Fate/Hero Order   作:九十九猿

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出来れば評価や、感想を下さったりするとモチベが続いて嬉しいです!

そして今回はエミヤ視点です。


1-4 一射

「____I am the bone of my sword.(我が骨子は捻れ狂う)

 

馴れ親しんだ弓を片手に剣を番える。想像するのは最強の自分。マスターの為、彼らを守るために、この冬木を救って、人理を保つために。最強の一撃を放つ!!

 

「___偽・螺旋剣(カラドボルグII)

 

放つのは、ケルトの英雄フェルグスの剣。そして、相手に当たる位置を確認して爆発させる。

 

壊れた幻想(ブロークンファンダズム)

 

周りの空間を歪ませる程の爆発を起こし、土煙が舞う。相手は2騎とはいえ、シャドウサーヴァント。先程の戦闘から察するに、本来のサーヴァント程の戦闘力は持っていまい。下手したらこれで仕留められるだろう。

 

「ちょっと!貴方そんなに強かったわけ!?投影の話はさっき聞いたけど、真名解放に魔力込めて爆発とか貴方大概無茶苦茶ね!!」

 

「落ち着いてくれ所長…生憎私は並みのサーヴァントより弱くてね、こうでもしないと戦えないのさ」

 

「貴方が並のサーヴァントとより弱いってふざ___」

 

言葉を遮るようにして叫ぶ。千里眼で爆発した地点を見ると、一騎仕留め損ねていたようだ。

 

「一騎仕留め損ねた!私の記憶には無いが相手は恐らくランサー!戦闘準備だ!」

 

「「了解/はい!」」

 

だがよく見ると、相手も流石に満身創痍のようで、あの一撃を完璧に避けたわけでは無いようだ。そして、そろそろ近接戦に持ち込まれる位置まで近づかれた。

 

「マシュは攻撃を受け止めて!エミヤは弓で援護を!」

 

さて、マスターに命じられたことだし、追撃するとしよう。ならば次はこいつだ。

 

「____I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)

 

囁くように呪文を唱え、弓を構える。

 

赤原猟犬(フルンディング)

 

ベオウルフ使ったとされる名剣。俺が健在している限り、標的を狙う追尾型の魔剣。俺にとっては偽・螺旋剣Ⅱと同じ位使う武器だろう。あのランサーもマシュと戦いながらは避けられなかったようで、直撃する。まだ倒すまでには至らなかったが、後によろめき、隙ができる。そこを見逃すマスターでは無い。

 

「マシュ!トドメを!」

 

「はぁーーッ!」

 

勢いよく振りかぶられる盾。その盾は見事に相手の首を飛ばす。塵となり崩れ落ちるランサー。

 

「戦闘終了です、マスター!」

 

「お疲れ様、2人とも」

 

ようやく一段落か…、なんて思うと厄介事が来るのはよくある事だ。それは今回も例外では無かったらしい。

 

「よう、嬢ちゃん!中々に見事な腕だったな。思わず出てきちまった」

 

現れたのは青いローブに身を包み、杖を持った青年。だがなんでこいつがいるのだろうか…腐れ縁とは恐ろしいものだ。

 

「クーフーリン、貴様黒化してないのか?」

 

「てめぇ、なんで俺の真名を…と思ったがてめぇもサーヴァントか。さてはランサーとしての俺を知ってるな?俺の霊基がてめぇとは腐れ縁で、とても嫌な奴だ、ってことを言ってやがる」

 

「それはお互い様だろう…というか、いがみ合ってる暇は無い。お互い協力するしか無いだろう」

 

「そっちもそっちの事情があるってことか、協力してやってもいいが、とりあえず聞かせろ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「_____という事情だ。理解したか?」

 

「あぁ、この聖杯戦争を終わらすためにも、嬢ちゃん達のためにも協力してやるよ、そこの坊主がマスターかい?よろしく頼むよ」

 

「うん、よろしく、クーフーリン」

 

さて、こちらの戦力も中々に整ってきた。まぁ…奴は嫌な奴だが、実力は折り紙つきだ、頼りになる。シャドウサーヴァントも後3騎、徐々に状況は良くなっている、これならば解決は近い。やはりたまには、この世界のため、『正義の味方(ヒーロー)』のように振る舞うのも悪くない。少し微笑みながらそう思った。




個人的なシャドウサーヴァントの強さとして、この時点でのマシュと1対1でギリギリ倒せる位、マシュとクーフーリン対2、で圧倒という事を考えれば、エミヤならばこの位出来て良いかなーという感じで書きました。長距離の高火力ってずるいと思う。

中々進みませんが、いつもご観覧ありがとうございます。
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