四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。 作:第三のケモナー
ある大きな町の中心、当時では大きいと言われる家に一人の少女が住んでいる。その少女は赤と白の巫女服を着ており容姿は黒の髪、目も黒の日本人。可愛らしさと美しさを兼ね備えている美少女だ。
近所の人からは年を取らない事、神社に通っている事から神の遣い、同じような(?)子供達にはすごい遊び相手と思われている。
なので…
「巫女の姉ちゃん、遊ぼー!!」
となる。
どうしてこうなった…
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三柱が一緒に住むことが決まり、また長い年月が経った。文字や言葉等が広まり、過ごしやすくなる。同時に『ゲンブ』は人々の記憶から消えた。しかし俺に信仰が無くなったとしても、春夏秋冬と東西南北と火、植物、水、金属があればいい。
季節は夏。虫の活動が頻繁になり夏野菜の収穫、水遊びなど人の活動も頻繁になってくる。一部の人にとっては家の中にずっといる人もいるが…
「暑い…」
もちろん扇風機、エアコンなどはなくスザクの姿でダラダラしている。半袖なのはスザク以外いないからだ。
出て旅をしようと思っていたがこの地にまだいたいと思い、表では普通の人に見える巫女、裏では神様として神社に通っている。
神力はとても便利で姿を変える、体の再生、結界と用途がたくさんあって多用してしまう。
(長い間同じ姿のためか『神の遣い』とか呼ばれるようになったし…)
ちなみに人の姿の時はスザクとセイリュウの間くらいの性格だ。力としては弱くなっている。
何もやることがなくボーっとしていると、気付けば夜になり就寝の時間だ。
(時間が経つのが早いなあ。)
「ふあぁぁ…」
だんだん意識が沈み、寝る。
「…すぅ…すぅ…」
ガタン、ドンッ!
「…ん?泥棒?火事?地震?まさかロリコン?」
起き上がるとそこには三人の男の子と二人の女の子がいた。
(え?なにこれ…)
「やっぱり僕の言った通りだろ!巫女さんの正体が妖怪だって。」
「違うよ、幽霊だよ!」
「違う!巫女さんはこの妖怪に脅されたんだ。どこかに巫女さんが居る!」
「ね、ねえ…もう逃げようよ…起きてるよ…」
「妖怪!巫女さんをどこにやったの?私たちに白状しなさい!」
(何だこれは…妖怪?巫女?)
そういえばスザクのままだった…
「何を黙っているの?」
「た、食べられるよ…」
(ハァ~)
「幽霊でもないし妖怪でもないよ。食べないし。」
「う、嘘だ!」
「幽霊とか妖怪だったらもう襲っているよ。」
「こうやって油断させるつもりでしょ!」
いつもの巫女姿に変身する。
「これならどうかな?」
「化けたって騙されないぞ!」
(ああ!もうこうなったら!)
「実はね、今日は特別な日で神様の姿を借りてるの。」
「…どういう事?」
「えっと…とにかくそういう日って事。姿を借りる事によって年を取らなくなる。」
「本当に?」
「約束するよ。」
(何とか落ち着いたみたいだ。)
「夜遅くに何でこんな所に?」
「実は…」
「あー、そういうこと…」
俺が長い間変わらない姿に大人達は理解しているが子供達は疑問に思ったそうだ。
ある時、子供達の間で俺について噂や憶測が生まれた。実際に見よう!って事になり、この五人が行くことになったという。
「みんなには話してもいいから、次からは明るい時に来てね。」
(早く寝たい)
「「「「「はーい」」」」」」
(これは親達に報告だな…)
子供達が帰った時に何事もなかったかのように寝る。
「…すぅ…すぅ…」
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翌日神社にて…
「あんた、妖怪と間違えられたって?」
(情報早くね?)
「…どこからの情報?」
「諏訪子だよ。子供達に紛れて聞いたってよ。」
(まさか、諏訪子が黒幕?いや、たまたまか…)
「神奈子、もう話してしまったの?」
「ああ。諏訪子、今帰った?」
「いやー、面白かった。」
「?何が?」
「クク…『今日は特別な日で神様の姿を借りてる 』って言い訳したってよ。」
(な!?)
「アハハハ!クク…おかしっ!」
「諏訪子、夏だから諏訪子を使って花火しようか。」
「花火?なにそれ?でも嫌な予感するから止めとくよ…」
「とっっっっっても、綺麗だよ?」
「肆!?目が笑ってないって!」
平和な日々が続く…
読んで頂きありがとうございます。
幽霊退治は次回になりました。すみません。ぼのぼのが書きたかったので我慢出来ませんでした。
次回もよろしくお願いします。