四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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6話

 

時の流れは早いもので、最初の鏡の事件からもう10年経っていた。この10年の間で大きな事件はなく、ヤゴコロとも鏡の事件からあまり会っていない。最近のヤゴコロはかわいいから美しいに変わったが、赤と青の変な服装をするようになった。俺にはファッションというのは分からないので、最近の若者の流行かな?

 

ん?俺か?俺は相変わらず幼女だよ。力は付いているとは思うけど、周りから下に見られる事が多い。やっぱり見た目か?幼女だからか?今、おぬに修行をつけてもらっている。

 

「パンチ、キック、キック、パンチ」

 

「パンチ、キック、キック、パンチ」

 

(これ…修行か?どこかで…あ!)

 

前世でのリズムゲームを思い出した。確かパッパr

 

「肆、何かチラチラ見てただろ。」

 

「なんで見る必要あるんですか?」

 

危なかった…今の姿はゲンブだったから油断してた。何の修行かというと『飛拳』だ。そのままの意味の通り、拳が飛ぶと言う事。分かりやすくいうとロケットパンチだ。

 

「よし、実践だ。拳に力を入れて、すばやく…」

 

バキィ!

 

「となるわけだ。」

 

スゲー、ホントに飛んでる。よし俺も。拳に力を入れて、すばやく…ちょっと待って、もっと力を入れて…

 

シュン…シュン…シュンッ

 

バキバキ…メリメリ…ドカーン

 

 

 

…環境破壊は気持ちいいぞい(白目)

 

「…後で戻しておけよ。」

 

「はい…」

 

 

『セイリュウ』

 

「パキ」

(やっぱり痛い…)

 

「再生」

 

いやーこれすごく便利だ。パパッとやって終わりだからな。環境に優しい大人だな。(幼女)これなら砂漠の緑化ができる。

 

「もう行くぞー」

 

「わかった。」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「おぬ、肆。話があるんだけど。」

 

今、ヤゴコロに呼ばれて来ている。セイリュウとして会うのは多分初めてだと思うのだが、おぬと一緒に来たためかすぐに気付いてリアクションが薄かった…ちなみに、ヤゴコロに見せてないのはあとスザクの姿だけだ。

 

「ここを離れて欲しいの。」

 

(なんで!?)

 

「…理由を聞こうか。」

 

「実は…」

 

 

…~美女説明中~…

 

 

 

まとめると、月に移住するらしい。しかし、ツクヨミが何かヤゴコロに黙って不穏な行動をしているそうだ。何かが起きては遅いので遠くまで離れてほしいとのこと。

 

「何で月に移住するの?」

 

「ツクヨミが『穢れ』について研究した結果、月には『穢れ』がないみたいだから。」

 

「『穢れ』がないと何ができるの?」

 

「年を取らなくなるの、不老って事。」

 

「不老!?」

 

月に行くことができる自体すごい事なのだが、まさか月に…そんな力があるとは思っていなかった。

 

「こればっかりはもう、逃げられないの。」

 

「…分かった。行くぞ、肆。」

 

「で、でも」

 

「ありがとう、おぬ。」

 

 

よく状況が掴めないまま、帰ってしまった。

 

「荷物、まとめるぞ。」

 

「取り戻さないつもりですか?」

 

「あいつなりの覚悟だ。」

 

何もヤゴコロにしてあげられない。そんな雰囲気がおぬから出ており、それ以上は話す事が出来なかった。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

次の日の正午

「ちょっと忘れ物してきたから、行ってくる。」

 

「一緒に?」

 

「いや、一人でいい。」

 

おぬが忘れ物?と思ったがこの時は気にしていなかった。

 

 

 

 

「やっと一人になった。」

 

案外、寂しいもので会話ができる人がいる事の大切さが分かったような気がした。

 

 

 

「さーて、グフフ」

 

せっかく一人になった所だからセイリュウでやることって言ったら、あれしかないやろ。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

(何だ?)

 

外へ行くとロケットが打ち上げられていた。あそこにヤゴコロが乗っているとなると寂しくなる。

 

(ホントに月に行くんだな…)

 

 

 

 

(ん?何か楕円形の黒い物体が…ってあれはまさか…)

 

原爆の形ではないがそれよりもっと恐ろしいモノが上から降ってきた。

 

 

「水素爆弾!?」

 

原爆より強力で爆発の威力に限界がないというもの。そんな恐ろしいモノ、しかもここから見えるくらいの大きさ。痛みの中ビャッコになり、急いで離れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が見え、爆音と衝撃が遅れてやって来て吹き飛ばされてしまった。

 

「グッ!」

 

そこには、大きなキノコ雲がまるで力を見せつけるようにそこに存在していた。

 

 

(おぬ!)

 

痛みをこらえスザクへと姿を変えて空を飛ぶ。

 

(なんだ…これは…)

 

そこには一瞬のうちになくなった街と自然があった。もう原形を残していなかった。

 

(おぬは?おぬはどこだ?)

 

必死に探すが、この広い範囲では見つからない。

 

(!あれは)

 

そこには体の大部分を失ったおぬがいた。

 

「おぬ!大丈夫だよね…ねぇ!」

 

「よ、肆、すま…なかった。」

 

「今から運ぶから!」

 

「もういい、もう…な…長くは…」

 

「何を言って!?」

 

「これ…をヤゴコロ…に」

 

そこには、俺とおぬが作ったお守りがあった。俺が言った外見を再現して、力を込めたモノだった。

 

「もう…消える…頑張れよ!」

 

「おぬ?」

 

最後に力強く言って消えてしまった。周りの黒いすすに混じるようにどこかへ行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

狂ったように怒りを爆発させ、肆いや、四神の姿が変わる。ギチギチと体から音が出て、おでこの所に一本の角が出る。金の腕輪が増えて金髪、金の目、牛の尻尾が生えて服装は金の鎧。その姿は一本の角、牛の尻尾があることから後に麒麟と呼ばれる姿だった。変わったはずなのにまだ体から音が出ているのは、それだけ負担がかかると言う事。

そして言ってはいけない、または使ってはいけない言葉を言ってしまう。

 

 

『天変地異』

 

 

 

地球の自転が一瞬止まる。すると火山噴火、地震、暴風、津波、雪崩、地滑り、嵐、竜巻などあらゆる災害が起きる。地形が変わり、プレートが移動して大きな生き物は全滅してしまった。南と北が入れ替わり、あらゆる法則が乱れる。

 

 

 

やがて収まり、地球全体がほとんど氷になる氷河期と言う時代へと突入していく。




読んで頂きありがとうございます。

シリアスになってしまいましたが、できるだけ明るくしていきたいと思っています。
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