四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。 作:第三のケモナー
「ね、ねぇ。もう帰りましょうよ。」
「なんだ?肆、びびってるのか?」
マンションの中、周りは電気で明るいものの、奥につれて異様な雰囲気が漂っている。鏡はホラーの定番であり、前世はホラーを見た後は鏡や窓が気になってリラックスできなかった。
(ヤベー、だるまさんが転んだを思い出した…)
だるまさんが転んだを絶対風呂場で思い浮かべたらいけないって話なんだけど、思い浮かべると後ろから幽霊が来て鏡に映るらしい。
まあ、この話は嘘なんだけど嘘でも怖くなるのは俺だけだろうか…
そうだ、この話を二人にしてみよ。
「お二人さん、だるまさんが転んだって知っています?」
(フフフ…怖がるがよい!)
「なんだ?それ。」
「誰ですか?そのだるまって。」
ダメだこいつら…早くなんとかしないと…
「遊びですよ…どのような遊びかというと…」
…~少女説明中~…
「それがなんだ。うちには鏡なんてないだろう。」
うぐっ!
「そのだるまって何が起源なの?」
違う方に考えているよ…
「なにを企んでいるか知らないけど、話があることは忘れてないぞ。」
「…忘れてください。」
「おっと、そうしている内に着いたぞ。」
「Oh…」
そこには404と書かれただけなのに、危険な雰囲気のあるドアがあった。
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「今から帰っても遅くないです。帰りましょう。」
「一人で帰るのか?」
「…」
「さあ、中に入りましょう。」
(ヤゴコロさん、慣れてるな。)
中に入ると見た目はマンションの部屋で当たり前だけど、誰も住んでいない。問題の鏡は浴室にあると言うので三人でその浴室へ向かう。
「ここだな。」
一見、ただの鏡にしか見えないが…ってうわ、すごく曇ってる。
「異変は起きて無いみたいだな。」
(起きてるよ!今!)
「ん?肆さん何か気になることが?」
(さんを付けるだと…)
「い、いや~鏡が曇ってるって思っただk
「入れ。」
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「…ここは?」
あたりを見渡すと鏡が沢山あり、前世でやった鏡の迷路を思い出した。実はその迷路で迷った事があり、トラウマのひとつだ。
(多分、ここに行方不明者がいるはず。)
しかし、どこにも通路はなくて鏡に囲まれている。閉じ込められた。鏡は恐ろしく硬く、ゲンブでもできるかどうか分からない。
(何か全員こっちに来てないか!?)
本来、自分と同じ動きをするためか、いざ違った動きをすると物凄く怖い。
(自分の姿をコピーして大人数で捕まえた訳か。)
ビャッコのため、来るのが早い。
(どうする、どうする、どうする!?)
あくまで鏡でコピーされた存在だが、これだけ人数が居れば負けてしまう。ゲンブになってもパワー負けだ。他の者になったとしても時間がない!
(鏡、鏡、鏡?銀?金属、金!)
「分解!」
「あああ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!」
静かになり、一つの鏡が現れる。すると気を失った10人ほどの行方不明者らしき者達がいた。
『ゲンブ』
「パキ」
(ゼ、ゼ全然痛い)
その人達を連れていくためにゲンブになり、鏡へと向かう。
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「今、帰った。」
目の前にはヤゴコロがいた。
(あれ?おぬは?)
「あなたが…肆を…」
(え?なにこれ)
ヤゴコロは矢を取り出し、こちらに向けてくる。
「ここで仕留める!」
(待って!マジかよ……そういえば、今の姿ってゲンブだった…)
「ヤゴコロ、鏡に何か変化が…ってお前ら何してるんだ?あ、そう言うことね。」
「おぬ、どういう事?」
「言ってなかったけど、コイツ肆だぞ。」
「肆!?」
「四神の姿はその名前の通り4つの姿があって、今は確か…」
「ゲンブ。」
(あまりこの姿で話たくない…)
ゲンブになると口数が少なくなる。気持ちが伝わりにくくなるから、あまり好きではない。
「ごめんなさいね…」
「気にしてない。大丈夫。」
(かわええな~)
「よし!肆よくやった。ヤゴコロ、これで全員か?」
「はい。ちょうどいます。」
「役目が終わったから帰るぞ。」
「また、ヤゴコロさん。」
「ありがとう。おぬ、肆。」
「じゃあな。」
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『ビャッコ』
「パキ」
(いてーな~)
「なんで、わざわざビャッコに戻らせたか分かるよな」
「…はい」
説教が始まると歯を食い縛る。
「今回の活躍に免じて許す。」
「へ?」
やったぜ。
「あの中で何があった。」
…~幼女説明中~…
「金属か。『分解』ねぇ。よく思い付いたな。 」
「本当に危なかったですよ!!」
「そうか。もう寝ろ。」
「わっかりました~」
「四神かぁ」
読んで頂きありがとうございます。
えーりんのセリフが少なくてすみません。ちょっと今回はホラーが入ってました。作者は心霊体験にはあったことありません。なので、
そういった心霊体験した事がある方がいらっしゃったら、コメント下さい。(参考にします)