四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。 作:第三のケモナー
春とは暖かい、過ごしやすい、人によっては風邪、花粉が気になる季節である。しかし、それだけではない。春には『始まり』という意味がある。多くの植物が芽を出し、米作りの始まり、新たな生活の始まり…『新春』という一年の始まり。
その事をヒントにしたのが「春起源」である。物事には必ず始まりと起源がある。それを利用して『始まり』を消したり、作ったりする。簡単に言うと『原因』だ。人間が増えた事、米作りが始まった事により影響力が上がった。
欠点としては春限定の技、あまりにも原始な始まりだと何が起こるか分からない事。例えば人間の始まりが無くなると人がいなくなる…やったことないぞ…
今回は暴風の起源(原因)を消した。
「何が起こった…」
大きな隙が生まれる。
そこに相手の懐に入って気絶する起源(原因)を作った。セイリュウの力でも十分な威力が出る。
「昇竜拳!」
(竜だけに…)
「グァ…」
肝心な一発でのパクり技。神奈子は上へと吹っ飛んでいく。
「神奈子ー!」
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自らの住むクニへ帰る。
目の前に神の二柱が座っている。
「どうやったんだい?」
質問攻めにあってます…助けて下さい。
「神奈子、まずは自己紹介しようよ。」
「私は八坂神奈子、ヤマトの神で守矢だ。」
(どういう事?)
「私は洩矢諏訪子、ミシャグジ様の制御している神で守谷だよ。」
「守谷って?」
「話は長くなるが…」
本当に洒落にならない位に長かったのでまとめると二つのクニがぶつかり、クニの代表の洩矢諏訪子と八坂神奈子が戦ったという。結果的に神奈子が勝った。
しかし信仰の事になると諏訪子のミシャグジ様という神様が恐ろしく、人々は新しい神様になることを恐れた。ということで表は八坂神奈子、裏では洩矢諏訪子、合わせて「守谷」という事で二柱でやることにした。
(本当に長かった…)
神奈子がおおざっぱで、細かい所は諏訪子が説明するから時間がかかった。
「で?あんたは?」
「私は肆、はっきり言えば四神。」
「「四神!?」」
(ヤゴコロの時もそうだがそんなに有名か?)
「だから姿が変わったのか。」
「他の姿はどんなの?」
「痛いからやりたくないです。」
(まあ、見られたくないだけだけど…)
「さて、信仰はどうする?私は三柱でもいいと思っているけど…」
(俺にメリットなくね?まあ…)
「ここの人達の記憶から消えた時に私は出ていくよ。」
「肆!?それでいいのか?」
「その代わり、それまで私に外について教えて下さい。」
「外?」
「ずっとここにいて暇なんです。話し相手も欲しいし、旅にも出たいから。」
「…そうか。じゃあ『守矢』でいいな。」
「よろしくね~肆!」
これからどうなるか分からないが、色々と教わることがありそう。ビャッコやスザクとか見られないようにしないと…どんな反応するかなあ。
「あのときの神力って何だったんだ?」
「あれは私の能力です。なかったことにできる能力でやりました。」
「無かったことねぇ…それで風を消したと。」
「…ところで、神力って?」
「知らないの!?」
(何か聞いたことが…)
「色々と応用できるよ。結界とか。」
(便利だな。これを使ってお忍び出来るかな?)
「それって姿を誤魔化すこと出来る?」
「出来るよ。時々そうやって出かけるよ。」
「教えて下さい。今すぐに!」
「ど、どうした?肆。」
「今すぐ!」
「あ、ああ分かったからそんなに近づくな!」
おぬ!テメー嘘ついたな!早く分かってたら今頃、いまごろ…あんなことやこんなことが…妖女の方が正しかったじゃないか!
って事は妖力、霊力も本当の事か?
「妖力と霊力は?」
「なんだ、その二つは知ってたのか。ん?じゃあ何で神力を知らなかったんだ?」
「…いや、たまたまです…よ?」
(本当の事じゃないか!)
今の姿がビャッコやスザクじゃなくて良かった。そのまま顔に出て恥ずかしい思いをする所だった…
「早速、やりますよ。」
誤魔化すかのように話題を変える肆。
「何か怒ってないか!?」
何をやってしまったか分からない神奈子。
「神奈子のせいじゃないと思うよ…」
肆の性格を察する諏訪子。
三柱は戦った事を忘れて神力で遊ぶのだった…
「神力、すごい。」
読んで頂きありがとうございます。
次回は妖怪(幽霊)退治になるかもしれません。