ハイスクールD×D×R 仮面の英雄の物語   作:ひまわり先生

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かなり遅くなりました。

本当に申し訳ございません。
クレーム等は活動報告のほうにどしどしお願いいたします。

今回は一誠特訓会です。
長くなりそうだったので今回と次回でこの話を分けます。
ですので、まだ完結じゃないです。

それじゃあ、どうぞ・・・・


1×EX(1):一誠特訓プログラムⅠ

~Side:イッセー~

 

 

「俺を鍛えてはもらえないでしょうか!!!!」

 

 

神器が目覚め、悪魔へと転生した日、そして神崎さんに初めて師事してもらった時の話だ。

 

はぐれ悪魔バイザーの討伐が終わり、家へ帰っている最中であった。

 

 

「一誠君、鍛えてほしいって件だけど」

 

「はい、何でもします!!」

 

「まぁ、そう焦らないでゆっくりやっていこう」

 

「ウッス」

 

 

まず神崎さんは俺に必要な事を説明してくれた。

 

 

「一誠君は今後、悪魔として、赤龍帝として戦う事が確定している」

 

「それも命のやり取りが関わる事だ」

 

「はい、覚悟はできています」

 

「分かった、家に着いたら方針等をドライグも交えて話し合おうか」

 

 

俺と神崎さんは今後の修行方針を決めるべく帰路への足を速めた。

 

 

 

=======================================

 

 

{俺の力は『倍加』時間が10秒ごとに力が『倍加』する}

 

「その力ってのは身体的な強化なのか、力学的な強化のどっちだ?」

 

{身体って言うより力そのものだと思ってもらえればいい}

 

「・・・・?」

 

 

はっきり言おう。

神崎さんとドライグが何を言っているか分らん!!

身体的と力学って何が違うの?

てか、力学って何!!

 

 

「ん?一誠君どうしたんだ?」

 

{気にするな、バカだから話についてこれないだけだ}

 

 

その通り過ぎてぐうの音も出ない。

 

 

「置いてけぼりにしてごめんね」

 

「でも、これで方針が固まったよ」

 

「本当ですか!!」

 

「ああ、これから簡単に説明するよ」

 

「一誠君に必要なのは3つだ」

 

 

1、基礎身体能力

2、戦闘スタイル

3、・・・煩悩退散

 

 

「まぁ、最後のは一誠君からの申し出だけどね」

 

「俺は絶対誠さんみたいになるって決めたんです、自身の為にも」

 

「君の覚悟は確かに受け止めたよ、それじゃあ説明していくよ」

 

「まずは基礎身体能力!!」

 

 

神崎さんが説明したところによると俺の神器の力は自身の力を10秒ごとに倍加していく事になる。

つまり元の力が強ければ倍加の効力も比例して上がるとの事だった。

 

 

「基本は筋トレを中心に能力を上げていこう」

 

「ウッス」

 

「悪魔になって少しは身体能力も上がっているから少しハード目のメニューで設定していく予定だ」

 

「ウッ、ウッス・・・」

 

「明日の朝から取り組んでいく予定だからね」

 

「・・・・・ウッス」

 

 

俺が今後続けていけるか少し不安になった。

 

 

「2つ目の戦闘スタイルだけれどこれは少し待ってほしい」

 

「そう言えば気になっていたんですけど、戦闘スタイルって?」

 

「一誠君の武器は神器の籠手になるから、近接格闘系の『技』や『戦い方』を学んでもらおうと思ってね」

 

「空手とか中国拳法とかですか?」

 

「うん、ただちょっと何を教えるかで迷っていてね」

 

「へ~、神崎さんは何か武術とかやってたんですか?」

 

「まぁ、色々知ってるけど全部かじった程度だよ」

 

 

この時神崎さんは言わなかったが、後から聞いたら数十種類の格闘技を覚えており、

明らかにかじった程度の腕前ではなかった事をここに宣言する。

 

 

「これに関しては明日の悪魔家業を終えてから1時間だけ行うよ」

 

「それまでには考えておくから」

 

「了解っす」

 

 

俺は頭の中で中国拳法で戦う姿を思い描いて妄想した。

 

(やっぱり中国拳法とかはロマンがあるよな・・・)

 

 

「最後に煩悩退散の件なんだけど・・・・」

 

「はい!!!」

 

「こればっかりは座禅や瞑想をやっていくしかないかな」

 

「なるほど・・・」

 

 

確かにお坊さんなんかは欲を捨てる為によく座禅しているイメージがある。

瞑想も座禅と同じで無心になるだとか意味合いがあるのだろう。

 

 

「そうだね・・・筋トレ前に1度座禅を行って、後は空いた時間を使って軽く瞑想をやればいいんじゃないかな」

 

「つまり休み時間とかも有効に使えばいいんですね」

 

「うん、まぁさじ加減は一誠君に任せるよ」

 

「ウッス!!全力で色欲を殺してきます」

 

「まぁ、ほどほどにね」

 

 

(おっし!!変態から紳士に大変身してやるぜ!!)

 

 

俺は心の中で脱変態を叫んだ。

 

 

「それじゃあ、明日の朝5時からスタートだ」

 

「ウッス!!」

 

 

こうして俺の特訓プログラムが開始する。

 

 

 

=====================================

 

~特訓1日目(朝)~

 

 

「ねみ~~~」

 

「おはよう、一誠君」

 

 

おはよう、現時刻は朝の5時まだうっすら空が暗く朝日のオレンジ色の光が空を照らしていた。

 

 

「それじゃあ、座禅から行こうか」

 

「ふぁ~~~~~い」

 

 

*5:00~5:10→座禅

 

 

「・・・・・(カクン)」

 

”ビシン”

 

「イテッ!!・・・・・・(カクン)」

 

”ビシン”

 

「イテッ!!・・・・・・(カクン)」

 

 

10分間の座禅であったが上記のやり取りが10数回も行われた。

 

 

 

*5:10~6:00→ストレッチ・筋トレ・ランニング

 

 

座禅が終わってまずは軽いストレッチから行った。

 

 

「はい、この体制のまま10秒、ゆっくり息を吸って・・・吐いてーーーー」

 

「すぅーーーーーはぁーーーーー」

 

「はい反対側も吸って・・・吐いてーーー」

 

 

俺はこの時理解した。

 

(神崎さん、教えるのめっちゃ上手いんだけど!!)

 

神崎さんのインストラクターの才能を目にしたのであった。

 

 

そして筋トレ。

やる内容はごく当たり前のものだったが問題は回数だ。

 

 

「腕立て、腹筋にスクワットを50回3セットだね」

 

「50・・・・・」

 

「それじゃあ・・・・スタート」

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

ちなみに俺はこの時3セット出来ていたかの記憶がなかった。

 

 

「・・・・・」

 

「ランニングは無理そうだね」

 

 

神崎さんはこの50回3セットとランニングまでできるようになるを目標に掲げ、今後の課題とした。

 

 

*6:00~6:30→シャワー及び朝食

 

 

シャワーを浴びて汗を流して、制服に着替えた。

そして朝食。

 

 

「「「いただきます」」」

 

「どうぞ召し上がれ」

 

 

今日の献立は白米・わかめの味噌汁・焼鮭・卵焼き・ほうれん草の御浸しといたってシンプルな朝食だが、

 

 

「・・・うめぇ(泣)」

 

「うぉ!!どうした息子よ!!確かに美味いが・・・」

 

「朝食食べて泣くなんて・・・頭でも打ったんじゃないかしら」

 

 

俺は朝食を食べて泣いていたのであった。

あの激しい筋トレで疲れていた体に鮭の塩味やみそ汁の温かさ、卵焼きの旨味が体中を駆け巡った。

 

 

(俺・・・明日も頑張れそう・・・)

 

 

素直にそのように思えるぐらいの感動を味わった。

 

 

「ごちそうさまです(泣)」

 

「お粗末様でした」

 

こうして俺の朝の特訓は終了した。

 

 

 

~特訓1日目(昼)~

 

 

「・・・・・・・・」

 

俺は昼飯を食べ終え椅子の上で胡坐をし、瞑想をしてみた。

 

 

「おい、元浜・・あいつは何やってるんだ?」

 

「俺に聞かれてもわからんが・・・さては!!」

 

「なんだ?」

 

「この前出た新作お宝ビデオ2作品のどっちを買うか迷ってるんじゃ・・・」

 

「それだ!!」

 

 

(お宝ビデオ!!・・・駄目だ!!集中!!)

 

 

「松田!!見てみろ!!」

 

「ん?どうした?」

 

「あのグラウンドを歩いてる女子・・・スカートが少し捲れてパンティーが・・・」

 

「なんだと!!本当じゃないか!!」

 

 

(パンティー!!超見てぇ~~~~!!)

 

 

「クソ!!気づいて直してしまったか!!」

 

「だが、俺達の脳内フォルダにはばっちり録画済みだ」

 

「ああ、よかったな」

 

「「マゼンタピンクのパンティー」」

 

 

(ピンク!!パンティー!!ピンク!!パンティー!!)

 

(煩悩だらけじゃねえか!!)

 

 

瞑想とは程遠い物になってしまった一誠であった。

 

 

 

~特訓1日目(夜)~

 

 

「よし、始めようか」

 

「ウッス」

 

 

場所が変わりここは、誰もいない廃ビルへとやってきた。

 

 

「このビルは取り壊し予定だったが解体業者が次々と仕事を投げ出してしまったという曰く付きのビルなんだけど気にせず頑張ろう」

 

「・・・・・」

 

 

めっちゃ気になる!!

明らかに曰く付きの廃ビルだった為、一言抗議したかったが特訓に付き合わせてる身として口出しできなかった。

 

 

「1日悩んだけど何とか考えがまとまったよ」

 

「おお~!!中国拳法ですか!!それとも軍事格闘術とかですか!!」

 

 

正直に言ってめちゃくちゃ楽しみにしていたのである。

俺も映画の主役みたいに武術で敵を倒すところを移動中にずっと妄想していたぐらいである。

 

 

「それじゃあ、問題形式で出そう」

 

「問題ですか?」

 

「ああ、それじゃあ問題だ」

 

「スポーツじゃなくて格闘技でもない戦い方ってなんだ?」

 

「・・・・・へ?」

 

 

スポーツじゃなくて格闘技でもないだって?

そんな戦い方あるのだろうか?

 

 

「ちょっ、ちょっとヒント良いっすか!?」

 

「ああ」

 

「拳法とは違うんですか」

 

「違うね」

 

 

拳法じゃない!!

もうはっきり言ってお手上げだ。

神崎さんが俺に近接格闘に関する戦い方を教えようとしているはずなのに、スポーツでも拳法でもないとは予想外であった。

 

 

「神崎さん・・・本当に近接格闘なんですか?」

 

「間違いないよ、ちなみに一誠君も絶対知っているよ」

 

 

俺も知ってるってどういうことなんだ!!

空手はスポーツだし、柔術も同じ部類だから違う・・・・

 

 

「・・・・・あーーーわかんねぇ~~~~!!」

 

「ハハハ、難しすぎたかな」

 

「俺の負けです、答えを教えてください」

 

「分かったよ、答えは・・・・」

 

(なんだなんだ!!)

 

「喧嘩だね」

 

「・・・・へ?」

 

「ほら、ヤンキーや暴走族なんかも使うあれだよ」

 

「・・・・」

 

「まぁ、気持ちも分かるけどちゃんと理由があるんだぞ」

 

 

ケンカって思いながらも話に耳を傾けた。

 

 

「ただの喧嘩じゃないよ、色々な格闘技術を詰め込んだ喧嘩だ」

 

「色々な格闘技術?」

 

「そう、例えばボクシングをやっているヤンキーのパンチはすごい!!とか分かるだろ」

 

「ええ、なんとなくですが・・・・」

 

「喧嘩なら色々な応用が効くからね、一誠君は型にはまってない技術の方が身に付きやすいと思ってね」

 

「でも・・・・」

 

 

確かに俺自身に武術などを一から覚えるのは少し厳しいかもしれないが、『喧嘩』という言葉が拳法などに比べて弱く感じてしまい正直曖昧な気持ちだった。

 

 

「まだ納得できないって感じかな」

 

「ええ・・・・すいません」

 

「まぁ、習うより慣れろって事でやるか」

 

 

そう言うと神崎さんは俺に対してファイティングポーズをとった。

 

 

「これから1分間、組手をするよ」

 

「組み手ですか?」

 

「ああ、神器を展開してな、倍加はそうだな計5回までかな」

 

{それぐらいいが妥当だろう、当たれば骨折位で済むぐらいだ}

 

 

いや、危ねーじゃん、それ!!

 

 

「神崎さん・・・危険なんじゃ・・・」

 

「ほら、神器を出して一誠君!!」

 

 

駄目だ、何を言っても無駄かもしれない。

いや、もしかして神崎さんも『変身』するのかもしれない。

 

俺は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を左手に出現させ、同じくファイティングポーズをとる。

 

 

(クウガに変身するのか、それとも別の仮面ライダーに変身するのかな)

 

「よし、じゃあー始め!!」

 

(変身しないんかい!!)

 

{おい小僧!!ぼさっとするな来るぞ}

 

「へ?ッツ!!」

 

 

気づいたら神崎さんの拳が頬を掠った。

 

 

「一誠君・・・戦いの最中に考え事は減点だよ」

 

{Boost!!}

 

「うりゃ!!フン!!テイ!!」

 

 

俺は神崎さんに向けパンチを放とうとするが全てギリギリでかわされる。

 

 

「喧嘩の時はルール無用の何でもありだ・・・だから」

 

 

顔面の手前で神崎さんの拳が止まった。

俺は神崎さんの先ほどの一言をようやく理解した。

 

 

「目つぶし・・・」

 

 

そう、人差し指と中指の間に親指を入れていた。

もしこのまま当たっていたかと思うと恐ろしくなった。

 

 

「まだだよ一誠君、油断は禁物だよ」

 

「クッ・・・・」

 

 

神崎さんが大振りで再度、拳を振り上げてきたので腕をクロスさせてガードしようとしたが、

 

 

「それも外れだよ」

 

「!?」

 

 

俺の股下に神崎さんの足がすんでで止まる。

 

 

「金的も立派な戦略の1つだと考えてもいい」

 

「・・・・(汗)」

 

 

もう声も出なかったが、喧嘩の恐ろしさがとても身に染みた。

 

 

「ほれ、急所がまたがら空きになってるぞ」

 

「そんな大振りだと攻撃されるぞ」

 

「顎をやられたらもうお終いだと思いなよ」

 

 

こんな感じで俺の攻撃は一撃も当たらず、神崎さんが全てすんでで攻撃を止めた。

 

 

「よし終了!!」

 

「ハァッ・・・ハァッ・・・」

 

「案外バカにならなかっただろ喧嘩は」

 

「はい、敵に回したら恐ろしいっすね」

 

 

一番恐ろしい点は急所への攻撃だった。

顎に目に金的と隙あらばそこに一撃を加えてやるというスタイルがとても厄介であった。

しかも急所を守ろうとすると今度は機動力の足を壊しに掛かると言うある意味鬼畜な戦法であった。

 

 

「強いですけど・・・ちょっと戦法が・・・」

 

「確かに汚いやり方かもしれないが命をやり取りをするなら汚いも何も言ってられないからな」

 

「・・・・」

 

「俺が教える喧嘩はどれだけ効率的に相手に一撃を入れられるかを考えたやり方だ」

 

「これを使えば近接戦では負ける事は少なくなるだろう・・・どうだい」

 

 

戦い方としては卑怯そのものだ。

だけど命のやり取り、そのように聞いてしまうと確かに有効な手段だと思える。

 

 

「一誠君が望むなら、他の技術を模索するけど・・どうする?」

 

 

神崎さんが俺に問いかける。

俺の目標は皆を守れるほど強くなる事。

その為に考えてくれた最高の技術を神崎さんが考えてくれたんだ。

ならば答えは決まっている。

 

 

「いえ、このまま続けさせてください」

 

「一誠君・・・」

 

「確かに卑怯な戦法かもしれないけれどそれは俺の使い方次第で変わっていくと思うんです」

 

「だから、これからも特訓に付き合ってください」

 

「ああ、こちらこそよろしく」

 

 

こうして、俺の戦闘スタイルが『喧嘩スタイル(武術あり)』になった。

 

 

「それじゃあ、喧嘩の中でも使える武術の技術を教えよう」

 

「はい!!よろしくお願いします!!」

 

 

この後、1時間程度、武術の技術と軽く組み手をしてこの日の特訓は終了した。

 

 

 

 

To Be NEXT ⇒




次回は特訓2日目からスタート。

特訓終了後は2章フェニックス編に入らせていただきます。

特訓2日目以降はあんまり長く書くつもりはありませんのでできれば来週2話投稿できればと思います。

今回は投稿が遅くなりもことに申し訳ございませんでした。
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