死んでません。生きていましたがまったく筆が進まず数か月たってました。
申し訳ございません。。。。
もう文句でもなんでも受け付けるんで良ければ見ていってください。
あと、話が進んでいなくてすみません。
あと2話ぐらいでフェニックスとバトルから、
よろしくお願いします。
~Side:マサヨシ~
今日はレーティングゲーム前日の朝。
ある1人を除いて、俺の前にジャージ姿でメンバーがそろった。
「あれ?イッセー君はどうしたんですか?」
「一誠は別の場所で特訓を続けている、心配しないで大丈夫だ」
「それでどうして特訓最終日にイッセーを除いたみんなを集めたの?」
そう、今日は特訓をできる最後の日であり、各々はレーティングゲームの為に今日の特訓で更に磨きをかけたいと思っていた事だろう。
「今日の特訓は無しだ」
リ「・・・・やっぱりそうよね」
朱「わかりましたわ」
小「・・・・わかりました」
祐「はい」
ア「はい、わかりました」
少し予想外だった。
リアスさんや木場君辺りは否定的な意見が飛んでくるかと思ったが肯定していた。
「数人から反対の意見を聞けると読んでいたんだけどな」
「まぁ確かに最終日だからこそと考えたいのだけれど、あなたなら『今日は休む』って言うと思ったのよ」
「おっと、少しはずれだ」
「はずれ?」
予想が外れ、疑問を抱くグレモリーさん。
特訓の為に課題を出した。
しかし、全員を完ぺきに指導しきれなかった為、どのように成長したかを判断できない。
ならどうするか、答えは、
「ここは先生らしく課題を上げたら最後は実力テストだよね」
「「「「え?」」」」
「テストですか?」
「ああ、合格点に達すれば見事特訓終了だ」
今回の特訓で各々に課題を出した。
その課題のおかげでどのように戦力が伸びているのか、俺自身が予測していた水準まで達しているかを確かめるテストでもある。
「それじゃあ、塔城さんと木場君、それに姫島さんも一緒だな」
呼ばれた三人が俺の前に出てくる。
やはり以前より各々の力量が違うように見える。
「制限時間は10分、俺と戦ってもらう」
「神崎さんと・・・ですか」
「どうした?この数日間の特訓で何も掴めなかったのか?」
「そんなこと無いです!!」
「強くなった・・・」
「フフフ」
どうやらやる気になったようだな。
{♪~シャバドゥビタッチ・ヘーンシーン!!}
「変身」
{フレイム・プリーズ}
{♪~ヒーヒー・ヒーヒーヒー}
俺は仮面ライダーウィザードフレイムスタイルに変身した。
「俺はフレイム、ウォーター、ランド、3つのスタイルに『ビック』、『ライト』、『ディフェンド』の3つの魔法しか使用しない」
「ハンデ・・・」
塔城さんが言った様にハンデに見えなくもないが、目的は全然違う。
「これはハンデではなく、テストの採点をする為だと思ってくれ」
「採点か」
「流石神崎さんね」
おっ、グレモリーさんは俺の目的が伝わったみたいだな。
「『ビック』の魔法は広範囲攻撃、『ライト』は視覚遮断、『ディフェンド』は守備でこの三つの試練を突破しろってことね」
ほぼ正解だな。
「それもあるが普通に格闘戦に剣、銃による攻撃も織り交ぜるからね」
特に姫島さんと塔城さんは近接格闘の技術を伸ばした為、実際に動いてどの程度まで上達したかを見ないといけない。
「レイナーレ、審判を頼む」
「はい、皆様準備はいいですか」
レイナーレが三人に確認を取る。
「ええ、大丈夫です」
木場君が魔剣を構える。
「問題ありません」
塔城さんがグローブを身に着ける。
「フフフ、準備OKですわ」
姫島さんが両手に雷を纏う。
(三人ともやる気十分って感じだな)
「それでは・・・始め!!」
「さぁ、ショータイムだ」
合宿最終試験が開幕した。
~Side out~
~Side:朱乃~
(神崎さんは向かってこない・・・それなら)
「祐斗くん!!」
「ええ、任せてください」
私の指示で裕斗くんが神崎さんに攻撃を仕掛けた。
(以前より速く、無駄のない動きになりましたわね)
祐斗くんの行動は以前と比べて段違いにもよくなっていた。
神崎さんも剣を出現させ、対応している。
「剣の創造も悪くない、剣術も無駄がだいぶ無くなってるな」
「ありがとうございます、でも・・・まだまだみたいですね」
そう、確かに祐斗くんは成長してますが神崎さんには全く当たっていませんわ。
本当に彼の力には驚かされますわ。
ただ、祐斗くんだけでは攻めきれないのは分かっていましたわ。
だから・・・
「えい」
祐斗くんが斜め後ろに引くと同時に、祐斗くんの背後に身を隠していた小猫ちゃんの奇襲。
小猫ちゃんの小柄な体型だからこそ成功する奇襲、確実に不意はつけると思ったのですが・・・
「いい加減当たってください」
「いや、君の一撃は命取りになるからね」
それも上手くかわされてるようですわね。
小猫ちゃんも気配の消し方、戦闘スタイルがだいぶ良くなっていたはずなのですけれども、
「だいぶ気配を消すのが上手くなったけど、攻撃する時に消しきれていなかったよ」
「ご指摘ありがとうございます、当たってください」
「それは無理かな」
どうにかして私の攻撃を当てる隙を作って貰いたいのですが。
流石に祐斗くんも小猫ちゃんが攻撃している最中には手を出せない様ですし、どうしましょうか。
すると、神崎さんと小猫ちゃんの攻防の差中、大きな動きが起きました。
「おっと!?」
「チャンスです!!」
神崎さんが背後に倒れそうになった。
そこに一撃を与えようと拳を突き出す小猫ちゃん。
「駄目だ!!小猫ちゃん!!」
「クッ!!」
神崎さんは小猫ちゃんの腕を掴み、片足を軸にして、柔道技の『巴投げ』の様に後方へ投げ飛ばされました。
「木場君も油断大敵だよ」
{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}
{ビッグ・プリーズ}
神崎さんのベルトから魔法を使用する時の音がなりましたわ。
すると、祐斗くんの目の前に赤い魔方陣が出現する。
「クッ、
魔方陣から中指を親指で抑えた巨大な手が飛び出し、そして親指をずらし中指を弾いた。
対する祐斗くんは巨大な魔剣を創り出し、防御に徹しましたわ。
しかし、衝撃には敵わず、巨大な魔剣と共に私の方まで吹き飛ばされてました。
「大丈夫!!裕斗くん」
「すいません、油断してしまいました」
確かにギリギリの攻防でした。
祐斗くんの防御が間に合っていなかったら再起不能になっていたかもしれませんわね。
「よし、今度は攻めさせてもらうよ」
神崎さんは青い宝石のリングを取り出す。
{♪~シャバドゥビタッチ・ヘーンシーン!!}
{ウォータァー・プリーズ}
{♪~スイ~スイ~スイ~スイ~!}
青い魔方陣が神崎さんを通過し、赤色の部分が青色になりマスクの形状も少し変わりましたわね。
「ウォーター・・・水の魔法使い」
これは私との相性を考えてですわね。
水と電気の関係性は色々ありますけれど、簡単に表しますと電気を通す水と通さない水がありますわ。
どちらにしても通すのであれば私の雷を利用したカウンター、通さないのであれば私の攻撃の絶対防御、どちらも不利になりますわね。
「それじゃあ攻撃に移らせてもらうぞ!!」
”ガチャ、バン!!バン!!”
「クッ」
神崎さんが剣を銃に変形させ、弾丸を放ってきました。
すかさず回避に徹しますわ。
「どうした、逃げてるばっかじゃ試験は終わらないぞ」
「あら、これも作戦の内ですよ先生」
神崎さんを倒すにはまだ時間が必要ですわ。
魔力を感知できないようなのでこっそり魔力を練っているのですがまだですわ。
そのことに気づいている祐斗くんと小猫ちゃんは、私を護る為に前に出る。
「近接戦は僕と小猫ちゃんで十分です、任せてください」
「任せてください」
2人ともあと少しで終わりますわ。
それまで耐えてください。
~Side out~
~Side:祐斗~
「神崎先生、さっきのは効きましたよ」
「ちょっとやりすぎたかい?」
「いえ、威力を抑えてくれたので特に問題はないですよ」
とは言ったものの、あのデコピンでかなり体力と魔力を消費させられてしまった。
それを計算した上での神崎さんの行動だったと思うと、正直お手上げだと感じたよ。
でも、まだ朱乃さんが何かするようだからね。
一矢報いる為にも諦めるわけにはいかない。
一誠君と同じだけれど僕も強くならないといけないんだ。
騎士として使える王の為に、そして仲間達の為に・・・
「だから・・・勝たせてもらいます」
~Side out~
~Side:小猫~
「塔城さんも大丈夫だったかい?」
「大丈夫です、ただ投げられただけでしたので・・・」
そう、ただ投げ飛ばされただけ。
だけどそれは見え透いた罠にはまって起きたことでした。
一誠先輩と特訓してる時に言われた事を思い出しました。
[戦いの中では、一つ一つの動作が意味のある行動だって師匠に教わったよ]
[意味のある行動?]
[そうそう、武術の達人とかはあえて隙を作ることによって技に誘い込むんだってさ]
[なるほどです]
[だから師匠はよく「相手の行動を読め」て言ってたよ]
せっかく、一誠先輩に教えてもらったのにチャンスと思って攻撃した自分が恥ずかしいです。
でも、ここから先は絶対に失敗しません。
祐斗先輩もさっきの攻撃で消耗しているはずです。
私の攻撃も当たらないとなると朱乃先輩に任せるしかないようです。
私も一誠先輩のように強くなりたい。
あの時、何もできなかった弱い自分に戻らない為にも・・・
「・・・絶対に負けません」
~Side out~
~Side:マサヨシ~
「そろそろかな」
周りには聞こえないような小さな声で呟いた。
姫島さんが何かを狙っている、もしくは時間を稼いでいることはすぐに理解できた。
彼女は元々、遠距離からの魔法による戦闘を主流としている為、敵から距離をおくのは当然だと言える。
だけど・・・
(今回の試験で遠距離だけでは点を挙げられないな)
彼女の特訓内容の中には『近接格闘』を視野に入れた特訓をしてもらっているはずだ。
確証がないのは俺が担当してない為、特訓の詳細が把握しきれていないからだ。
(さてと、2人を一度振り切るか)
攻防の最中に2人にばれない様に指輪を一つはめる。
「さぁ、この攻防も一度お開きにしようか」
ベルトのレバーを押し込み、はめた指輪をベルトの手形にかざした。
{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}
{ライト・プリーズ}
「子猫ちゃん、裕斗くん!!!目を」
少し気づくタイミングが遅かったようだね。
自身から眩い光が放たれる。
「クッ、目が」
「キャッ!!」
この機を逃すわけにはいかないためすぐさま攻撃に移る。
”ガチャ”
『ウィザーソードガン』を銃から剣のモードに切り替え、親指を押し込む。
{♪~キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ}
{ウォーター!スラッシュストライク!!スイ!スイ!スイ!}
威力を落とした水の斬撃を繰り出す。
視覚を失った二人は水の斬撃を避けることが出来ずに攻撃が当たる。
威力は調節したが大事が無いか遠目から2人の状態を観察する。
木場君はさっきのデコピンもあって今の攻撃で気を失ってしまったらしい。
塔城さんはダメージは受け様だがまだ気は保ってる。
「今のうちに攻めさせてもらうよ」
俺は狙いを姫島さんにして走り出す。
「さぁ、姫島さん」
「特訓の成果見せてもらうよ」
「思い通りには行かせませんわ」
姫島さんは魔方陣を展開させ、雷撃を放つ。
俺は雷撃を避けながら距離を詰める。
そして剣が届く位置にまで近寄ることが出来た。
「これで終わりだ」
わざとらしく剣を高く上げ振り下ろした。
「フフフッ」
”バチン”
振り下ろした剣は雷を纏う光の槍で防がれていた。
「これはレイナーレに任せて正解だったかな」
「まだまだ、これからですわ」
剣と槍の攻防が始まった。
(まさか
完全に想定外だったため、攻めきれなかった。
さらには姫島さんの槍は雷を纏っているため、剣に触れる度に電撃が流れ込んでくる。
(スタイルチェンジかな)
一度距離を取り、黄色の宝石の指輪をはめる。
「させませんわ!!」
姫島さんは雷の槍を複数展開し、俺へと放たれた。
「なっ!!」
「雷を纏う槍ですもの、速さは段違いですわよ」
「クッ、避けきれなグガァ!!!!」
二発が体に当たり、俺の動きを止めた。
どうやら先程展開された槍は、殺傷能力を低くして相手の動きを止める用の技だったようだ。
「今ですわ」
俺を中心に物凄い気配を感じる。
先程まで溜めていた魔力を一気に叩き込むつもりの様だ。
俺は痺れる体を無理やり動かし、ベルトまで腕を持っていく。
{♪~シャバドゥビタッチ・ヘーンシーン!!}
{ランド・プリーズ}
{♪~ドッ ドッ ドッ ドドドンドン! ドッ ドッ ドン!}
複眼、胸部の石の色は黄色に変る。
それと同時に俺に強力な雷が落ちた。
スタイルチェンジしていなかったらやられていたな。
「そんな・・・」
「はっ!!!」
体を覆っていた電撃を弾く。
「ランドスタイル、土の属性ですわね」
「ああ、これで雷対策はばっちりだ」
俺は土の属性を持つランドスタイルにチェンジした。
土の特性を持つスタイルなら雷を使う姫島さんに対して優位に立てる。
(彼女の大技は防いだ、どう出るのかな?)
「これならどうですか!!!」
姫島さんは雷を纏っていない光の槍を投擲した。
{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}
{ディフェンド・プリーズ}
俺の目の前に約2m弱の土壁が出現する。
「このランドスタイルは防御力に特化している」
「くっ・・・」
「そして『ディフェンド』はただの防御魔法じゃない」
{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}
{ディフェンド・プリーズ}
俺はディフェンドで作った土壁に手を当てる。
「きゃぁっ!!」
衝突音と共に姫島さんの悲鳴が聞こえる。
俺は土壁から姿を出した。
「こんな風に土壁からさらに土壁を勢いよく出現させることで当たった相手には大ダメージってね」
「こんな攻撃の仕方があったなんて・・・」
「姫島さんは魔力はもう限界みたいだね」
残った魔力を防御に回したのだろう。
それでもダメージが防ぎきれずに体力を削ったみたいだね。
「私はもう動けそうにないので降参ですわ」
「いや、いい戦いだったよ」
確かに、あの電撃で動きを封じられた時は危なかった。
あの雷はランドスタイルでなければ防げなかったはずだ。
それに堕天使特有の光の力。
前回の戦いで嫌というほど受けたあの力を姫島さんが使いこなせていた。
彼女がなぜその力を使えるかは知らないが、今まで否定していた力をレイナーレが引き出してくれたおかげで彼女は一歩前進したようだ。
(レイナーレに感謝しないとな)
「さて、姫島さんと木場君はリタイアだ、残るは・・・・」
「私のみですね」
俺の前に塔城さんが立つ。
「塔城さんはなぜ、姫島さんと戦っている時に攻撃を仕掛けてこなかったのかな?」
実際、スラッシュストライクを決めた後、ダメージを受けていたが問題なく動ける状態であったのに俺に一切攻撃を仕掛けなかった。
「朱乃先輩の覚悟を見て、私の事を考えていました」
「塔城さんの事?」
「はい、私の中には恐ろしい力が眠っているんです」
「私はあの人のように力を暴走させてみんなを傷つけたくなかった」
彼女のいう力とは一誠が言っていた『人間とは違う気』の事だと気づいてはいた。
たぶん彼女も一誠と特訓している時に、俺達が気付いていることを悟ったのかもしれないな。
「朱乃先輩の覚悟を目にして、逃げてばっかりじゃだめだと感じました」
「でも、まだ怖いです、この力に頼ることが・・・・」
すると、彼女の体に変化が起きた。
頭に白い猫の耳、尾てい骨の辺りから白い尻尾。
「だから、神崎さんと1対1になった時にこの力で戦おうと考えました」
「この姿でも神崎さんには勝てないと思っています」
「暴走しても止められる神崎さんにこの姿で挑み、そして学ばせてもらいます」
「個人的な理由ですみませんが、私の成長の為に胸を借りさせていただきます」
彼女は今闘おうとしていた。
俺ではなく自身の恐怖の対象と。
俺からいう事は決まっている。
「俺は君達の先生でもあるんだ、答えなんて決まってるだろ」
「個人的な理由でも構わない、どんと来い!!!」
~Side out~
~Side:小猫~
「では、いきます」
最初は一誠先輩みたいに『妖力』を応用すれば・・・
掌にバレーボールほどの大きさの妖力の球が出来上がる。
「えい」
私はそれを神崎さんに向け投げた。
速度は十分だけど神崎さんは避けずに防ぐ。
{♪~ルパッチマジック タッチ ゴー!}
{ディフェンド・プリーズ}
神崎さんの前に土壁が出現する。
土壁と球が衝突するが土壁は壊せなかったようだ。
「なら、えい、えい、えい」
複数の球を当てていった。
「何回も当ててるけどこの強度を破るまでには至っていないようだね」
「えい、えい」
繰り返し球を打ち続けていると壁の表面に少しだけひびが入ったのが見えた。
(なるほど、このぐらいの力ですね)
私は最後に投げた球より少し多めに妖力を右手に集中させた。
壁の前に瞬時に移動し、右の拳を壁に放つ。
「吹き飛んでください」
私の拳が壁に触れると大きな破壊音がなり、壁が吹き飛んだ。
「まさか、この壁を壊せるとは思わなかったな」
「神崎さん、ここからが本当の試合です」
私は妖気を体の中で練りこみ、身体能力を上げる。
今なら、裕斗先輩の7割程度のスピードが私にも出せるはずだ。
やることは変わらない、いつものように殴るだけ。
・・・・なのに
「だからいい加減、当たってください・・・・」
「流石に俺でも君の攻撃が当たったら死んじゃうからね」
どうしても攻撃が当たらなかった。
ジャブを打っても、なれないフェイントをやっても、スピードを生かして背後にまわって打ち込もうとしても・・・
「当たらない」
私は攻撃の手を止めた。
分かってはいた、神崎さんには勝てないと。
それでも一発も当てられずにいたことが悔しい。
祐斗先輩や朱乃先輩の時とは違い、まったく相手にされていなかった。
それほどまでに私は神崎さんにとっては見どころが無かったのでしょうか。
自然と悔しさから涙が出ました。
自分の弱さが、何もできない悔しさが、この戦いで思い知れました。
{♪PiPi~♪PiPi~♪PiPi~}
機械のアラーム音が鳴った。
あの戦闘から10分が経過していた。
「試験終了です、お互い手を止めてください」
レイナーレさんから試合終了が告げられた。
「まず塔城さん・・・合格」
「え?」
唐突に神崎さんから合格の一言が飛び出ていた。
「なん・・で・・ですか?」
分からないどうして合格なのか。
「私は・・・神崎さんに一撃も攻撃を当てられなくて勝てもしなくて・・・」
「塔城さんは十分強くなったよ」
「そんなはずは」
「俺が反撃できずに避けるしかできなかった」
「え?」
神崎さんが避けるしかできなかった?
「嘘です、絶対に反撃できたはずです」
「嘘じゃないさ、塔城さんの最大の特徴は
「君は一誠とまた違ったパワータイプだからね」
一誠先輩とは違うと言われ疑問に思った。
先輩も神器によるパワーを用いて戦うタイプの人なのは理解してます。
「一誠は倍加にチャージ及び使用後に再チャージしなければならないから簡単に言うと一撃必殺タイプだ」
「塔城さんは元から攻撃力は高く永続的に強力な攻撃が出せる超パワータイプって言えばいいのかな?」
確かに言われてみれば同じパワー系でも違う。
一誠先輩は特訓中にいつも一撃が大事だって言っていましたね。
それは一誠先輩だからこそのアドバイスだったという事ですか。
「これは俺の予想だけど一誠と組手した時に一誠は攻撃を防ぐことなく避けるばっかりじゃなかったかな?」
「確かに・・・」
「それはたとえ防御していてもそれを超えた攻撃が来た時に対処できなくなってしまうから避けるんだ」
「でも避けられています、当たらなければ意味がありません」
そう、当たらなければパワー型の自分には意味がない。
ただの力持ちの役立たずでしかない。
「私は強くなんかない、とても弱いです」
「いや、塔城さんは強いよ」
「俺が評価したのは基礎能力の向上と塔城さんの心の成長だ」
「こころ・・・ですか」
「君は自分自身の力を恐れ、拒絶していた」
「はい」
「でも、今日の戦いで1つ、恐怖に負けずにその力を使い、俺に立ち向かった」
「確かに俺には勝てなかったけど、君は自分自身の恐怖には勝てたんじゃないかな」
神崎さんの言葉が胸にしみた。
私はこの力にずっと苦しめられてきた。
私を縛り上げていた一つの鎖だった。
でも、神崎さんのおかげであの戦いを通して、自身の力に立ち向かうことが出来た。
私はまた目から涙が落ちた。
しかし先程の悔し涙とは違う。
とても暖かく嬉しい涙だった。
「おめでとう」
「ありがとう・・・・ございます」
~Side out~
~Side:マサヨシ~
試験が終わり、俺と塔城さん、最後まで戦いを見続けたグレモリーさんは医務室へと足を運んだ。
医務室には木場君と姫島さん、手当てをしているアーシアとレイナーレ、そして・・・
「お疲れ様です師匠」
「一誠!?大丈夫か!!」
ボロボロの一誠が医務室のベットに横になっていた。
「ちょっと神崎さん!!一誠に何させたのよ」
「部長、大丈夫ですよ、言うほど外傷もないんで」
「でも、どうしてこんなにボロボロなの?」
「それは・・・・・言えないっす」
「一誠?(怒)」
外傷はなくボロボロ・・・
今は喋ってくれなさそうだし、後でベルトさんにでも聞いてみるか。
「アーシア、一誠の具合はどんな感じかな」
「はい、一誠さんが言うように外傷は少なかったんですが中の方が少しダメージが多かったみたいで」
「中?」
「筋肉等の繊維を少し傷つけてしまっているようで今日安静にしていれば治りますよ」
明日のレーティングゲームには完治できることを聞き、安堵した。
「一誠、無茶はダメだと言ったが」
「うっ、すみませんでした」
「仕方ない、ゆっくり休んでくれ」
「うっす」
一誠の事はまた後で聞くとして本題に入らなければ。
「他の2人は大丈夫かな」
手当の終えている姫島さんと木場君に問いかける。
「ええ、もう動けますわ」
「僕も問題ありません」
「そしたら、一誠に休んでもらう為に移動して話そうか」
俺達は一誠と看病のアーシアを残して医務室から移動し、ダイニングで腰を下ろした。
「結論から言うと二人とも合格です」
姫島さんは表情に出てはないが少し驚いている様で、木場君はあまり満足していないのか苦笑している。
「姫島さんは特訓を活かし近接戦闘に魔力の扱いも十分上達していた」
「木場君も試験中にも言ったけど剣の精密さに剣技が上達している事を感じたよ」
「でも、2人とも満足してないって感じだね」
俺は問いかけると2人はその問いに答えた。
「私は少し結果を焦りすぎてもう少し落ち着いて攻められていたら、もっといい動きが出来たと思いますわ」
「僕の方は熱くなりすぎて周りを見きれていなかったです」
どうやら自分の失態も分かっているようだった。
「自分でその事に気付いているなら、俺から言う事はないよ」
「後は明日、全力で自分達の力を発揮するだけだ」
そう、本番は明日。
今日までの特訓は明日のレーティングゲームに向けての特訓。
正直勝てるかは五分五分だ。
みんな比較的に成長したが相手は侮れない。
今回の頼みの綱は一誠にかかっていた。
(だから、頼むぞ一誠)
「それじゃあ各自、明日のレーティングゲームに向けて休憩してくれ」
「「「はい!!!」」」
俺の言葉に3人が返事をした。
「ちょっと待って!!私は!?」
グレモリーさんが抗議してきた。
彼女の場合は戦闘系の特訓を行っていない為、特に試験する必要が無かったのだ。
「特訓が問題なくできてれば合格だね」
「戦略や陣形なら紙にまとめているけど・・・」
「それなら後で確認しよう、その前に・・・」
俺は壁掛けの時計を見ると、そろそろあれの支度をしないといけない。
「俺は昼飯と夕飯の仕込みを終わらせよう」
「ちょっ、私のやつ見る時間ぐらいあるでしょう!!」
「いや、みんなには激しい運動をした後だから十分いい物を作ってあげたいからね」
「まだ9時過ぎよ!!お昼まで十分時間あるのに・・・」
「取り敢えず町まで下りて買い出ししてくるから」
「十分食材のこってるでしょ!!!」
グレモリーさんの別荘には約10日間分ほどの食材や多彩な調味料が保存されていたが、少し足りなかった。
「一誠があのような感じだからみんなとは別のメニューを作るつもりでね、それで少し食材が足りないから買い出しに行かないと」
足りない理由はそれだけではないのだがある女性の為、そこは置いておく。
「それにコンロの数も決まっているしね、品が増えればそれだけ時間もかかるという事さ」
「うっ、分ったわ」
「じゃあ、いってくる」
俺は別荘を出て、『マシンウィンガー』に跨る。
「さて、行きますか」
俺は明日の戦いの事をいったん忘れ、今日の食事の為にバイクを走らせた。
To Be NEXT ⇒
超超超久しぶり~次回予告~
ひ「俺、参ぶへら!!」
イ「いつまで休んでんだこのバカ」
ひ「酷いいきなり殴るなんて」
イ「当然だろうが三か月だぞ!!」
ひ「・・・悔いはない」
イ「いや、悔いろよ」
ひ「だってスランプったんだもの」
イ「それは・・・しかたないのか?」
ひ「もう虚しいだけだ、さっさと次回予告詐欺しようぜ」
イ「詐欺って堂々と言うな!!」
ひ「いや、ゲーム開始しなかったし詐欺っしょ?」
イ「せめて今回は詐欺なしの次回予告してくれ」
ひ「それは私次第だな(ドヤ)」
イ「むっころす(怒)」
次回予告
{一誠何があったんだ}
{全員かかってこいや}
{オレンジスカッシュ!!!}
{俺はまぁ、この星の神様だな}
ハイスクールD×D×R 仮面の英雄の物語
2×4:神様、出会います!
ひ「次回もがんばるぞい」
イ「いや、まだレーティングゲーム始まんねーのかよ」
チャン♪チャン♪