魔法少女いろは☆マギカ 1部 Paradise Lost   作:hidon

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今回もオリキャラ同士のガチンコバトル!!()

対戦カードは
高菜舞桜(←)vs 崙 明零(ロン=ミンリン→)です

【挿絵表示】



FILE #74 蒼海幇vs竜ケ崎 中堅戦 ― 前編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 八坂おけらと蒼海幇から受けた雪辱を晴らすべく……

 

 工匠大祭の日に試合を申し込んできた、大庭樹里とチーム竜ケ崎のメンバー……

 

 しかし、蒼海幇の中国武術の実力は、並大抵では無く……

 

 先方の緋華仙華は、軽く捻られ……

 

 期待して送り込んだ次鋒の繚蘭百花も、重傷を負いながらも場外寸前で勝利、という有様だった……

 

 

 

 

 ――――2018/07/18(土) PM19:50

 

 ――――神浜市・明京町・工匠区

 

 ――――工匠大祭会場・広場

 

 

 

 

「え~~~っと、次の崙 明零(ロン=ミンリン)なんですがぁ……」

 

 チーム竜ケ崎のメンバーが集う観客席では、副将役の宮根 灼が、監督役の『竜親分』こと大庭樹里に、資料を片手に説明していた。

 実は彼女らなりに、蒼海幇のエージェントの事は事前に調べておいたのだが……これまでの戦績を顧みると、活かされたとは言い難い……。

 

「対戦相手の中では最年少ですね」

 

「いくつだ?」

 

「10歳です」

 

「ははっ、何ださっきの奴よりガキじゃねえか」

 

 舞桜をあてがうまでも無かったか、と樹里は陽気に笑うが、灼はムッと眉間に皺を寄せた。

 

「……余裕ぶっこいてんのも今の内っすよ? なんせこいつは10年に一人の“天才”と言われてるんですから」

 

 “天才”――――と聞いて、樹里の表情が固まる。

 

「審判の(チュン) 美雨(メイユイ)と同じく、ボスの(ワン) 海龍(ハイロン)から直々に武術指導を施して貰ってるくらいですし。秘蔵っ子ですよ」

 

「なんだと……ッ!!」

 

「…………っっ!!」

 

 そんなに凄い奴なのか、と愕然となる樹里の隣で。

 その“天才”と戦う予定の黒髪黒衣の魔法少女・高菜(たかな)舞桜(まお)が、ガタガタと震える。

 彼女の印象は、端的に例えるなら“子兎”そのものだ。

 身長175cmの仙華、武道家として鋼の肉体を持つ百花と比べると、違いは明らかである。

 身長148cmというチーム随一の小柄な体躯。武術経験なんて一切無くて、衣装から露出した四肢は、白い棒きれのように華奢でしなやかである。

 年齢はまだ15歳、魔法少女歴もまだ半年。人生も魔法少女も、経験が圧倒的に足りてない。

 

 そんな自分が果たして“天才”相手に、勝てるのか――――考えるだけでも、舞桜は不安で仕方なかった。

 その顔はすっかり蒼褪めており、見るからに頼りない。

 

「だがどんな奴が相手だろうと()()()()()()()()()、舞桜に勝てる奴はいねーよ、なっ!!」

 

「~~~~~っっ!?!?!?」

 

 樹里がニヒッと笑ってポンと肩を叩くが、舞桜はもはや声も出せず、泣き顔をプルプルと横に振った。

 

「……親分、プレッシャー掛けちゃダメですよ」

 

「と、ととととととと、ととととととと…………」

 

「ト?」

 

「またトイレ行ってきま~~~~~~す!!!!」

 

 さっき5分前に行ったばっかりだが……舞桜は再び ぴゅー!っと脱兎の如く駆け出していなくなってしまった。

 

「試合までには全部だしとけよ~~~~!!」

 

「あーあ……」

 

 品性の欠片も無い言葉を張り上げる樹里の隣で、灼は、もうどうにでもなれ、とガックリ項垂れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――一方、お組が集う観客席では。

 

 

「凄いねっ! 中国拳法って! 感動しちゃった!!」

 

「あんなもの、真髄の内にも入らないヨ」

 

 中堅戦までには、10分間のトイレ休憩が挟まれ、美雨も一旦、祭りの役員が集う場所まで戻っていた。

 鶴乃が興奮冷めやらぬ様子で称賛するも、美雨は首を振った。

 

「美雨」

 

 ――と、そこで、不意に後ろから呼ばれて美雨は振り向く。

 居たのは、大将役の洪 梅華(カウ=メイファ)だ。

 

(メイ)姉」

 

「中堅戦、間近。しかし、明零(ミンリン)不在。連れ戻せ」

 

「承知」

 

 美雨は、梅華に軽く会釈すると、鶴乃といろはの方へ振り向いた。

 

「面白いものが見れる。来るカ?」

 

 その顔には不敵な笑みが浮かんでいた。

 

「え、いいの!? いろはちゃんも行く?」

 

「うんっ! 是非っ!」

 

 二人はお互いに顔を見合わせて頷くと、どこかへと向かい始める美雨の後を付いていった。

 

 

 ――――そして、5分後。

 

 

 三人は、八坂神社の裏側に生い茂る林の中に侵入していた。

 祭りの喧噪とは打って変わって、物音一つ無い、墨を塗ったようにどす黒い世界を、ただ直進する。

 堂々と先頭を歩く美雨とは対照的に、いろはと鶴乃は、如何にも“何かが出そう”な雰囲気に肩を竦めていた。

 

 暫く歩を進めると――――暗闇が晴れた。

 

「「!!」」

 

 いろはと鶴乃が、目を見開く。

 そこに見えたのは、ライトアップされた小さな公園だった。

 その中央に――――何か、人らしき影が見える。

 

 

明零(ミンリン)!!」

 

(ユイ)ねえさま!!」

 

 

 美雨が声を張り上げると、甲高い声が返ってきた。

 美雨と比べると、とても幼い声に聞こえた――――そんな子が中堅??

 しかも、こんな人気の無い公園で、何をやっている??

 いろはと鶴乃は色々不思議に思いつつも、美雨と共に、その子の下へ歩み寄る。

 

「げっ」

 

「なにあれ……??」

 

 崙 明零という少女を目の当たりにした瞬間――――いろはと鶴乃は呆然となった。

 予想していた通り大分、幼い子に見えた。

 以前、13歳に変身していたフェリシアよりも小柄で華奢だ。外見から推測するに年齢は二けたになったばかりだろうか。

 美雨を見るなり、陽の様にパアッと笑う顔はとても愛くるしい。

 しかしだ――――

 

「ウォーミングアップは、済んだか?」

 

「はいっ!」

 

「「…………!!?」」

 

 この子もまた蒼海幇のエリートであり、歴戦の武術家なのだと、すぐに理解できた。

 片足立ちのまま、両手を広げる――――白鳥の様な姿勢でバランスを取っている明零だが、いろはと鶴乃を驚かせたのは、両手の甲と、頭に乗せている“それ”だろう。

 なんと、彼女の顔の三倍はあろうかという“鉄球”が乗っていたのだ。

 

 しかも、()()()()()

 それでも、一切、微動だにせず。

 表情も、余裕綽綽。

 

(せい)ッ!!」

 

 明零(ミンリン)が右手を払うと、5つの鉄球が一斉に宙を舞った。

 瞬間――――

 

「ひいっ!!」

 

 いろはの悲鳴!

 響くのはドゴンッ!!という墜落音。

 彼女の足元に、鉄球が一つ落ちた。相当の重量なのか、地面が陥没して球体の半分が埋まった。

 次いで――――

 

 ドゴンッ!! ドゴンッ!! ドゴンッ!! ドゴンッ!!

 

 と、立て続けに残り4つの鉄球が()()()()()()に落下する。一つ目の鉄球の上に重なり、一瞬の内に鉄球タワーが完成した。

 

「…………」

 

 目の前の光景に、いろは、呆然。

 更に明零(ミンリン)は「(せい)ッ!!」と左手を払う。

 再び、5つの鉄球が宙を舞い――――今度は鶴乃の前に鉄球タワーが築かれた。

 

「んなぁっ!!」

 

 鶴乃、ビックリ仰天。

 明零が頭を振り――――あとは記述するまでもない。

 美雨の前に“それ”が築かれた。

 

 

「「…………!?!?!?」」

 

 

 同じ魔法少女なのか。

 いや、そもそも同じ『人間』の類なのか??

 

 彼女の超人レベルのバランス感覚と、3つの鉄球タワー建立という超絶技巧に、鶴乃といろはは暫し絶句するしかなかった。

 そんな、想像を絶する光景を披露した中国衣装の幼女は、何事も無かったように、三人の下までパタパタと駆け寄る。

 

「あ、初めまして!! 崙 明零(ロン=ミンリン)ですっ! よろしくお願いしまーす!」

 

 輝かしい笑顔でいろはと鶴乃に、丁寧にお辞儀する姿は、年相応の子供そのものだ。

 故に、二人の混乱はますます深まった。

 

「は、ハジメマシテ……」

 

「こ、これ……一個の重さどんくらいなの……?」

 

 鶴乃がおそるおそる尋ねると、

 

()()400kgですね!」 

 

400!!? ×15だから6t!!?? それをッ!? 軽くッ!??」

 

 明零(ミンリン)が普通にそう答えたので、鶴乃はビックリ仰天!!

 

「はいっ! 呼吸法と気の鍛錬をしていたんです! 災害級の魔女に押しつぶされた時も安全でいられるようにって、宗師様が」

 

「明零、もう試合の時間。すぐ行くよ」

 

 美雨は既に、背中を向けて歩き始めていた。

 

「あ、ごめんなさい(ユイ)姉様、すぐ参ります! お二人もごいっしょに!」

 

「あ……」

 

「うん……」

 

 話してみると……確かに同じ人間、同じ魔法少女であることは分かる。

 だけど、この子は自分達の様な凡人とは違う。

 “特別”なんだろう。

 例えば、異世界からチート能力を持って転生してきたナニカだったり……。

 いろはと鶴乃は、明零(ミンリン)をそう仮定しつつ、怯えながら後を付いていった。

 

 

 ※ちなみに、鉄球は蒼海幇の皆さんが、後できちんと片付けました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――試合会場

 

「皆様、お待たせ致しました。只今より試合を開始します。中堅、前へ!!」

 

 擂台の上で、再び審判に戻った美雨が声を張り上げる。

 盛大な拍手と共に、赤竜隊・チーム竜ケ崎両サイドから二人の魔法少女が登場した。

 西側からは、蒼海幇きっての“天才”少女・崙 明零(ロン=ミンリン)。

 東側からは、チーム竜ケ崎の“秘密兵器”・高菜(たかな)舞桜(まお)

 

 お互いに近づき、顔を向き合う。

 

(うわーうわー!! 小さーい! かわいいー!)

 

 まるで人形のように可愛らしい容姿の明零に、舞桜は少し興奮。

 だが――――彼女は“天才”だ。

 自分の先輩である仙香を、鮮やかに叩きのめした美篶(メイイェン)、百花を苦戦させた心蝶(シンディエ)よりも、更に強いというのか。

 

(ううう……。またお腹が……!)

 

 さっき出し切ったというのに――――

 緊張と恐怖で、舞桜の顔が蒼褪めていく。狼に睨まれた子兎のようにプルプルと震え始めた。

 

 

「舞桜―――――!! しっかり繋げろよ―――――!! 先生の雪辱戦はお前にかかってるんだぞー!!」

 

「だからプレッシャー掛けちゃダメですってば!! ってかその言い方だと副将の私負ける前提ですよねっ!?」

 

 

(ううぅぅ~、分かってます、分かってますけどぉ~~~……)

 

 敬愛する親分の気持ちに十分応えてやりたいのだが、緊張に弱いのは生まれつきなのでしょうがない。

 プルプル全身を震わせながら、お腹を抱え込む舞桜。見るからに情けない……。

 対照的に、明零(ミンリン)の姿勢は堂々たるものだ。

 緊張も不安も表情からは一切感じ取れない。

 それもその筈――もの心付いた頃から武術に明け暮れてきた彼女は、幼少期から試合に出て、自身を魅せ続けてきた。このような大衆が集う場所は慣れっこである。

 

 

「おいおい、あの黒い方の嬢ちゃん、大丈夫か?」

 

「あっちの小っちゃい女の子の方が強そうだぜ?」

 

「すぐ終わっちゃうかもね~」

 

 観客から見れば、この時点で既に勝敗は決まっているようなものだ。

 

 

 しかし――――

 

(……? この人……)

 

 明零(ミンリン)だけが、その天性の勘で察していた。

 高菜舞桜の感じられる魔力から推察するに、実力は凡百の魔法少女と変わらない。

 

 ――――()()が、不可解だった。

 

(……?)

 

 どうして違和感を覚えたのか、分からない。

 とにかく、戦ってる内に分かるかもしれない――と、明零(ミンリン)は詠春拳の構えを取る。

 

「っ…………よしっ!」

 

 対する舞桜も、人の字を手に描いて三度のみ込むと、複数回深呼吸を繰り返して、どうにか落ち着きを取り戻した。

 

「試合開始!」

 

「…………」

 

 美雨の合図と同時にゴングが鳴った。

 ――――しかし、明零(ミンリン)は動かない。

 先の舞桜から感じた“違和”がどうしても引っかかってしまい、打って出られなかった。

 一方、舞桜は懐から何かを取り出していた。

 それは――――

 

(グリーフシード??)

 

 明零(ミンリン)が凝視する。

 その数、なんと5個――――舞桜は掌の上で、扇状に広げたそれらをじっと見つめる。

 

「どーれーにーしーよーうーかーなー?」

 

「…………」

 

 ふざけているのか、と一瞬、明零(ミンリン)は思ったが、そうでは無い事はすぐに分かった。 

 舞桜の表情――――先刻の緊張と不安は拭い去られ、決意を固めたかの如く引き締まっていた。

 

 嫌な予感がする――――

 

 無論、今なら攻撃のチャンスだ。試合に於いて先制攻撃は勝利への近道である。

 しかし、明零(ミンリン)は自ら勝機を捨てた。

 一歩後退して、舞桜の様子をじっと観察する。

 

「てーんーのーかーみーさーまーのーいーうーとーおーりー…………よし、これにしよう!」

 

 舞桜が一つのグリーフシードを選び取った。

 残りを懐にしまった後、選別した“それ”を胸元にある自身のソウルジェムの前で翳す。

 

「……んんっ!?」

 

 瞬間、明零(ミンリン)は目を疑った。

 グリーフシードに溜め込まれていた“穢れ”が、舞桜のソウルジェムに吸い込まれていく。

 鮮やかな桃色が、見る見るうちにドス黒く染まっていった。

 

 今更説明するまでも無いが、グリーフシードとは普通、ソウルジェムから穢れを吸収する為に使用するもの。

 しかし、高菜舞桜の使い方は全く逆――――

 

「…………っ」

 

 ぞっと、背筋が寒くなるのを感じて、明零(ミンリン)の足が自然と後ずさる。

 幼少の頃から一般人、魔法少女問わず多種多様な武術家と闘ってきた明零(ミンリン)だが、こんな相手は、今までに有った事が無い。

 正に意味不明。理解の範囲外。

 

 故に、読めない。

 高菜舞桜が、これから()を仕掛けてくるのか、全く予測不可能。

 故に、攻撃できない。

 

「よセ! このままだと……!」

 

「いえ」

 

 漆黒に染まり切ったソウルジェムを見て、美雨が叫ぶ!

 だが、舞桜は()()した。

 ソウルジェムを凝視するその顔に浮かんでいるのは――――“微笑”。

 既に、自身の勝利を確信したような、不敵な笑み。

 先の子兎とは一変して、戦士と化した舞桜に、二人は身構える。

 

 

 

 ―――――瞬間、舞桜の全身を光が包み込んだ。

 

 

 

 幾条もの漆黒の稲光が激しい雷鳴を立てて、擂台の上を駆け巡る!

 突風が発生し、周囲の観客席から悲鳴がけたたましく響く。

 凄まじいエネルギーの波動が、舞桜の全身から爆発的に発生したのだ!

 明零(ミンリン)と美雨は、顔を庇いながらも両足を強く踏ん張り、どうにか場外寸前で堪える。

 しばらく耐えていると、風が止まった。

 二人が顔を上げると、擂台の中心で大爆発が起きたかのような光景が広がっていた。夥しい量の漆黒の瘴気が、まるで火事場の煙の如く猛烈な勢いで天に昇っている。

 魔力反応から察するに、高菜舞桜は()()には変化していない――――ということは、これが固有魔法なのか?

 ソウルジェムに穢れを満たして、何を仕出かそうというのか?

 普通に考えれば、自殺行為だ――――読めない。全く読めない。

 

「…………」

 

 暫く、明零(ミンリン)は固唾を飲んで、黒煙の如き瘴気を見つめていた。

 鬼が出るか、蛇がでるか――――いずれにしろ、これまでの経験を活かして迎え撃つのみ。

 しばらくすると、黒煙が何かに吸い込まれるように、消え失せた。

 

 直後――――姿を顕した“それ”に、全ての人間が瞠目する。

 

 

 

 

「何、これ……?」

 

「卵……?」

 

 観客席は不安の声でざわついていた。

 明零(ミンリン)と美雨も緊張の面持ちで“それ”を見つめる。

 見えたのは、直系・高さ5メートルはあろうかという、巨大な真っ黒の球体だった。

 

 

 

 

 

 ぴきっ

 

 

 

 

 

「えっ?」

 

「どうした明零(ミンリン)

 

(ユイ)ねえさま、今、あれから音が……」

 

 まるで、卵の殻に罅が入ったような――――そんな音が聞こえた。

 

 

 

 

 ピキッ……

 

 ピキッ……

 

 ピキピキピキ……ッ

 

 

 

 

「まさか…………!?」

 

 悍ましい気配を感じて、明零(ミンリン)の肩が、ぞわりと震えた。

 黒い球体の中に、“ナニカ”が居る――――

 内側から殻を割って、外に出ようとしている。

 

 

 ピキピキピキ……ッ

 

 ピキピキピキピキピキ……ッ

 

 

 罅が球体全体に走る。

 音はどんどん大きくなる。

 拙い。

 

 ――――拙い!!

 

 「試合中止!!! みんな逃げろおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

 美雨の判断は早かった。

 腹の底から鳴らした怒号が、全ての観客席に響く!!

 

 瞬間―――――

 

 黒い“卵”が、バリンっと弾け飛んだ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「OGOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明零(ミンリン)が。

美雨が。

観客全てが。

言葉を失った。

呆然となり、それを見上げていた。

 

 

“孵化”と同時に現れたのは、魔女でも、魔法少女でも無く。

ましてや、高菜舞桜本人ですら無い。

それは、全長7メートルはあろうかという――――

 

 

 

 

 

 

“怪獣”“であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――――

 

 

 

 

「やっちまえ。ジェノサイド(虐殺)モンスター(魔獣)……!!」

 

 そう呟く大庭樹里の顔は、既に勝利の歓喜に満ち溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




モンスターハンター実写版、楽しみです。

長くなったので、二つに分けました。後編へ続く!
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