二人の王   作:積極的な囮

4 / 8
第4話

??? 「暗いところだなぁ」

 

%%% (仕方ないさ、何たって俺たちは“違法魔法使い”ですから)

 

??? (呑気なもんだぜ。相手からしたら一人なのに心には一人と、一匹と、一機が入ってるんだからな)

 

%%% (知らんね、まあ、年貢の納め時なんじゃないの?お前の心が使えなく成ったら俺たちが有意義に使ってやんよ)

 

黒 (一度人間をやってみたかったんだ。楽しみだね)

 

??? (待て待て、お前らは俺を心配しないのか?薄情者どもめが)

 

%%% (え?だってお前死なないじゃん、しかも、精神崩壊とかあり得ないじゃん、ましてや、こっから一人で逃げれるよね?興味本意で来ただけだよね?)

 

??? (知らんなぁ。まあ、この国の魔法使いのトップに会えるなんて機会そうそう無いから情報収集でね)

 

ギギィーー

 

男1「お前が違法魔法使いか」

 

男2「ふん、まだガキじゃないか」

 

??? 「ガキとは心外だなぁ これでも一応“剣の免許皆伝”はしてるんですよ?」

 

男2「まあいい、お前の名前を聞こうか?」

 

???「俺は桜木 悠哉《おうぎ ゆうや》って言います。以後お見知りおきください」

 

男2 「私の娘と同じ“桜”が入っているとは忌々しい!」

 

男1「まあまあ、天咲理事長、落ち着いて下さい」

 

悠哉 (”天咲” か、確か騎士学園の理事長だったよな…)

 

%%% (そうだ。んで、もう一人が“音無”っていう奴だ。日本の魔法界はこの二人が引っ張っていってると言っても過言じゃない) 

 

悠哉 (いきなりVIPに会えるとは、何かの前触れかな?)

 

%%% (そろそろ死ぬんじゃね?)

 

悠哉 (止めろよ、縁起でもない)

 

天咲 「何を笑っているんだ?お前はこの状況を理解していないのか?」

 

悠哉「してますよ。騎士に捕まって、この国の魔法界のトップに会って、今尋問されてる」

 

天咲「そうだ お前から情報を洗いざらい聞き出して、お前から“聖痕”を抜いて、一生刑務所に入ってもらうからな!」

 

音無「まあまあ、落ち着いて下さい。で、悠哉君? 君は何故聖痕を持っているのかな?」

 

悠哉「ああ、気づいたら有ったんですよ」

 

天咲「信じられん! 音無君、今すぐこいつに精神魔法を掛けるべきだ!」

 

音無「いや、まだそれには早計でしょう。 さて、大体は分かった。では、君は誰から聖痕をもらったのかな?」

 

悠哉「あの剣ですよ。入り口で回収したでしょう?」  

 

音無「剣から? どういう事かな?」

 

悠哉「あの剣は鬼が宿って居たんですよ。んで、偶然触れてしまったんです。そん時に刻まれたんだと思います」

 

天咲「鬼だと?馬鹿馬鹿しい。そんなのでっち上げだ!」

 

悠哉「アンタ、俺のこと目の敵にし過ぎじゃないのか? 大の大人が聞いて呆れるぜ」

 

天咲「うるさい!お前が俺の美桜たんと同じ漢字を使うからだ!」

 

悠哉「はあ? 美桜たん? 誰だそれ」

 

音無「二人とも、落ち着け。 それで悠哉君? その鬼は今いるのかい?」

 

悠哉 (おい黒 呼ばれてんぞー)

 

黒 (全く、契約者以外の前には現れない主義なんだけどなぁ)

 

悠哉 (そう言うな 出てきてやれ)

 

黒 (はぁ、分かったよ)

 

ポンッ!

 

黒「何の用だい? ボクは機嫌が悪いんだけどなぁ」

 

天咲「…」

 

音無「…」

 

悠哉「おい、自己紹介しろ 戸惑ってんだろ」

 

黒「ああ、はじめまして人間 ボクは黒龍だ 一応“鬼”だよ」

 

悠哉「てな感じです どうですか? 信じてくれました?」

 

音無「…あぁ、そうだな 信じない訳にはいかんな」

 

天咲「…だが!お前を刑務所に入れることに変わりはない! 音無君! 即刻、聖痕の切り離しに掛かってくれ!」

 

悠哉「…アンタはそうやって決めつけて、自分の事しか頭に無いのかよ!!!」

 

バリーーーーン

 

音無「!!!」

 

天咲「!!!」

 

悠哉「いいか!俺にはこの国をどうこうしようって気は全くない!ましてやどうだっていい!でもな、俺はそうやって自分の事しか頭に無い大人が死ぬほど嫌いなんだよ!俺は力をもらった。この力はアンタらに貸してやろう。だから、俺の存在と、俺への部分的不干渉を認めろ。要求はそれだけだ 受け入れられない場合、即刻お前らを殺す!」

 

音無「…分かった」

 

天咲「音無君!?」

 

音無「この件は持ってかえって検討しよう 色好い返事を期待しててくれ」

 

天咲「正気か!? こんなガキの要求を飲むなんて!?」

 

音無「天咲理事長、貴方も見たはずだ。 この子は気合いだけでこの部屋の窓を割って、壁にはヒビまで入れた。 この子は危険だ。 だったらこちらは要求を認め、こちらからも条件を出す以外に無い」

 

悠哉「交渉成立かな?」

 

音無「ああ、これから宜しく頼む」

 

悠哉「分かった、こちらからも宜しく頼む」

 

~~~~~~~~~~1ヶ月後~~~~~~~~~~~~~~

 

悠哉「捕まえたぞ。 これで12体目だな」

 

音無「お疲れ、帰投してくれ」

 

悠哉「了解」

 

悠哉 (しかし、そのまま通るとはねぇ。 いやはや、恐れいったよ)

 

%%% (しかも、監視付とはいえ家まで貰えるなんてな。やっぱ権力者は違うな)

 

悠哉 (ああ、違いない。 それで、“騎士学園に来年度入学しろ”なんてなぁ)

 

%%% (だが、そこに行けば日本のレベルが分かるな)

 

悠哉 (ああ、面白い事が有れば良いけどな。 楽しみだぜ)

 

音無「今回の捕獲者は本部に運んでくれ」

 

悠哉「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回からやっと原作キャラクターがたくさん出てきます。ちょっと前置きが長かったですね
まあ、暖かい心でみのがして下さい。 では、また!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。