そして遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
”ヤミ”さんメッセージありがとうございました。
更新できなかったことをご報告できずに申し訳ございませんでした。
ちなみに今回は内容が長くなってしまったため①と②に分けさせていただきました。
※連続投稿いたします。
それでは合宿最終試験 一誠編どうぞ・・・・
~Side:マサヨシ~
俺は昼食を取り終えた後、まずはグレモリーさんに与えていた課題を読んでいた。
「うん、悪くないんじゃないかな」
「本当に?」
「ライザーの行動しそうなパターンをよく抽出できているね」
彼女とは何度もチェスを打ち合ったので自然と戦略や相手の行動を読む技術が上がっていた。
「ただ、様々な作戦で一誠に対しての守りが強すぎるな」
作戦としては悪くはないのだが作戦の趣旨は王であるグレモリーさんが負けないこと。
気持ちは分からなくはないが一誠を傷つけたくないという行動が少し裏目に出てしまっている。
「そんなこと言ったってイッセーはまだ悪魔になりたてよ」
「だけど、一誠は弱くない」
「確かに強い神器を持っているけれど、」
「それは間違ってるな」
「え?」
確かに一誠の神器は
だが俺が感じた強さは別にあった。
「一誠の持つ意思と根性、それが一誠の強みだ」
「意思と根性・・・」
「強くなりたい、大切な人を護りたい、そのために絶対あきらめない」
「それが一誠の、俺でも勝てない強さだ」
特訓初日の姿を思い出す。
[俺が勝ちます!!行くぞドライグ!!!]
[ハァッ・・俺は・・・まだ・・グッ、負けてねぇ!!!!]
[うるせぇ!!!いいから掛かってこい!!龍騎ぃぃ!!!!!]
(あの後、失礼な発言をしてすみませんと物凄く謝ってたな)
俺は全く気にしていなかったが一誠にトイレ掃除の罰を与えた。
こうでもしなければ気にして訓練に支障をきたしそうだったからだ。
あの時を思い出して顔に笑みを浮かべる。
そして一誠は初日の特訓以降どんどんと力を伸ばしていった。
「イッセーの思いがそれほど強いだなんて・・・」
ここはひとつ彼女の為にも、まだ気づいていないイッセーの為にも年長者として一言伝えようかな。
「そう言えば以前、一誠は寝言でこう言ってたな」
「『部長は俺が護って見せる』って」
俺の言葉を聞いた瞬間、グレモリーさんはとても分かりやすく顔を紅潮させた。
「なっっ、、なっ」
「寝言にも出ちゃうほど本気ってことじゃないか」
さらに一言加えるとさらに顔の紅潮が増した。耳も真っ赤だ。
「まぁ、明日までにまだ時間はあるからゆっくり休んでくれ」
彼女からの返答はない。
どうやら少しおせっかいが過ぎたようだった。
(初々しいね、一誠も隅に置けない男だな)
俺はグレモリーさんの元を離れ、療養中の一誠の元へと足を進めた。
~Side out~
~Side:イッセー~
昼食を食べた後、ずっと寝たっきりでも暇だったのでベットの上で瞑想を行おうとしていた。
準備をしているとドアをノックする音が聞こえる。
「一誠、正義だ」
「どうぞ師匠」
師匠が部屋に入ってきた。
大方、何を聞きに来たのかも予想はついている。
「一誠、調子はどうだ」
「アーシアのおかげでだいぶ良くなりました」
「そうか今日は安静にするんだぞ」
「さすがの俺でもそこまでバカな事はしないですよ」
明日はレーティングゲーム本番だ、今日の怪我のせいで負けてるなんて本末転倒だからだ。
それにこの怪我は自身の過ちによる物だからな。
「それで森で何があったんだ?」
「特訓では特に問題なかったですよ」
そう、俺はみんなより早めに起き、『ヘルヘイムの森』で最終試験を受けていた。
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特訓最終日~朝~
まだ日が昇って間もない時間。
俺は師匠に起こしてもらい、いつもの特訓の場である『ヘルヘイムの森』に来ていた。
「師匠、こんなに朝早くから何をするんですか」
「最終試験と言ったところかな」
「最終試験ですか?」
「ああ、今回はベルトさん協力の元、試験を行う」
すると、銀色のオーロラから赤い機械の様な物が出てきた。
{やぁ兵藤一誠君、ちゃんとお話しするのは初めてだね}
赤い機械の上部には『仮面ライダードライブ』に変身するためのベルトがくっついていた。
「ベルトさんでしたよね」
{That's right!!本名はクリム・スタインベルトだが気軽にベルトさんと呼んでくれ}
「俺はこの後、他の3人の相手をするためにベルトさんに一誠を見てもらうことにした」
「え?」
つまり師匠はまた別荘に戻ってしまう。
ヘルヘイムの恐ろしさはここ数日で嫌と言うほど思い知っている。
襲ってくるインベスに果実の誘惑、この俺が師匠無しで過ごせるか不安だった。
「大丈夫、一誠は初日より見違えるほど強くなったよ」
「師匠・・・」
「実力も心も、だから一誠をここに残せるんだ」
認められている。
一番憧れている人に信頼されている。
それだけで先程まで感じていた不安もかき消された。
「最終試験、頑張ります!!!」
{安心したまえ、危険が迫ってもシフトカー及びシグナルバイクも全台こちらに待機している}
ベルトさんの後ろに小さいクルマとバイク達が俺を応援してくれているのか各々クラクションを鳴らしていた。
「ハハッ、みんなサンキューな」
「よし、それじゃあ一誠、これを身に着けてくれ」
「腕時計?ですか??」
師匠が渡してきたのは腕時計の様な機械を俺に渡してきた。
「これはインベスを呼び寄せるために作った装置でね」
「へ?インベスを呼び寄せる??」
何やらとんでもない発言をしていたのではないだろうか。
「インベスはヘルヘイムの果実のにおいに反応して向かってくる生物なんだ」
「それでベルトさんと協力してまず果実のにおいを凝縮させることに成功した」
ふむふむ
「そしてその凝縮させた匂いを一定範囲まで放出させる機械を作った」
「それが一誠に渡したその機械ってわけだ」
なるほど~~
「つまり、この機械を使えばどんどんインベスが襲ってくると」
「その通りだ」
{Exactly!!正解だ一誠君}
「いやいや、死んじゃいますよ!!!」
俺の戦闘スタイルは師匠から教えられている格闘技を使った喧嘩殺法。
基本は一対一に仕向けるように戦って行動する。
「しかも中級が何匹も出たら対処できなくなっちゃいますよ!!!」
「もしそのような不利な状況になった場合はベルトさんと協力してその場から逃げてくれ」
{私も危なくなったらすぐにシフトカー達に指令を出すから安心した前}
「ですけど・・・・」
「それにまだこれだけじゃないぞ」
「へっ?」
えっ、何?まだあるの?
もうすでにやばいメニューなのにさらに地獄という名のトッピングをしてくるの?
「これを使ってね」カチャッ
「それって・・・・」
師匠の手には青い線が入っている銃が握られていた。
たしか、前に部長や木場ので見せたやつだって聞いたけど。
「これはただの銃じゃないんだ」
そして師匠は俺に一枚のカードを見せてきた。
「仮面ライダーが描かれたカード?」
「そう、これを使ってね」
すると師匠はそのカードを銃の中に入れ、銃身を引いた。
{KAMEN RIDE}
「え?まさか・・・・」
銃口を上空に向けトリガーに添えられた指が動く。
そして師匠からお決まりのセリフが放たれた。
「変身」
{"ディエンド"!!!}
空中に何本かの青い棒が放たれた。
師匠の体は複数の影が重なり、次の瞬間黒いアーマーを付けたスーツに変わった。
上空に放たれた青い棒が師匠のマスクへと落ち、それに伴いスーツの側面も青く色が変わった。
青い線と黒い線が特徴のマスク、まるでバーコードを思わせるマスクだ。
「仮面ライダーディエンド」
「いやいやいや!!無理ですって!!!」
インベスいっぱい&師匠VS俺
そこから導き出される俺の結果は・・・
「死んで来いってことですか」
「どうしたんだ一誠?まさか体調が悪いとかか?」
あれ?俺がおかしいのか・・・
師匠に普通に心配されてるし・・・
いや、俺はまともなはずだ。
ここは弟子として抗議しなければ。
「師匠!!!」
「ん?何かな?」
「俺は死にたくありません」
「?俺も一誠に死んでほしくはないけど・・・」
「だったらインベスだけで勘弁してください!!!師匠相手じゃ死んじゃいます!!!」
「・・・・そういう事か」
{フム、一誠君、君は勘違いをしている}
{正義はこの後に他の生徒の試験をするためにここを離れることになるんだ}
そう言えば、そんなことを言っていたような。
でもそれならなぜ変身する必要があったんだろう?
「『ディエンド』の説明はしたことが無かったっけ?」
「はい、初めて聞きましたし初めて見ました」
『ディケイド』については聞いた事はあるけど『ディエンド』は別モノなのか?
「『ディエンド』の力は・・・・・」
師匠は一枚のカードを俺に見せてきた。
『ディエンド』に返信する際に使ったカードとは違うライダーが描かれていた。
先程の変身する際と同じように銃にカードをセットし、トリガーを引いた。
「こういう力さ」
{KAMEN RIDE}
{"シザース"!!!}
音声とともに俺の目の前に1人のライダーが現れた。
そのライダーは使用が変身する『龍騎』と同じベルトを身に着けていたがカードデッキの龍が描かれていた部分には『蟹』が描かれている。
カードデッキが『蟹』の為、見た目も蟹に近い。
マスク部分の二つの触覚に左手に装着されている大きな鋏が特徴的な仮面ライダーだ。
「{ライダーを召喚した!!!!}」
珍しくドライグも声を上げて驚いていた。
「一誠はこの『仮面ライダーシザース』とインベスを相手に1時間生き残ってもらう」
つまり・・・・・
「どっちにしてもハードモードだったーーー」
俺の叫びが森に響いた。
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俺は師匠から渡された機械を右手首に装着し、自分自身が匂いを吸わない用の師匠特製のマスクも身に着けた。
※ちなみに渡された機械は『ファイズアクセル』と言うアイテムをモチーフにしているらしい
「今はタイム表示が『60:00』になっているがカウントが『00:00』になることで匂いの中和剤を放出する仕様になっている」
「赤いボタンを押すとスタートだ、準備はいいか一誠」
俺は目の前の仮面ライダーを目に捉え、生唾を飲み込んだ。
不安がよぎる。
仮面ライダーを相手にしながらも襲い掛かってくるインベス。
中には中級のインベスも複数体出てくるであろう。
勝てない、最悪は命を・・・
{相棒、落ち着け}
「ドライグ・・・・・」
{勝てるに決まっている、俺達は最強のコンビだからな}
「最強のコンビ・・か」
その言葉に先程感じていた不安はなくなっていた。
「準備はできたみたいだな」
俺は左手に『
「お待たせしました、行けます」
「よし、それじゃあ最終試験開始!!」
俺は機械の赤いボタンを押す。
{START UP}
「いくぞオラァァァ!!!!」
「俺はライダーの戦いで頂点を極める」
俺の最終試験が始まった。
②へ続きます。
※連続で投稿しております。