四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。 作:第三のケモナー
「お?あれ、目の錯覚かな?」
その建物は俺が知っているような藁や土、木材で作ったような原始的な建物ではなかった。近づいてわかった。
アイエエエエ!?
そこには現代と変わらないコンクリート、家、電気があった。村ではなく、街。
(どういうことだ?ここは古代ではなかったのか?まさか、ジュラシックみたいに技術が発展して復元したと?いや、それだったらこんなに街が狭いはずがない。でも、今って古代じゃないか!)
「お主、何者じゃ?」
(もしかしたら、街がまるごとタイムスリップしたとか?それにしても電気がある?道がそのまま途切れている訳でもないし…俺が来る前にタイムスリップしてきたとかか?)
「聞いておるか?」
(俺と同じような人がいるのか?助けてくれるかもしれない。でも、もし違ったら…分かった!あれは宇宙人だな。実験されそう…)
「おーい!聞いておるかー」
(誰だ?)
「やっと気付いたか…」
そこには不思議な雰囲気を纏ったお姉さんがいた。俺より10cm以上高く、黒髪、黒い目な美人で服装は原始的なもの。
「あなたは?だ…誰ですか?」
「儂は妖女と呼ばれておる。」
妖女ってw幼女じゃないじゃん。という気持ちを抑え自分も名乗る。
「おr…私はスザク。」
「スザクぅ?嘘ついてるじゃろ。」
「嘘ついてないし…」
「名前、本当はないじゃろ。」
(なぜばれたし。)
「諦めろ。儂の能力の前では無意味じゃ。」
「の、能力?」
「そうじゃ。儂は『真実を見極める程度の能力』じゃ。」
「…………名前はないです。」
「うむ!」
突っ込む所があるけど『程度の能力』って聞いたことあるような?
「お主、神力、霊力、妖力が混ざっておるが何者なんじゃ?」
「何ですか?その…なんとか力って。」
「そんなことも知らぬのか!?」
知らねぇ!!
「まず、妖力から…」
(長くなりそう…)
~…妖女説明中…~
「…ということなんじゃ。だから3つとも持っている事は普通じゃない事になる。」
まとめると、妖怪には妖力、人間には霊力、神様には神力というそれぞれの力があるという。ちなみに妖女は妖怪なので妖力らしい。
「自分でも分かりません…」
「まあ、生まれたばかりなら仕方ないじゃが。」
この妖怪、この街の出身なのだろうか?聞いてみよ。
「あn「能力はなんじゃ?」…」
「ありませんよ!!」
「そんなことないじゃろ。妖力、神力があるのなら確実にあるはずじゃよ。目を閉じてみい。」
言われた通り目を閉じる。
「能力について感じてみ。」
こんなことで分かるか?
『夏南火を司る程度の能力』
「なつ?かなんび?」
聞いたことがない。
「んー聞いたことがないのぉ。」
これってゲンブやビャッコ、セイリュウによって違うのだろうか?わざわざ痛い思いをしなくてもいいか。
(火でも操れるのか?)
「お主、面白いやつよのぉ。」
「いい加減、あなたの事を教えてくれよ。」
「儂か?そこの街の人間から生まれた妖怪じゃ。」
そう言えば、人間の思いなどで神や妖怪が生まれると、この人言ってたな。
「一緒に来てみるかの?」
これがここへ来て始めての人間、妖怪との出会いだった。
読んで頂きありがとうございます。
こ、こんなに読んで貰えるなんて…頑張ります。