ハイスクールD×D×R 仮面の英雄の物語   作:ひまわり先生

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おまたせ~
ウィザードに変身、そしてショータイムだ~~

白熱する戦い、続きをどうぞ・・・・




1×12:希望、与えます!

~Side:イッセー~

 

 

「さぁ、ショータイムだ!」

 

 

神崎さんは『指輪の魔法使い ウィザード』へと変身した。

 

 

「イッセー、説明して頂戴、神崎さんのあの姿は何?」

 

「何で俺なんですか?」

 

「あなたが一番驚いてなかったからよ、あの変身にね」

 

 

急展開過ぎて、演技が出来ていなかったことに気づく。

 

 

(あ~、師匠すみません)

 

「クウガは戦士の力、そしてウィザードはその名の通り、魔法使いの力」

 

「用は、神器を2つ所持していたって事ね」

 

 

俺は他の変身についても知っているが、神崎さんとの約束があるため、ウィザードの情報のみ伝える。

 

 

「あの神器(セイクリッド・ギア)は属性のある魔石の指輪をベルトにかざすことで魔法使いへと変身できます」

 

「魔法使い・・・だから、変身してから神崎さんに膨大な魔力が感じられたのですわね」

 

「はい、そして今の神崎さんは炎の魔石の指輪で変身しました」

 

「今の神崎さんは・・・『ウィザード フレイムスタイル』です」

 

 

仮面ライダーウィザード フレイムスタイル

 

長い黒のロングコートに、赤い魔石の指輪、フレイムリングと同様の形状をした

赤いクリスタルが特徴のマスク、胸部にも顔と同じ色のクリスタルで守られている。

 

 

「そう、でもなんで貴方達は神器(セイクリッド・ギア)の事を黙っていたのかしらね・・・・」

 

(やばい、部長めっちゃ怒ってる、顔見なくてもわかっちゃう)

 

「えっと、その、アトデ、カンザキサンニオネガイシマス」

 

 

ごめんなさい、神崎さん。

俺はダメな弟子でした。

 

 

「いいわ、あとで彼にじっくりと話を聞くわ、朱乃」

 

「ウフフフフ」

 

本当にごめんなさい。

どうか御無事で神崎さん。

 

 

こうして俺は、今よりもっと過酷なことになる神崎さんを心配しつつ、戦いに目を向けた。

 

 

~Side out~

 

 

~Side:マサヨシ~

 

 

俺はベルトの左右のレバーを押し込む。

 

 

♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!

 

 

左の指輪がついてるホルダーから1つをはめて、待機音の鳴るベルトにかざす。

 

 

コネクト・プリーズ

 

 

目の前に赤い魔方陣が現れ、そこに手を入れ、シルバーに輝く剣を取り出す。

 

ウィザード専用武器である『ウィザーソードガン』。

現状の見た目は剣であるが、他にも銃モードに切り替えて射撃武器として使用できる。

銃モードの弾丸には自信が変身しているスタイルの属性を付与して放つ。

また、この武器にもベルトと同じように黒い手のような部品がついている。

 

俺は『ウィザーソードガン』を構え、『ギガント』に突貫した。

『ギガント』は先程と同様に4本の触手を捌きながら、斬撃を入れるが、

タイタンフォームの時と同様に刃があまり通らない。

 

 

「だったら、こいつはどうだ!」

 

 

ベルトのレバーを押し、今度は緑色の魔石の指輪をはめる。

 

 

♪~シャバドゥビタッチ・ヘーンシーン!!

 

ハリケーン・プリーズ

 

♪~フーフー フーフーフーフー!

 

「何!!また姿が変わっただと!!」

 

 

赤いクリスタル部分は全てエメラルドグリーンへと変わり、

マスクの形状も逆三角形の形に変化している。

俺は風属性の力を持つ、『ウィザード ハリケーンスタイル』に姿を変えた。

 

 

俺は風を纏いながら回転し、『ギガント』の巨体に次々と傷をつけていく。

 

 

「ハァーーー!」

 

GYAUUUUUUUUUUU!!!

 

「うぉっと」

 

 

ダメージを受けたことにより、触手が速度を上げて俺を襲う。

 

 

「ハリケーンでもダメか・・・・」

 

「ハッハッハ、もう後がないようだな」

 

「いや、まだ希望は捨てちゃいないぜ」

 

(ぶっつけ本番になるが、頼む、力を貸してくれ『ドラゴン』)

 

(フン、お前もあの魔法使いと同じ『希望』を持つ者か、面白い)

 

 

自身の中でドライグのような存在に気付く。

 

 

(『ウィザードラゴン』なのか!!)

 

(いいだろう、俺の力を使い、お前の『希望』を見せてみろ)

 

(ああ、後悔はさせない)

 

 

俺は先程のフレイムリングとは違う形状の赤い魔石の指輪をはめる。

 

 

♪~シャバドゥビタッチ・ヘーンシーン!!

 

 

俺は指輪のバイザーを倒してベルトにかざす。

 

 

フレイム・ドラゴン!

 

{♪~ボー ボー ボーボーボー!

 

 

魔方陣が俺を通過し、そこからドラゴンの形をした炎が出現した。

俺の周りを軽く回り、そして俺に覆いかぶさった。

炎が消えると、俺は姿を変え、『ギガント』の前に立っていた。

 

マスクはフレイムスタイル同様に赤いクリスタルになっているが、形状が変わった。

斜めに2本の角が付き、額にも金色の装飾が付いた。

コートの色も黒からへと反転し、胸部はクリスタルではなく、

ドラゴンの顔を連想させるスーツへと変化していた。

 

俺はフレイムスタイルの強化フォーム、『フレイムドラゴン』へと姿を変えた。

 

 

「赤いドラゴンだと、まさか赤龍帝の力か!!」

 

「おっと、それは企業秘密だ」

 

 

ウィザーソードガンを銃モードにして、遠距離から触手に対して攻撃する。

すると、『ギガント』がまた、あの技の態勢に入った。

 

 

「そいつは防がせてもらうぞ」

 

♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!

 

ビッグ・プリーズ

 

 

俺の目の前に赤い魔方陣が出現し、そこに腕を突っ込む。

すると、『ギガント』の目の前に大きな赤い魔方陣が出現する。

 

 

「よっこらしょっと!」

 

 

『光熱線』が放たれる寸前に魔方陣から巨大な手が出現し、『ギガント』の頭を持ち上げ上空に向け放たれた。

 

 

「間一髪だな」

 

「何だ!!その魔法は!!!見たことも聞いたこともないぞ」

 

「何だ、『虫けら』の使う『魔法』も知らないのかよ」

 

「クッ・・・・キサマ、早くやれ『ギガント』」

 

(フレイムドラゴンでもジリ貧だな・・・・)

 

 

そう、俺はドラゴンの力を借りているが決定打を与えられていない。

 

 

(さらに『メモリブレイク』は不可能に近い・・・どうすれば助けられる)

 

 

本来であれば、ガイアメモリを使用した者を殺さずに助けるために『メモリブレイク』を決めなければならず、

それが可能な『W』や『アクセル』に変身するべきだったのだが、戦いによるダメージが大きく『マキシマムドライブ』に耐えれるほどの体力が残っていなく、グレモリーさん達の前でもあったため変身できなかった。

 

とっさにアーシアから聞いた童話を思い出し、『ウィザード』に変身したが肝心の解決策が思い浮かばない。

戦闘中も脳をフルに使い作戦を練るが、『ウィザード』によって『メモリブレイク』出来る可能性が思い浮かばなかった。

 

 

(クソッ・・・何か・・・何か無いのか!!!)

 

(ならば一か八かの賭けでもしたらどうだ・・・)

 

(何!?)

 

(お前の記憶から読み取ると『ガイアメモリ』は自身の意思で排出することもできるのではないか)

 

(!!!)

 

(一度あの化け物も意識を戻しただろ、なら体力を奪い、意識を覚醒させ、自ら排出させる)

 

(だが・・・・)

 

(あくまで可能性の話をしただけだ、どうするかはお前次第だ)

 

(・・・・・)

 

(気づいているんだろ、貴様の魔力も底に近づいてきていることに)

 

(お前が望むのであれば、力を貸そう、どうする『仮面ライダー』!!!)

 

(ああ!!)

 

 

♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!

 

コネクト・プリーズ

 

 

俺は『コネクト』の魔法を使い、魔方陣からある物を取り出す。

 

取り出したのは腕に装着出来るアナログ式のタイマーのような時計だった。

手の甲部分にはドラゴンの像があり、

腕部分に『赤』『青』『緑』『黄』の文字盤があるダイヤルがついた黒い手形がある。

 

俺はそれを無言で右腕に装着した。

 

 

「今更そんな時計ごときで何が出来るというんだ」

 

ドラゴタイマー!

 

 

俺はダイヤルを逆時計回りに回す。

 

 

”カチッ”

 

セットアップ!♪~

 

 

俺は覚悟を決め、『ギガント』に向き合う。

 

 

「行くぞ、レイナーレ!!!」

 

 

俺は手形の親指を押し込む。

 

 

スタート!

 

 

俺は音声とともに駆け出す。

 

 

「フン、いくらやっても無意味だ、ささっと潰れてしまえ」

 

 

ドーナシークが何やら喋っているが聞く耳を持たない。

タイマーの時間を待ちながら、剣で『ギガント』に攻撃を仕掛けていく。

 

そして、針が青い文字盤に移動した。

俺は手形の指を押し込む。

 

 

ウォータードラゴーン!

 

 

すると、青い魔方陣から、青いコートのウィザード、『ウィザード ウォータードラゴン』が現れる。

 

 

「おまたせ」”バンバン”

 

 

ウォーター(ドラゴン)は銃モードで『ギガント』を牽制する。

 

 

「何!?」

 

「神崎さんが・・・・」

 

「「「2人になった~」」」

 

「あらあら!!」

 

「!!」

 

「兵藤君、どうなっているんだい、あれ」

 

「いや、俺も初めて見た」

 

 

悪魔サイドが驚愕している中、さらにタイマーの針は進み、の文字盤まで到達する。

手形の親指を押し込む。

 

 

ハリケーンドラゴーン!

 

「ハァ―ー!!」

 

 

上空から、緑の魔方陣から、のウィザード、『ウィザード ハリケーンドラゴン』が剣で斬りかかる。

 

 

「さっ、三人・・・・」

 

「もう何も言えないわ」

 

「すごい魔法です」

 

 

『ギガント』着々とダメージを与え、タイマーは黄色の文字盤に到達する。

手形の親指を押し込む。

 

 

ランドドラゴーン!

 

「さぁ、こっちだ『ギガント』」

 

 

黄色の魔方陣から、黄色のウィザード、『ウィザード ランドドラゴン』が現れ、

フレイム(ドラゴン)と場所を入れ代わり、『ギガント』の正面に向かへ打つ。

 

 

「ハッハハ・・・・すっげー」

 

「本当にとんでもない人を師匠にしたのね、イッセー」

 

 

これで、タイマーのカラー、計4人全員出現したが、タイマーはまだ終わらない。

 

 

「たかが虫が3匹増えたところで何が出来る」

 

「いや、これでフィナーレだ!」

 

 

タイマーが回り終わり、最後の音声が鳴る。

 

 

ファイナルタイム!

 

 

音声が流れ、ドラゴンの像が七色に光る。

 

 

(出来るだけ、魔力を抑えろ)

 

「決めるぞ!!」

 

「「「ああ!!」」」

 

「まずは押さえ込むぞ」

 

{{{{バインド・プリーズ}}}}

 

 

ギガントの足元に4色の魔方陣が展開しそこから多くの鎖が現れ、ギガントの動きを止めた。

 

 

「何!!!」

 

GYAaaauuuuuu

 

 

タイマーの親指を押し込む

 

 

ドラゴンフォーメーション!

 

 

4人のウィザードがウィザーソードガンを剣モードにし、手形の親指を押し、手形を展開させる。

 

 

{{{{♪~キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ}}}}}

 

 

4人は自身のウィザードリングを手形にかざす。

 

 

フレイム!スラッシュストライク!!ボーボーボーボー!!

ウォーター!スラッシュストライク!!ジャバジャバ バシャーン!!

ハリケーン!スラッシュストライク!!ビュービュービュービュー!!

ランド!スラッシュストライク!ダンデンドン!!

 

 

「「「「ハァーーーーー!!」」」」

 

 

4色の斬撃が『ギガント』に向け放たれる。

 

 

GYAAAAAA!!!!

 

 

身動きが取れないため、避けることなく斬撃は命中し、爆発する。

 

 

「クッ・・・・」

 

 

3人のウィザードが消え、俺の魔力も枯渇しはじめ、元のフレイムスタイルに姿が戻る。

 

 

「そんな・・・『ギガント』早く出てこい!!アイツをやるんだ」

爆発による煙でまだ、姿が見えないが、煙の中から物体が飛び出してきた。

 

 

”カタン・・ピキッ”

 

 

「あれは!!」

 

「そんな!!『ギガントメモリ』が・・・」

 

 

煙から飛び出してきたのは排出され壊れた『ギガントメモリ』であった。

 

 

(メモリブレイクが出来たのか!?ウィザードで!?)

 

「おい、レイナーレ!!返事をしてくれ!!」

 

 

俺の問いに反応が無く、次第に煙も晴れてくる。

煙から現れたのは・・・・

 

 

「フフッ、ハッハハハハー!まだ、ドーパントは健在のようだな」ドヤァ

 

「そんな・・・」

 

 

『グリフォザードドーパント』の姿だった。

 

 

「GャウUゥゥuゥ!!!」

 

 

俺に目掛け、突撃してくる。

 

 

「ガァ!!!」

 

 

俺は避けれず、まともに突進を受けてしまう。

 

 

「神崎さん!!!レイナーレ様もうやめて!!!」

 

「Aア亜ぁゥUゥゥ!!!!」

 

 

爪で切り裂かれ、突如現れた槍で突かれ、大きなダメージを負う。

 

 

「ギャウ!!ァ、sいぃ・・ヲoぉ!!!」

 

「がァァァ」

 

 

俺の叫び声が響く。

何度も何度も避けられず攻撃を受ける。

 

 

「お願いですから、もうやめてください」

 

 

アーシアの声に反応したのか、攻撃の手を止め、

『グリフォザードドーパント』は捕まっているアーイアに視線を移す。

 

 

(さっきので意識がッ)

 

 

だが、再び俺に向かい、突撃する。

 

 

「AァaッアWオaあSkテ」

 

「!?」

 

(レイナーレ・・・・)

 

「神崎さん、今行きます!!」

 

「ダメよ!!行ってはいけないわ!!!」

 

「何でですか!神崎さんはもう!!」

 

「あの化け物は堕天使の力を使う化け物よ、あの槍に触れただけでも致命傷なのよ!!」

 

{それにアイツでも勝てない化け物なんだ、小僧が勝てるわけないな}

 

「部長・・ドライグ・・クソッ!俺は何もできないのかよ!!」

 

 

そうだ、グレモリーさん達じゃ、勝てない。

それは正しい選択だ。

だが、体が思うように動かない。

 

 

「ぁあAa------sSぃいI!!!!」

 

「ガハッ・・・・」

 

 

俺は槍の柄で腹部を突かれ、数メートル吹き飛ばされる。

 

 

「やれ!!!やってしまえ!!」

 

「やめて!!レイナーレ様」

 

 

槍に光が灯り、俺に向かって振り下ろされる。

だが、槍は俺に届かなかった。

 

 

「レイナーレ!!目を覚ましなさい!!」

 

「うちらの事を思い出すッすよ」

 

「ギyウU!!!」

 

 

俺は2人の堕天使の女性に助けられ、命からがら助かる。

 

 

「君達は・・・」

 

「カラワーナ!ミッテルト!貴様ら何をしている!!」

 

 

ドーナシークと同じ所属の堕天使である事はわかった。

 

 

「何って、謀反よ」

 

「うちらのレイナーレにひどいことしたヤツの下にはつけないっす」

 

「貴様ら・・・」

 

 

部下の裏切りに怒りを現にするドーナシーク。

 

 

「ほら、早く起きるっす、魔法使い!!」

 

「あなたが彼女の『希望』になるんでしょ!!」

 

「グッ、君達・・・」

 

「うちらじゃ、今のレイナーレは救えないっす」

 

「あんたが助け出しなさい」

 

「だが、助けだす方法が・・・」

 

「あんたは相当、頭が切れるんでしょ」

 

「時間ならうちらが稼ぐっすから」

 

「だから」

 

「「彼女を助けて」」

 

 

”助けて”、その一言は俺の心に響く。

俺は何を焦っているんだ。

魔力が無い、体のダメージ、時間がない、そんなのは言い訳だ。

助けるのに言い訳はいらない。

 

魔力がないなら別の力を使え、ダメージなんて我慢しろ、時間は彼女達が作ってくれる。

 

俺が彼女に言ったことを思い出せ。

この絶望的な状況でも、不可能を突き付けられても、俺は彼女の・・・・

 

 

「あぁ、彼女の・・・いや、彼女達の『希望』になる」

 

「何が希望だ!!!もういい!!!」

 

「虫の事などどうでもいい!!!お前ら、全員を皆殺しにしろ!!」

 

待機していた部下の祓魔師(エクソシスト)が一斉に襲ってくる。

 

 

「部長!!」

 

「ええ、こうなったら仕方ないわ、みんな行くわよ!!」

 

「「「はい」」」

 

 

悪魔と祓魔師(エクソシスト)が動き始めた。

しかし、全体の動きは止まる。俺の意識だけを残して。

 

 

 

===================================

 

 

何が起こっている。

 

体が動かず、声も出ない。

 

しかも目に映る景色全てが色素がなくなり白黒で視認している。

 

 

「まぁ、落ち着け、俺とあんただけの空間さ」

 

 

背後から声が聞こえる。

 

声からして男性だと思うが、敵か味方かの判断がつけられない。

 

 

「俺は敵じゃない」

 

 

心が読まれた?

 

 

「読んだって言うより聴こえるが正しいけどな、それに喋れないだろ」

 

 

なら、誰なんだ。

 

 

「残念ながらあんたからの質問は受け付けられない」

 

 

何?

 

 

「ここは俺があんたに質問する場だからだ」

 

 

これは俺に必要なことなのか?

 

 

「それも答えられない、あんたはただ質問に答えるだけだ」

 

 

早くしてくれ!!俺はあいつを助けないと

 

 

「あんたはなんでレイナーレを救おうとする」

 

「アイツは人間を、お前を殺そうとした悪だろ」

 

 

・・・

 

 

「そんな殺人未遂の悪人をなぜ救おうとする?」

 

 

助けてって言ったんだ

 

 

「あんたは悪人であっても助けてっていえば助けるのか?」

 

「あいつの命より大切なものはあるんじゃないか、捕まっているシスターさんとかね」

 

 

・・・・・

 

 

「悪でも助けてって言えば助けるなんてもはや心のない機械の行動だ」

 

「そんなやつが『仮面ライダー』だと、ふざけ」

 

 

ふざけるな!!!!

 

 

「!!」

 

 

確かに彼女は最初、「痛い、助けて」って言ってたよ。

 

 

「なんだ、何も違わないじゃないか」

 

 

俺に攻撃した時にアーシアの叫びに彼女は手を止めたんだ。

 

それで俺に対して言った。

 

 

「AァaッアWオaあSkテ」

 

「アーシアを助けて」ってな。

 

 

「・・・・」

 

 

 

彼女は苦しみながらもアーシアを助けてって言ったんだよ。

 

自分自身の命ではなく、アーシアの命を救えって言ったんだぞ。

 

他人を救えって言うやつが悪人?

 

ふざけるな!!!

 

彼女は救わなければいけないんだよ!!!

 

クズに実験に使われて命を落とすような女じゃないんだ!!!

 

だから彼女を救う、苦しみから解き放つ。

 

 

 

これで満足ですか仮面ライダーウィザード・・・操真晴人さん。

 

 

「あれっ、ばれちゃった?」

 

 

急に視界が光り、目を再び開けるとそこは何もない白い空間だった。

俺は変身前の姿になっていた。

そして目の前には、

 

 

「改めて自己紹介だ、操真晴人、『仮面ライダーウィザード』だ」

 

 

ウィザードに変身している晴人さんが目の前にいる。

 

 

「意地悪な質問して悪かったな・・・怒ってない?」

 

「俺の為の質問ですよね、気にしてないですよ」

 

「ちなみにいつわかったんだ」

 

「質問されたところからですかね」

 

「最初のほうじゃん」

 

 

晴人さんは「ふぃ~」と言い、肩の力を抜いていた。

 

 

「まぁ、いじめ役はもう終了で・・・本題に入ろうか」

 

「はい」

 

「俺はあんたが『ウィザード』の力を扱うのにふさわしいか見極めるために俺はここにいる」

 

「俺を見極めるため・・・・」

 

「もう時間もないし、最後の質問だ」

 

「神崎さん、あんたにとっての希望は何だ?」

 

「・・;・・」

 

「あんたはレイナーレの『希望』になると言った」

 

「あんたの言う『希望』にはどんな思いが秘められているんだ?」

 

「俺にとっての『希望』は・・・晴人さん達『仮面ライダー』ですよ」

 

「それは俺達の力ってことか」

 

「違いますよ、貴方達ヒーローの志に憧れたからこそ、神崎正義の元となったんです」

 

「・・・・・」

 

「俺の世界では『仮面ライダー』は創作物で存在しないけど、それでもライダーの魂に心を打たれて行動してきました」

 

「俺の『希望』は貴方達『仮面ライダー』という存在(ストーリー)です」

 

「なるほどな」

 

「だから、仮面ライダーウィザードが希望を護る魔法使いならば、

俺もウィザードとしてレイナーレの、アーシアの皆の希望を護る」

 

 

「ああ、悪くない答えだ」

 

「晴人さん・・・」

 

「その世界の希望はあんたに任せるよ、『仮面ライダーウィザード』」

 

「はい!!」

 

 

すると、急に白い空間が光り始め、俺の姿が消えかかった。

 

 

「おいっ、これは餞別だ」

 

 

晴人さんが俺に向かってある物を投げた。

 

 

「これって!」

 

「それで彼女を救ってやれ」

 

「ありがとうございます」

 

 

俺の体が消える前に晴人さんの隣に()()()()()が現れる。

 

 

(ありがとうございます、晴人さん、()()()()()

 

 

俺は晴人さんから託された指輪を握り締め、意識を覚醒させた。

 

 

===================================

 

 

 

「お前達!!皆殺しにしろ」

 

フレイム!シューティングストライク!!ヒーヒーヒーヒー!

 

 

俺はウィザーソードガン・ガンモードの必殺技で祓魔師を一掃する。

 

 

「何だと、まだこれだけの力を残していたのか」

 

「はぁ、はぁ」

 

(あの白い空間では体のダメージが気にならなかったが現実では結構くるな)

 

 

「カラワーナ、ミッテルト、準備ができた、下がってくれ」

 

「「了解(っす)」」

 

 

俺は2人と入れ替わるように『グリフォザード』に斬りかかる。

 

 

「GgぁAあUuぅ!!」

 

「おい、レイナーレ!!!よく聞け!!!」

 

「あんたの望み通りアーシアは絶対救ってやる、だからお前も希望を捨てるな」

 

「グぅUuうU!!」

 

「俺が救う、お前の『希望』になる!!ハァッ」

 

 

俺は剣で切り上げ、よろけたところに蹴りを入れる。

距離が開いたことで俺は彼と彼女に託された指輪を右手にはめる。

 

その指輪はピンクの魔石で作られていて、銀の縁取りにウィザードの複眼のような銀の模様がある。

 

 

「2人の力、お借りします」

 

{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}

 

 

俺は待機音がなるベルトに指輪をかざす。

 

 

チョーイーネ!!ホ~プ!!!サイコ~~!!!

 

 

すると、俺の体にピンク色のオーラが現れ、右手に次第に集まる。

 

 

「レイナーレ、これが『希望』の魔法だ!!!」

 

「ギャアアアウ!!!!!!!」

 

 

俺とレイナーレは互いに向かって走る。

レイナーレは光の槍を、俺は『希望』の魔法を纏う右手をお互いに放つ。

 

「ハァーーーーー!!」

 

「ガアアアアアアア!!!!」

 

 

”ドン”

 

攻撃があたった。

 

「グッ・・・ガァァ・・・」

 

「元に戻れレイナーレ!!!」

 

「がああああああああああ!!!!」

 

 

『グリフォザード』の体をピンク色のオーラが包み込む。

すると、オーラの中から3つのメモリが飛び出してくる。

 

”ピシッ”,”ピシッ”

 

俺の足元に『リザードマン』と『グリフォン』の破壊されたメモリが、

ドーナシークの元にもうひとつのメモリが飛んでいった。

 

オーラが収まるとそこから、レイナーレが元の姿に戻り、倒れこみそうになった。

 

「レイナーレ!!!」

 

俺は急いで倒れる彼女の体を支える。

 

 

「あ・・りが・・・とぉ、」

 

「ああ、もう大丈夫だ」

 

 

俺はそっと彼女を軽く抱きしめる。

 

 

「クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!」

 

「後はあんただけだ、ドーナシーク!!!」

 

「どいつもこいつも邪魔しやがって、ふざけるな~~!!」

 

「キャッ!」

 

「アーシア!!」

 

「もういい、最後の計画だけでも完遂させてやる」

 

「そうはさせグッ・・・」

 

 

俺は蓄積されたダメージが体に響き、動きを止める。

 

 

「さぁ、時間を稼いでこい!!ヤミーー!!」

 

 

また、魔方陣から大量の屑ヤミーが出現する。

 

 

「次こそ俺がお前らの絶望となってやる」

 

「神崎さん!!」

 

 

この場から立ち去るドーナシークを追うことができずにいた。

 

 

「クソッ・・・」

 

 

早く行動を起こさなければ、アーシアの命はない。

だが、追うにはこの負傷した体で大量のヤミーを相手にしなければならない。

 

 

(どうすればいいんだよ)

 

 

俺が悩んでいると後ろから声が聞こえた。

 

 

「ドラゴンショット!!」

 

魔剣創造(ソード・バース)!!」

 

「吹っ飛んでください!!」

 

「雷鳴よ!!」

 

「消えなさい!!」

 

 

オカルト研究部メンバーがヤミーに対し攻撃を放つ。

 

 

「何を悩んでいるの!!速く追いなさい!!」

 

「グレモリーさん・・・」

 

「速く助けてあげてください」

 

「塔城さん・・・」

 

「ここは僕達に任せてください」

 

「木場君・・・・」

 

「アーシアちゃんの事、よろしくお願いしますわ」

 

「姫島さん・・・」

 

「レイナーレは私たちに任せて頂戴」

 

「任せるっす」

 

「カラワーナさん、ミッテルトさん・・・・」

 

「神崎さん、行きましょう!師匠と弟子の力であの屑野郎を叩きのめしましょう」

 

「一誠君・・・・ああ!!」

 

(俺も多くの仲間に支えられているんだな)

 

コネクト・プリーズ

 

 

俺は『コネクト』の魔法でウィザードのバイク『マシンウィンガ-』を出し、一誠君とともに乗り込む。

 

 

「みんなありがとう、絶対にアーシアを助けて見せる、いくぞ一誠!!」

 

「はい、師匠!!」

 

 

皆が作ってくれた道を抜け、俺と一誠は教会へとバイクを走らせる。

 

 

 

To Be NEXT ⇒

 

 




感想と次回予告


ひ「今回はゲストがいます」

?「仮面ライダーウィザード、操真晴人だ」

ひ「いや~晴人さんどうでしたか?」

晴「ウィザードの力でもここまで追い詰められたのは意外だったな」

ひ「そりゃ~もう強設定で作りましたから」

晴「だけど、神崎さんは何度も諦めずに立ち上がり、レイナーレに『希望』を与えたな」

ひ「ちなみにホープウィザードリングの音声はオリジナル設定で必殺技音声に混ぜました。本来であれば効果音のみしかならないので感想でそんな音声なんないよって指摘は勘弁を」

晴「でも、神崎さんに託して正解だったな、俺はこれからも神崎さんを応援するよ」

ひ「ありがとうございます、それでは次回予告行きましょう」


次回予告


{俺が最強の堕天使だ~~}

{俺の前でもう人は死なせない!!}

{神埼さん・・・ありがとうございます・・}

{いい実験結果になった}


次回 『ハイスクールD×D×R』

1×13:シスター、救います!


ひ「さぁ、次回も・・・・」

晴「ショータイムだ!」


チャン♪チャン♪
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