ハイスクールD×D×R 仮面の英雄の物語   作:ひまわり先生

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①の続きです。
※連続投稿で出しておりますので①を見ていない方は先に①から読んでいただければと思います。


2×4:神様、出会います!②

~Side:イッセー~

 

 

まずは、先手必勝!!!

厄介になりそうな仮面ライダーをまずは叩く。

 

 

「くらいやがれ」

 

 

普通にシザースに対して殴りかかる。

 

 

”ガンッ”

 

 

「いってぇ~~~」

 

 

胸元に一撃放ったがアーマーの硬さに逆に自分がダメージをくらってしまった。

 

 

「そんなものか」

 

「チッ、舐めやがって」

 

{相棒、ここは・・・}

 

「分かってるよ、一気にあれで決める」

 

 

インベスを相手にするとなるとシザースを残しておくのは得策じゃない。

だから一気にケリをつけてやる。

 

俺は準備のためにシザースから少し距離を取った。

 

 

「来ないのか?それなら俺から行くぞ」

 

 

シザースはベルトのカードデッキから一枚のカードを引いた。

それと同時に森の方から三体の下級インベスがこちらに向かってきた。

 

 

「「「GyaGya」」」

 

「そら、友達も来たことだパーティーを始めようか」

 

 

引いたカードを左手の鋏の部分に入れ、カードを読み込ませた。

 

 

{STRIK VENT}

 

 

上空からシザースの右手に蟹の鋏が装着された。

 

 

「まっ、マジッすか・・・」

 

「大マジだ」

 

 

インベスと共にシザースの鋏が襲ってくる。

 

 

「どわっ!!おっと!!おわっ!!」

 

「チッ、ちょこまかと避けやがって」

 

「避けるのは技を教わる前に教わった技能だからな」

 

 

基本俺は一対一で有利に進める戦闘スタイルであり、かつ『倍加』を稼ぐ時間稼ぎもしなければならない。

そのため回避と言う手段は俺の中では最も重要な技の一つでもある。

 

 

{Boost!!}

 

{Explosion!!}

 

{相棒、準備完了だ}

 

「ああ、師匠の言葉を借りると、ここからが俺達のステージだぜってな」

 

 

俺はインベスとシザースを一度切り抜けるためドラゴンショットを放つ。

 

 

「これが俺達がこの合宿で得た新たな力だ・・・・ドライグ!!!」

 

{ああ、決めるぞ相棒}

 

 

俺は左手、『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』を上空に突き出し、叫ぶ。

 

 

禁 手(バランス・ブレイク)!!!!!」

 

{Welsh Dragon Balance Breaker!!!!}

 

 

俺の体は赤い光に包まれた。

しばらくするとその光は収まっていき姿が変わった俺がシザース達の前に現れる。

 

 

「お前も仮面ライダーなのか?」

 

 

シザースの問いかけに俺は答える。

 

 

「いいや、俺は仮面ライダーじゃない」

 

 

今の俺は全身を龍を模した赤い鎧で覆われている。

 

 

「『赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)』、ただの悪魔でドラゴンだ」

 

 

自身の緑色の目が光り、ファイティングポーズを構える。

 

 

「第二ラウンド・・いや、最終ラウンドの開始だ」

 

 

 

===================================

 

 

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「オラァッ!!!!」

 

 

一気に10回以上の倍加をかけてシザースに拳を放つ。

 

 

「クッ!!!」

 

「GYA?GYAAAAAaaaa」

 

 

シザースは近くにいたインベスを盾にし、俺の一撃から逃れた。

 

 

「なんて威力だよ、まったく」

 

「倒せ損ねたけど、降参するなら今の内だぜ」

 

 

シザースは右手の鋏を外し、再びカードデッキに手を伸ばす。

 

 

「お前のその拳が最強の矛だというのなら最強の盾を用意しようじゃないか」

 

{GUARD VENT}

 

 

左手の鋏に蟹の甲羅の様な盾が装着された。

 

 

「そんな盾で防げるほど俺の攻撃は弱くはないぜ」

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「ドラゴン・・・マシンガン」

 

 

倍加によって強化された小さな赤

赤い気弾はまるで嵐の時の豪雨の如く辺り一面に降り注ぐ。

 

 

「「GYAUUUUU!!!!」」

 

 

インベス2体は巻き込まれて消滅した。

しかしシザースは・・・

 

 

「たしかに直撃してたら危ういな」

 

「・・・・うっそーん」

 

 

さっきまでの自信がどこかに消え去りました。

 

 

「「「「GYAAAAAA!!!!!」」」」

 

 

そして大量のインベスちゃん達がごあいさつ。

中には『ビャッコ』、『シカ』、『セイリュウ』と中級さんの顔ぶれも。

 

 

「わっ、わーい・・・・」

 

「第3・・・いや最終ラウンドだっけか」

 

 

シザースが皮肉を込めて俺に言ってくる。

 

 

「まぁ、終わりにしようか」

 

 

カードデッキに手を掛け、一枚のカードを引く。

 

 

{ADVENT}

 

「なんだ!?こいつは!!!」

 

「syaaaaaaa!!!!!!」

 

 

どこからともなくインベスとは別でオレンジ色の蟹の化け物が現れた。

 

 

「コイツの名は『ボルキャンサー』、俺の契約モンスターさ」

 

「師匠の使ってたドラゴンと同じ・・・・」

 

「さぁ、お前を喰らってもっと頂点に!!!」

 

「「「「GYAUUU!!!!」」」

 

 

シザース、蟹、シカ、虎、龍、その他もろもろが襲ってくる。

 

 

「ええい、やけくそのドラゴンマシンガン!!!!」

 

 

赤い気弾の雨が降り注ぐ中、蟹とシザースだけは足を止めることなくと近づく。

 

 

「だから効かないんだよ」

 

「知ってるよっと」

 

 

突き出された二つの鋏をかろうじて避ける。

 

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「でりゃぁぁーーー」

 

 

気を足に集中させ回し蹴りを蟹に放つ。

 

 

”ピシッ”

 

 

俺の放った一撃は確かに蟹の甲羅に傷をつけた。

しかし、俺の鎧の方にもダメージが入りひびが入ってしまった。

 

 

{修復は?}

 

「んなもん後回し、今度はシザースに一発・・・っだ」

 

 

今度は右ストレートをシザースに向け放つ。

 

 

「甘いな、フンッ」

 

「うぉっ!!!」

 

 

俺は右腕を掴まれ、そのまま背負い投げの要領で投げ飛ばされてしまった。

 

 

「仮にも警察官なんでね」

 

「それは初耳だけど足元は気をつけておかないとな」

 

「何!?」

 

 

シザースの足元には赤い気弾が宙に浮いている。

 

 

「ドラゴン・ボム!!!!!」

 

 

赤い気弾はその場で弾け、大きな爆発を起こす。

 

 

禁 手(バランス・ブレイク)状態でのドラゴンボムだ、これでさすがに・・・・」

 

「くっ・・・してやられたようだな」

 

 

ダメージを負いながらも未だ立っているシザースが目に映った。

 

 

「クソッ、時間は・・・・」

 

 

時計の時間は53:00を経過したところだった。

 

 

「まだまだ・・・・か」

 

「時間を気にする余裕があるのか?」

 

「問題ねぇよ」

 

 

シザースから振り下ろされた左腕を避けて自身の右腕で掴み返した。

 

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「くらえ!!!ゼロ距離ショット5連!!!!」

 

 

俺とシザースの間で軽い衝撃音が5回響いた。

 

シザースは気弾が当たった箇所の装甲が破損しており、本人も少し俺から距離を取り片膝をついた。

 

 

「クソッ、やってくれたな・・・」

 

「隙を突こうとしてくるのも予想済みだぜ」

 

「グッ・・・・こちらも限界か、だったら次で決めさせてもらう」

 

 

シザースはベルトのカードデッキから一枚のカード引く。

そのカードにはカードデッキと同じ蟹のシンボルが描かれたカード。

 

 

「シンボルのカードってことは!!!」

 

{相棒!!!大技が来るぞ!!!!}

 

「GYAUUUUUUUU!!!!」

 

 

先程倒しきれなかった中級のインベス達が俺に襲い掛かってくる。

 

 

「ちょっ!?なんでこんな時に限って!!!」

 

「フン、仲良くお友達と永遠の眠りにつくんだな」

 

 

左手に装着されている鋏の柄部分にカードを入れ、読み込ませる。

 

 

{FINAL VENT}

 

 

俺に最後を告げる機械音が鳴った。

 

 

「クソッ・・離せ・・ちょっ!!変なとこ触んな!!!」

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「終わりだ、『キャンサー』!!!」

 

 

呼ばれた蟹はそのままシザースを掴み、投げ上げた。

 

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

「まずい!!まずい!!まずい!!」

 

 

シザースは体を丸めて回転させ、俺に向かって勢いよく落ちてこようとする。

 

 

「倍加足りてるかわかんねぇけどこんなところで終われねぇ!!!」

 

 

左腕にくっついてたインベスを引っぺがし、倍加で強化された気と魔力を集中させる。

 

 

「今の俺が出せる最大パワーの一撃だぁぁぁぁ!!!!」

 

 

向かってくるシザースに対して左腕を突き出した。

 

 

”ガガガガガガ!!!”

 

 

シザースに拳が当たったが回転は止まらず、左腕に強い衝撃が伝わる。

 

 

「だぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

(マジできつすぎる・・・・)

 

 

俺達の衝突により体にまとわりついていたインベスは吹き飛ばされているが、今は動くこともままならない。

 

 

”ぴしっ、ピキッ”

 

 

俺の鎧にも所々ひびが入る。

 

 

{(相棒、鎧が限界だ)}

 

(わかってんよ、でもこれだけは防がないとこっちがやられる)

 

 

今現在の限界はすでに出し切っている。

鎧は今にも壊れそうで、攻撃を受け止めてる左腕に関しては感覚が感じられなくなってきた。

この一撃を受ければ鎧が壊れ、致命傷となるだろう。

 

ベルトさんも予想外だろう。

まさかこれほどまで激しい戦いになったことが。

今の俺を助けるすべはシフトカー達にはない。

 

まさしく絶体絶命。

 

 

「でも・・・負けるわけにはいかねぇよ」

 

 

最初は仮面ライダーと戦うことにハードモードだと言ったが明日闘うフェニックスの方が厄介極まりないはずだ。

そもそも不死身ってチーとすぎるだろ。

フェニックスを倒したいならこの壁は突破しなければならない。

 

 

「俺は部長の為に絶対に勝つ」

 

 

限界?

そんなもん知るか!!!

 

 

「俺の神器、ドライグに限界なんて文字はねぇ!!!」

 

{ガハッハッハ!!!!最高だ相棒!!!!}

 

{ならお前にその壁を越えさせてやる}

 

 

俺の左手の宝玉が光を放つ。

 

 

{Boost!!}

 

「吹きとべぇぇぇ!!!!」

 

「何!!ぐぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

たった一回の倍加で形勢が逆転した。

 

 

「まだだ!!うぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

{Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!.......}

 

 

両手を前に突き出し向い合せ、気弾を作成する。

 

 

「もっと・・・もっとだ!!!」

 

 

気弾は少しずつ大きくなり、バスケットボール程の大きさになる。

 

 

「足りない、ならこれで!!!!」

 

 

気弾に外側から圧力をかける。

圧力がかかった気弾はゆっくりと小さくなっていく。

 

 

{相棒!!!ヤツが来るぞ!!!}

 

 

「俺が頂点に、最強に・・・」

 

「あと少し!!!うぉりゃぁぁぁぁ!!!!」

 

 

ゴルフボールぐらいまで小さくなった気弾を両手で握りしめた。

 

 

「頂点とか最強とか関係ねぇ!!!」

 

「俺は大切な人を護るために・・・リアス部長を護る為に強くなる!!!」

 

 

両腕に赤いスパークが発生する。

狙いを標的に定めて、悪魔の羽を展開する。

 

 

「これで終わりだ蟹野郎!!!」

 

ドラゴン・ブレス!!!!」

 

 

握り合った手を開く。

掌から赤い熱線が放射し、避ける間もなくシザースを飲み込んだ。

 

 

「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

しだいに熱線は細くなり、消失した。

俺の目の前には黒く焦げた地面とボロボロの状態で倒れたシザースの姿だった。

 

 

「頂・・・点・・・に・・・」

 

 

そう言い残してシザースは光となって消えた。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・やった」

 

「やってやったぞ~~~~!!!!」

 

{フン、当然だな・・・}

 

 

鎧がボロボロと崩れ、元の状態に戻ってしまった。

 

 

{本来であれば30分は維持できたはずだが無理な倍加と大技で鎧がダメになったか}

 

「まぁ、シザース倒せたし問題ないだろ」

 

{そうだな}

 

 

俺とドライグは大声で笑いあった。

すると離れたところからベルトさんの声が聞こえる。

 

 

{一・君・・・し・・だ}

 

「ん?ベルトさ~ん、聞こえないっすよ!!!」

 

{う・ろだ}

 

「え?何っすか?」

 

 

その時、後ろから肩をトントンっと叩かれた。

何度も何度も叩かれた。

 

 

「ちょっと待っててくれ、ベルトさんが何か言ってるから」

 

 

トントン、トントン

 

 

「だ~か~ら、待てっての!!!」

 

 

余りにもしつこかったため振り返りその相手に向き合った。

 

なぜ俺は忘れていたのだろうか、こいつら(インベス達)がまだいたことを・・・・

 

 

「GYAGYA!!!」

 

{一誠君!!後ろだ!!!}

 

 

やっとベルトさんが言ってたことが理解できたよ。

 

 

「あははは・・・タ~イム」

 

”ブレ~イク”

 

 

どこからか奇妙な音がした。

 

 

「GYAGYAAAAA!!!」

 

「ですよね!!!!」

 

 

そのあと残り50分間、俺とインベス達の戦いは続いた。

 

 

===================================

 

{THREE・・・TWO・・・ONE…}

 

{TIME OUT}

 

 

「だっは~~~!!!終わった~~~」

 

{お疲れ相棒}

 

{本当によく頑張った一誠君}

 

「ははっ、ありがとうございます」

 

 

シザースを倒した後もインベスに追い回されて大変だった。

 

 

「仮面ライダーとはもう戦いたくないな」

 

{HA!HA!HA!正義も今後はそこまではしないと思うよ}

 

{そうだろうな、今回はあえて仮面ライダーと戦わせたんだろうよ}

 

「それは分かってるよ」

 

 

今回はシザースと戦って自分自身の殻が一つ剥けた気がした。

 

 

「それにしても結構な数のインベス倒しちゃいましたけど生態系とか大丈夫なんですか?」

 

{それに関しては問題ないよ、正義と調べたところインベスの統率者、オーバーロードが存在しないためかインベスが大量に繁殖していてこの星自体が滅んでしまう可能性があったんだ}

 

「滅ぶって・・スケールでかいっすね」

 

{地球にクラックで繋がってしまうかも知れないからね、大量のインベスが流れ込んでは正義だけでは対応できなくなってしまう}

 

 

確かに俺は逃げながらやり逃していたけど数百、数千のインベスが俺達の町を襲ったと思うと身震いがする。

 

 

「よっし!!!疲れたし戻るか」

 

「GYA!!!GYA!!」

 

「!?」

 

{一誠君!!危ない!!!}

 

 

俺の背後から急にビャッコインベスが襲いかかろうとしていた。

 

油断していた為、神器もしまったまんまの状態で対処できない。

 

死を予感した俺にある男の声が聞こえた。

 

 

{オレンジ・スカッシュ!!!}

 

「セイハァァー!!!!」

 

 

オレンジ色の何かがビャッコインベスにぶつかり、俺から守った。

それは俺の知っている仮面ライダーだった。

 

 

「鎧・・武?」

 

「ん?大丈夫だったか?」

 

「は・・はい、それより師匠何でここに?」

 

「師匠???」

 

 

俺を助けてくれた『鎧武』はベルトからロックシードを取り外し、姿を見せた。

 

 

「俺は葛葉紘汰(かずらば こうた)、仮面ライダー鎧武だ」

 

「え?」

 

{何故君がここに!?}

 

 

鎧武の正体は師匠ではなく葛葉紘汰と名乗る黒髪の青年だった。

 

 

「ベルトさんか、久しぶりだな」

 

{いやそれよりもなぜ『異世界』に君がいるんだ}

 

 

ベルトさんがはっきりと『異世界』と言った。

つまり彼が本物の『仮面ライダー鎧武』だと気付いた。

 

 

「微弱だったけど俺らの星と同じ力を感じたから近くの小さなワームホールから思念を飛ばして来たらここについたというわけさ」

 

 

「さすがに神様が見ず知らずの世界に本体ごと行くのは危険だからな」っと笑いながら説明していた。

 

 

「神様?」

 

なんかすごい単語が出てきた。

 

 

「ん?そうそう俺はヘルヘイムの神様なんだよ」

 

「それで異世界って言ってたけど・・どういうことだ?」

 

{私が説明しよう・・・・}

 

 

俺がぼけっとしている最中にベルトさんが葛葉さんに色々と説明した。

 

 

「なるほどな・・・よし」

 

 

葛葉さんは話に納得すると近くに実っていたヘルヘイムの実を3つ取った。

すると実は光り、その姿を何も描かれていないロックシードへと姿を変えた。

 

 

「これをお前の師匠に渡しておいてくれ」

 

「へ?」

 

 

何も描かれていない3つロックシードを俺に手渡した。

 

 

「いいんですか?」

 

「あぁ、たぶんこの先もいろんな怪人とかと戦うことになるんだろ」

 

「俺が育った世界とは違うけれどもそれでも守ってほしいと俺は思う」

 

{フム、実に君らしい考えだね}

 

 

俺はこの時、この人が仮面ライダーだという事を改めて実感した。

師匠が憧れた人達、なぜ憧れたのかどうして好きになったのかが分かった。

 

ロックシードを受け取ると葛葉さんの体が金色に光った。

 

 

「だっだっだいじょうぶですか!?」

 

「心配すんな、お別れの時間になっただけさ」

 

 

葛葉さんが右手を差し出してきた。

 

 

「『鎧武』にこの世界をよろしくって伝えておいてくれ」

 

 

俺はその手を取り、「はい!!!」と頷いた。

俺の返事を聞くと、笑みを浮かべ光の粒子となり、この場から姿を消した。

 

 

===================================

 

 

{まさか本当の『鎧武』に会えるとは驚いたよ}

 

「いやー俺もびっくりですよ」

 

 

俺達は葛葉さんと別れてクラックの前までやってきた。

その時ベルトさんを見てある事を思いついた。

 

 

「あの~ベルトさん、ちょっとお聞きしたいことが・・・」

 

{ん?何かね?}

 

「ベルトさんを使えば俺でも『変身』できるんでしょうか?」

 

 

そう、ベルトさんはドライブに変身するアイテムであり、それを用いれば変身できるのではないかと考えた。

 

 

{フム、不可能ではないかとは思うが・・・}

 

「それだったらここで試してもいいですか?」

 

{しかし、もし万が一にも・・・}

 

「大丈夫ですよ!!!それに俺も変身できれば師匠の負担も減りますし!!!」

 

{ん~~~~わかった、ただし安全面を考慮してプロトドライブへの変身のみだぞ}

 

 

ベルトさんからの許可が下りた。

内心ではとても舞い上がっており、「俺も仮面ライダーに・・・」と頬が緩んでいた。

 

ベルトさんを腰に当て装着し、シフトブレスも左手首に装着する。

 

 

{もし危険だと判断したらすぐに変身を解除するからね、いいかね一誠君}

 

「うっす!!!了解っす!!!!」

 

{それじゃあベルトのキーを捻り、シフトカーをセットし押し上げるんだ}

 

 

俺は指示通りベルトのキーを回し、プロとドライブに変身するためのシフトスピードプロトタイプを装着し押し上げた。

 

そして言ってみたかった師匠のセリフを叫んだ。

 

 

「変身!!!!」

 

 

そして俺の姿は・・・・・・

 

 

「あれ?」

 

 

変わらなかった。

 

 

「なんで変身でき!!!がぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

唐突に体中に痛みが走る。

体には赤い電流が走り、絶えなく痛みが続く。

 

 

{何が起こっている!?一誠君ベルトを外すんだ!!!!}

 

「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

だめだ。

何もできない。

痛い 痛い イタイ いたい 

 

 

「なによ、うるさいわねぇ・・ってイッセー!?どうしたの!?」

 

{ティアマット君!!!一誠君のブレスレットとベルトを早く外すんだ!!!!}

 

「わかった!!!」

 

 

ティアがなぜいたのか知らないけど俺はティアによってベルトを外され、感じていた痛みも糸が切れたかのようにプツンと消えた。

 

 

「がぁ・・・・・・」

 

 

{一誠君!!!}

 

「イッセー!!!」

 

 

ここで俺の意識は途絶え、地面に倒れこんだ。

 

 

===================================

 

 

「っというわけでして」

 

「変身できずに体中に電流が走った・・・か」

 

 

師匠は顎に手を当て深く考え込んだ。

 

 

「すいません、ご迷惑をかけてしまって」

 

「気にすることないよ、俺のためを思って行動してくれたことなんだし」

 

「何より命に別状がなくて安心したよ」

 

 

本当に師匠はやさしいと実感した。

その分心配をかけてしまった俺が少し情けなくも思う。

 

 

「あっ、これが葛葉さんから預かったロックシードです」

 

「これが・・・」

 

「この世界をよろしくって最後に・・・」

 

「ああ、この世界を護って見せます葛葉さん」

 

 

師匠はロックシードをしまい、座っていた椅子から立ち上がった。

 

 

「それじゃあ俺はベルトさんに詳しく話を聞いてくるよ」

 

「はい、分かりました」

 

「それじゃあ、明日に向けて休んでくれ」

 

「はい!!」

 

 

師匠が部屋を出て俺は自身の頬を叩く。

 

 

「明日が本番だ・・・」

 

 

そして再びベットの上で瞑想を始めた。

 

 

 

To Be NEXT ⇒

 




あけおめことよろ~次回予告~


ひ「遅くなりましたが明けましておめでとうございます」

イ「今年もよろしくお願い致します」

ひ「いつもはひどい次回予告ですが今回はゲストがいるため普通です」

?「仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰だ」
 
イ「今回はありがとうございました」

紘「いや~無事で良かったよ」

ひ「ぷぷっ、イッセーきゅん後ろから襲われてやんぶへら!!!」

イ「お前は普通に出来んのか!!!」

紘「ハハッ、面白い所だな」

イ「コイツはほっといて葛葉さんが渡したロックシード気になりますね」

紘「ああ、まだ何もフルーツが描かれてないから時が来たらそのロックシードは使えるようになるはずさ」

ひ「まぁ、いつ使うかは決めてないけどね」

イ・紘「オイ(怒)」

ひ「やっべ、やられる前に次回予告行ってみよう」


次回予告


{レーティングゲーム開始}

{おっと、やらせねぇぜ}

{あなたはいったい何者ですの?}

{よう、リアス}


ハイスクールD×D×R 仮面の英雄の物語

2×5:ゲーム、開始します!


紘「神崎さん、今後も応援してるぜ」


チャン♪チャン♪
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