十六夜蓮の暗殺教室   作:十六夜 蓮

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3話 霊夢の時間

「おはよう渚」

 

学校に行く途中で俺たちは渚に会った。

 

「あ、おは……よう?蓮君後ろの人は?」

 

渚は俺の後ろにいた少女に気が付いた。

 

「コイツは博麗霊夢。今度E組に行く生徒だよ」

 

「よろしくね、渚くん」

 

「よろしく博麗さん」

 

「あ〜博麗さんってやめてくれる。聴き慣れていないから」

 

 

 

 

 

 

 

「転入生の博麗霊夢です。よろしくお願いします」

 

(リボンでけー)

(あの後ろのデカイ剣は何だ)

(つかデカくて地面に当たりそうだぞ)

 

「霊夢さんは蓮くんの隣でお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

「普通に考えれば異常な光景よね。タコが教師をするなんて」

 

「ここに数週間いれば慣れるぞ」

 

「まぁ、あんたでも殺せなかったんだから時間かかるわね」

 

「お前は暗殺しないのか?」

 

「この体じゃ殺せないこともわかるでしょ」

 

「二人共恋人なのか?」

 

岡島がニヤニヤしながら言った。

 

「恋人というより……」

 

 

 

「「ライバルかな」」

 

 

 

 

「ゲームをしても勝ったことないんだ」

 

「かと言って私も勝ったことないの」

 

「なるほど、君達二人は思考、技術、スピード、パワーなどがほとんど同じということですね」

 

殺せんせーが納得した顔をしていた。

 

「それに……昨日暗殺したこの触手は……実は蓮くんが切り落とした触手と同じなのです」

 

全員が驚いた。蓮が切り落としたのはE組に来た次の日であった。その触手を切り落とした事に驚いた。

 

「博麗さんって殺せんせーの触手落としたの!?」

「どうやってやったの!?」

 

霊夢が暗殺をしてダメージを与えた事に全員は霊夢に詰め寄って聞いた。

 

「わかったからちょっと落ち着いて。後、渚くんには言ったけど私のことは博麗さんじゃなくて霊夢って呼び捨てにして。むず痒いから」

 

「んじゃ、どうやって殺せんせーをやったの?まさか、後ろに携えているその剣じゃないよね?幾ら何でもそんなデカい剣を振り回せばマッハ20に簡単に避けられるんじゃないの?」

 

カルマは疑問に思った霊夢の暗殺を聞いた。

 

「私の暗殺は確かにこの黒い剣で触手を切ったわ。あんたの言う通り、この剣を振れば“普通は”当たらないわ。でもね、私は蓮と同じスピードで攻撃したのよ。デカいこの剣をあのスピードで攻撃すれば当たるに決まっているでしょ」

 

「ふーん」

 

一応カルマは納得したらしい。

 

「殺せんせー、今度は不意打ちせず堂々と殺しに行きたいの。お昼休みにグラウンドに来てね。後、アンタも手伝いなさいよ」

 

殺せんせーを見た後に霊夢は俺の方に指をさした。

 

「殺せるでしょうかね〜。先生、この前の蓮くんの暗殺以来、ソードアート・オンラインを二回ぐらい一期二期をずっと見ていたりゲーム内のソードスキルも覚えました。二刀流や両手剣などで私を殺せるでしょうかね〜」

 

「まぁ、私も昨日からずっと見てたけど……キリト以上の速さと思ってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蓮くんは今回片手剣なんですね」

 

「二刀流にすると霊夢に当たるから片手剣にしているんです」

 

「この馬鹿が大振り過ぎるからよ」

 

(霊夢もな……)

 

蓮は心の中で思った。

 

「では……始めましょうか」

 

「殺せんせー、これは暗殺ではなく戦闘ってことを教えてあげるわ」

 

「さぁーて、殺りますか」

 

蓮と霊夢は背中に携えている黒い片手剣と黒い両手剣を構えた。

 

「さぁ!!ドンと来なさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間二人が消えた様に見えた。

 

「ニュ!?」

 

この二人の異常なまでのスピードに殺せんせーを翻弄した。

 

(幻想郷の時より遅いが……)

 

(これが人間の限界の速さよ!!)

 

殺せんせーは、二人の連携攻撃を避けているが焦りが見えていた。

 

「霊夢!!」

 

「わかってるって!!」

 

二人は一瞬の内に殺せんせーを前と後ろを取り囲み攻撃を始めた。

 

(流石ですね。ここまで完璧なコンビネーションは初めて見ました。しかし……)

 

「クッ!?(段々と避けるのが上手くなってやがる!)」

 

「ハァ!!(攻撃を全部見切ったの!?)」

 

「ヌルフフ。君達二人のコンビネーションは実に素晴らしいです。ですが、君達二人はまだ気付いていないことがあります。それは、本来の戦い方ではないからです」

 

「「!?」」

 

二人は、驚いた。蓮と霊夢の本来戦闘スタイルは肉弾戦。

 

肉弾戦において俺と霊夢は抜群な連携を取り相手を倒してきたが剣となれば話は別だ。本来の戦闘スタイルでないためいつもの様なコンビネーションが取れずにいた。

 

「バレちまったか」

 

「よく気づいたわね」

 

「攻撃する際、少々近かったので」

 

殺せんせーがそう言ったので俺と霊夢は剣を鞘に収めた。

 

「今回は失敗だな」

 

「まぁ、そうね」

 

「もう、お終いですか?」

 

殺せんせーの方に振り向くと緑の縞模様でニヤニヤしていた。

 

うぜぇ……

 

「まぁ、私も修行してあんたを殺す様に努力するわ。殺せんせー!」

 

「帰ったら重力トレーニングしないとな」

 

「……いま、なんとおっしゃいましたか?」

 

「ん?重力を2倍3倍にした状態でトレーニングすんだよ」

 

「……やっぱり怖いです」

 

そりゃ、重力を倍にしたら体が軽くなるからな。

 

「んじゃ、戻るか」

 

「そうね、午後からは全校集会だしね」

 

次の集会でちょっと試してみるか。

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