう私が説明しましたよ。」

 

「なん…じゃと…」

 

 

スザクさんがorzの形になり落ち込んでいる。

 

「えっと…質問なんですけど…」

 

「何!早く言ってみよ!」

 

急に元気になったな…

 

「四神って事は、他にも三人いるの?」

 

「いや?お主一人じゃぞ。」

 

「や、役割は?」

 

「そんなのない。自由にしてもよいぞ。」

 

 

本当にそんなことでいいのか?適当過ぎるだろ!もっとこう…「世界を守れ」とか「世界を救え」とかがあるだろ?しかも四神のはずなのに俺一人って…

 

 

「質問はないかの?ないのなら準備するぞ。」

 

「…ないです」

 

「よし!じゃあ準備を始めるかの。セイリュウ、ビャッコ、ゲンブ!いくぞー」

 

「ベースは私たちで!」

 

「そうじゃの。」

 

「分かりました。」

 

「了解」

 

 

ま、待て今ベースって…

 

 

っ!?口が動かない?

 

 

「言い忘れとったが、我々の姿になってもらうからの」

 

 

早く言えよぉぉぉぉぉぉ!

 

 

「姿を替える時は念じるだけでいいからね。」

 

「頑張ってください。」

 

「応援するぞ。」

 

 

 

いやぁぁぁぁぁぁぁ!マジで?夢?現実?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで意識を失った。

 




読んで頂きありがとうございます。

四神の口調はアプリの方を参考にしています。
では、次回もよろしくお願いします。
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