仕事も安定してきたので徐々に投稿していきます。
まだ、ガバガバ設定があると思いますが温かい目でお守りください。
陰陽師side
「まさか、こんな感じで捕獲できるとは……」
真似妖怪の十六夜蓮は僕の結界で動きが封じた。
「いくら君でも……この結界を解くのは不可能に近いよ」
「この…け、結界は……壁……一ヵ所に札を……はりつけているんだろ……」
「流石、真似妖怪。この一瞬で気が付くなんて。でも、どう脱出する?その子達に剥がさせる…んだろうが、札は彼女たちの真向かい……僕を横切らないといけない」
彼に勝ち目がない。
蓮side
だと思っているんだろうな~。この結界、霊夢に一度かけられてたから術式も全部知っている。というよりこの程度の術で俺をどうこうできるとは舐められたのもんだ。力は失っても体の頑丈さは変わってないぞ。普通この結解は相手に苦痛を与えながら情報を聞き出す、拷問結解だ。体がステンレスの様に硬い俺には無意味だが……
それに、あの陰陽師は新米だから俺と凛香達に集中して周りを気にしていない。
つまり、ここに着いてからずっと通話中にしている岡島達に聞こえている。
少し前
岡島達side
「蓮の奴……合図してら入れってあいつで済むだろう……」
確かに蓮は強い。あの殺せんせー動きを見切ったのもあるが、烏間先生を焦らせて倒すという離れ業をした。
「どうやら終わったようだな」
男子たちは、戦闘中の音が静まったことで戦いが終わったと感じた。
だが、
「な!?ぐ……ぐああああああああ!?」
蓮の叫び声で岡島達は一気に不安に陥った。
「おい、どうする!?」
「どうするっても……」
その時、蓮と敵だと思わしき人物の会話が聞こえた。
『いくら君でも……この結界を解くのは不可能に近いよ』
『この…け、結界は……壁……のいたる……ところに札を……はりつけているんだろ……』
『流石、真似妖怪。この一瞬で気が付くなんて。でも、どう脱出する?その子達に剥がさせるんだろうが、札は彼女たちの真向かい……僕を横切らないといけない』
「なるほど……」
千葉が会話を聞いていった。
「蓮が動けないのは結解みたいな奴で動けないみたいだな」
『正解。よく聞いていたな千葉』
「え、声が…」
「俺も聞こえる…」
『そりゃ、お前達の頭に直接喋っているからな。とりあえず、俺は無事だ。手短に話すよ。この結界は俺に害を与えないが身動きが取れない』
「まさか、お前…」
『三人が考えている通りだよ。幸い、この陰陽師は術を習いたての新入生だ。それにかなりの自信があるようだ。油断もしている。お前達ならできるよ。札は一ヵ所に集中している。一枚でも剥げば術の効果は切れる』
「でも、俺たちにできるのか…」
『大丈夫。”運命”は俺たちに味方しているよ』
岡島、千葉、菅谷はその言葉を信じ中に入っていった。
中に入ると高校生たちが伸びていた。
『近くまで俺がナビするよ』
「数多くの妖怪の中でも異質な存在の真似妖怪がこうもあっさりか…」
「妖怪?蓮は人間のはずよ」
「どうやら君は知らないようだね。幻想郷には、人間、吸血鬼、天狗、妖精、亡霊…そして、神が存在する地。この妖怪は、それらの力を瞬時に理解し自分の力のよう扱うことができる地球上で存在する生物の頂点に立つ存在なんだよ。まぁ、その力は幻想郷の賢者によってこの世界では使えないけどね。博麗の巫女も早くこの妖怪を退治するなり封印するればこの真似妖怪も始末すればいいのに…」
蓮が妖怪?幻想郷?博麗の巫女って?真似妖怪?
「どうやら君たちは知らなかったのか。それはそれは…」
「いいや、お前も知らないようだったな」
先程の叫びから一転して蓮は微笑みながら陰陽師を見ていた。
「俺ら幻想郷について調べていたんだろうけど…一体何年前の話しているんだ?俺らは人間と協定を組んで共存関係ある。昔のような殺伐とした関係じゃない。それに、こんな結界如き俺をどうにかできたと思ったのか。下調べも甘いし俺の仲間に気付いていないようだしな」
周りを囲っていた五芒星は消えていた。
「千葉たちのお陰で札を剥がしてくれたしな」
蓮はスマホを見せていた。
「仮にだとしても…最上位の術をこうもあっさり…」
「まぁ、そんなことよりこいつ等攫ったのもお前だな。人の修学旅行を邪魔しやがって」
その瞬間…蓮は陰陽師の顔面を思いっきり殴った。殴った拍子に後ろに大きく飛び陰陽師は壁にめり込んだ。倒れこんだと同時に陰陽師の周りに五芒星が張り付いた。
「な!き、貴様!!」
「お前の術の応用版だ。札がないバージョン。博麗の巫女から教わったからな」
「そ…そんな…馬鹿な…こんなことが…!!」
「安心しろ、5分程度だ。お前からすれば人生で一番長い5分だな」
「待て!!俺の他にお前を封印しようとしている奴らがいる!」
「へぇ~、名前は?」
「し、知らない…」
陰陽師はそう言うと、五芒星の光が強くなり…
「ああああああああああああ!!」
「おいおい、自分で言ったじゃないか。この結界は”拷問結界”って。嘘言えば、それなりの痛みが来るぜ」
「はぁはぁ…なんて奴だ…」
「い…言えないんだ。あの人には逆らったら僕が殺される!!」
…呪いか魔法による契りをかけられたのか…
「契約するときだって、金を渡されたら直ぐに術を掛けられたんだ!!あんたなら解けるだろ!!」
「…蓮君」
「殺せんせー、いつ来たの?」
「今さっきです。その男を助けられるのですか?」
「…俺は呪いや魔法の類の知識は一応あるけど解除術の実践はまだない。霊夢のほうが専門だ。…助けてやる。条件として、お前は幻想郷行きで命蓮寺の聖白蓮もとで修行してこい。まぁ、一応あいつならその契約を解除できると思うし」
「…僕を助けるのか。言っちゃなんだが僕は凄く都合のいいことを言っている。君を封印、殺そうしたんだぞ。そんな僕を助けるのか?」
「メリットがある。その年齢であの拷問結界が作成できるほどの才能だ。その才能を買ってやる。未だに幻想郷で馬鹿をする奴らの結界を作ってほしい。もう一つは、術を解除したら追ってきている奴の名前を聞く」
「い、言います!」
「それじゃ、契約はオーケーだな」
そう言って、俺はその陰陽師に八意永琳特製の回復薬を渡した。
「解決…したのか?」
「ええ、彼の観察眼は流石ですね。人の優秀な才能を正しい道に導く術を持っている」
陰陽師はいつの間にか消えていた。多分、幻想郷と呼ばれる場所に行ったんだろう。
「蓮、その、あ、ありがとう」
「ん?気にするなよ、速水」
「速水がデレたぞ」
「生ツンデレを初めて見たぜ」
「それより、蓮君が妖怪とか言われてたよね。あれ、どういうこと?」
やっぱり聞かれるか。
「わかった、話そう。だがこれは霊夢も関わる話だし旅館で話そう」
「…懐かしいですね。この動きを見ると…」
暗闇の中に二人の女性がいた。しかし、少女は十六夜蓮の映像を見るだけで悲壮な顔をしていた。
「……」
片方の女性は自身の病で髪が白髪になっていた。
「ですが、もう私の主はあなたです」
その女性は浅葱の羽織袴を身にまとっていた。
「貴方の願いのために私が…
十六夜蓮を殺します」
私の願いの為にも…殺さなくてはいけない。
最優のとされているサーヴァント、セイバー。幕末の京都にその名を轟かせた新選組一番隊隊長・沖田総司。彼女の願い…それは。