魔法少女いろは☆マギカ 1部 Paradise Lost   作:hidon

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七海やちよ 7話 「三番手 武神 (チャン) 咲蘭(シャオラン)」決着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おばあちゃん、“無”ってなに?」

 

 ――――小さい頃、ある武術の参考書を読んだ事がある。

 分からないことが書いてあったので、祖母に聞いてみる。私が本を読む時は、いつもこんな調子だ。

 祖母は、いつも通り、穏やかに笑いながら、優しい声で私に言った。

 

『それは、力が自然に抜けるってことさ』

 

 ――――そうなんだ、と納得した。

 確かに、読んでいるページに書いてある。

 かの塩田剛三曰く、『無の境地に達したとき、恐怖心が無くなる。あらゆる不安が消えて、自分自身を完全に信じられるようになる』、『合気が上手くできた時は、一切の我が無くなっている』、と。

 

 ――――しかし、当時の私には不可解だった、だって……。

 

「でも、からだもいのちも、“そこ”にあるよね。これって、本当はまだ“無”って言わないんじゃないの?」

 

『……そうだねえ』

 

 ――――祖母は笑顔のままだったが、少し困っている様子だった。

 

「おばあちゃん、本当の“無”って、どういうものなの?」

 

『う~ん……』

 

 ――――祖母は珍しく悩んでいた。けど、しばらくしてから、私に答えをくれた。

 

『……それはねえ――』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やちよが飛び込み、袖を掴もうとすると、咲蘭はバックステップで退く――直後、急加速!! 一気にやちよの懐に飛び込むと、両手をやちよの胸に打ち降ろすように突き出した! 虎形拳の『虎撲子(こぼくし)』という技だ。車にはねられたかのようにやちよの身体が吹き飛んだ!

 流石にこれは致命傷だろう、と誰もが思った瞬間――ぱしゃん、と。

 やちよの身体は“水”となって弾け飛んだ。

 

「……っ!」

 

 やちよの気配が消えるのと同時に複数の風切り音。同じ手か――察した咲蘭の動きは迅速だった。

 周囲から飛来してくる槍、その内の一本に顔を向けて地面を蹴る。光の速さで滑空し、宙の“それ”を掴まえると、両端を握り締めて、下から突き上げるように膝蹴り! 叩き折られた槍から水が噴出した。それは咲蘭とは反対側に弧を描くと、空中で結集して、再び“七海やちよ”に成る。

 

「っ……!?」

 

「覇!!」

 

 一息付く間も無かった。

 着地した瞬間、咲蘭の怒号! 同時に虚空に放たれたのは、神速崩拳(ポンチェン)! ノーモーションで放たれる必殺の中段突きによって、徹甲弾級の破壊力を伴った風圧がやちよに襲いかかる!

 

 しかし、それも。

 ぱしゃん、と――直撃の瞬間、やちよの身体は水となって弾け飛んだ。

 

(速すぎる……!)

 

 動く咲蘭の強さに、やちよはただ呆気に取られるしかなかった。

 攻撃の一手一手が正に光速。どれも目で捕らえることができない。そして恐るべき威力だ。一撃でもまともに受ければ全身の骨が木っ端微塵も想像に容易い。

 故に、水に変化するしか回避の術が残されていなかった。

 確かに如何なる攻撃だろうと、水は無効化できるが、そもそも魔力消費量が多いこの魔法はいつまでも使えない。

 では、どうするか――

 

(厄介なのは、崩拳。あれさえ凌げば……)

 

 水たまりの姿のまま、やちよは考える。

 咲蘭自身が天下無敵と信ずる最大最強の必殺技。あれさえ防げば、反撃の糸口が掴めると同時に、咲蘭の心理面にも深いダメージを与えられる筈。

 方法はある。

 有るのだが。

 ただ、しかし、それでも……。

 今の咲蘭に通用するか否か――

 

(いや……)

 

 やるしかない。

 もう、退くことは許されない。

 

 

(“斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ”――――)

 

 

 もう一度、心の中で詩を詠む。

 これは、剣道の古歌だ。

 大上段から振り下ろされる太刀は誰でも怖い。

 だから避ける。

 退がって避けようとする。

 ところが相手にとっては格好の間合いになり、一歩退けば、ものの見事に頭から真っ二つになる。

 

 ――――()()()()

 

 水たまりがふわりと浮き上がり、人型に変形していく。

 覚悟を決めて、人間の姿に戻ったやちよが、咲蘭と向き合った。

 そして、ゆっくりと歩み寄り、咲蘭に接近する。

 丁度、彼女の拳が届く距離で立ち止まった。

 

「…………」

 

「ふっ」

 

 咲蘭が愉しそうに嗤う。

 やちよの表情に焦りも恐怖も無く、冷静沈着そのものだ。

 真正面から我が崩拳と勝負しようとする、その意気や良し。ならば此方とて遠慮は無しだ。

 全力の一撃を以て七海やちよを粉砕するまで!

 それが武道の礼儀!

 

(――――“踏み込んで見よ”――――)

 

 七海やちよは水にならなかった。

 逃げる、躱わす、退くという選択肢は既に頭の中から消した。

 そうするどころか、寧ろ――崩拳が放たれる直前で一歩、踏み込んできた!

 

「噴!!」

 

 裂帛の気合と同時に放たれる咲蘭の必殺崩拳!!

 

(――――“極楽も有り”――――!!」

 

 対して七海やちよの合気が――崩拳を迎え撃つ!!

 

 

 

ごきん。

 

 

 

 刹那、骨の外れるような音が盛大に響いた。

 閃光の如き刹那を制したのは――――一目瞭然。

 七海やちよであった。

 至近距離で、天下無敵の崩拳を真正面から受けたのにも関わらず、彼女は咲蘭の腕を絡み掴んだまま平然と立ち尽くし、逆に咲蘭は右腕を掴まれ、背中から倒れ込んでいる光景が映し出された。

 周囲がまたもざわめいた。

 

 『太刀が振り下ろされるときに、思い切って前に出る』

 

 前に踏み込めば、相手と向かい合ったまま身体が接するようになる。懐に入ってしまう。

 そうすると間合いが詰まり、相手は太刀を振り下ろすことができなくなる。

 実践における心構えの一つだ。

 そして、踏み込んだ結果、やちよは反撃と一緒に勝機を掴んだのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やったぞ!! けど、一体どうやって……?」

 

「崩拳の軌道を読んだか」

 

 光速拳を凌ぐ術。

 歓声を挙げながらも、当然ながら疑問に感じるひなのの横で海龍が語り始める。

 

 鄭 咲蘭の崩拳の秘密。

 それは、足指・足首・膝・股関節・腰・肩・肘・手首―連なる八関節の同時加速により、ノーモーションの構えと神速を同時に実現した完璧な技だ。

 だが、同時にその常軌を逸した破壊力は“前方”にしか発揮されない。

 つまり、銃で身体を撃った時、弾丸が体内で軌道を変えられるように、葉っぱ一枚で逸らされるように。

 真っ直ぐ進む力が強い程、()()()の力に弱い。

 七海やちよは、崩拳を二度身に受けたことで、その軌道が読めたのだろう。

 故に、反撃の為の対処法は割り出せた。あとは、やちよ自身に“それ”を実践できる勇気があるか否かの問題だった。

 

「中国武術には、相手の死角を左右から突く圏捶(けんすい)という技が有る。七海やちよが今使ったのは、恐らくそれに似た技、或いは応用だ。鄭が崩拳を放つ寸前で“一歩踏み込んで”、実行した」

 

 あれは確か、柔道の『キムラ』という技だったか。

 横から咲蘭の右腕を掴んで時計回りに回転し、肩の関節を()めた。崩拳が放たれる直前に――大した度胸だ、と心の中でやちよを称える海龍の表情は、実に満足気だ。

 だが――その行為は更なる地獄の入り口に過ぎない。

 

「さあ、最終局面だ……。目覚めし龍をどう征するかね、七海やちよ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 槍の雨が倒れてる咲蘭に降り注ぐ。

 追撃してくるそれらを、まるでブレイクダンスの如き脚捌きで、文字通り蹴散らしながら、咲蘭は起き上がる。

 

「ッ……!!」

 

 苦痛に口元をくっと歪ませて、右肩を庇う。

 先のやちよの合気により、肩が外れてしまった様子だ。例え武術師範とはいえ、肩関節を外されて平気な人間などいない。僅かに身動きするだけで、気の遠くなるような激痛が走る。

 

「……油断した訳じゃ無い」

 

 咲蘭の雰囲気が一変。今までに無く低い声が響く。

 ごきん、と肩関節をくっつける音が響いた直後に、右腕を水平に伸ばした。

 顔面に向かって真っすぐに迫り来る槍を、人差し指と中指で挟んで受け止める。

 

「一切の隙を見せたつもりも無い」

 

 力を込めた途端、槍の全てが罅割れ、木端微塵に弾け飛ぶ。

 これは準備運動のようなものだ。右腕の動きに支障無し。

 

「しかし、ここまで来るとは予想外でした」

 

 塵が舞い散った後に見えたのは、形相が“鬼”と変貌した咲蘭。

 対する七海やちよは仁王立ちで構えている。

 彼女もまた“鬼”の瞳で自分を見据えているのだ。

 故に、咲蘭は思う。

 七海やちよは自分と同じだと。

 神に愛されし少女。

 天賦の才を賜りし、武の申し子。

 

「いいでしょう。本気でお相手致します」

 

 ゆるりと両腕を伸ばして、腰を落とし、足を開いて見せる咲蘭の“構え”に、やちよは目を見開いた。

 

(あれは……“洪家拳”!? 形意拳ではなく?!)

 

 形意拳とは木火土金水の五大要素で宇宙の理を表す『五行拳』が基本形とされており、その名の通り、陰陽五行の理に従っている。

 咲蘭が得意とする崩拳は、その内の『木行』に値する技だ。

 これは意外――と、やちよが浮かべている表情を察してか、咲蘭が得意気に口を開く。

 

「……物心ついた頃、私は既に船の上に居ました」

 

 猛獣の足に見立てた両拳を超高速で上下前後に動かす咲蘭。

 母も父もいない。兄弟も分からない。

 ただ、自分と一人の男だけが、そこに居たという。

 

「そこで、船夫でもあった老師から最初に教わったのが、この拳法」

 

 咲蘭の身体から噴き出した深碧のアトモスフィアが、拳に纏われていく。

 “神樹の構え”では守りに用いていたミクロコスモを今度は攻に用いる様子だ。成れば拳の破壊力が更に―――想像するだけで背筋に悪寒が走る。

 

「っ」

 

 考えている暇は無かった。

 一陣の風が自分の頬を撫でた気がした。

 咲蘭の両手が動いた様子は無かった。動いたとしても、全く見えていなかった。

 

「……っ!!」

 

 直後に焼ける様な熱を頬が感じ、何かがべろりと剥がれて、べちゃと床に落ちた。

 やちよはそれを見て、愕然の余り思考が一瞬空白した。

 周囲の鑑賞者達も一斉に絶句し、中には蒼褪めた顔で悲鳴を挙げる者までいた。

 

 落ちたのは――やちよ自身の頬肉。

 

 熱を帯びていて傷みが全く分からなかった。しかし、口を開けてもないのに涼気が良く入り込み、口内の唾液が熱い何かと一緒に溢れ出る様な感覚があって、もしやとは思っていたが……!

 

(っ!! 驚いた……! これが、鄭 咲蘭老師の真髄……!)

 

 今頃になってようやく焼けるような痛みが顔中に走り、やちよは我に返った。

 龍の怒りと、その本気の強さは、想像を絶するものだった。

 成程“洪家拳”は納得だ。一番最初に見せたあの指の強さ――山の様に連なった槍を全て破壊せしめたあの力は、正に。

 

(そして、“本物”の中国武術か……)

 

 中国武術は、本来、実戦的な殺人技だ。

 それ故に、“本物”は全て秘伝とされている。

 禁断の門を開いたのは、過ちだったのかもしれない。

 後悔先に立たず。先ほどから全身をひた走る悪寒が警告している。

 ――――今しかない、これ以上は身体が持たない、早く逃げろ、と。

 しかし、それでも、逃げ出す事など決して赦されない。

 七海やちよは決心したから、咲蘭の本気に打ち勝つまでは。

 

(そう、この人の本気……!)

 

 まだ、“開眼”していない。

 つまり、彼女にはまだ、()()()()()が存在する。

 それを引き出して、破るまでは決して――

 

「っ」

 

 呆気に取られた。

 一瞬で咲蘭は目の前に接近、そして――

 

「っ!? あああああああああああああああ!!!

 

 水に変化する事さえ許されなかった。

 左のジャブ、右のフック、さらに左のアッパーから右のボディブローと続くコンビネーション――プロボクサーが打つそれらの如く。咲蘭の怪力無双の熊手がやちよの皮膚に突き刺さり、肉ごと縦横無尽に削り取っていく。血飛沫と肉片が宙を舞い踊り、一瞬で二人の足元に夥しい量の血溜まりが形成されていく。

 チェーンソーを真っ直ぐ体に差し込まれて切り捌かれているような感覚だった。絶叫を挙げるやちよだが、痛みを感じてはいなかった。寧ろ激しい熱の中で心地良さすら感じていた。痛みを取り除くべく脳内麻薬が過剰に分泌されているのだろうか――

 

 頭が泥濘する。

 

「!」

 

 ばしゃん、と音が鳴って咲蘭が攻撃を止めた。

 命の危機を察したやちよ自身の本能がそうしたのか。

 彼女の身体は水と化して消滅。

 水は咲蘭の足元に広がる血溜まりに溶け込んでいく……。

 

「………………」

 

 咲蘭は意識を集中して、足元をじっと見据えた。

 やちよの気配も、魔力の反応も無い。

 つまり、彼女に最早意識は無いのだ。

 残されたのは、本能。全ての生命にとっての最後の依り代。謂わば、『無意識』。

 これが最も警戒すべき、恐ろしいものだと咲蘭は知っている。

 全ての武術家にとって“無”とは、目指すべきものの全てだ。

 やちよの“無”は、その体を動かし、生命を守った――つまり、現在のやちよは、武の頂点に最も近い存在に至ったといえる。

 

(当然ですね)

 

 咲蘭は自嘲的に嗤う。

 だって、自分がそうなるように仕向けたのだから。

 やちよの“修羅”を見てみたい、という純粋な願いが、自分に洪家拳を使わせた。

 禁じ手と言われてきた、殺人術を。

 だからこそ。

 

 ――――今から、貴女を全力で破壊する。

 

 

『やめろ、鄭』

 

 不意に、脳内で声が聞こえて、咲蘭はハッと我に返る。

 

『仕掛けるな』

 

「…………」

 

『これ以上七海やちよに手を出せば、私が全力でお前を止めるぞ』

 

「…………」

 

 宗師・海龍の殺気を伴った重声が、咲蘭の闘争的衝動を抑え込む。

 しかし――

 

 

「私は“無”を超えたい」

 

 

 咲蘭は嗤った。

 その為なら、命も惜しくないと言わんばかりの、清々しい笑みで。

 

「宗師、お許しを」

 

『鄭……!』

 

 咲蘭の瞼がゆっくりと開き始め、翡翠の瞳が顕わになる。

 

『殺生如きに神眼を用いるか。愚かな……』

 

 それ以上、海龍は何も言わなかった。

 咲蘭、“開眼”。

 周囲の門下生達が一斉に騒めいた。

 

 

「私の目を開かせたのは、貴女で五人目ですよ。七海やちよ」

 

 

 すっ、と――咲蘭を開掌した右手を掲げて、構える。

 封印されし瞳を開放した咲蘭の視界には、『総て』が映し出されていた。

 正に、『神眼』――――

 足元に広がる血溜まり、その中で小魚の様に泳ぎ回る、七海やちよが見えていた。蒼穹に瞬く生命の光が、咲蘭にその居場所を特定させた。

 

 よって――

 

 

「破ッ!!」

 

 

 一切の躊躇無く咲蘭は、深碧の開掌を落とす!!

 雷の如き勢いで、“七海やちよ”(蒼い光)の真上に墜落した。

 右腕に凝集されていたミクロコスモの全エネルギーが雷光と化して弾け、血溜まりを一瞬で蒸発させた!

 

 七海やちよは、もう――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『本当の“無”、ねえ……。う~ん、多分……それは“身体を意識しない”ことじゃないかねえ』

 

 

 ――――祖母の困ったように言う姿が、視界を過る。

 

 ――――どういうこと、と私は聞くと、これまた困ったように祖母は答えた。

 

 

『つまり、身体が無くなってしまえばいいってことさ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――ああ、そうだったんだ。

 

 ――――おばあちゃんがいってたこと、やっとわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――これが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――勝利を得た筈だった。

 

 

 自分の身に何が起きたのか、咲蘭は理解できなかった。

 周りの門下生達も、ひなのも、全く同じ気持ちだった。

 奇跡が起きたとしか言いようがない。

 正に超常現象の発生に、全員が肝を抜かれた。皆、思考が空白し、只呆然とその光景を見つめた。

 

 

 咲蘭の背中から脇腹にかけて、“七海やちよの槍”が貫通している。

 

 

 全くの死角から、それが現れたのだ。故に、気づくことが出来なかった。

 

 身も心も、肉体も意識も失って、やちよは“無の境地”に辿り着いた。

 そして“無”から槍が放たれたのだ。

 百戦錬磨の咲蘭をもってしても、全くもって認識できなかった、“究極の奥義”。

 

 咲蘭が倒れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 静寂の中で。

 七海やちよの勝利が決定した。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽のきらめきも

 

月光の蒼明も一瞬

 

死のしらべとかわる わがさだめ

 

されどつらぬく けものみち

 

 

――――鋼屋ジン『装甲悪鬼村正』

 

 

 

 

 




次回、エピローグ。
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