カチュア以外有り得ないですが、カゲロウとカミラって分が悪すぎるだろwww
『ナーガ・ファミリア』の本拠、『竜の寝床』の中庭。現在そこではミカヤとリンダを除いた全員が集まっており、ダンジョンでの心構え、そしてこれからの戦い方の鍛錬を行っていた。
「シーダ様、よろしくお願いします!」
「ええ、よろしくね、ティアモさん。それじゃあ早速だけど、貴方の槍術、見せて下さるかしら?」
「はい、分かりました」
ティアモは腰を落とし槍を構える。鋭い突き、薙ぎ払い、槍舞を次々と披露し、シーダはその槍舞に見とれていた。
「どうでしょうか、シーダ様?」
「素晴らしいわ、ティアモさん!私の方がその槍術を教えてほしいくらいよ」
「い、いえそんな……恐縮です」
シーダからの思わぬ称賛に肩を縮こまらせる。そしてシーダはティアモの槍術の些細一つの問題点を見つけていた。
「ねぇティアモさん。ペガサス、乗ってみる?」
「い、良いんですか?」
「勿論よ。あの子もきっとあなたなら乗せてくれるでしょうし」
少し待っててもらえるかしら?と言い残しシーダはペガサスを置いている宿舎へと歩いて行った。ティアモが持っていた槍を素振りしながら待っていると、ペガサスに乗ったシーダが二振りの槍を携えて近付いてきた。
「わぁ……その子が、シーダ様の相棒の……」
「ええ、ほら、手を取って」
シーダはペガサスに乗ったままティアモの方へ手を差し伸べ、ティアモはその手を取りペガサスへと乗せてもらう。
「しっかり捕まっててね」
シーダが手綱を引き絞るとペガサスは助走をし始め、飛び立つ。
初めてペガサスに乗ったティアモは空から見える景色、いつもとは違う景色から見るオラリオにとても感動をしている。
「どうかしら、ティアモさん?」
「すごく、綺麗ですね……そんな簡単な言葉しか出てこないくらい、空から見える景色は綺麗なんですね」
「ええ、偶に『ロキ・ファミリア』の眷属たちも乗せてくれってせがんできて、私ともう一人を乗せて空中散歩をすることには慣れてちゃったの」
苦笑を浮かべながら、それでも楽しそうに語るシーダ。そしてティアモの方へと首だけで振り返った。
「ねぇティアモさん。貴方の槍術、とても素晴らしいものだったわ。改めて言わせてもらうわね」
「いえ、私なんてまだまだです」
「謙遜なんてしなくてもいいわ。でもね、貴方は私と同じペガサスに乗って戦うことに憧れているのよね?」
「はい……私に出来るでしょうか?」
「そこでティアモさんにいくつか質問するわね。一つ目、貴方はペガサスに乗ったまま、地上と同じように槍を振るえるかしら?」
「それは……恐らく今はできません」
「あら?どうしてかしら?」
「ペガサスと息を合わせて戦うこと、そして私の槍術は槍を両手で操ってこそ実現している槍術です。手綱を握って、ペガサスと一緒に戦うなんて、今はまだ出来ません……」
「そうね……それに今ティアモさんが使っている槍は片手で使うには長すぎるし、重すぎる。力任せに振ればいいというわけではないけれど、槍を振るうのに最低限の力はやはり必要だもの」
「はい、そうですね」
「それに長すぎると戦いづらい。ティアモさん、この槍を持ってみて」
槍の穂先につばさの装飾が施されている槍をティアモに渡すシーダ。そしてその槍を持ったティアモは驚愕する。
「シーダ様……これって……」
「そう、その槍はとても軽い、そして普通の、エフラム様が扱っているような槍に比べてとても短い。その槍が私がこの子に乗りながら振るっている槍。でもね、ティアモさん、貴方の槍術は、やっぱりダンジョンでは必要なものなの」
「え……?何故ですか?」
「ダンジョンって屋内でしょう?この子に乗って戦う最大のメリットって空中から奇襲を仕掛けられることよ。でもダンジョンの天井は階層によってはとても低い。だからこの子が自由に動き回れるスペースがない場所もある」
「……」
「だから地上で戦う槍術、空中で戦う槍術、二つの槍術を扱えるようにならなければならない。ペガサスに乗りながら戦うのってそれくらい大変、貴方はそれでもペガサスに乗って戦うことを曲げない?」
「勿論です」
ティアモは即答する。シーダのその質問が愚問であるかと言いたいばかりに。
「今はできなくても、私の相棒を見つけられて、その子が私を認めてくれたら、私はその子と一緒にシーダ様のようになりたいんです。私にとってシーダ様は憧れですから」
「そう、ありがとう。それじゃあ暫く、空中散歩を楽しもうかしら。この子も久しぶりに自由に動き回れて楽しいみたいだから」
「ふふっ、そうですね!」
「あ、そうだわ。ティアモさん、二週間後に五人二チームでダンジョンに潜るっていうことは覚えているわよね?」
「あ、はい。勿論覚えています」
「貴方に片方のリーダーをやってほしいの。お願いできるかしら?」
「私が、ですか……?」
「嫌、かしら……?」
「い、いえ!突然のことで驚いただけです。私で良ければ、精一杯務めさせていただきます!」
「ええ、よろしくね」
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ティアモ Level1
力:16 I
耐久:0 I
器用:23 I
敏捷:30 I
≪スキル≫
【エリート】
・取得経験値の増加
・成長の加速
・通常の二倍の経験値を得ることができる
≪魔法≫
【】
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『竜の寝床』の中庭。アルムとエディがそこで剣を持ちながら向かい合っている。
「アルムさん、よろしくお願いします」
「ああ、よろしく。それでアイクから聞いたんだけど、彼の攻撃を見切っていたって本当かい?」
「見切っていたというか……見切ってはいな、いませんが一応剣戟を目で捕えることはできていた、ました」
「ああ、敬語じゃなくてもいいよ。それにしてもすごいな……手加減していたとはいえ彼の攻撃に目がついて行くなんて」
「そんなことないと思うけど」
「剣は自己流かい?」
「周りに教えてくれる人もいなかったから」
「そっか……僕の剣術で良ければ教えるけど、でも僕の剣は君の戦い方には合わないんじゃないかな……?」
「そうなのか?」
「うん、君は動体視力がとても優れている。相手の攻撃を見切って、躱して反撃するのが君の理想的な戦い方だ。でも僕の剣は相手の攻撃を受け止めて、反撃するから」
「いや、いろんな剣術を学べることは悪くないと思う。教えてくれるか?」
「分かった、僕は理論的に教えるのが苦手だから、実戦で覚えてもらうことになるけどいいかい?」
「そっちの方が助かる。理論的な考え方は俺も出来る気がしない」
エディとアルムが剣を構え対峙する。エディはアルムの剣を見て首を傾げる。
「左利き……」
「え?ああ……まあやりにくいかもしれないけど、どこからでも打ち込んできてよ」
エディは上段の構えからアルムに向けて剣を振り下ろす。アルムは右手に装備していた盾でその剣を受け止め、左手に持った剣でエディの胴体目がけて剣を振るう。当たる直前で剣を寸止めすることも忘れない。
「これが、アルムさんの戦い方ですか?」
「うん、盾で受け止めて、剣で切る。場合によっては躱すこともあるけど、やっぱりこういった戦い方が多いかな」
「俺も、盾を装備したほうがいいですか?」
「いいや、君は早く動いて敵の攻撃を躱すことの方がやはり向いている。一撃で倒すことよりも、ヒットアンドアウェイの戦い方の方が良い。まあ今のは軽く見せるための簡単な戦い方だから、これからは君が全力で攻撃してきてくれ」
「分かった!」
互いに剣を構え、エディがアルムに向けて剣を打ち込み、アルムはその攻撃を捌き、時に気絶しない程度の威力で反撃。
アルムはアイクと違ってきちんと相手の実力に合わせてた加減をすることはできる。
約五十分、休憩無しで常に攻撃をし続け、時にアルムから攻撃を食らったエディは、アルムの休憩の号令がかかると同時に地面に大の字に倒れ、新鮮な空気を求めるように喘いでいる。
「お疲れ様、怪我はないかい?」
「ハァハァ……はい……なんとか……ゲホッ!」
「暫く休憩にしようか。その間に、ダンジョンのことに着いて軽く話しているから覚えられることは覚えて行ってね。ああ、起き上がらなくていいから」
そしてアルムはエディにダンジョンの構造、危険性、モンスターの生態についての話をエディにしていた。周りから見たら理想的な師弟関係に見えなくもないだろう。
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エディ Level1
力:19 I
耐久:15 I
器用:24 I
敏捷:29 I
≪スキル≫
【怒り】
・自分が窮地に陥ると攻撃力上昇
≪魔法≫
【】
少しの間同じような流れが続くかと思いますがお付き合いください