おかげで今回は短めです。
「ところでクーフーリン、残る2騎は誰なんだね?セイバーはあのセイバーか…?」
「多分お前の言ってる奴で間違い無いだろうよ、少なくともあいつ相手じゃキャスターの俺1人じゃ手に負えねぇ」
「あんた達、そのセイバーって誰なのよ?」
「ん?一目見たら分かるだろうよ、なんていたって、誰でも知ってる騎士。選定の剣を抜いた____」
刹那。殺気を感じる。振り向くと飛んできたのは矢。それを視認した時には、エミヤが動いていて、切り落としていた。
「それ、アーチャーが出てきたぜ。にしても、自分同士が向かい合うってどんな感覚なんだろうな」
笑いながら言うクーフーリン。矢の飛んできた方向を見る。その先にはエミヤ。え?まさか黒化したエミヤが敵だというのだろうか。
「気をつけろマスター!見た目が私であっても、敵は敵だ!」
「戦闘準備!マシュ前線へ!」
指示を出す。相手はアーチャーエミヤ、ならば狙撃には気をつけなければ。そう思っていたのと裏腹にアーチャーはこちらに近づいてきていた。
「ほう…まさかオレが敵にいるとはな…」
そう呟いた、アーチャー。黒化してる事を除いても何かエミヤとは違う雰囲気を漂わせているようにも思える。
構えながら敵を観察していたエミヤが、はっと気づいたように、アーチャーに問いかける。
「まさか貴様、
「ご名答、オレ達は限りなく似ているが別人だ。故に色々不安定な特異点であるここならば、お前とオレが一緒に召喚されてても不思議ではないだろう?」
無銘、相手のアーチャーの名前。いや、名前が無いから無銘なのだろうが…
「で、お前はまだ懲りずにセイバーを守ってやがるのかよ?」
「渋々、ではあるがね」
彼は苦笑しながらそう言っているようにも見えた。黒化していて別人でもあるのだろうが、彼もやはりエミヤではあるのだろう。
「さて、お喋りはここまでだ。行くぞ!」
「形は違えどまた自分殺しをやることにはなるとは…何の因果だ全く…」
相手がサーヴァントだったとはいえ、結果は見えていた。敵は黒化したことで能力が落ちている無銘。そして味方には、フルスペックで戦える無銘の強さと同等のエミヤ。それに加えてクーフーリン、マシュの計3騎のサーヴァント。エミヤが無銘の攻撃を封じ、マシュが時折俺を狙ってくる攻撃を防ぐ。その傍クーフーリンは、宝具の準備をする。戦闘から開始してものの数分。決着は付いた。もちろんチームワークや個々の技量が上がっていたのもあるだろう。だが、エミヤのおかげで相手の手の内が分かっていたことが大きい。
「ここまでか…」
無銘は膝をつきながらそう言った。意識が他の黒化しているサーヴァントと違うからだろうか。致命傷を与えても消えて行くのがゆっくりであった。
「セイバーを守護していた君の気持ちも分かる。私だって立場が同じならそうしていただろう。だが、生憎私の立場はこちら側だ。だから後は任せろ
「あぁ…」
そう呟きながら消えて行く無銘。その姿はどこか悲しげでも満足げでもあった。
「セイバーは目の前だ。気ぃ張って行こうぜ!」
クーフーリンが大声で呼びかける。決戦は目前。
「だが、少し休息を取ろう。準備も必要だからね」
解決に向かう特異点。焦ってはいけない。最後は万全で挑まなければ。
FGOのエミヤは無銘の記録もあるエミヤ。
無銘はsnを経験しておらず、でも根底にあるものはエミヤと同じ、という風に捉えています。
ここの敵役誰にしようかなぁ…と思って書けなかったのが一番のモチベ死んだ理由ですね。ギルをぶち込みたかったのですが、王様は絶対黒化する英霊じゃ無いので…原作通りになりましたね
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