四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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15話

 

前回のあらすじ

紫と幼女がいつの間にか親友になってました。

 

戦いが終わった後は仲間になるってどこの男塾だよ…お前ら女の子やぞ。こういう流れで「さらば紫、また会う日まで!」とかなるか?

 

「なんで紫はこの人間と一緒に居るんだ?」

 

「私が付いていっているのよ。」

 

「人間と居るより私と一緒にいた方が良いだろう。」

 

この幼女、人間の事下に見てないか?この幼女は伊吹萃香という鬼らしい。

明るい茶色の髪の毛、赤いリボンと頭から出ている2対の角、左の角に青いリボン、服は白く、紫のスカート。両手と髪にチェーンがあり、それぞれに球体、三角錐、立方体が繋がっている。

 

「紫、行っておけ。」

 

「お?話が分かる人間だな。」

 

「肆!?」

 

このまま押し付けようと思ったがそう簡単にいかなかった。

 

「萃香~そいつら誰だ?」

 

「勇儀!」

 

後ろからいかにも鬼という雰囲気を出すお姉さんがいた。金髪、赤い目、おでこから角が出ている。服装は体操服みたいで青いスカートを身につけていて両手に手錠がある。セイリュウより大きい…どこがとは言わない。

 

「何か面白い事やってるな?」

 

「紫が私と良い勝負するんだよ!」

 

「何ィ!?あたしとも勝負してくれ!」

 

「戦うなら肆を倒してからにしなさい。」

 

おい、いい加減にしないか!俺を引き合いに出すな!もう少しで上手くいったのに。

 

「…分かった。」

 

(そこは否定してくれ…)

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「言っておくが、鬼は嘘が嫌いだからな。」

 

「分かった。」

 

ゲンブへと姿を変える。

 

「人間じゃ無かったんだな…私は星熊勇儀。」

 

「肆。」

 

「いくぞ!!」

 

勇儀が先手を仕掛ける。一歩で肆に近づき溝内を狙って来たが肆が避けた。勇儀は勢い余って地面を殴りつけ、大きな音を立てクレーターができ土埃が舞う。

 

「小さいだけあって素早いな。」

 

勇儀はすぐに終わらせるつもりでいたが、想像以上に素早くて少し驚いている。

肆はクレーターを見て鬼の力の大きさを感じとり、神力で身体能力の底上げをする。

 

「次だ。」

 

真っ正面から攻めて来た勇儀は肆ではなく地面を叩き、地震を起こす。一瞬、肆が体制を崩した所を勇儀は見逃さなかった。音を立てて迫りくる拳に肆は腕でガードした。

 

(マジかよ…うぐ!)

 

肆の体に振動が伝わり、50mほど飛ばされる。すかさず勇儀が追加のダメージをしに来る。肆は更に身体能力の底上げをし、受け止めようとする。

 

「三歩必殺!」

 

さっきのパンチよりも威力が上がり、肆を仕留めにかかる。最大限の神力を使ってまた底上げし、手に結界をはって両手で受け止める。

 

(なんつー威力だ…)

 

今のゲンブは山のようなもの。それが振動するほどこの攻撃は強い。

 

「…へぇ~結構本気だったのにやるな…」

 

勇儀は奥義の一つを受け止められて、肆の強さを知る。そのまま、勇儀は反対の手で攻撃を仕掛けるが肆はまたもや受け止め、取っ組み合いの形になる。

 

「鬼に力勝負とは面白い奴だな。」

 

身体の底上げに集中していて能力を発動出来ない。それだけ勇儀の力が強い。

 

ぶつかり合う二つの力に地面が揺れ、妖怪や人間が騒がしくなる。

 

「ググ…」「…」

 

変わらず取っ組み合いになるが肆が勇儀を持ち上げて後ろへ飛ばす。

勇儀は体制を崩さずあわてて着地する。

 

「ハァ…ハァ…っまさか投げるとは…」

 

「ハァ…ハァ…」

 

ゲンブはあまり感情に出さないので息を乱す事はない。それだけ消費しているという事。

 

「ふん!」

 

「…!」

 

両者が攻め、勇儀は肆に攻撃する。肆はその力を受け流し、体を回転させる。

 

「なっ!!」

 

肆の強力な一撃が勇儀に当たる。

 

「ぐあぁ…」

 

勇儀はそのまま飛んでいき、地面へと落ちる。

 

(何とか勝てた…)

 

能力が使えないと大変だった。ゲンブで良かったと思っている。スザク、ビャッコ、セイリュウだと負けていた…

 

勇儀のもとに向かい運ぶ。

 

「なかなかやるな…お前妖怪じゃないだろ。」

 

「四神」

 

「!?…そりゃ勝てないわ。」

 

「いや…他の姿だと負けてた。」

 

「…そうか。」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「なんだよ~強いなら言ってくれよ~」

 

今鬼とお酒を飲んでいます。ん?子供が飲んだらいけない?大丈夫、年はとっくの前に過ぎてるから。体が成長しないのが悪い。次の目的地に出発するとなった時、別れ際に萃香が…

 

「私とやろ?減るものじゃないからさ~」

 

気力が減ります…やめてください。この幼女が強い事は知っている。

 

「ところで萃香と勇儀どっちが強いのかしら。」

 

「呪術的な事は萃香で身体的な力はあたしだな。だからあたしの方が強い。」

 

「私の方が強いよ。勝ち越しているし…」

 

「おいおい、神相手に萃香は勝てるのか?」

 

「…肆、勝負しよ?」

 

やめてください死んでしまいます…

 

「また会った時に…」

 

「嘘じゃないな?絶対だな!」

 

「約束。」

 

 

 

 

(あ!文の事忘れてた…まあいっか。天狗は強いし)

 

 

 

「あれ?ここは?」

 

この後、急いで山に帰ると仕事をサボったと判断されて文は上司にこっぴどく叱られました。

 




読んで頂きありがとうございます。

やっぱり、戦闘描写は難しいです。これから4月となり忙しくなるので、更新速度は遅くなります。評価や感想を頂くとやる気が満ち溢れます。
次回もよろしくお願いいたします。
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