V・Racing   作:海苔 green helmet

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 やったー書き終えた!と思ったら前書きが残ってた。
 どうも前書きより後書きを先に書くNORIです。
 ....自己紹介してもうた本編どうぞ..(今までこんな無駄な前書きがあっただろうか)


V・Racing♯22~WHEN THE SUN GOES DOWN~

 V・Racing♯22 「BEAT OF THE RISING SUN」

 

 V・Racing内の集会用駐車場で二人のプレイヤーがなにやら怪しげな会話をしていた。

 

 リョージ「やっぱりアレを引き込むのは無理があったよ、どうする?四天王」

 

 黒淵のメガネをかけた長身の男は隣にいる白いスーツを着た男に問いかける。

 白いスーツの男は少し苛立っているようだ。

 

 ランス「うぅっ、しょうがない、別の奴を連れてくるぞ....何か心当たりはないか?」

 

 リョージ「そういえばこの間ハムサンドイッチ(プレイヤー名)が気になること言ってたな太陽がどうとかって...そこ当たってみるわ」

 

 ランス「あぁ頼む、少しでも戦力になればそれでいい」

 

 リョージ「あっそうだ[音速のセブン]はどうやら一匹狼でいるいいらしい、スカウトはもうよしておいた方が良いと思うぜ」

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 マウント・パノラマ・モーター・レーシング・サーキット

 全長6213m 高低差174m 最大ストレート長1916m コーナー数23

 公道を利用したオーストラリアを代表するレーシングトラックのスタートラインに赤い二台のチューニングカーが並んだ。

 

 J「来たぜ、ルールはそっちが決めてくれ」

 

 カスミ(明里)「スタートはハンディキャップ方式で三周、勝った方が太陽のエンジンを所有する」

 

 J「オーケ、早速始めよう」

 

 二台のマシンのエンジンが動きだし、ライトがコースのアスファルトを明るく照らす。

 

 J(3...2.....1....GO!!)

 

 SR20エンジンは雄叫びを上げ、タイヤは地面を蹴り飛ばし車体を前へ押し出す。

 それに続いて2JZエンジンを搭載したS13もタービンのヒュイーンという甲高い音を鳴らしながらロケットのように加速しスタート地点を後にする。

 

 豆犬「(始まったか...アドバイスしちゃった身としてここで見守ることにしたが、ハイパワーFR同士の対決も結構興味があったりする

 じっくりと見物させてもらうか)

 で、なんでお前らがいんの?」

 

 ネココネル「えっコネルのこと?」

 

 豆犬「いやお前のことじゃない、お前は俺のストーカーだからここにいるのはなんとなく分かる、分かっちゃいけない気がするけど分かる

 でも先生とオーガが分からん!ナンデいんの?」

 

 リョージ「うーん...それは秘密です」

 

 豆犬「スナドリネコさんの真似しても気づく人少ないと思うぞ」

 

 

 

 二台のマシンは最初の直角コーナーを抜けてくる。

 

 カスミ(最初の直角では勝負はしない、このストレートで一気に突き放す!)

 

 優雅なデザインのS13シルビアは外観に似合わない咆哮を上げて180を追い越す。

 このコース最大の全開区間を突き進んでいく。

 後方から180がスリップストリームを利用して後を追う。

 

 J(クッソッ、直線番長かよ速すぎじゃん...)

 

 じわじわと二台の間隔を広げていくS13、アクセル全開で空気の壁を突き破り加速していく。

 既にギアはトップに入っている。

 

 カスミ(そろそろ二番目のカーブ、フルブレーキングを準備...)

 

 J(二番目か...)

 

 アウト側に寄せるS13、そしてその動きを完全にシンクロさせて180も移動する、スリップストリームの恩恵を少しでも受けるためだ。

 

 

 

 リョージ「ふぅむ、よし!

 ここで三人に一つ問題を出そう」

 

 突然のことに豆犬は唖然とする。

 

 豆犬「は?」

 

 リョージ「S13と180SXはどちらが重いでしょうか!制限時間は30秒!チッチッチッチッチッ」

 

 ネココネル「えぇ...わからな~い、ググらなきゃ!」

 

 豆犬「ノリノリだなおい!」

 

 オーガ「確か二台は兄弟車だったはずだから...」

 

 リョージ「はい、時間切れ...じゃあ豆犬くん答えをどうぞ」

 

 オーガとネココネルの視線が豆犬に行く。

 豆犬は面倒くさそうに答える。

 

 豆犬「俺かよ!...えーとなんだっけぇ...

 もし内のチューナーがそこまでいじってないのだとしたらだけど、180だガラス面積が大きいからな」

 

 リョージ「正解!重いのは180だ」

 

 オーガ「つまり次のブレーキングでは結構不利ということになるのか」

 

 豆犬「まだわからないぞ」

 

 ネココネル「どいうこと豆犬ちゃん?」

 

 豆犬「見てりゃわかるよ」

 

 

 

 カスミはギリギリまでブレーキを踏まない。

 

 カスミ(まだだ、まだ踏まない、出来るだけ奥で使う...今だ!)

 

 カスミはブレーキペダルをぐっと踏みつける。

 ブレーキランプが光り、ブレーキパッドがディスクに押し付けられる。

 車体が前へ傾く、ステアリングをきって右旋回のカーブへマシンを滑り込ませ、出口でタイヤ痕を付けて抜けていく。

 

 続く180はS13よりワンテンポ早くブレーキングを開始し、そして終了させる。

 ギアを下げてアクセルを開け、カーブを回る。

 

 

 

 リョージ「今の見てて何か気づいたかな?」←いつもの個人用モニター使って見てる。

 

 ネココネル「....( ゚д゚)ポカーン」

 

 豆犬「はぁっ、オーガは?」

 

 オーガ「立ち上がりでS13はリアタイヤ暴れてたけど、180はしっかりとタイヤが地面に食いついていた...

 お前が言いたかったのはこれか!?」

 

 リョージ「軽すぎてもダメだし、パワー出すぎも良くない...車重でアクセルを開けても暴れ難くなってる。

 バランス良く仕上げられてるねぇ...

 まっ、そのポテンシャルを彼が使えきれるかどうかは分からないけどね

 さてと、少し差が縮まったぞぉ、面白いことになりそうだな」

 

 

 

 J(ここからコースは狭くなってくる、あっちはアクセル開け難いだろうな...

 セオリー通りにいけばこの区間でのオーバーテイクはあり得ないが、相手が車の性能をフルに発揮できない今がチャンスだ!ここで仕掛ける!)

 

 ギアを上げ坂を駆け登る二台、すぐに次の左に曲がる緩いカーブが現れる。

 タイヤが縁石をなめ、マシンは遠心力で右側に吸い寄せられる。

 Jはアクセルを踏む足を緩めようともブレーキを踏もうともしない、差が急に縮まる、そのまま次の左回りのヘアピンへ差し掛かる。

 

 

 

 リョージ「おい!あの180ここで仕掛けるつもりだぞ‼」

 

 豆犬「は!?なんでだよ!」

 

 

 

 S13は速度を上げてくる180に対して内側にスペースを開けないようなライン取りで次のコーナーに進入する。

 二人は同じタイミングでブレーキペダルを踏み、マシンを減速するが...Jはここでブレーキペダルを早めにリリースしアウト側から車体をねじ込む。

 

 カスミ(ここでか!?)

 

 J(行けるか!?いや、次で仕留める!)

 

 しかし....

 

 J「だあっ!ダメか!!」

 

 脱出で追い付けない、S13は軽くスライドを起こしながら加速していく。

 やはり圧倒的なパワーの差でねじ伏せられてしまう。

 

 J(カウンターアタックで行こうとしたけど失敗か~、ブレーキパッドとタイヤ消耗しただけかよ...)

 

 Jはこの時S13の挙動が安定していないことに気がついていなかった。

 

 カスミ(クッ、右後ろのタイヤの消耗が他のと比べて早い、踏みすぎた...

 ここからアクセルが踏めないのは自分でもよくわかってる、後半の高速区間まで温存しようと思っていたけど、そうもいかないみたい。

 バトルだということを忘れていた、あっちは逆にストレートで勝負できない、だからここでアタックされるのは当然だ!

 守りと攻め、今はあっちが攻めだ、守りで攻めには対抗できないっ、攻めには攻めだ!ブッちぎる!!! )

 

 突然S13のペースが上がり一気に差が開く。

 

 

 

 リョージ「おい、見えたか豆犬」

 

 豆犬「あ?あぁしっかりとな、S13の車体の周りにうっすらと白い霧のようなものがな」

 

 リョージ「同時に走りに鋭さが増した。

 本当に来て良かった、とんだダイヤの原石を見つけてしまったよ」

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 風が吹き、雨が体に打ちつけられる。

 

 前のバイクを追うことだけに集中している、風と雨のせいで凍えそうなくらい寒い。

 何故逃げているのか、何故自分は避けられているのか、それを知りたい。

 

 アキラ(目が合った時、確実にペースが上がった。何で?様子が明らかにおかしかった。)

 

 バイクにしがみつくようにして右へ左へ住宅街を走り抜ける。

 交差点に差し掛かる。

 

 アキラ「(信号が赤なのに飛び込んで行くの?付き合いきれない、ここは一旦退くかっ...)う"っ!...」

 

 雨が体に当たって濡れていても、汗が身体中から吹き出るのがわかった。

 痛い、まるで頭の中に錆びてウニのような塊になった釘でも入っているかのような痛みだ。

 あまりの痛みに目を瞑ってしまう。

 

 アキラ(頭が痛いっ!割れるっ!!)

 

 しかし痛みは一瞬で消え去った。

 再び目を開ける、バイクは歩道に向かって緩く曲がっていた、すぐにブレーキを引くが...

 歩道に乗り上げ、コンクリート製の花壇に突っ込んだ、前方から凄まじい衝撃が走る。

 

 弾かれそのまま中を舞い車道まで飛ばされる。

 

 

 アタシはここから先の話を語ることが出来ない。

 

 

 

 

 

 

 つづく(過去の方はこれで終わりだと思う...多分ね)

 

 

 




 やったぁ!これでやっと詐欺じゃなくなる!だってタイトルにRacingって書いてあるのに最近全然レーシングしてなかったからさ。

 そういえばこのV・Racingって書き始めたのが2018年の3月23日なんですよね、一年経つのって早いですね(汗)
 いやぁ、いろいろありましたよ、バイク買ったり口内炎できたり買ってきたばかりでまだ読んでもいない漫画が雨で濡れてフニャフニャになってたりって...
 あれ?全部最近の出来事だったわ(ーー;)

 えぇと、あらためまして...
 一話から読み続けてくださっている方がどのくらいいるかはわかりませんが、一年間読んで頂きありがとうございました、そして途中から読み出したという方もありがとうございます。
 なかなか国語力が向上しない作者ですが(個人的な感想)、皆さんの期待に応えれるように頑張って書いて行こうと思うのでぜひこれからもV・Racingをよろしくお願いいたします。

 では次の話までバーイ(*・ω・)ノ

 ....あっ、アキラさんを轢いてしまったトラックなんですけども、自動運転でドライバーいなかったらしいです。
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