V・Racing   作:海苔 green helmet

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 近未来のゲームV・Racingの中で繰り広げられる熱い(?)バトルを描いた物語です。
 

 ※1素人の書いた作品です、文法的間違い、描写の分かりにくい部分等が有りましたらお手数ですがコメントでご報告願います。
2投稿は不定期です。
  3登場させてほしいキャラクターや車が有りましたら、気軽にコメントしてください。
  4アドバイスは大歓迎です。
 
 V・RacingのイベントSHADOW・GHOST
 SHADOW・GHOSTとはあるプレイヤーの通称でこのプレイヤーに勝利すると豪華な景品とあるサプライズが待っている。

 三台のバトルに突如として現れた白いマシン、そのマシンとドライバーの正体は...


 V・Racing♯10~SHADOW・GHOST~

     V・Racing♯10「流星」

 

 

 後ろからのライトの光で車内が明るくなる、FCの車内はスッカラカンで必要最低限の物しか付いていない。

 

 リク(FDが煽ってきてる、このまま引きずるのもめんどくせぇ、チギッちまえ!)

 

 クロウミ「見つけたゼ!抹茶ラテFC‼予定では明後日だったが構わねぇ、今ここでぶっ潰してやらぁ‼」

 

 オーガ(誰か知らねーけど、前にいるやつがペース上げて振りきろうとしてる

 しかも相当速いぞ前のやつ...)

 

 時速200kmを越えるスピードで三台のハイパワーマシンは夜の闇の中を突き進む、風がゴウゴウと耳障りな音をたてる。

 

 

 一人は自分の実力がどこまで通じるのかを明らかにするため、目の前でふんぞり返っている壊し屋を追う..

 一人は己の欲望の為に、自分を証明し優越感を得るために前を必死で逃げる相手を追撃せんとする。

 そして三人目は...

 

 リク「やっべねみぃ~、いきなり眠気来た!

 早く眠りてぇ‼」

 

 三人目はさっさと床につく為にに後から追ってくる二台を突き放す。

 グリップ走行で地面に張り付くように走り回る、ブレーキディスクはホイールの中で赤く、そして淡く光る。

 

 ストレートに入るとR35はその駆動方式からくる安定性を生かして、インからロケットの様な立ち上がりを見せる。

 しかし負けじとFDも滑るリヤタイヤを気合いで抑え込み無理やりR35の後ろに付く。

 FCはセオリー通りアウト イン アウトのラインを取る。

 

 三台の車のフロントガラスに次のコーナーの景色が入り込んだそのとき、突然前の景色が明るくなる。

 

 三人(対向車!?)

 

 オーガ(まずい、このままじゃぶつかる!)

 

 クロウミ「...クソっ」

 

 クロウミとオーガはブレーキペダルを断続的に踏み込み、車を減速させてFCの後ろに付く。

 

 対向車は立ち上がりでアウトにギリギリまで寄せて直進してくる。

 

 豆犬(オイオイお前避ける気無いのか!?)

 

 前方でウィンカーが点滅する。

 

 豆犬(なんだよヒヤッとさせやがって)

 

 前から来た乱入者は一瞬で通り過ぎていく、三人の内二人はまたバトルに戻ろうとするが...

 

 オーガ(..ふう、やっと行ったか)

 

 クロウミ(イイとこだったのに邪魔しやがって、恨むぜ)

 

 豆犬(・・・・あ、あのライン取り..まさか!..)

 

 リクは急にアクセルを目一杯踏み、FCを道の中央に寄せ、フットブレーキを思い切り踏み込みながらステアリングをこれでもかというほど切った。

 そしてサイドブレーキでFCをスピン状態にさせ、Uターンする。

 

 クロウミ(うおっ危ねっ!)

 

 リクはさっきすれ違った車をしっかりと目に捉えていた。

 

 豆犬(あれは、あんなスピードを出せるような車じゃない、だとするならアイツが...エイトが動かしてるとしか思えねぇ‼だってそうだろ...

 他にどこのアホウが[KP61型スターレット]をあんなスピードで走らせられるってんだ!?

 まだそんなに遠くへは行ってない筈だ、このFCならワンチャンある!追い付いて見せる!!)

 

 

 エイト(やっぱりだ、コウジさん貴方はこの車の状態を[完璧]にまで持ってきている

 ピーキーだが、そのクセが掴みやすく、むしろ運転しやすい、さてとコイツを限界まで走らせたくなってきたぞ

 手始めに四天王の方達とバトルでも...

 通信機、ヤジロベエを呼び出し)

 

 エイトは自分の知り合いのメカニックに連絡を取る。

 

 ヤジロベエ「ほいほーい、なんでこざんスかエイトさん?」

 

 フロントガラスにチャットの画面が表示される。

 

 エイト「スターレットのパーツを用意しといて、あとシルバーの塗料とパールホワイトの塗料も」

 

 ヤジロベエ「分かったオーケ用意しとくよ...‼

 おい!後ろ‼」

 

 エイトはルームミラーを覗く、そこには白いラインの入った緑色のFCが写っていた。

 

 エイト「...!(張り付かれてた!?さっきのFCか..フッ、楽しませてくれそうだな、そのまま付いて来いよ

 もっとも、そのままのペースじゃあ付いて来るのは無理だろうけどな)」

 

 スターレットはアフターファイヤを起こしながら加速して行く。

 

 豆犬「・・・」

 

 スターレットはその小振りなボディからでは考えられないスピードで箱根の下り勾配を駆け下る。

 

 豆犬(イカれてんな、その加速、そのコーナリング、少しでも気を抜いたらブッチギられる)

 

 エイト(アフターファイヤ有りか...)

 

 急激な速度で加速していく二台のマシン、明らかにスターレットは不利見えるが、追い詰められているのはリクの方だった。

 FCは徐々に離されてる、ストレートでは追い付くものの、コーナーではガバッと差が開いてしまう。

 

 豆犬(くっクソったれ!ブレーキングで離される

 落ち着け、落ち着け、今までのブレーキングじゃダメだ、昼間のアレだアレを思い出すんだ

 向きを変えられる分だけでいいんだ、減速させなくても、荷重移動で曲がれるくらいで十分なんだ...)

 

 リクの走りが変化する。

 今までジワッと光っていたブレーキランプが、パッと一瞬で消えるようになっていく、そしてステアリングの切り方もそれに応じて変えてくる。

 蛇角が減っていき、テールが少し流れる。

 スピードも徐々に上がり少しだけスターレットに近づく。

 

 エイト(...!?そ、その成長速度は!ま、まさかこのドライバー豆犬か!?

 さっきまで有った筈のブレーキングの弱点が無くなりつつある...クソっ...)

 

 次の右コーナーが近づく、スターレットはアウトに目一杯広がる、ここで事は起きた。

 

 豆犬「んだとぉ‼(野郎ブレーキ無しで突っ込みやがった!)」

 

 スターレットはブレーキ無しでコーナーに突っ込み、そして、ボディから反射した光だけを残しその場から消えた。

 

 リクも同じようにコーナーに進入するが...

 

 豆犬(クソが!曲がらねぇ!アンダーステアだ‼)

 

 ズルズルとアウトに膨らんでいくFC、リクは反射的にブレーキを断続的に踏んでFCをインに向かせた。

 

 ヨロヨロとコーナーから抜ける。

 

 豆犬「い、居ねぇ...」

 

 V・Racingではセーブする時は必ず自分の使っている車両が停車していなければならない。

 走行中にセーブしてゲームから出ていくのは不可能なのだ。

 つまり、エイトはこの瞬間も走り続けている、停車し、ゲームをやめた訳ではないのだ。

 

 

 

          駐車場

 

 駐車場に一台ポツンと緑色の車が停まっている。

 その車の横では学ラン姿の緑色の髪の毛の青年が寝そべっている。

 

 豆犬(追い付けなかった...これじゃ、これじゃ[幻]の頃と全く変わって無いじゃないか...何が足りないんだ...)

 

 駐車場に一台黒い色のGT-R R35が入ってくる。

 R35はFCの隣に駐車する。

 

 オーガ「誰かと思ったらお前だったのか、豆犬..」

 

 R35から青い髪の毛の青年が降りてくる。

 

 豆犬「オーガ..てっアレお前車乗り換えてたのか

 気が付かなかったよ」

 

 オーガ「俺は...気が付いてたかも」

 

 豆犬「何で?」

 

 オーガ「俺さ、そのFCの持ち主知ってんだ」

 

 豆犬「・・・良いマシンだなバランスが良い」

 

 オーガ「そりゃリョージ先生が全部セッティング考えたんだから当たり前だよあの人は本当の天才だからね」

 

 豆犬「そうなんか..この車返して来ないと」

 

 オーガ「そうか、あっその車絶対に壊すなよ」

 

 豆犬(DEJA VU‼フフフン フ フン フ フン♪)

 

 

 

      チューニングショップKITT

 

 豆犬「あ~疲れたー」

 

 コウジ「お疲れぇー、てっなんじゃこりゃぁあ

 タイヤボロッボロじゃん」

 

 豆犬「おっ悪りぃなタイヤ殺しちまった、あと全然反省してる感無くて悪いんだけど、2速が奇抜すぎる、もうちょいマイルドにした方が良いぜ」

 

 ネココネル「おぉ~、豆犬ちゃん的確な指摘!」

 

 豆犬「だろぉ( ^∀^)・・・って何でてめぇがここに居んだぁあ‼」

 

 ネココネル「豆犬ちゃんに頼まれてた資料を渡しにきたの!忘れてた?」

 

 コウジ「資料?」

 

 ネココネル「そうそうシャドウゴーストの歴代の搭乗車種とかの資料」

 

 コウジ「なんだ豆犬、お前シャドウゴーストに挑戦するんか?」

 

 豆犬「おう、ちょっと気になることが有ってな

 資料くれ・・・・・ふ~んやっぱりね...」

 

 コウジ「あんなの倒してもそんなに良いもの貰えないらしいぜ」

 

 豆犬「俺は別に景品に興味があるわけじゃ無いんだ

 ただ、強者の居場所は強者が知ってるんじゃないかと思った次第だよ」

 

 場の空気が一瞬凍る。

 コウジが最初に沈黙を破った。

 

 コウジ「エイトか?...」

 

 豆犬「あぁ、アイツが普段どこのサーバーに居るのか聞いてみる、知ってたらラッキーって感じかな」

 

 なんとなくリクはちらっとネココネルの顔を見た、ネココネルは少し何か言いたげな表情をしていたがすぐ元の笑顔に戻そうとした。

 凄くぎこちない笑顔だった。

 

 ネココネル「そっかぁ、実を言うとコネルさっきシャドウゴーストに挑戦して来たんだ、でも負けちゃった

 S2000乗っててローパワーなハチロクに負けるなんて情けないよね、あ~あコネルたらどうしちゃったんだろ少しテクニック鈍ったかな..てへへっ(´▽`;)」

 

 コウジ「ワンチャンマシンに問題あるかもよ今度診てやるよ」

 

 ネココネル「ありがとうコッさん、でもいいのこれは多分コネル自身の問題だと思うから」

 

 

 

    どこかのチューニングショップ

 

 そこには一台のスターレットKP61が停まっていた。

 

 エイト「ペイントとエンジンのバランス取りを頼む、ほれ鍵だ」

 

 エイトは白衣姿の男に車の鍵を渡す。

 

 ヤジロベエ「オーケ任しとき

 それよりコイツのコンセプトネーム何にする?」

 

 エイト「コンセプトネームだぁ?」

 

 ヤジロベエ「あぁあんたのRX-8には[幻]って名前がついてただろ、だからコイツにもなんか付けてやっても良いんじゃないかと思って」

 

 エイト「なるほどな...

           [流星]

 なんてどうだ?スターレットのスターだけに」

 

 ヤジロベエ「・・・(°ω° )まぁあんたがそういう名前にしたいならそれで良いや」

 

 

 続く(えっ?前回より本編短いって?気のせいということにしといてくださいm(_ _)mお願いします)

 

 

 




 いかがだったでしょうか?楽しんで頂けたでしょうか?誤字などが有りましたらご指摘お願いします。

 そろっとSHADOW・GHOST編終わるかな、あと四、五話位を目安に作ろうと思います。
 次の章はほんのちょこっとだけグロ要素があるかも。

 おまけ

 オーガ
 本名 華道 優真(カトウ ユウマ)
 リクとは親友で中学までいっしょだった
 リクよりイッコ年上
 アバターの衣装は狩りゲーの衣装をそのまま持ってきている
 R35に乗る前はテッカメン(R30)に乗っていた

 日産スカイラインGT-R R35ニスモ
 ほぼノーマル
 色はジェットブラック
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