十六夜蓮の暗殺教室   作:十六夜 蓮

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更新遅れてしまい誠に申し訳ございません。今年から専門学校に入学などでまた亀投稿になりますが今後ともよろしくお願いします!


6話 修学旅行の時間 1

「ハアァァァアアア!!」

 

 

 

「甘いわ!!」

 

 

 

この二人は次の日が修学旅行の筈なのに修行していた。

 

 

 

「ふぅ〜大分慣れたな!この重力に」

 

 

 

「どんぐらい強くなったのかしら?」

 

 

 

「さぁな……明日は修学旅行だしそろそろ寝るぞ」

 

 

 

「そういえばそうね」

 

 

 

現在時刻3:00

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!もっと遅く走らないとバレるぞ!」

 

 

 

「これが精一杯よ!」

 

 

 

案の定、この二人は出発時刻の10分前に起きて遅刻しそうだった。

 

 

 

「あの路地に入って飛んで行こう!」

 

 

 

「わかったわ!」

 

 

 

二人はなぜ遅く走っている理由は本気で走ると車の速度を軽く超えてしまう程の速さを持っていた。

 

 

 

「危なかった〜」

 

 

 

「危なかったってあんたが夜中まで修行してるからよ」

 

 

 

「返す言葉もございません……駅まで全力で行くぞ!」

 

 

 

「よーいドン!」

 

 

 

「あ!お前!ずるいぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも遅刻前だぞ」

 

 

 

新幹線が出発する30秒前にホームについた。

 

 

 

「何やってたの?いつも遅刻しないのに?」

 

 

 

霊夢の班員である渚が聞いてきた。

 

 

 

「そ、それは……」

 

 

 

「霊夢が寝坊したから」

 

 

 

「言うんじゃないわよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮の班

 

 

 

「いや〜疲れた疲れた」

 

 

 

「汗一滴も垂らしてない奴が何を言う」

 

 

 

「鍛えているからな。この程度じゃまだまだ」

 

 

 

「相変わらず化け物じみている……」

 

 

 

改めて蓮の強さを実感した2班であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、バスや電車を乗り換えて旅館についたが殺せんせーが酔った。

 

 

 

「マッハ20がなんで酔うの?」

 

 

 

「わからん」

 

 

 

「霊夢さん、神崎さんの日程表知らない?」

 

 

 

渚が霊夢に尋ねた。

 

 

 

「え、無くしたの?」

 

 

 

「神崎さんは真面目で感心しますね〜。でも、安心して下さい。このしおりがあれば全て大丈夫」

 

 

 

「「「それを持ちたくないからまとめたんだよ!!」」」

 

 

 

先週、渡されたしおり(辞書)は一応持ってきたけど役に立つのか?

 

 

 

「蓮、そろそろ紫に報告しないと」

 

 

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮と霊夢は皆んなから離れた場所から紫に連絡していた。

 

 

 

『修学旅行で雇ったスナイパーは殺せそう?』

 

 

 

「「無理」」

 

 

 

『ちょっとは期待しなさいよ……』

 

 

 

「逆にスナイパーのメンタルが心配よ」

 

 

 

「この修学旅行で殺せると思えない」

 

 

 

『そう……二人の暗殺はどうだった?』

 

 

 

「見事に失敗したよ」

 

 

 

「現在、重力トレーニング中」

 

 

 

『そ、そう(え?修行してんの?)』

 

 

 

「そりゃあ修行しないと体が鈍くなっちまう。体が弱体化したんだったらまた鍛えればいい」

 

 

 

「まぁ、チルノ達と戦ったら負けるけどね」

 

 

 

『そう、何かあったら連絡してね。レミリア達連れてすっ飛んでくるから』

 

 

 

「来んな」

 

 

 

霊夢の冷たい一言が刺さった。

 

 

 

紫はスキマで幻想郷に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

「一班から連絡で失敗だって」

 

 

 

磯貝からの連絡で班員に伝えた。

 

 

 

俺達は江戸時代風の映画村にいた。暗殺は映画のショーをしている間に狙撃というシンプルな作戦だ。

 

 

 

しばらくして殺せんせーがきた。5秒くらい。

 

 

 

「皆さんいますね」

 

 

 

「殺せんせー、今からショーやるって」

 

 

 

「そうですか。今からショーを見ますかね」

 

 

 

 

 

映画のアクションだけあって刀の振りがいいけどなんかイマイチだった。まぁ、映画だから仕方な…い…

 

 

 

「ハァ!?」

 

 

 

殺せんせーはいつの間にか役に混じっていた。

 

 

 

「助太刀いたす。悪党どもに咲くあだ花は血桜のみぞ」

 

 

 

決め台詞が完璧だ。

 

 

 

こんなに動いていたらスナイパーが狙えない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、役者になるなんて……」

 

 

 

「流石に常識外すぎる」

 

 

 

「はぁ〜。ちょっとトイレ行ってくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイレで用を済ませて戻ってくるとそこには岡島、菅谷、千葉しかいなかった。それも倒れた状態で。

 

 

 

「おい!大丈夫か!?何があったんだ!」

 

 

 

俺は岡島を起こした。

 

 

 

「蓮か……イテテ……蓮がトイレ行った間に高校生くらいの男達に女子が攫われて……」

 

 

 

「岡島、殺せんせーのしおりあるか?」

 

 

 

「あるけど……どうするんだ?」

 

 

 

「よし、千葉は殺せんせー、菅谷は烏間先生に連絡してくれ」

 

 

 

「おい、どこに行く気!!」

 

 

 

「しおりに書いてあることをするんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子side

 

 

 

「マジどーする……」

 

 

 

「結構やばいよね……」

 

 

 

「見た感じ犯罪慣れしてるよね」

 

 

 

「おい」

 

 

 

高校生グループのリーダーが速水達に話しかけた。

 

 

 

「お前らこいつ知っているか?」

 

 

 

男が携帯である写真を見せた。画面には、クラスメイトの十六夜蓮だった。

 

 

 

「蓮に何か様なの?」

 

 

 

「あぁ。お前らを人質にこいつをここに連れて来いっつー変な奴に頼まれてよー。まぁ、報酬額が結構あったから引き受けたんだ」

 

 

 

「頃合いを見て拉致ったんだ」

 

 

 

「何が目的なの……」

 

 

 

速水が男達に聞いた。

 

 

 

「知らねーよ。それより人質に手を出しちゃいけないって契約になかったんだ」

 

 

 

男達がジリジリと速水達に近付くと……

 

 

 

「うあぁああああ!!」

 

 

 

「やめてくれ!!」

 

 

 

入り口で見張りをしていた男達の声だった。

 

 

 

「なんだ!?」

 

 

 

「おい、入り口を固めろ!」

 

 

 

男達は瓶やバットを扉の前で待ち伏せていた。

 

 

 

扉から徐々に足音が聴こえてきた。こんなことができるのは“あいつ”しかいない。

 

 

 

そして、ドアが壁から破壊された。

 

 

 

それは、入り口で見張りをしていた男が投げられて扉が破壊された。

 

 

 

「な!?「遅い」」

 

 

 

そこにはE組の戦闘力がトップクラスであろう男。十六夜蓮がいた。

 

 

 

「この中坊が!!」

 

 

 

「うるさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

蓮said

 

 

 

岡島達には、近い使われていない倉庫に向かわせた。俺は空を飛んで別な倉庫を回っていた。

 

 

 

「蓮くん!?」

 

 

 

上空にいるはずの俺に誰かが声を掛けた。

 

殺せんせーが驚いた顔をしていた。

 

 

 

「空を飛んでいるのですか……」

 

 

 

「そんなことより速水達が攫われたんだ」

 

 

 

「速水さん達も!?」

 

 

 

「“も”?」

 

 

 

「実は渚君の班も攫われていて」

 

 

 

「わかった。俺が速水達を助ける」

 

 

 

「しかし……」

 

 

 

殺せんせーは俺一人を行かせるのが危険だと感じていた。

 

 

 

「大丈夫。峰打ちですませるから」

 

 

 

「……わかりました。しかし、無茶しないでくださいね。先生も直ぐ来ます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいつで……ラスト!!」

 

 

 

残り最後を倒した。

 

 

 

「ふぅ~これでもう大丈夫だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蓮!!後ろ!!」

 

 

 

「もう遅い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な!?ぐ……ぐああああああああ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その直後、俺の体は動けなくなり何かを吸い取られていた。それに伴い激し激痛が全身を巡った。

 

 

 

 

 

「知人のことになると直ぐに動き細かな状況が見れない……まんまと引っ掛かったな」

 

 

 

「ぐ!?き、貴様……何者……だ……」

 

 

 

そいつは、平安時代の貴族が着てそうな服、狩衣だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、こいつは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?唯の陰陽師だけど?」

 


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