二人の王   作:積極的な囮

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第5話

~~~~~~~~~~悠哉が政府の仕事を請け負ってから2ヶ月後~~~~~~~~~~~

 

悠哉「やっぱりカッコいいな!」

 

%%% (マーブル模様の貴金属に、高級感溢れるブレザー これはもう[錬金術師]だな)

 

悠哉「そういえば、今年は俺以外にもう一人男が居るらしいな?」

 

%%% (ああ、知ってるだろうが、林崎 一樹《はやしざき かずき》 って奴だ)

 

悠哉「何でも剣の達人だとか? でも何でそんなやつが?」

 

%%% (お前の言ってた[王]ってヤツじゃねえの?)

 

悠哉「まあ、どっちでも良いがな」

 

ポンッ

 

黒「お話し中悪いけど、ボクにも魔法は使えるんだよ!」

 

悠哉「マジか! そいつは良いや! どんな魔法なんだ?」

 

黒「ボクは“鬼”だからね、相手の魔力を喰えるんだよ」

 

悠哉「つまり、魔法を打ち消せるっていうことか?」

 

黒「そう言うこと。ただ、君は何故か元々魔力の精製機関が体に無いんだ。誰でも持ってるハズなんだけど」

 

悠哉「それは多分、俺が人体実験の被験者だったからだな…」

 

黒「魔法の代わりを手に入れたってことかい?」

 

悠哉「ああ、俺は魔術機関の代わりに[超感応]や、[超人的な身体]を手に入れたんだよ」

 

悠哉 (元々こっちの世界の人間じゃないから分からんがな)

 

黒 「まあ良いや。でも、相手の魔力を喰って、使うことは出来るよ!」

 

悠哉「んで、肝心の魔法の能力は?」

 

黒「それはね~~~~~」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

悠哉 (少し早かったな)

 

%%% (そうだな、しかし立派だな)

 

悠哉 (この国唯一の魔法使い養成学校だからな。そりゃ立派だろうよ)

 

%%% (剣技科と魔技科が有るみたいだが、お前は剣の方が良かったんじゃないか?)

 

悠哉 (俺より剣への未練が残ってるヤツも居るだろう? あの坊っちゃんとかな)

 

%%% ([林崎 一樹] 古流剣術[林崎流]の達人、幼少期の2つ名は、魔眼鬼神《サイクロプス》 だったみたいだ)

 

悠哉 (事前資料だと、孤児院で育ったらしいな。違法魔法使いに親族を殺されたのかねぇ?)

 

%%% (まあ、本人からすれば、あまり詮索されたくないだろうから、追々聞くとしよう)

 

悠哉 (そうだな)

 

「そこまで!」

 

悠哉 (ん? なんだなんだ? 喧嘩か?)

 

%%% (行ってみようぜ。何か情報が貰えるかも)

 

悠哉 (そうだな、ちょっと首突っ込んでみますか)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

女1「カナちゃんって呼ぶな!馴れ馴れしい」

 

悠哉 (あれが林崎 鼎《はやしざき かなえ》 一樹の姉か 2つ名は、風神子猫《ストームキャット》 正に猫みたいな感じだな)

 

%%% (少し背が低いからかねぇ?)

 

悠哉 (さあ?そうなんじゃない?)

 

女2「…長い目で両科の関係改善を図るべきだと私は思うわ」

 

鼎「アホらしい 召喚魔法の実験台にされた生徒がそんなの納得出来るか!」

 

悠哉 (あの優しげな雰囲気の女性は音無 輝夜《おとなし かぐや》か 音無校長の娘で、魔技科の生徒会長らしいな)

 

%%% (そうだ、2つ名は、悪夢をもたらす者《ナイトメア.ブリンガー》らしい。相当クセの強い魔法を使うみたいだ)

 

悠哉 (何故知ってる?)

 

%%% (自分でネット検索をかけたら、たくさん出てきたぞ。何でも強者を次々に撃破している猛者だ)

 

悠哉 (雰囲気とは全く違うな それと、彼女は理想論者なのか)

 

%%% (いや、本気らしい。何かの雑誌の記事に「本気で仲良くしたい」 って言ってた)

 

悠哉 (マジかよ 絶対強者を殴るためだろ ただの戦闘狂なんじゃないのか? もう狂戦士《バーサーカー》って呼んでやれよ)

 

%%% (ハハハ、違いねぇ)

 

ビュンッ

 

悠哉 (…!?!? 何だ!?)

 

キンッ

 

鼎「お前、そこで何をコソコソしている?」

 

鼎 (あの速度の剣を弾いたか…かなりのやり手かもしれんな…ん?)

 

鼎「お前のそのブレザー、そうか、お前がもう一人の魔技科生か」

 

悠哉「ええ、そうです これから宜しくお願いします。先輩」

 

悠哉 (危ないなぁ、俺じゃなかったら刺さってたぞ。あの速度はかなり本気だろうし)

 

鼎「フン、お前とは宜しくしないがな」

 

輝夜「初めまして! 音無 輝夜 です! 一応魔技科の生徒会長をやっています!」

 

悠哉「ええ、存じ上げております」

 

輝夜 (この子達が魔技科に入る男の子達かぁ… よし!お姉さん頑張っちゃうゾ!)

 

一樹「初めまして 林崎 一樹だ これから宜しく頼む」

 

悠哉「ああ、こちらこそ」

 

悠哉「それで、先輩方は何か揉めていた様ですが?」

 

輝夜「うん 魔技科の生徒が剣技科の生徒を脅したとか何とか…」

 

悠哉「そこまで2学科は仲が悪いのですか?」

 

輝夜「うん、今はね …でも、私が仲を取り持ちたいって考えてるんだよ」

 

悠哉 (カリスマは有りそうだが、あまり良く思われて無いようだな)

 

%%% (ああ、魔技科と剣技科の生徒同士のプライドの問題だろうな 魔技科は剣技科を下に見ているし、剣技科は魔技科とは付き合えないって考えだろうし)

 

悠哉 (悲しいことだな 何とか力になれんかねぇ?)

 

%%% (どうした? 何時もよりヤル気じゃないか? まさか惚れたか?)

 

悠哉 (いや、俺としてもあまり同じ学校内での争いは望む所ではないからな まあ、他なら容赦せず殺すがな)

 

%%% (おお、怖い怖い)

 

悠哉「ならば、合同集会をやってみては? お互いが顔を真正面から付き合わせればまた違うかも知れませんよ?」

 

輝夜「それは私も考えたんだけど…スケジュールが合わなさすぎてね」

 

悠哉 (完全に嫌がらせだろうな)

 

悠哉「そうだったんですか まあ、積極的に声かけしていくしか無いでしょう 俺も協力しますよ」

 

輝夜「ホント!? 嬉しいなぁ “同志” ってことだね?」

 

悠哉「ええ、そうなりますね」

 

輝夜「やった! 悠哉君が同志に成ってくれたよ!」

 

ブンブンブン

 

一樹「ちょっと先輩! あまり手を振らないで下さい! 当たってます!当たってますって!」

 

悠哉 (おーおー、柔らかそうだなぁ)

 

%%% (揉んでくれば?)

 

悠哉 (だから興味無いって言ってるだろ)

 

 

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