リク:悪役みたいな主人公。親しい人物とは基本的にタメ口で話す(物凄く口が悪い)。
身長が低い、160cmちょうど。
実は結構神経質で精神的な障害を抱えている。
井根:怪しすぎる探偵。
いつもお面姿でボイスチェンジャーで声を変えているため性別が分からない。
実は‐‐‐‐‐‐‐‐ー。
リョージ先生:物真似が下手(得意技ライントレース エェ...)。
自分がこうしたいと思ったことは必ず成功させるという信念をもっている。
血で濡れた床、すすり泣く声。
目の前に頭から血を流した男の子が倒れていて、自分の手には血のついた椅子が握られている。
何故だか悪い気分はしない。むしろ清々しく、ミントを食べた時の様な心地よい爽快感がある。
鼻から息が漏れる、この状況がなんとなく愉快でおもわず鼻で笑ってしまった。
そんななんともいえない思い出がリクの頭の中をグルグルと駆け巡っていた。
呆然と立ち尽くしていたがやがて正気に戻る。
リク(そういやそんな事があった気がするな~)
タオルを洗濯機に放り込み、洗剤を入れてボタンを操作する。
洗面所から出てくるといつの間にか井根は居なくなっていた。
置き手紙が台所のテーブルの上に置いてある。
リク「[急ぎの用事が入った仕事の話はまた今度に]か...忙しいやつだな
ん?[PS.冷蔵庫の食材全部使った]・・・買い出し行かなきゃな(怒る気もせんわ)」
窓の外を見ると雨が降っている。
リク(おいおい今朝は晴れてたじゃーん、なんでぇ面倒くせぇ)
リクは自分の部屋へ戻り、パジャマを脱ぎ捨て出かける支度を整える。
紺色の丈の長いコートを羽織り、柄が木製の黒い傘を指して雨の降る外へ歩いていく。
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コウジ「おう戻ってきたか、そのタイヤの減りかた見る限りそうとう苦労したみたいだな」
リョージは無言でSAの鍵をコウジに返す。
踵を返し帰ろうとするが...。
二、三歩歩いたところで振りかえる。
リョージ「一つ謝るのを忘れていました」
コウジ「謝る?」
リョージ「実は先程の情報がどうのというくだりは全部ハッタリでした。
ここにあのSAが有るのは最初から知っていたのですが....何か騙したままだとこちらもそのぉ」
コウジ「それ以上喋らなくていい。
だが、ここにSAがあったことは他には漏らさないで欲しいんだ。本当にこれだけは守ってほしい」
リョージ「解りました。
あの、もう一つよろしいですか?SAのドライバーはいつ頃どこのコースを走っていますか?」
コウジ「アイツか~今日は...ブランズハッチ辺りに居るかな。
あっ、もしかして例の連合対抗戦の団員集めかい?それならアイツは絶対断るだろうな。」
リョージ「!?...もしかしてN・Eとして連合戦にでるんですか!」
コウジ「あっ、いや...集団行動苦手なだけ
(^-^;」
リョージ「えっ、あっ、はい。」
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ドアを開けるとリクは半ば倒れ込む様に家に入った。
息が荒い、ズッシリとした心臓の鼓動が伝わってくる。今体験してきた事を現実とは思いたくないが、それを認めざるを得ない。
リク(何でだ...よ..何でだ。この感情は一体なんだ!?
すれ違う全ての人に何故か...殺意?怒り?何かは分からねぇけど、その類いの感情が湧いた。
思い返してみればあの時もそうだったな...)
小学六年生の頃、リクは同級生三人を半殺しにしてしまった事がある。
何故そんなことをしたのか、その時のリクはこう答えた。
「理由はないです、ただ魔が差しただけ。」
一人は椅子で頭部を、後の二人は傘で肋骨を折られた。
リク(あの時もこの状態だったに違いない。
じゃあ何故昨日まで平気だったんだ?
あっ、そっか....制御装置..)
いつの間にか目の前に目の前に緑色の髪の毛の男が立っていた。
豆犬「ご名答!」
暫く頭が働かなかった。彼は俺のイマジナリーフレンドの様なものだった筈なのに。
なんで今目の前にコイツが立っているのだろう。
豆犬「何故この俺が現実で視認出来るようになったか、それはお前の中で俺に対する認識が変わったからさ」
今は取り敢えず豆犬が視認出来るようになったかは気にしないでおいた方が良さそうだ。
リク「なあ、その...俺ってイカれてるのか」
豆犬「安心してくれ、生まれつき持っている精神的障害さ。
お前のその感情の対象を、別の物に向けてやれば...
まあ、まず人は傷つかないだろうね。
さてと、その精神障害の事だけど...俺が産み出される原因にもなったんだよね。
お前は今思い出せないが、昔お前は精神科に行った事があってな、そこでこの意味のない殺意を抑えつける為に俺という機能が追加された。」
リク「なるほど...カンゼンニリカイシタワ!」
豆犬「ゼッテェ話聞いてなかったろ!」
リク「だってさ、聞く必要無いじゃん」
リクは膝をついた体勢からゆっくり立ち上がる。
リク「豆犬、お前はどうやら俺が自分の記憶にアクセスするのに制限を掛けているようだが...
今それを...今その制限を一部解いた。」
豆犬「なっ!な..に...!」
リク「制御装置だかなんだか知らねぇが、本体を舐めんなよ...理屈とやり方が解ればこっちだってお前と同じ事が出来るんだよ。」
今のリクはさっきまでの怯えていたリクとは真逆に、自信に満ち溢れ、それでいて落ち着いていた。
玄関戸を閉める。
豆犬(コイツっ!一瞬で俺を攻略してきやがった!?)
リクは豆犬方に向き直る。
リク「それにしてもさ、今日のあのやり方は気にくわなかったなぁ。自分がこんな奴だったと思うと憎らしくて仕方ないぜ。
それとだ、ちょっと悔しい。さっきから俺劣勢じゃないか?負けっぱなし気に入らない。
というわけで今から俺は制御装置(お前)を使わない事にする。」
豆犬「は?なに無茶苦茶な事言ってんだよ!
負けず嫌い拗らせるのもいい加減にしろよ!それを放っておいたらお前は人を殺すかもしれないんだぞ‼
それともなんだぁ、テメェは殺人鬼にでもなりてぇってのかよ!」
リク「今日は多分仕事の話をしに井根が来る、あの感情を向ける向きを変えればいいんだろ?
なら簡単な事さ。」
リクは買ってきた物を台所へ運ぶ。
リク「アイツが来るまで料理の練習でもして待ってるさ。」
豆犬(マズイ...ブレーキの付いてないアホが本当に止まらなくなっちまいやがった。)
続く
オマケ
海苔「今回はキャラクターにインタビューをしてみたいと思いまーす。というわけでりっちゃんに来てもらいましたー」
リク「急だな」
海苔「ではまず名前と年齢を教えていただけますか?」
リク「戸頭 戮(トガシラ リク)」
海苔「殺戮の戮なんて物騒な名前ですな~」
リク「お前が付けたんだろ!」
海苔「ちなみにコイツ16ね」
リク「おい無視すんな!」
海苔「え~と何かご趣味はありますか?」
リク「(あ~、もうこのままいくのね)読書」
海苔「読書ですか以外ですね、差し支えなければどのような本を読んでいるかを教えていただけますか?」
リク「[世界猟奇的犯罪全集]と...」
海苔「え"!」
リク「後は...[実際にあった解決困難な事件集]とかですかね」
海苔「物騒なの読んでるな!」
海苔「好きな色はありますか?」
リク「紺」
海苔「言うと思った!」
海苔「最近悩み事を一つ」
リク「運動神経の無さかな、この間50m走ったら足が筋肉痛で動かなかった」
海苔「はぁ~てっきり[身長160って言ってるけど本当は靴の高さ入れて160cm]の事かと思いましたよ」
リク「おい!」
海苔「最後に苦手な事は何ですか?」
リク「料理だな」
海苔「へぇ~そうなんだ~\( ̄0 ̄)/」
リク「おい何だその[興味ねぇ~]みたいな仕草は!」