四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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23話

 

季節は夏。

貴族が権力を握った平安時代。町の中心には庭に池や橋がある大きな家。

その周りには裕福な商人、貴族の関係者などの多くの人々がいた。

 

その町の端っこの家に「よん」と書かれた看板がある。古い家で、誰が入るかも分からない雰囲気を出している。

 

店をやっているようだが、何の店か分からない。地元の人々に聞くと、

『なんでも解決できる。』

『貴族に誘われても断った。』

『手伝いをしてくれる。』

『命を救ってくれた。』

など、何だかよろず屋みたいだなと思いやって来た。

 

もしかしたら…出来るかもしれない。他の所はすべて断られた。お金は持ってないけど、村から集めた作物で大丈夫だろうか…

 

緊張しながらも、その引き戸を開ける。

 

「…!いらっしゃい。入って、入って。」

 

 

そこには、巫女服を着た長い黒髪の女の子ががいた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

肆です。

 

あれからまた、長い時間が経った。神力も使いこなせるようになって、何をしようか考えた。

 

そこで、頭に浮かんだのは「なんでも屋」だ。人々だけではなく、妖怪などの相談や討伐依頼を受ける事にした。

 

だんだん受けていくうちに、変な貴族が来たりしたがそういう男同士に興味はないし、ロリコンは嫌です。

 

町の端っこのため、周りから来る人や妖怪が多い。

人からは畑や田んぼの実りが悪い原因を調べて欲しい、人手が足りない等。

妖怪からは相談や探し物等。

 

一度、妖怪に騙された事があったが、その時は主犯をすぐさま見つけて『お仕置き』しておいた。

 

報酬はお金ではない。もちろん、お金しか持っていない人は受け取るが基本的には常識の範囲内でなんでもいい。

よく、呪物をどうにかしてくれという依頼が入ってくるが「この呪物を報酬に」という人がいた。押し付ける気持ちはわかる…

 

 

まあ、そんなこんなで地元の噂で生活している。

おっと、

 

「いらっしゃい。入って、入って。」

 

「?お、女の子?」

 

そう、初めて入った人にいつも驚かれる。多分、女の子だからだと思うが、もう慣れっこだ。あれ?慣れっこだよね?

 

「あの~」

 

忘れてた…いつもこうなんだよな…

 

「ご用件は?」

 

「実は、村の周りの事で…」

 

 

その村の周りは夜になると、人が居なくなるという。そのときに黒い大きな弾が出てくる。

調査に出た人達はみんな居なくなり、正体も分からない。怖くて夜も眠れず、そのせいで病気になる。何回も断られて、ここに着いたらしい。

 

「他の近くの村でも同じような事が…」

 

「…分かりました。引き受けましょう!」

 

「!本当ですか!?ありがとうございます。」

 

肆は依頼を受けて村へ行く準備をする。

 

(そういえば、こういう調査みたいなの久しぶりだったな。)

 

報酬の作物で喜びながら村へと向かう。最近、お金の報酬ばかりでしょっぱい干物しか食べて無かったから嬉しい。

 

 

 

 

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「来てくださったぞー!」

 

村の人達に歓迎されてやって来た。いや…どうも歓迎されてない。こちらを見て残念そうな顔、周りから「またか」という声。

 

「…私が来る前に何かあったのですか?」

 

「前にも頼んでき来てくださった人が居たのですが、途中で逃げてしまいました。それが二回あって…」

 

「そんな事が…」

 

「そのせいで、お金が足りず、作物もほとんど無いです…」

 

すると、小石が飛んで来た。

当たらなかったものの、危ないため注意しようとすると、投げてきたのは自分と同じような子供。

 

「お前のせいで…お前達のせいで!」

 

「やめなさい!」

 

「で、でも…」

 

子供とその母親だろうか、母親が止めに入った。

 

(そりゃあ、こうなるわな…)

 

お金と作物は盗まれたようなもの。そんな泥棒がまた出てきたら追い出したくなる。

 

「すいません…」

 

「大丈夫ですから…」

 

 

そんな事があり、今回の宿へ行く。

そこの家は依頼主の家で泊めてくれるらしい。

 

「他に、手掛かりは?」

 

「話した事意外は分かりません…」

 

黒い弾みたいなものだから☆のアレみたいなダークマター?話から妖怪みたいだけど…

 

っとその前に…

 

「今から見た事は誰にも話さないで下さいね。」

 

「は、はい…」

 

セイリュウの姿へと戻る。

 

「妖怪!?」

 

「違います!」

 

妖怪と呼ばれる事に懐かしさを覚えながら能力を使用する。

(ビャッコみたいに『実り』じゃないけど…)

 

「再生。」

 

すると、周りが騒がしくなる。肆がやったのは『作物を再び生やした』事。そして痛みを感じながらスザクへと姿を変えてその作物を実った状態に『変えた』。

 

雇い主もその光景を見てびっくりしている。いきなり作物が出来たので思考が止まる。

 

「…あなたは一体」

 

 

 

 

「依頼が終われば教えますよ。」

 




読んで頂きありがとうございます。

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