魔法少女いろは☆マギカ 1部 Paradise Lost 作:hidon
――――2年前、七海やちよ、17歳の夏。
梓みふゆは知ってるわね?
私の相棒で、元は副部長だった……そうね。なら話は早いわ。
あの子の母・つむぎさんは参京区の開発計画を担当するデペロッパー会社の社長でね。
私の両親が亡くなった後に、金銭的な面で援助してくれたの。
呼び出されたのは、突然だった。
梓みふゆの母、つむぎが、自分に用があると言って自社の社長室まで招いたのだ。
「ご足労だったわね。やちよちゃん。……あらごめんなさい。七海
やちよは目深に被った帽子とサングラス、そしてマスクを外して端正な顔を顕にした。
当時のやちよは、治安維持部の部長に就任したばかりであり、神浜市内での人気は最高潮であった。道歩けば人混みに覆い尽くされてしまうことなんて日常的だ。
故に、外出する時は、紙をお団子状にまるめて帽子で隠し、表情も限りなく人が分からない様にして変装する必要があった。
今回は運良く人に気付かれることなく、つむぎの会社まで辿り着く事ができた。
「やちよでいいですよ。お久しぶりですね。おばさん」
馴染み深い二人は、お互いに屈託無い笑みを向け合う。
やちよに両親は居ない。
二人揃って立派な消防隊員だったが、やちよが幼い頃に、任務中に不慮の事故に遭って帰らぬ人となった。
以降、祖母と二人だけになってしまったが、生活費や今後の自身に掛かる学費といった問題が残ってしまった。
みふゆがそんな状況の幼馴染を放って置く訳がなかった。
彼女は母親のつむぎに相談し、やちよの未成年後見人になって貰える様に願い出たのだ。
つむぎは快く承諾。夫の康博と協力し、膨大な資金を七海家に提供。結果として、やちよが大学卒業するまでの生活は保障されることになった。
「何の御用でしょうか」
よって、つむぎはやちよにとって、この上無い恩人である。彼女がいなければ、今日のやちよは無いと思う程に。
だから、頼み事が有れば、何でも引き受けるつもりでいた。
「早速で悪いけど……」
つむぎはみふゆに似て、笑顔が素敵な人だった。少女の様に可憐な笑顔を魅せて、こう告げる。
「参京商店街の再開発事業に、力を貸してほしいの」
「申し訳ありませんが、お断りします」
やちよが頭を下げて、きっぱり断ると、つむぎは意外そうに眼を丸くしていた。
「あら、それはどうして?」
「治安維持部は行政の施策に参加することは許されていませんから」
そもそも魔法少女そのものが、政治的活動に参加・或いは協力することは法律では許されていない。
「少しお手伝いをしてほしいだけよ。治安維持部の魔法少女としてではなく、普段の貴女個人として」
「それでもです」
つむぎは顔を俯かせ、暗い顔になった。
大恩ある彼女の誘いを断るのは正直、心苦しい。
しかし、今の自分は治安維持部長の身だ。神浜に住むすべての魔法少女の手本とならなければいけない。
自分から、規則を破る真似をしようものなら、これまで市が保護特区として積み上げてきたものが一瞬にして無に帰すだろう。
「…………小藪市の藪原駅北大火災は知っているわね?」
つむぎは暫し、思案するように目を伏せた後、顔を上げた。
精悍な瞳でやちよを射貫く。
小藪市の大火災とは、2年前に埼玉県で発生した史上最大の火災だ。
当時、薮原駅北側は昭和初期~中期に建造された木造住宅の密集地であり、小さな洋食屋の火の不始末から発生したとされる火種は瞬く間に一帯に燃え広がった。
約38000㎡、約357世帯が焼失し、市内の消防隊が全動員され、完全消火には24時間以上も掛かったという。
幸い、地元の魔法少女達が救助に加勢してくれたお陰で、一人も死者を生まずに済んだが……
「傷跡は痛ましく、未だに完全復興には至ってないのが現状よ」
話終えた後、つむぎはふうと溜息。
余談だが、この一件で、魔法少女の支持層は劇的に広がり、各地の地方公共団体の大多数が、一刻も早い魔導管理局の設立を急務とした。
人は痛みを伴わなければ、重要なものを認識できない。
膨大な人々の悲しみを生み出した歴史的な災害が、魔法少女の社会的重要性を高める結果になろうとは……やちよ達にとっては何とも皮肉な話だ。
「参京区もいずれはそうなる可能性がある、と?」
「近からず遠からずね。だからこそ今の内に対策を講じておかなければならないのよ」
「ですが、参京商店街には歴史ある老舗も」
「人の命には代えられないわ」
つむぎは強い語気でやちよを威圧した。
先の言葉は失言だったか――――恥じる様にやちよは額を掻く。
つむぎの言う事は最もだ。人命に代えられるものは無い。
「……実は、被害地区には再開発の話がずっと持ち上がっていてね、私の会社が担当していたんだけど……商店街の組合団体から根強い反発があってね」
藪原駅北の再開発は難航し、結局、一切手つかずのまま、時間だけが過ぎていったという。
結果が、上記の通りだ。
「わたしは、その後悔を二度と味わいたくないし、あのような悲しみを誰にも味わわせたくないのよ」
再開発に於いて講じるべきは、まず古い木造式の住宅は取り壊すことだ。
かつて、江戸時代には火消しと呼ばれる消防隊がいたが、火災発生時には、消火活動よりもまず発生源の周辺の家屋を破壊したという。
周囲に燃えやすい物が無いだけで、被害は最小限に抑えられることは歴史も証明している事実だ。
――――あの時、そうしてさえいれば……。
当時の無力さを思い知ったのだろう。
つむぎの顔が辛そうに歪んだ途端、やちよの瞳が瞬いた。
「市民の命が掛かっているのであれば……手を貸さない訳にはいきません」
――――つむぎさんの意志は本物で、だから私はそう返した。
つむぎさんの顔がパッと明るくなったのは、よく覚えてる。
でもね……。
――――人を信じた先に見えたのは、無情な現実だった。
☆
「――――っという訳で、再開発に合意された方がメリットは遥かに大きい。将来を想えばここは賛同すべきと
あれからというもの、やちよは休暇中になると参京区で再開発反対派の店舗をめまぐるしく駆け回っていた。
治安維持部長としてではなく、
個別に回っては、趣味の話を時間が遅くなるまで聞いた後に、そう切り出した。
小藪市の大災害の件を伝えると、顔を青くして、再開発への同意に傾倒する経営者もいたが、
「でもねえ、七海ちゃん。ウチはこの店で骨を埋める覚悟なんだよ」
大抵はこう返されてしまうのがオチだ。
Devine Light of CITYの掲げた再開発のヴィジョンは魅力的だと思うが、老舗を構える老人達の意識を変えるには至らなかった。
だから、やちよはこう返した。
「ご自身が覚悟なさっていても、ご家族様は納得されないでしょう。仮に火災が起きて川野さんの身に何か遭った場合、貴女はそれで良くても、周囲のご友人やご家族様が悲しみと後悔にくれることでしょう」
「だけど、この店は先祖代々継がれて……」
「お気持ちは察しますが、店舗そのものは昭和中期に建て直された物であり、災害が発生した場合は、川野さんご自身だけでなく、周囲の店舗にも人にも二次的な被害が生じる可能性が高いのです。それに中央区に住まわれている息子さんにも説明をさせていただきましたが、お母さまの身の安全の確保を何より第一にすべきだとのお考えで、再開発には合意すべきだと仰ってました」
「…………」
あれほど、店の歴史を誇らしげに主張していた老婆の口が、止まった。
大抵の経営者は子供が跡取りにならず、疎遠になっている者が多い為、愛情に飢えている。
その隙を突くことにした。やり方は姑息だが、家族からの心配に彼らは弱かった。
「それに、店を確実に畳む必要は無いのです。もし希望して頂ければDevin Light of CITYの計らいで、新設予定のショッピングモール一階に、店舗を新造して頂くことも可能です。住居に関してはTOYAMA不動産が防災に優れた新しい家屋を用意して下さいます。ご自身の身の安全を確保された後で、人が多く集まる新造のショッピングモール内での経営はさぞ潤うでしょうし……何よりご家族様もご安心なさることと思われます」
老婆は視線を落としたが、肩から力は抜けていた。
「分かった。考えておくよ……」
この言葉が出た時、やちよは勝利を確信した。
ほぼ、再開発に同意して貰えたのと同じだった。
――――
――――今にして思えば、私は舞い上がっていた。
【女神】【英雄】【最強の魔法少女】【神浜の守護神】……いろはも聞いた事はあるでしょう?
治安維持部長に就任し、周りからそんな風に祀り上げられていたことで、自分を過信していたの。
正しい言葉を言えば皆が聞き入れてくれる筈だって、信じて疑いもしなかった。
馬鹿馬鹿しい。
立場がなんであろうと、個人の言葉が人を動かす力に、大差は無いのにね。
でも、当時の私はそんな常識さえ、禄に認識できなかった。
歪んでいた。
――――
――――その日、やちよが最後に訪れたのは【斉藤寝具店】だった。
当時存命だったやちよの祖母、七海 天(そら)は、前代店主・斎藤
故に、やちよも息子であり現店主の司とは顔なじみであり、話は弾んだ。
「――以上から、再開発への合意はメリットがあるかと」
「そうかい……」
司は、反対派の急先鋒に加えて、年若さも手伝って思考も柔軟だ。
やちよの言葉には愛想良く頷いてはくれたが、表情筋は固く、納得はしていない様子だった。
「……なあ、一つ聞きたいことがあるんだが、いいかい」
「なんなりと」
司はやちよを顔を、値踏みするように見つめた。
「……七海さん。あんたは偉いよ。立派だよ。言ってることはまともで正しいし、筋が通ってるよ。けどなあ、それじゃあ納得できないことだってあるんだよ」
「納得できないこと、とは?」
純粋に疑問だった。
やちよが首を傾げて尋ねると、司は鋭い眼差しを向けた。
「あんた、
朗らかな彼からは信じられない程、強烈な言葉が返ってきた。
やちよは何も言えなくなった。
☆
――――愚かだった。司さんに言われるまで、私は分からなかった。
――――参京商店街 外れの公園
唾液が、苦い。
自分が、どれだけ無慈悲な選択を迫っていたか――――そう考えるだけで。
(一体、私は)
何をしているんだろうか。
“総ての行動は、神浜に住む人々の為に”。そう決意して、治安維持部長を拝命したのに。
焦がれていた恩師・和泉十七夜が本来座る筈だった席を、自分は奪い取った。
だからこそ、彼女の様に公正・平等を重んじ、平和を志す人間にならなければと――――心に誓ったばかりだというのに。
(これじゃあ、まるで……)
自分に都合の良い大人達に、胡麻を擦っているだけじゃないか。
彼らの権力を笠に着て、力無き一般市民の人生に踏み込んだ。
これほど、愚昧な行為があろうか。
自分には最初から、人の人生を左右する資格なんて無かった筈なのに。
「お疲れ様です。やっちゃん」
そして更に――――
頭を抱える問題が、ベンチに座り込むやちよの目と鼻の先に存在していた。
「どうして貴方がしゃしゃりでてくるのよ、みふゆ」
目先に立つ、白髪の美女をやちよは厭味ったらしく睨みつけた。
みふゆは、やちよの心境など意に介さず、朗らかに笑っている。
「市民の命が掛かっているのなら、副部長のワタシも手を貸さない訳には参りませんから」
だとしたら、引っ込んでいてほしいというのが、今のやちよの本心だった。
「これは私個人の意志で尋ねていることよ。貴女まで赴いたら、条例違反を疑われるでしょう?」
「これはお母さまとお爺様が市民の平和と安寧を思い、講じられた事ですよ。わたしも一端の“神浜市民として”手を貸すことが道理では無いでしょうか?」
つむぎに良くにた、濁りの無い瞳がやちよには痛ましく見えた。
みふゆは頭が良い。
弁舌も長けている。
いつもニコニコしていて、優しくて、気遣いも上手で、みんなの人気者だ。
無骨な自分よりよっぽど、人の上に立てる子だと思う。
役所の職員も、市内の人々も、魔法少女も、みんながみふゆを慕っている。
だけど。
度々、こういうところが見え隠れした。
社長令嬢として何不自由なく育ってきたが故の、無自覚の傲慢さが。
「みふゆ、貴女は
今一度、やちよは確認したかった。
彼女も、自分の“歪み”を認識しているのか。
……いや、認識していて欲しい。何せ自分が今、分かったのだから。彼女とは一蓮托生の親友だから――――
「ワタシは神浜市に住む人々の味方ですよ? お爺様とお母さま、当然、やっちゃんにとってのね」
みふゆは、ただ上を向いていた。
――――
「みふゆは歪んでいた。その歪みに自分でちっとも気付こうとしなかった。初めて私はあの子の事が分からなくなって……怖かった」
困惑。嫌悪。怒り。
どの感情とも判明できない揺らぎがやちよの瞳を漂っていた。
ただ彼女は目線を下に向けたまま、苦々しく下唇を噛んでいた。
「みふゆ、さんは……」
「あの子の視界に、市民は含まれてなかった」
意外だった。
洞察力に長けたやちよが、最も身近な友達の本質を、見抜けなかったなんて。
「魔法少女になった頃から、みふゆとはずっと一緒だった。いつも隣にいるのが当たり前過ぎて、お互いのことを深く見ようとはしなかった。無意識の内に理解し合ってると思い込んでいた」
だから、見えなかったのだ。
みふゆの純然無垢な優しさは、慈母の如き包容は、誰に向けられているものだったか。
彼女の正義は、誰の為に戦っていたのか。
考えてみればすぐに分かる事だった。
幼い頃から
故に、みふゆの正義の方向性は、やちよと出会った頃から既に決定されていたのかもしれない。
――――サンシャイングループは正しい。
だって、祖父は、人々の暮らしを支援し、生活の安心安全を守る為に、築いたのだから。
人々は、そのやり方を無条件で受け入れるべきであり、“救われる”べきだ――――
「でも……」
「いろはが言いたいことも分かるよ。みふゆとの友情は本物で、信じたく無かった。だけど……」
やちよは思い知った。
親しい者であっても、絶対に理解できない、踏み入れるべきではない領域は存在するのだと。
「私は、みふゆとの間に絶対に乗り越えることのできない壁を感じてしまった。関係がギクシャクしたのも、それからよ……。そして、事件が起きた」
事件、という単語を耳にした途端、いろははハッと目を見開く。
やちよは小さく被りを振ると、笑みを浮かべていろはを見つめ直した。
「話を戻しましょう」
――――
「みふゆは、純粋すぎる……」
小言で皮肉を言ってやると、みふゆは首を傾げていた。
本気で理解していない様子だった。
「今、何か?」
「いえ、なんでもないわ」
「おかしなやっちゃん」
自嘲気味に笑うと、みふゆもつられてふふっと笑った。
由比鶴乃が茂みから飛び出してきたのは、その直後だった。
「うるさい。何が治安維持部だよ。わたしたちの事なんて、ちっとも守ってくれない癖に」
――――私には、覚悟が無かった。
「耐える? 耐えるって何? 自分達は何も失わない癖に、わたし達にはそうしろって?」
――――根本的な意味で、人を舐めていた。
「鬼、悪魔、人で無し」
――――人を動かすってことがどんなことなのかを知らずに……。
「一人の人間の想いにすら寄り添えない。大企業の言いなりになってわたし達を脅かすお前らは屑だ!!」
――――ただ、自分の権限で救ってあげようって気分だった。
「地獄に堕ちろっ!!」
――――何をもって、救いと見るのか。
私達の立場から見た“幸福”は、彼女達にとっての“幸福”には成りえなかった。
もっと早く気付くべきだった。
彼女達を救いたい気持ちに、慢心と甘えが有った。本気じゃなかった。
もっと個々人の言葉を傾聴して、本質を見抜いて、望みを知らなければいけなかった。
それが理解できなかった私とみふゆに、最初から彼女達を救える道理は無かった。
多分、司さんが言いたかったのは、そういうことだったのかもしれない。
☆
――――最初に猛反発されたのが嘘みたいに、再開発の準備は順調に進んでいった。
心にささくれが出来たような痛みを感じたけど……もう私にはただ行く末を見守ることしかできなかった。
でも、ある日、市長に急に呼び出されてね。
――――神浜市役所 市長執務室
「……失礼致します」
恐る恐る入室すると、既にしかめっ面の青佐が居た。
その気迫に思わず息を飲んだ。背筋に寒気が走って、全身が強張る。
「全く、休暇中の身で随分勝手な真似をしてくれたわね……!」
開口一番、忌々しさを存分に孕んだ叱責が飛んできた。
その意味が分かったやちよは、何も返せず、目線を落とした。
「参京区の再開発の件は、区民や商店街の方々ともっと綿密に話し合ってお互いにベターな方向性を模索しようと思っていたのよ。反対する経営者は多いから慎重に、時間を掛けるつもりだった。……なのに貴女ときたら、つむぎさんの口車にまんまと乗せられたわね」
あの人の“無自覚な扇動者”ぶりには、本当に頭が下がるわぁ――と青佐は溜息と愚痴を一斉にこぼした。
クッと歯噛みする。
やちよだって、そんなことは分かってるのだ。だけど……
「申し訳ありません市長。ですが、人命には……!」
「小藪市の件でしょう? 確かにつむぎさんの言っていることは一理あるわ。でもね……」
青佐はそこで笑みを浮かべた。
「知ってる七海部長? 優しさの押し付けも、人を殺してしまうのよ」
だが、標的を捉えた鷹の如き鋭い眼光でやちよを射貫く。
【あんた、誰の味方なんだ?】
斎藤司の言葉が頭の中で反芻する。
結局、自分は誰も見ていなかった。
この再開発が成功して、彼らの身の安全が恒久的に保障されたとしても――――幸せではない。
「本当に、申し訳ありません……!」
「頭を下げたってもう遅いわ。許しません」
なんて愚かな真似をしたのか。
情けなさと後悔の念が一挙に押し寄せて言葉が震える。
だが、青佐は冷酷に事実を突き付けてくる。
「今から貴女と梓副部長には個別で厳しい罰則を与えます。覚悟なさいっ」
語気を強めにそう捲し立てると、デスクから一束の資料を取り出した。
その表紙に書かれていたのは…………
「へえっ!??」
ビックリ仰天の余り、頭が真っ白。
やちよの目が点になって素っ頓狂な声が挙がったのは、至極当然の反応だった。
「七海部長。罰を命じます。貴女はこれから休暇を返上して、二木市の視察に行きなさい」
「ええ……っ?」
青佐はとびっきりの笑顔を浮かべていたが、やちよはただ困惑するしかなかった。
☆
「あ、そうそう。お金も渡しとくから、お土産買ってきてね♪」
「いや、ちょっと……」
っというわけで、次回、あの子達がゲストで登場します。
そして、次回、次々回とクロスオーバー展開を考えています。
っといっても、脇役としてちょくちょく絡ます程度になるかもしれませんが。
二木市は、原作ではあんな状況ですが、こちらではどうなっているのか……やちよさんに幸あれ。