四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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遅れてすみません…


22話

 

 

「あの妖怪はどこに?」

 

今、肆は雲居一輪に質問攻めにあっている。

自らは四神である事、ゲンブとビャッコは同じである事を隠している。そのため「あの黒い妖怪は何ですか?」とか、「あの後はどうなりました?」と質問されている。

 

全部「分からない。」と答えているが…

 

「私がここに来たときにはもう何もいなかったよ?」

 

一輪が肆(ビャッコ)の表情に気付かないのは、ゲンブの戦いが気になっているからである。すぐに顔に出てしまうという事を肆は知っているので、いつ気付くかびくびしている。

 

雲山は最初に表情から肆を警戒していたが、怪我を治してくれた者がそんな悪い事をするとは思わなかった。

 

「…そうですか、治して頂きありがとうございます。」

 

(嘘をついているようで申し訳ない…)

 

「ナズーリンの方もお願いします。」

 

「はいはーい。」

 

ナズーリンは気絶しており一輪と同じく治す。

 

「ここは?」

 

「ナズ、起きた所悪いけど行きますよ。」

 

「え?」

 

一輪はいち早くゲンブを捕まえたいのでナズーリンを連れて後を追いかける。するとナズーリンが急に、

 

「名前は?」

 

「ビ…肆です。」

 

肆は『四神』『ビャッコ』と答えてしまうとメジャーなため、ゲンブを連想してしまう。危うく言ってしまう所だった…

 

「それでは。」

 

と言って雲居一輪とナズーリンは雲山に乗ってどこかへ行ってしまった。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「…」

 

風のような人だった。色々な罪悪感から気分が下がってしまう。

 

(生物が平等か…)

 

一輪があの実力ならば、もっと強い上司みたいなのがいるかもしれない。

 

(でも、紫とは絶対に話が合わないだろうな…)

 

紫は「妖怪は人間を襲い、人間は妖怪に怯える」というシステムを作る、ある意味『共存』の国を建てようとしている。

 

(まあ、そんなに気にする事はないか。)

 

すぐに考える事をやめて、次は何をしようかとボーッとする。

 

(忘れてた…)

 

肆は元に戻す事を思い出し、能力を使う。

 

「実りの秋。」

 

 

先程の荒れた所が嘘のように元に戻っている。また、周りの村などで地震によって不作だったのが、一番の豊作となった。

これによって、新しい神が誕生する事になっているとは肆は思いもしなかった。

 

 

「えっと…これで元通りかな?」

 

元通りどころか先程より増えた。気付く事なく、肆は何をするか考える。

 

「そうだ!『身長を伸ばすには?』」

 

あまりにも背が伸びないので能力で調べる。忘れがちだが、肆は幼女だ。

 

「…あれ?反応無し?」

 

なぜだか反応がない…方法がないって事か?

じゃあ…

 

「『月に行くには?』」

 

さすがにこれは出ないと思いつつ、言ってみる。

 

「!嘘だろ!?」

 

『紫の所へ行く。』とあった…

 

(何故?紫が…何かあったのか?)

 

紫ならば境界を弄って行けそうだけど、おかしい。

 

違和感の原因はおそらく、いつもなら具体的に『紫の所に行って~してもらう。』 とかなのに『紫の所に行く。』になっている。

 

(紫が月に何かしようとしている?もしくは月に行こうとしている?)

 

疑問が残るが、問題はそこではない。

 

 

「身長が伸びないのか…」

 

一生幼女とか…ロリコンになってしまうかも。

仕方ない所もあるけど…

 

 

とにかく、旅をしようか。他の妖怪とか人間がいるかもしれないし…

 

 

 

 

肆はまた一輪やナズーリンみたいな存在に会えるかもしれないと考えて次の村へと向かう。

 




読んで頂きありがとうございます。

忙しくて書く暇があまり無かったです。すみません…コメントよろしくお願いします。
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