リク:悪役みたいな主人公。親しい人物とは基本的にタメ口で話す(物凄く口が悪い)。
身長が低い、160cmちょうど....と本人は言っている。
実は結構神経質で精神的な障害を抱えている。
井根:怪しすぎる探偵。
いつもお面姿でボイスチェンジャーで声を変えているため性別が分からない。
実は‐‐‐‐‐‐‐‐ー。
リョージ先生:物真似が下手(得意技ライントレース エェ...)。
自分がこうしたいと思ったことは必ず成功させるという信念をもっている。
架空の月に照らされて紺のボディが怪しく煌めく。
ギアを5速でアクセル全開、勇ましくも美しいその咆哮はドライバーの闘争心を刺激する。
SAのルームミラーに緑色の閃光が写りこむ。
背筋をざわつかせるブローオフバルブの排気音が、ビッグタービンを搭載していることをより鮮明に主張しているようだった。
豆犬(追い付くの早すぎだろ.....
だけど、そうだよ....丁度相手が欲しかったんだ。
昨日の今日だけど...やるか!)
少し緩めの右コーナーが迫る。
減速に備えブレーキに左足を置く、そして....
SAのブレーキランプが点灯、アウト・インのラインで突っ込む。
クラッチとシフトレバーを操作、ギアをシフトダウン。
意識をシートに集中し、そこから伝わってくるタイヤとアスファルトの感触を脳に叩き込み、ステアリングの蛇角を調整する。
何の前触れもなくアウト側から強引にFCがフロントをねじ込んできた。
豆犬(回り込まれた?!)
リョージ(インしめすぎだ、後ろがガラ空きだよ)
あっという間にオーバーテイクされる。
豆犬「チッ..(ちょっとナメてたかもな...これは...久しぶりにガラでもない戦略で行くか)」
FC3Sの四灯テールランプが嘲笑うかのようにギラっと煌めき、余韻も残さず暗闇に消える。
リョージ(あっけなさすぎだな、スカウトしなくて正解だぜ。
悪いなランス、アイツは遅すぎる。
まず車がダメでしょ、非力で曲がらない、そして何よりもピーキーすぎる。扱いづらいという言葉がそのまま形になったような代物だ。
カゲに勝ったのもたまたまだろうな。)
空気の壁を貫きながらストレートを疾走するFC。艶のない濃い緑色のボディは暗闇に溶け込み......
後方からのポジションランプの光すら飲み込んでしまっていた。
豆犬(リク)はSA22Cのリトラクタブルヘッドライトを閉じて走っている。これは頭○字○の主人公が使っていた技だ。
これはもともと相手から自身の位置を悟られない為に使うのだが、豆犬(リク)は別の目的で使用している。
ストレートでの遅さを補う為に、空気抵抗を減らす為にリトラを閉じて走っているのだ。
SAはRX-7の中でも一番車重が軽い。軽いということは加減速で優位に立てる。
この[一時的な空力性能の向上]と[軽量ボディ]というアドバンテージを得た事で、ある程度はエンジン性能の低さをカバーすることができた。
リョージのFCにはジリジリと離されてはいるが、相手がビッグタービンを載せている事を考えると最早奇跡のような健闘である。
右に大きく曲がる最終コーナーに差し掛かる。
豆犬(アクセル全開、トップギアで突っ込む..!)
FCのブレーキランプが点灯、SAはノーブレーキでカーブへ進入する。FCよりややアウトから。
リョージはSAが追ってきている事に気がつく。
リョージ(!?...バ、バカな!ポジション灯だけでか?)
豆犬(やっとグリップしてきたか...ダウンフォース無いのが心配だがやるしかない)
二台の差が少し縮まる。
リョージはカーブへ入る姿勢を作る際に、後続車が居ない事を前提にラインを形成していたがこれが仇となる。
リョージ(クソっ!..完全に油断していた!このまま行けばSAは確実にFCの前に出る。だが無理に守ろうとすると今度はタイヤの踏ん張りが効かなくなるぞ!
認めるしかない、SAのドライバーは明らかにこっちより速い、実力が勝っている!)
カーブの出口、一瞬FCが優位に立つ。
しかしSAは圧倒的な脱出速度でFCにならびかける。
NAのロータリー独特の甲高く、そして唸るような排気音が響く。
タコメーターは9500rpmを指す。
だがその迫力のサウンドとは裏腹に勝負は呆気なく終わってしまう。
いくらSA22Cが軽くそしてリトラを閉じて空力的に優位にあったとしても、いくら豆犬(リク)のドライビングテクニックが優れていたとしても....
タービンを搭載し、ポート研磨などで性能を底上げされ、尚且つGTウィングで安定性を向上された....要するに魔改造された新型(SAよりは)のマシンに敵う筈もない。
一瞬で形勢逆転。
FCが前へ出る。
ある一定の速度を過ぎた辺りからSAがふらつき始めた。修正蛇を切ろうとすると速度が延びない。
SAはあっという間にストレートで置いていかれる。
豆犬(畜生!もう少しダウンフォースがあれば...!)
リョージ(くっ..!マシン性能の劣る相手にここまで追い詰められるとは...!)
リョージ・豆犬(これは俺にとって完全に敗北だ!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピットへ車を停める。
リョージはFCから出てくるなり深々とお辞儀し、謝罪をいれた。
リョージ「すまない、強引にバトルに誘い込んでしまって。」
口を開いた豆犬(リク)だったが、その口調は少しイラついている様子だ。
豆犬「い、いや別にこっちとしてもウォームアップの相手がいて良かったよ...
....アンタ名前は?」
リョージ「リョージだよろしく、キミは?」
豆犬「..豆犬だよろしく」
二人は取り敢えずぎこちなく握手を済ませる。
リョージ「そうだ豆犬君、キミにちょっと聞きたい事が..」
豆犬「あっ、待った。その前にこっちの仕事を片付けさせてくれ」
豆犬がそう言うなりピットに突然メルセデス・ベンツレーシングカートランスポーターが出現した。
リョージが呆気にとられているとベンツから、工場に籠っている筈のコウジが降りてきた。
続く
海苔「はーい、今回は主人公食いそうな、いやもうこいつが主人公でいいんじゃないか?
ヤイッチに来ていただきましたぁ~いえーい...」
ヤイチ「何であんまり嬉しそうじゃないんだよ!」
海苔「というわけでさっさと質問コーナーいってみましょう」
ヤイチ「無視!?」
海苔「じゃあ先ずは無難に好きな食べ物はお好み焼きですねわかりました」
ヤイチ「あれ?なんか勝手に決められた!
ラーメンねラーメン!俺が好きな食べ物ラーメン!」
海苔「では今回はここまで、おまけまで読んでいただきありがとうございました~」
ヤイチ「えっまだ何か質問とか無いの?」
海苔「えぇ~」
ヤイチ(うわ~めっちゃ嫌そう)
海苔「じゃあ嫌いなモノは?」
ヤイチ「...勝手に話を進める司会者」
海苔「Oh s**t!」