「……ここか」
俺は、紫に依頼である生物を殺しに来た。しかも、教師ってもんだ。
「能力はなしで装備はこの二刀しかない、一応空は飛べる……結構辛いな」
本校舎
「ようこそ、椚ヶ丘中学校へ……十六夜蓮君……」
「この度は、転入させてもらい感謝します」
「気にしなくていいさ、地球の危機ですからね。ですが……幾ら君が妖怪であっても此処は私の学園です。言うことは聞いて貰いますよ。本来はA組に入れさせたかったが……」
「僕は、殺しに来ただけです。それをお忘れなく理事長」
旧校舎
「此処の坂を毎日登っているのか。足が鍛えられるな」
でも、俺は飛ぶ。能力無しだったら高速移動とか残像はできないけど目は慣れているからマッハ20の超生物もどの様な動きをしているのかわかる。
「貴方が、転入生の十六夜蓮君ですか。私は殺せんせーです。よろしくお願いします」
「幻想郷の刺客として来た十六夜蓮です」
「貴方のことは既に紫さんに聞いています。私も幻想郷で是非見に行きたいものです」
「普通には来れないからね」
「早速ですが、職員室で他の教師達に紹介しなければなりません。着いて来てください」
「分かりました」
なるほど、此奴……殺気に関しては敏感だな。暗殺対象だから仕方ないか……
「そういえば蓮君……君は妖怪と聞きましたがどの様な妖怪なのですか?」
「俺は、真似妖怪に部類する妖怪です」
「真似妖怪……聞いたことがありませんねぇ」
「そりゃ俺だけだからな」
「君だけですか?」
「能力的に真似妖怪になっちゃたんです」
「能力ですか……?」
「『見た技や能力をコピーする程度の能力』ですからね。ただ、外の世界じゃ使えませんけどね」
「それはよかったです。流石に先生もヒヤヒヤしますよ……此処が職員室です」
中には、誰かいる……
「烏間先生、連れて来ましたよ」
「すまない、今此奴しか手が空いてなくてな……俺は体育教師の烏間だ」
手を差し伸べたから俺は握手した。
「十六夜蓮です」
「分かっているだろうが、此奴の事は……」
「誰にも喋りませんよ」
「君が幻想郷という場所から来たことも八雲紫から聞いた」
「正直、別の世界から来たと言う事が信じられなくてな」
「我々も、殺せんせーの存在を知って動いたまで……このまま、卒業を迎えたら地球が無くなりますからね」
「ところで、幻想郷からの刺客は君だけなのでしょうか?」
「いえ、後一人……『楽園の素敵な巫女』、博麗霊夢が恐らく一学期中に来ます」
「一人だけなのですか?」
「ぽんぽん幻想郷から出せる訳じゃないんですよ」
「それでは、出席を取ってから呼ぶので待っていてください」
そう言って殺せんせーは教室入った。日直が号令するとエアガンの音が響いた。
「一斉射撃かよ……それも避けながら出席とってやがる」
この暗殺は失敗だろう。数に頼りすぎだ。
「蓮君どうぞ」
呼ばれてドアを開けると、BB弾が散乱していた。さらに、自分のところだけ何も落ちてねぇし。
「十六夜蓮です。よろしくお願いします」
「十六夜君〜質問いいかな?」
赤髪が俺に質問して来た。
「蓮でいいよ。それより質問って?」
「この時期転入生って不思議だから、もしかして暗殺者なのかな〜と思ってさ」
「暗殺者ねぇ〜残念ながら執事をしていたんだ」
「じゃ何でこの教室に?」
「殺せんせーの存在を知ってお嬢様が俺に殺す様に命令されたから」
「殺せんせーの存在を知ってんの防衛省ぐらいじゃ……」
何名か疑問に思っただろう。
「お嬢様、月の原因を調べていたら殺せんせーに辿り着いたんだ」
真っ赤な嘘だ。本当は紫がにとりに頼んで防衛省をハッキングしたんだ。
「なるほど。ですが蓮君。君から感じる殺気はどう見ても執事のものじゃないですよねぇ」
「一応、戦闘馬鹿って言われることが多いけど」
「そうですか。質問はここまでにして授業を始めます!」
わ、わかりやすい……だと!?
このタコ意外に教えるのが上手い!!
「では、蓮君。この連立方程式を先程教えた代入法で解いて下さい」
「あ、はい」
と、とりあえず解いた。
「ヘェ〜蓮君って頭いいんだね」
「えっと、君は?」
「俺は赤羽業。よろしく」
「執事の時、会計とか色々計算してたし姉さんが勉強教えてくれたんだ」
「ヘェ〜蓮君はお姉さんがいるの?」
「あぁ、自慢の姉だ」
その時、殺せんせーが突然マッハで動いた。
「菅谷君……惜しい!先生もうちょっと口が小さいです!」
「「「どこが!!」」」
この調子で授業が終わった。
そこで俺は殺せんせーの暗殺……というより決闘に近い感じで頼む事にした。
「殺せんせー、暗殺したいからグラウンドに行こ」
「ようやく来ましたか。その竹刀袋が気になっていましたよ」
俺は黒い剣と碧い輝きを持つ剣を取り出した。この二刀は河城にとりに頼んで作って貰った対先生部質を含んだ剣だ。普通の人が持つと重くて振る事すら出来ない程だ。
「なるほど、剣を入れていたのですね。それにしても蓮君がラノベを読んでいたのは驚きでした」
「ラノベ?読んでいないですよ」
「知らないのですか!?先生驚きました……」
……それにしても似ている。あのデスゲームを救った英雄に……
「それじゃ行きます……よっ!!」
地面にを思いっ切り蹴って殺せんせーに近づいた。左手に携えている碧い剣を突きに行ったがあっさり右に避けられ停止した。
「蓮君……君は先生の動きが見えているのですね」
「まぁ、目は慣れているんで」
さっきとは比較にならない程の速さで近付いて攻撃をした。殺せんせーはさっきから的確に避けているので一瞬だけ黒い剣を速くした。そしたら、殺せんせーの顔を掠った。
「にゅ!?」
掠った事で驚いて動きが変わった。こうなったら二刀流剣技を繰り出すしかない!!
「ハアァァア!!」
……スピードと威圧感が上がった!?それにこの動きはあの十六連撃の!!
……いける!!
その時俺は目を疑った。殺せんせーは脱皮の様な感じで自分の皮膚を二刀に被せた。引き千切ろうにも簡単に千切れなかった。
「……負けたよ殺せんせー」
「いえ、蓮君の動きは素晴らしいものでした。蓮君この本を読んだらこちらDVDを見てください」
「ソードアート・オンライン?これはアニメですか?」
「恐らく君の剣術はこれを見れば飛躍的に上がるでしょう。蓮君、君なら色々な英雄を自分の物にできるでしょう。強さは、真似して強くなるのも一つの強さです。蓮君、ソードアート・オンラインのキリト君を自分のものにして強くなっていってください」
「……わかったよ。色々な人物を自分の物にしてあんたを殺すよ」