四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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20話

 

 

「紫、本当に付いて来なくていいのか?」

 

幽々子が亡霊となり記憶を失って何ヵ月か経った。紫は幽々子に何かヒントをもらったようで、自分自身の夢を叶えるため動いている。

 

幽々子は全く覚えてないが、前より笑うようになった。自分の能力を知ったのにも関わらず、あまり気にしていないようだ。…食べ過ぎじゃないかと心配になる。

 

「いいのよ。私のせいでもあるから…国が出来たら肆をちゃんと呼ぶから。」

 

「楽しみにしておくよ。幽々子も元気でな…」

 

「またね~」

 

(本当に変わったな…)

 

季節は秋、枯れ葉と紅葉に染められた山が秋を感じさせられる。冬に向けて準備をする人々と動物。

 

「じゃあ、また!」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

『ビャッコ』

 

「パキ」

(おぁ…痛い…)

 

なぜビャッコになったのかと言うとほとんどなっていないせいか、『秋』に関する能力はまだ分からない。なんかビャッコだけ不遇の扱いなのは気のせいだろうか…結構強い所もあって、『金属』を操る事が出来る。それだけでもチートなのだが…

 

(秋といえば…)

 

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…実りの秋?我が余の秋…彰ァ!

関係無いのが出てきたが今のところ、『実り』が一番まともっぽい。

 

試しにそこの木を『実り』させる。すると梨が出来、元々梨だったのが分かった。

 

(…セイリュウと変わらない。)

 

もっと概念のような『実り』は無いのか?

 

 

!『成果』か。何かをして手に入る結果のこと。ゲンブに似ているが、ビャッコは『方法』だ。そうと決まれば…

 

まだ会った事がない強力な能力持ちに会うためには何をすれば会えるか。

 

ん?『一週間ゲンブとなり神力を隠して歩き、その場所で妖怪に成りきって地震を毎日起こせ』?

 

細かい!なんだそれ!?方法を知りたかったのは俺だが…まあ、未来を知るみたいなものだと考えたらチートだな。

 

『ゲンブ』

 

「パキ」

(尾てい骨が擦れて痛い…)

 

取り敢えず、言われた通りゲンブとなり、神力を隠す。ここから一週間歩くのか…休憩してもいい?多分それを見越しての方法だと思うけど。

 

(頑張りますか。)

 

 

 

 

一週間後…

 

(ここか…ここで地震を起こすか。)

 

拳に力を込めて打つ!

 

ゴゴゴゴゴゴゴ

 

神力を入れているので自然な地震と変わらない。妖怪達が逃げていくが別に気にしない。毎日続ける事、五日。

 

(このままだと会えなくね?)

 

でもこれで会えるみたいだから、やるしかないか…と半信半疑になりながら地震を済ませようとする。すると…

 

 

「待ってください!」

 

そこにはフードみたいな藍色の服、お坊さんが着ているような服装。紫か青の髪、金のわっかを持っている女性。

もう一人は…ネズミか?灰色の髪、尻尾の先でかごを持っていて大きな二本の細い棒も持っている女の子。

 

(誰?見るからに能力持ってそう。)

 

やっぱり能力は正しかったと分かり安心する。これからどうするか…強力な能力らしいけど。

 

「あなたですか…弱い妖怪達を虐げて、人間の厄となっているのは!」

 

(あれ?虐げる?厄?)

 

この五日間だけでもうそんな事になっているとは…まあ、毎日地震が起きたらそうなるか。

 

「答えなさい。実りの秋に不作を起こして、妖怪達の住みかを奪った。」

 

確かに会えたけど、すぐにどこかに行かないと…妖怪や人間に迷惑かけているみたいだし。後でセイリュウかビャッコとかで豊作にしよう。

 

「どうしたのですか?」

 

「すぐ出ていく…」

 

肆がビャッコのためなげやりな態度となってしまい、やって来た二人が少し腹を立てる。

 

「そういう問題ではありません。償いをしなさい。」

 

 

 

突然話が変わるが、何かをやろうとしていた時にその何かを先に「~やって」と言われた事はないだろうか。

少しイラッとするか、普通に受け止めるか。肆は前者の方でイラッとしてしまった。

 

「償い?知らない。」

 

と答え、二人が言葉では説得できないと判断して臨戦態勢になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ならば…覚悟!」

 




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