四神としてのお仕事?いや、仕事がなくて自由にしてます。   作:第三のケモナー

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7話

 

 

肆が『天変地異』を使って気の遠くなる年月が過ぎた。地球が暖かくなり海水面が上昇し日本列島が形成する。その間、小さな動物だったものが大きく進化し、木に登る事を止めた猿が頭を使うようになる。やがて大きな文明を生み、次第に妖怪、神が誕生する。特に日本は八百万の神の国で、人と妖怪と神の距離が近い。

 

貧富の差などでムラからクニにへ変わり神同士の戦いが始まった頃、四神が目覚める。

 

 

 

「ふあぁぁ、ん?どこだ?」

 

おぬがいなくなりプッツンした所まで覚えているが、そのあとの記憶がない。周りはあの焼け野はらではなく、木とわらと土で作った家?

 

「あれからどのくらいたった?」

 

長い間寝ていたような…何でこんな所にいるんだ?ちなみに、今の姿はゲンブだ。

祭壇?みたいな所から降りた時急に引き戸が開いた。

 

 

「…」

 

「…」

 

「…や、やぁ…」

 

「…!」

 

急にびっくりしてどこかへ行ってしまった。確かに誰かを奉っていたところに知らない人がいたら、驚くやろな。どうしよう…髪の色も目の色も違う人がいたら何かされるかも…今のうちに逃げとこ。

 

 

ガラガラ

 

「…」

 

あ。

 

 

 

 

「…すみません。」

 

「!」

 

あれ?何か謝ったら土下座されたんだけど(困惑)今、目の前に10人位のおじさんが土下座してる…はっきり言ってカオスだ。どうしよう…

 

外を見ると開拓された土地、田んぼ、家があった。放射線の影響はもうなく、豊かなものになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにこれ?」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

数時間後…

 

なんとなく理解した。何と奉っていたのは俺みたいだ。絵で教えてもらった。何で奉っていたのかは絵が残っているみたいでまとめると…

 

 

何この玉?綺麗だから飾っとこ。

めっちゃ村が繁栄して大成功。

災害が起きた!

あれ?周りの村は被害があったけど…うちの村だけ全然被害を受けてないぞ?

最近不作がなかった。

何故?

そういえば玉を飾ってからだ!

あの玉は神様!?

奉ろう!

 

 

って事らしい。周りの村もこの噂を聞いてだんだん集まってこうなった。多分、俺が四神だから…様々な害を跳ね返していたんだろう。ってか俺、玉になっていたんだ…

 

 

今、食事を頂いているが玄米のお米と魚と山菜だ。ありがたいが…まあ現代と比べたらいけないと思う。お米があるならば弥生?古墳?ダメだ…歴史は苦手だ。

ゲンブだから表情が乏しく気持ちが伝わりにくい…そんなことを思っていると、まだ食べている途中にもかかわらず、さげられたんだけど…

 

(まだ、食べている途中でしょうが!)

 

すると、みんな出ていって俺一人となる。少し経って手足を縛られた10才位の少女が運び込まれる。

 

(え?二人きり?)

 

いきなり、二人きりにされてしまった。手足が縛られた少女の意味が分からない。

 

(待てよ…)

 

前世の知識を生かし考えていく。

 

(昔の日本、神様、動けないように縛る)

 

そこから、ゲンブの勘違いをされやすい事を踏まえてもう一度考えて直す…まさか、ロリコンだと勘違いされt

 

 

(じゃなくて、生け贄か!)

 

神の機嫌の悪さが自分たちに厄として降りかからないように、または神によって全滅されるのを恐れて人間を生きたまま捧げる事。

全く忌々しいもので腹が立つ。こればっかりは許せるものではないでしょ!

 

「…!」

 

恐ろしいモノを見るように少女がびっくりして、小さく震えている。

 

(そんな目で見ないで)

 

少女を持ち上げ、足を運び外へ出る。そっと置いて、うなずいておく。

 

(人間は食べない。)

 

少女は何が起こったかよく分からないといった感じだが、外で待っていた人達は驚いている。

 

(生け贄は絶対に許さない。)

 

という意味を込めて見渡し、中へ戻る。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

数年後

生け贄はもうなくなった。食事が運ばれる毎日。お世話してくれるのはあの少女だ。今や美しい女性になっている。そして俺はニート生活をエンジョイしています。

 

 

(って言ってもめっちゃ暇)

 

何か来客がないかなと考えながら、おぬのことを思い出す。今、あのとき受け取ったお守りと約束は忘れていない。

 

(ヤゴコロ、何やってんだろ…)

 

 

 

 

 

 

 

現代の月よりも大きい満月を眺めながら、遠くの知人の事を思っていた。




読んで頂きありがとうございます。

UA1000超え、有難うございます!
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