魔法少女いろは☆マギカ 1部 Paradise Lost 作:hidon
※1話につき、1000字以内でまとめてます。
※ざっくり表現過多、加えてかなり適当且つネタ成分多めの為、シリアス成分が崩壊してる部分もあります。それらが気になられる方は、本編の方をどうぞ。
あらすじ……
☆小さいキュゥべえを追って、神浜市までやってきたいろは。
しかし、その街で魔法少女として活動するには、「調整」と「保護申請登録手続き」が必要で。
市役所の治安維持部の事務室まで向かうのだが……?
FILE #4
夢に出てきた三人の少女の行方と、白衣の謎男の言ってた事が気になるいろは。
悩んでも始まらないので、早く保護申請登録を済ませないと。
が……駄目!
必要な書類である、身分証明書と住民票が手元に無かったのだ。
このままでは、小さいキュゥべえが遠くに行ってしまう。
そこで、運よく現れたのは治安維持部長:七海やちよ。
彼女が、『治安維持部長発言令』を行使したことでいろはは『仮登録』扱いに。
おまけに、捜索も強力してくれるって!? やったあ!
と、何故か屋上までホイホイ付いて行ってしまったいろは。
ここで衝撃の事実!
なんと小さいキュゥべえは既にやちよに確保されていた!?
「欲しければ、奪ってみなさい……!」
そして、キッツーイお灸を据えられてしまういろはであった。
「第六編・思考の尊厳にこう書かれていたわ。
『彼が自慢したら、私は彼を
そして、いつまでも彼に逆らってやる。彼が認めるようになるまでは。
自分が不可解な怪物であることを』」
「この街には、様々な思惑が飛び交っている。生半可な覚悟では生き残れない」
いろはの覚悟を問う為、暴力的手段に出るやちよ。
絶望するいろは。もう後が無い。
しかし、トドメを刺される寸前に、浅香美代わっち/ですな子さんが助けてくれた!
FILE #5
ここでざっくり解説! 魔法少女『わっち/ですな子さん』の実力は?
※“護符”に好きな漢字を一文字書いて、いろんな事ができるぞ!
例えば、護符二枚に『声』と書けば、即席トランシーバーの出来上がりだ!
他にも、『煙』と書いて投げれば、煙幕を発生させて相手を攪乱できるし、『発』と書いて敵の体に貼りつければ、即席発信機にもなるぞ!
やちよがいろはをボッコボコにしたのには理由があった。
小さなキュゥべえに触れれば神浜の“深い事情”に関わるかもしれない。
いろはが強ければいいが、弱ければ、巻き込みたくなかったのだ。
とはいえ、魔法少女同士の争いは法律で禁止、だけど……。
「治安維持部では『チームリーダー』以上の役職を持つ魔法少女のみに忖度された権限があるわ。『市外から訪れた魔法少女が不穏分子及び市内の治安を害する意図の持ち主と疑われる場合、武力を行使して問い質しても構わない』、と」
『それは職権乱用というんですな!』
流れでやちよと戦う羽目になっちゃった、わっち/ですな子さん。
元々戦いが嫌いな彼女。
やちよに敵う筈もなく、あっという間にピンチに!
「Waitよ、やっちゃん」
「何も知らない子に、力で現実を教える……貴女はお婆様と市長からそう教わったのかしら?」
でもピーターが助けに来てくれたぞ!
が、人が増えたことで状況はカオスに……。
おまけにボッコボコにされたってのに、いろはは帰らないと言い張った。
「武器を取って争うのでなく、何か違うことで勝負をするのですな」
そんな訳で、美代の提案でゲームをすることに。
提案に乗ったピーターは、何故か持ってきたドローンを飛ばす。
「こいつを神浜町内のどこかに着地させるわ。先に見つけた方が勝ちよ」
勝った方が、『小さいキュゥべえ』を“我が物”にできる……!
FILE #6
そんな訳で『いろは&わっち/ですな子ペア』vs『七海やちよ』のゲームが始まった!
しかし、相手は神浜最強の魔法少女、スカイフィッシュの如きスピードでドローンにピッタリ喰らいつく!
逆に運動が得意でない『いろは&わっち/ですな子ペア』は早くも息切れに。
と、そんな時にピーターから連絡が!
『やっちゃん相手じゃ辛いでしょうから、私からハンデをあげるわ。ドローンの着陸地点よ』
キーワードは3つ。
・【神浜中央運動公園】
・【元通り】
・あと一つは……
『残り一つのキーワードを隠しておいたの。この町に住む、魔法少女の
それは“二人で探して”、といって通話を切るピーター。
しかし、いろはは冷静で、真剣に考える。
「スタート前に、言いましたよね……。『自分を存分に使って』って……」
「つまり、それって……美代さんの持ってる『情報』も含まれてるってことですよね?」
「神浜町どころか、神浜市内に知らぬ魔法少女は居ないと自負しております」
いろはは、わっち/ですな子さんに頼んで、“一人”の魔法少女へ連絡を要請した。
FILE #7
いろはが連絡したのは、八雲みたまだった。
『ピーターさんから預かってるキーワードを、教えてくれませんか?』
みたまもこれにはびっくり。
FILE #2でゲーム司会者:ピーターと仲が良かったので、3つ目のキーワードを知ってると踏んだのだった。
『私達には、立ち止まっている時間は無いんです!!』
「キーワードは、アルファベットの『U』よ」
いろはの熱に押し切られ、3つ目のキーワードを教えるみたま。
これでキーワードは全て揃った
【神浜中央運動公園】、【U】、【元通り】……
『【神浜中央運動公園】で【U】ターンして、【元通り】……つまり』
『ドローンの行き先は…………【神浜市役所】』
しかし、七海やちよはドローンにピッタリ。
市役所で待ってても追いついてきて戦う事になるのは必定……
今、ドローンが進んだ先は、参京区の旧商店街。
そこには七海やちよと因縁深い、一人の魔法少女が住んでいるという。
「市内では、唯一、七海くんに匹敵する実力の持ち主ですな」
いろはは、万々歳の看板娘:由比鶴乃を使って、やちよを足止めすることを提案。
「こう伝えて欲しいんです。『ドローンが見えなくなるまで足止めするだけでいいから、怪我しない程度にやり過ごして』って」
一方、神浜農林中央公園に入った七海やちよ。
だが、由比鶴乃が強襲を仕掛ける!
「積年の恨み、晴らしてやる!!」
「あんたはここで……潰す!!」
FILE #8
市役所の屋上に戻った『いろは&わっち/ですな子ペア』。
ドローンが戻ってきて着地。
しかし、七海やちよも同時に戻ってくる。
「鶴乃くんが突破された事が……信じられませぬ。一体、どんな秘術を?」
やちよに憎悪を向ける鶴乃の攻撃は苛烈だった。
だが、やちよは空手と柔道の技で軽くいなし、圧倒。
「私を倒した所で、意味は無い」
冷淡な言葉が、鶴乃の怒りに火を点けた。
「無くは無いッ!!」
「あの時……わたしは……商店街を守れなかった」
「自分の事に手一杯で……ようやく抗う力を手にした時には、もう全部、終わってた……」
「あの時の後悔を二度としたくないし、もう誰にも味わわせたくない!!」
「絶対に、あんたを倒すっ!! そうすれば、神浜市“最強”の魔法少女はわたしだ!!」
「商店街の皆にとっての“英雄”になれるっ!! みんなが希望を持ってくれる!!」
「みんなが、安心して暮らせる様になるんだああああああああああ!!」
怒りの鶴乃が仕掛ける攻撃は、どれも強烈!
だが、そんな鶴乃を相手にやちよが打った手は、なんと“土下座”!
「誤ちを繰り返したくないのは、私も同じです……!」
「このままだと、一人の魔法少女が、神浜に縛り付けられてしまう……っ!」
「最悪、死ぬことになるかもしれない……っ!」
だから、見逃して欲しいと懇願。
その姿に、
こうして、
『いろは&わっち/ですな子ペア』vs『七海やちよ』の直接対決が開始された。
わっち/ですな子さんが参謀役となっていろはを支援。
固有魔法を活用したタッグプレイに、思わぬ苦戦を強いられるやちよ。
激闘の末、やちよの眼を盗んで、ドローンを操る事に成功したわっち/ですな子さん。
「オーライ、オーライですな~~!!」
ドローンがもうすぐ手元に……と、思った所で、やちよが意地を見せた!!
力技でドローンを奪取!! これで、勝利はやちよに!!
……と、思ったら、
「いいえ! 勝ったのは私です!!」
「ごめんなさいやっちゃん。取られちゃった」
・『小さいキュゥべえ』は、ピーターが持っている。
↓
・「じゃあ、最初から、ピーター襲えばよくね?」
まさかの発想。
そして、『小さいキュゥべえ』をピーターから強奪したいろはであった!
FILE #9
小さいキュゥべえに触れたいろはは、いつもの夢を見る。
自分を“お姉ちゃん”と呼ぶ少女のことを思い出した。
『先天性白血病』の病気で、大切な妹。
名前は――――
突然、世界が変わった。
いつもの病室から、工場の管理室の様な場所に移動。
奥に立つのは、記憶に無い、研究員の女性。
デスクの上に置かれた書類には――
見た事ないが、いろはの知ってる文字列。
前方の窓ガラスの向こうで、大量の生肉が運ばれていく。
それを、嗤って眺めながら、研究員の女は“詩”を呟く。
「『罪を犯した人が身に受けるこの地獄の生存は、実に悲惨である。だから人はこの世において余生のあるうちになすべきことをなして、
研究員の女性は、尊大なエゴを吐き出しながら、いろはを睨む。
「
「お前は落伍者だ。救世主になる為の痛苦から逃げ出し外道と蔑まれる道を選んだ。
「
いろはが目を覚ますと、市役所の静養室であった。実は本日二度目。
やちよは自分の敗北を認め、いろはの意志の強さを認める。
そして、記憶が戻ったのか確認すると、いろはは涙を零し、
「うい、なんです。『あの子』の名前は、ういなんです……っ!」
「私の大事な家族……妹です。私、ういの為に魔法少女になったのに……そんなことも忘れてて……」
「ういに纏わる記憶だけが、そっくりそのまま、消えていたんです……っ! 私の頭の中だけじゃない……っ!! お父さんとお母さんからも……家にも、あの子に関わるものは全部なくなってしまっていて……っ!!」
そう、訴えたのであった。
(私は、もう二度と、死なせない……!)
そんないろはを見て。
やちよは、失われた筈の“情熱”を取り戻したのであった。