四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。 作:第三のケモナー
「月って海なんかあったか?」
ここは不思議な所だ。空気もある、植物があって川まである。
俺のイメージでは岩石だけの空気のない所なんだけど…ここってもしかして月じゃないとか?
「あいつ、嘘ついたな…」
紫の名前まで使ってやることか?
(あの女性を見つける方法)
能力で調べても反応がない。一部の能力が使えなくなるのはこの事かと思い出した。
「ん?向こうで妖力を感じる…」
肆は妖怪にここがどこなのかを訪ねるために反応のあった場所に向かう。
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「ここでやられてたまるか!」
ここは妖怪と月人が戦っている場所だ。
『月面戦争』
紫が中心となって鬼や妖怪など、地球の強い勢力が集まり、『幻想郷』から月に攻めた事から始まった。
しかし、『幻想郷』は月を甘く見すぎた。
行くまでは良かった。いざ、戦う時に月の「技術」が妖怪達に襲いかかった。
音もせず、仲間が一人ひとり居なくなり、大きな音があったと同士に仲間がまとめて居なくなる。
弓を打っても相手に効かず、一部の者は能力が使えない。
もう月の勝利が決まっていた。
撤退するために地球へのゲートを開くが、なぜか帰れない。前もって紫は藍に肆を呼ぶために地球へ行かせた事にほっとする。
ゲートが開くのに時間がかかるので残った妖怪達が敵へ向かう。
見たことがないような黒い武器。姿を能力で隠しても見つかる大きなもの。
「もう、終わり。地上の穢れ。」
「あ…くっ…くそぉ!」
月人は黒いものをその妖怪へ向けた。
その時、その黒いものが砂のようになっていた。
あり得ないといった感じで周りが驚いている。武器がなくなって、動揺する月人。
「そんなもの、他の者に向けたらダメだよ?」
そこに現れたのは女の子だった。全体的に白のイメージを持っている金の腕輪と青の腕輪をつけた女の子。
妖怪達は見たことがなく、作戦でも見かけなかった。
「さあ、武器なんか捨ててかかって来いよ。」
少し前にさかのぼる。
肆が向かっている時の事…
「地球?本当に月なのか?」
肆は地球を見た。裏側のためよく見えないが青い地球だった。他の星の可能性があったが肆にはなぜか地球だとわかった。
「春夏秋冬は使えないみたいだな…」
痛みをこらえながら他の姿になってみたが使えない。また、東西南北も使えない。
スザクの火、ゲンブの水、ビャッコの金属、セイリュウの木は使える。
どうやらないものだと能力は発動しないらしい。
月には季節も方角もない。原始的なものだけがある。どの姿で移動するか迷ったが、ビャッコの金属がなぜか強い反応を見せたため、ビャッコの姿となる。
(一部の能力が使えないのはこの事か…)
肆は納得し、移動速度を速める。
すると、戦いの跡があったのでたどって行くと
(!?銃?ランチャー?ゴーグル?)
その武器は前世で見に覚えがある近代武器だった。今それを妖怪に向けようとしている。
肆は妖怪側が悪いことは分かっていた。
しかし、戦意のない妖怪達にこんな事をする事に反対だった。
ビャッコで金属を分解し、砂状にする。現場へと向かい…
「そんなもの、他の者に向けたらダメだよ?」
相手をよく見たらうさみみで制服を着た 女子高生だった。そして一言、
「さあ、武器なんか捨ててかかって来いよ。」
ついでに無線機も使えなくすればこちらが有利となる。
金属は様々な所で使われている。
電気の伝達が良く、熱を与えれば加工しやすくなる。合金になると、種類によっては固さと強い耐久性をもつ。
そのためか産業が発展する一つのきっかけとなった。そして現代、電気が必要不可欠となったために金属もまた必要になった。
戦争にも使われてしまって武器として金属が使われた。そして、多くの悲劇を生んできた。
「全員、紫の所に行け!」
紫なら大丈夫だと思い、残った妖怪達に指示する。あっという間に肆一人となった。
「一人でいいのか?ハハハ、いくら武器がないとは言えその能力だけで勝てる訳ない。」
肆の姿を見てだいたいの実力を計算すると肆が負ける事が分かったため、慢心する。
「じゃあこれは?」
神力で身体能力の底上げと共に腕輪に爪が出来る。
肆はルーミアの時以上にスピードを上げて、1秒の間に5人を戦闘不能にした。
ビャッコだから出来るスピード。
「大丈夫だから。心配はいらないよ?
…全滅出来るから。」
「貴様ぁぁぁぁ!」
そこからは肆の独壇場だった。機械がないため、応援を呼ぶ事が出来ない。数をどんどん減らしていき、そこにいた月人を全て戦闘不能にした。
「こんなもんかな…意外と強かった~」
肆は紫達を探しに行こうとした時に声が掛かった。
「ちょっと待ちなさい!」
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