転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
活動報告にも書かせて頂きましたがpixivにて拙作「決闘の観測者」のコラボ小説を書いていただきました!前・中・後編からなる超大作です!是非ご覧ください!
時空大戦 札の章 十六夜月
(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9976606
それでは最新話をどうぞ!
『レディース&ジェントルマン!!大変長らくお待たせいたしました!…バトルシティ・レジェンド決勝トーナメントの開幕だぁ〜!!!!』
「「「わあぁぁぁ!!!」」」
俺の夢遊病騒動の2日後…ついにバトルシティ決勝トーナメントが開催される、会場はもちろん海馬ランドのスタジアムである…会場は満員御礼、選手達の登場を会場の観客達は今か今かと待っている…!
『それでは激闘の本戦を勝ち抜いた選手達の入場だ!一人目は〜…アンタいつの間に本戦に出たんだよ!?初代バトルシティの雪辱は晴らせるか?「最強のドラゴン使い」!海馬 瀬人〜!!!』
「フハハハハハハ!」
高笑いと共に海馬社長が入場する…本当いつの間にデュエルしたんだ…?
『続いて二人目!プロランキング3位!プロデュエリスト・イケメンランキング1位!サイバー流の正統後継者!「帝王」丸藤 亮〜!!!』
「俺の全力で…勝利を掴み取る!」
「「「カイザー様素敵〜!!」」」
「お兄さん〜!頑張って〜!!」
二人目はカイザー、会場中から黄色い歓声が聞こえてくる…流石である。
『続いて三人目!プロランキング2位!DD引退後のデュエル界を牽引した漢気デュエリスト!「最強の賭博師」!城之内 克也!!』
「よっしゃ〜!!見てろよお前らー!!」
「「「頑張れ凡骨〜!!!」」」
ズコッ
「もう凡骨とは言わせねぇぞ!!」
三人目は城之内さん、この掛け合いはもはやお約束である。
『四人目!I2社ペガサス会長を唸らせた宝玉獣使い!そのデッキのモンスターの数は僅か8体!モンスター達との絆で戦うデュエリスト!ヨハン・アンデルセン〜!!!』
「どうも〜!完成したオレのデッキの強さを見せてやるぜ!」
《ルビー!!》
四人目はヨハン、余裕を見せ観客達に手を振っている。
『五人目!決勝進出者最年少!しかしその実力は折り紙付き!プロランキング4位!「運命を操るデュエリスト」!エド・フェニックス!!』
「フッ…!」
「「「きゃ〜!エド君〜!」」」
五人目はエド、やはり人気は高いのか観客席にはたくさんのプラカードが出ている。
『六人目!信条は「楽しいデュエル」!世界を旅するHERO使い!遊城 十代!!!』
「へへっ!よろしくな!楽しみだぜ!」
《気を抜くんじゃないぞ十代…》
六人目は十代、観客からの反応は薄いが世界を何度も救った最強クラスの決闘者だ、…そろそろかな?
『そして七人目!あまりの強さでシードを与えられたデュエリストの登場だ…現プロリーグチャンピオン!数多のデッキを使いこなす「世界最強」の決闘者!…「赤帽子」…白波 遊海〜!!!』
「「「わぁぁぁ!!!」」」
「…すげぇなこりゃ…」
会場を割れんばかりの歓声が包み込む…正直むず痒い気持ちだ…
『そして、トリを飾る八人目…「決闘王」を決める闘いにこの人を欠かしちゃだめだよなぁ!?…全ての決闘者の頂点に立つ「キング・オブ・デュエリスト」!…初代「決闘王」…武藤 遊戯の…登場だ〜!!!』
「「「「!!!!!!!」」」」
その瞬間、会場から音が消えた…否、あまりの音で耳が意味を成さなくなった、そう感じるほどの歓声が最強の決闘者を迎えいれる!!
「…ついにこの時が来た…お前を超えるぞ…遊戯!!」
「へっ、流石最強の決闘者だ!」
「遊戯さん…やっぱりカッコいい〜!!」
「待たせたね、みんな…さぁ…新たな最強を決める戦いを始めよう!」
「「「オオォォ!!!」」」
会場の中心に遊戯が立ち、全員を鼓舞する…最強を決める戦いが今始まる…!
『さぁ、それでは決勝トーナメントの組み合わせの発表だ…組み合わせはこの「アルティメットビンゴマシーンα」で行われる!』
司会の声と共に『究極竜』を模したビンゴマシーンが現れる…。
『それじゃあいくぜ…抽選スタート!!!』
ビンゴマシーンから次々と玉が吐き出され…組み合わせがスクリーンに映し出される!
決勝トーナメント1回戦
第一試合
遊戯対遊海
第二試合
ヨハン対カイザー
第三試合
海馬対エド
第四試合
十代対城之内
『こ、これは最初からクライマックスだ!第一試合は決闘王対プロチャンピオンの一騎打ちだ〜!!!』
「…オーマイゴッド…」
《呼びました?》
「いや…神様違い…」
言葉通り最初からクライマックスな展開になったな…。
「遊海」
「遊戯…」
遊戯が俺に話しかけてくる
「手加減はいらない…君の出せる本気で来てくれ!」
「…わかった、決めようぜ遊戯…最強を!!」
『おーっと!開始前から火花バチバチだ!この二人は初代バトルシティのファイナリストだ!因縁に決着が着くか〜?第一試合は30分後!準備を頼むぜチャンピオン!!』
「さて…どうするか」
俺は久々にカード収納庫である亜空間を訪れていた、遊戯の持ち味は相手の行動を予想した上でのコンボ…今までは遊戯に勝ってきたけど…どうしようか…?
「シンクロ…融合…儀式…エクシーズ・ペンデュラムは論外…う〜ん…」
《遊海…難しく考える必要はないぞ、お前は自分自身のやりたいようにデュエルすればいいのだ!》
《そうですよマスター!全力で相手にぶつかる…それがデュエルの醍醐味です!》
「メガロック…アヤカ…そうだよな!俺は俺らしくだ!」
遊海は難しく考えるのを止めた、遊戯と全力で戦う…それを胸に決めて一つのデッキを手に取った。
『レディース&ジェントルマン!それじゃあ始めるぜ?第一試合…いや実質決勝戦のデュエルを!!』
「「「わあぁぁぁ!!!」」」
『赤コーナー!現「決闘王」…武藤 遊戯!!』
「「わあぁぁぁ!」」
『青コーナー!初代バトルシティファイナリスト!プロチャンピオン!「赤帽子」…白波 遊海!!』
「「わあぁぁ!!!」」
「遊戯…いくぜ…!」
「望むところだ!!」
『興奮は最高潮!決闘の用意は整った!最強対最強…勝つのはどっちだ!?…それでは…デュエルスタートォォォォ!!』
「「デュエル!!」」
遊海LP4000
遊戯LP4000
「俺のターン!ドロー!」
「魔法カード『おろかな埋葬』を発動!デッキから『ボルトヘッジホッグ』を墓地に送る!」
墓地送り
ボルトヘッジホッグ
…俺が手に取ったのは遊星の使う『ジャンク』デッキ、流石に「スターダスト」は使わないけど…全力でブン回す!
「さらに魔法カード『調律』を発動!デッキから『ジェット・シンクロン』を手札に加えデッキトップを墓地へ!」
墓地送り
グローアップバルブ
「そして『ジャンク・シンクロン』を召喚!」
オレンジ色の小さなロボットが現れる…ちなみに戦士族である。 ATK1300
「『ジャンクシンクロン』の効果を発動!墓地のレベル2以下のモンスター『ボルトヘッジホッグ』を特殊召喚!」
体中からネジを生やしたハリネズミが現れる…しかし獣族では無く機械族である。 DEF800
「さらに墓地からモンスターが特殊召喚に成功した時!手札から『ドッペルウォリアー』は特殊召喚できる!」
銃を持った黒い服の戦士が現れる ATK800
「いくぜ遊戯!俺はレベル3の『ジャンクシンクロン』にレベル2の『ドッペルウォリアー』をチューニング!」
3+2=5
「集いし絆が試練を超える力を紡ぎ出す!シンクロ召喚!『ジャンク・ウォリアー』!!」
青い身体の白いマフラーをたなびかせた戦士が現れる ATK2300
「さらにシンクロ素材となった『ドッペルウォリアー』の効果!『ドッペル・トークン』2体を攻撃表示で特殊召喚する!」
小さな兵士が現れる ATK400 ✕2
「そして『ジャンクウォリアー』の効果を発動!このカードがシンクロ召喚に成功した時!このカードの攻撃力は自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分アップする!パワー・オブ・フェローズ!」
フィールドにいる3体のモンスターがジャンクウォリアーを力を与える ATK2300→3900
「さらに!墓地の『グローアップバルブ』はデッキトップを墓地に送りデュエル中一度だけ特殊召喚できる!」
花の咲いた球根のモンスターが現れる DEF100
墓地送り
クイックシンクロン
「そしてレベル1の『ドッペルトークン』にレベル1『グローアップバルブ』をチューニング!」
1+1=2
「デュエルを新たな地平へと導け!シンクロ召喚!『フォーミュラ・シンクロン』!」
F1カー型のロボットが現れる DEF1200
「『フォーミュラシンクロン』の効果発動!シンクロ召喚成功時に1ドロー!…カードを1枚伏せてターンエンド!」
遊海LP4000
ジャンクウォリアー ヘッジホッグ フォーミュラシンクロン ドッペルトークン 伏せ1 手札3
『プロチャンピオン白波 遊海!鮮やかな手際でモンスターを展開した!?決闘王大丈夫か〜!?』
「流石だね遊海…本気じゃないか…!」
「今回はマジで狙いにいくぜ…遊戯!」
「負けないよ!!」
「僕のターン!ドロー!」
「手札から『アップル・マジシャン・ガール』を召喚!」
羽根の生えたリンゴが現れ光に包まれる、するとリンゴから手足が生え可愛い魔術師が現れる ATK1200
「さらに手札から魔法カード『ディメンションマジック』を発動!『アップルマジシャンガール』を生贄に…来い!我が最強の下僕!『ブラック・マジシャン』!」
《ハアッ!》
遊戯のフィールドに棺が現れる、そこにリンゴの魔術師が飛び込む…すると入れ替わりに遊戯、そしてアテムのもっとも信頼する黒魔術師が現れる…ついでに筋肉モリモリの映画仕様である ATK2500
「特殊召喚成功時!『フォーミュラシンクロン』の効果を発動!相手メインフェイズにシンクロ召喚を行う!」
「僕のターンにシンクロ召喚だって!?」
遊戯は驚きをあらわにする
「レベル1の『ドッペルトークン』とレベル2の『ボルトヘッジホッグ』にレベル2の『フォーミュラシンクロン』をチューニング!」
1+2+2=5
「集いし進化が新たな力を紡ぎだす!俺を導け!シンクロ召喚『アクセル・シンクロン』!」
赤いバイクを模したロボットが現れる DEF2100
「すごいね遊海…!でもまだだ!『ディメンションマジック』の効果により『ジャンクウォリアー』を破壊する!」
棺に魔力が集まっていく…!
「『アクセルシンクロン』の効果!このカードも相手ターンにシンクロ召喚を行なえる!!」
「なんだって!?」
「俺はレベル5の『ジャンクウォリアー』にレベル5『アクセルシンクロン』をチューニング!!」
遊海を中心に風が渦巻く!
5+5=10
「集いし願いが最強の戦士を呼び覚ます!アク…シンクロ召喚!煌け!『スターダスト・ウォリアー』!!」
凄まじい突風と共に白銀の竜を模した戦士が現れる! ATK3000
「レベル10で攻撃力3000…!でも『ディメンションマジック』は破壊するモンスターを《選ぶ》効果!よって『スターダストウォリアー』を破壊する!」
棺から魔力弾が放たれ白銀の戦士は爆発する…
「これで君を守るモンスターはいない!『ブラックマジシャン』で……なんだって!?」
スターダストウォリアーの爆煙が晴れる…そこには威厳を感じる機械の戦士が佇んでいた!
「『スターダストウォリアー』の効果発動!このモンスターが破壊された時、エクストラデッキから『ウォリアー』と名のついたモンスターを特殊召喚する!俺は戦士を統べる君主『ロード・ウォリアー』を特殊召喚した!」 ATK3000
「攻撃力3000…僕はカードを2枚伏せてターンエンド!」
遊戯LP4000
ブラックマジシャン 伏せ2 手札1
『あ〜っと!遊戯!果敢に攻め立てるが遊海は全てを躱した!!』
「やっぱり君は強いね…!」
「ふっ…遊戯こそ!でも次のターンで決める!」
「俺のターン!ドロー!!」
「相手フィールドにレベル5以上のモンスターがいる時!手札の『ジャンク・ジャイアント』は特殊召喚できる!」
モノアイの機械の巨人が現れる ATK2000
「そして『シンクロン・キャリアー』を召喚!」
クレーン車を模したロボットが現れる ATK0
「『シンクロンキャリアー』の効果発動!俺は通常召喚に加えて手札の『ジェット・シンクロン』を通常召喚できる!」
ジェットエンジンのようなロボットが現れる ATK500
「さらに墓地の『ボルトヘッジホッグ』は自分フィールドにチューナーモンスターがいる時、特殊召喚できる!ただしフィールドから離れた時、除外される!」
再びネジのハリネズミが現れる ATK800
「いくぜ!!俺はレベル6の『ジャンクジャイアント』とレベル2の『ボルトヘッジホッグ』、レベル2の『シンクロンキャリアー』にレベル1『ジェットシンクロン』をチューニング!!」
6+2+2+1=11
「汝、星を喰らう者!今こそ、その姿を現せ!シンクロ召喚!『星態龍』!」
………
『ありゃ…?遊海のフィールドに何もモンスターが現れねぇぞ…?ソリッドヴィジョンの不具合か!?』
遊海のフィールドにはロードウォリアーだけが佇んでいる…
「遊海!何をふざけた事をしている!!モンスターは何処だ!!」
海馬が遊海に怒鳴りつける…
「…まさか(汗)、海馬社長〜!スタジアムの外をカメラで映してくださ〜い!」
「なんだと?…磯野!」
「了解しました!!」
海馬社長が指示を飛ばしスタジアムの外がスクリーンに映し出される…そこには
「なんだぁ…?外が赤いぞ…?」
そこには赤く染まった炎が映っていた
「…なんだと…!?カメラを切り替えろ!!」
カメラはスタジアム外からヘリの映像に切り替わる…
「「「な、なんだあれは!!?」」」
カメラに映し出されたモノ…それは赤い身体を持つ巨大すぎる龍の姿だった…。 ATK3200
『デカアァァァイ!!説明不要!…じゃなくて!デカすぎるだろ〜!!?』
「デカ過ぎ…!(ここまで大きいとは思わなかった…!次からは気をつけよう…)」
内心反省する遊海なのだった。
「気を取り直して…リバース罠『リビングデッドの呼び声』発動!墓地の『スターダストウォリアー』を特殊召喚!」
再び白銀の戦士が降臨する! ATK3000
「バトル!『スターダストウォリアー』で『ブラックマジシャン』を攻撃!シューティング・スター・フィスト!!」
風の力を纏った拳が魔導師に迫る!
「リバース罠『メタモル・クレイ・フォートレス』を発動!このカードをモンスターとして特殊召喚する!」
土が形を成して巨人が現れようとする
「『スターダストウォリアー』の効果を発動!このカードをリリースし相手の特殊召喚を無効にし破壊する!ヴィクテム・カウンター!!」
「なにっ!?」
スターダストウォリアーが粒子に変わり土塊はかぜに流された…
「バトル続行!『ロードウォリアー』で『ブラックマジシャン』を攻撃!ライトニングクロー!」
ロードウォリアーがブラックマジシャンに肉薄する!
「手札から『クリボー』の効果を発動!手札から捨てて戦闘ダメージを0にする!」
《クリクリ〜!!》
ブラックマジシャンが斬り裂かれ爆発する…しかし巨大化したクリボーが爆発を全て吸収した!
「くっ…!ならば『星態龍』でダイレクトアタック!スターイーター!!」
スタジアム外から星態龍のブレスが放たれ遊戯に直撃する!
「うわあぁぁ!!」
遊戯LP4000→800
「トラップ発動!『運命の発掘』!戦闘ダメージを受けた事で1ドロー!」
遊戯は罠を発動し手札を補充する
「凌がれたか…俺はこれでターンエンド!エンドフェイズに『スターダストウォリアー』が戻ってくる!」
白銀の戦士が三度現れる ATK3000
遊海LP4000
スターダストウォリアー ロードウォリアー 星態龍 手札1
『決闘王・遊戯!なんとか遊海の猛攻を凌いだ!しかしこれは逆転できるのか〜!?』
「攻撃力3000超えのモンスターが3体…でも僕は負けられない!もう1人のボクの名前に賭けて!!」
「かかってこい遊戯!…俺の憧れの決闘者!」
「僕のターン…ドロー!!」
「魔法カード『天からの宝札』を発動!5枚ドロー!」
「最強の手札補充カード!…5枚ドロー!」
遊戯と遊海はそれぞれ5枚のカードを引く…!
「魔法カード『デビルズサンクチュアリ』を発動!『メタルデビルトークン』を特殊召喚!」
「やらせない!『スターダストウォリアー』の効果発動!特殊召喚を無効にする!ヴィクテムカウンター!」
メタルデビルトークンは消滅する…しかし
「でもこれで特殊召喚ができる!『死者蘇生』を発動!蘇れ『ブラックマジシャン』!」
再び魔術師が現れる ATK2500
「そして僕はこのカードを発動する!覚醒せよ!『ティマイオスの眼』!!『ブラックマジシャン』と融合!」
遊戯のフィールドにデュエルモンスターズ界の伝説の竜が現れる、そしてブラックマジシャンと融合する!
「伝説の竜よ!黒き魔術師の力となれ!融合召喚!『呪符竜』!!」
呪文の刻まれたティマイオスに騎乗したブラックマジシャンが現れる ATK2900
「『呪符竜』の効果を発動!お互いの墓地の魔法カードを全て除外しその分攻撃力を100アップする!遊海の墓地からは2枚!僕の墓地からは5枚!700ポイントアップ!マジック・アブソーブ!」
墓地の魔法を吸収しその攻撃力が上がる! ATK2900→3600
「バトル!『呪符竜』で『ロードウォリアー』を攻撃!!マジック・デストーション!!」
ブラックマジシャンの魔術、そしてティマイオスのブレスが混ざり合った炎が遊海に迫る…!
「遊戯!!これで終わりだ!俺は手札から『ラッシュ・ウォリアー』の効果を発動!」
「手札からモンスター効果!?このタイミングで!」
「このカードを手札から墓地に送り…『ロードウォリアー』の攻撃力を…倍にする!!迎え撃て!!ライトニング・ラッシュ!!!」
ロードウォリアーが火球を斬り裂く…そして呪符竜に肉薄し、伝説の竜を斬り裂いた…。
遊戯LP0
遊海 WIN!
『き…決まった〜っ!!プロリーグチャンピオン遊海!10年の時を超えてバトルシティでの雪辱を晴らした〜!!!しかもライフはノーダメージ!何なんだよアンタ〜!!』
「「「うおぉぉぉ!!!」」」
スタジアムは歓声に包まれる、決闘者の頂点たる二人の戦い…それは遊海の勝利で完結したのだった。
「遊海…君はやっぱり強いね…完敗だよ」
「遊戯…お前とこの舞台で戦えてよかった!また今度やろうぜ!」
「ああ!この先も頑張って!」
遊戯と遊海はお互いを激励し握手を交わしたのだった…。
『いきなり盛り上がりすぎだが…第二試合は30分後だ!準備を頼むぜ!』
「お疲れ様です!遊海さん!」
「ああ!ありがとう翠!疲れたぁ〜…まさかあんなに粘って来るなんて、やっぱり遊戯は強かった…」
舞台裏に下がった遊海は翠と共に一息ついていた、汗をダラダラかいていてその疲労の程が見てとれる…。
「でも大丈夫ですか?『アクセルシンクロ』を使っちゃって…」
「まぁ…大丈夫だよ、それ以上にインパクトとあるモンスターを出したし…せいぜい海馬社長に突っ込まれるくらいで…「オレがなんだって?」!?海馬社長!??」
遊海の後ろから海馬が声をかける…噂をすれば影という奴である。
「遊海!バトルシティが終わったら先程の『シンクロモンスターのチューナー』について話を聞かせてもらうぞ…準備をしておけ!」
「は、はい…!わかりました…!!(やっぱりアレはマズかったか〜…)」
後悔するも後の祭りの遊海なのであった…。
「それから…決闘王になるのはこのオレだ…!貴様を倒すぞ…白波 遊海!!」
「…受けて立ちます!海馬さん!!」
二人は火花を散らし…その場を後にした、戦いは続くのであった…。
2
バトルシティ〜ダイジェスト〜
ヨハン対カイザー
「バトルだ!攻撃力6000『レインボードラゴン』で『サイバーエンドドラゴン』を攻撃!オーバー・ザ・レインボー!」
「ぐおぉぉぉ!!」
カイザーLP3600→1600
「これでオレはターンエンドだ!伏せカードは無い!次のターンで決着だ!カイザー!!」
「ああ…決着だ!俺のターン!ドロォォ!!」
「墓地の光属性・機械族を8体除外し…いでよ『サイバーエルタニン』!召喚に成功した時!フィールドのモンスターを全て墓地に送る!星座の包囲網!」
「しまった!?」
「『エルタニン』でダイレクトアタック!!」
ヨハンLP0
カイザーWIN!
「負けたよカイザー…だけど次は勝つ!」
「フッ、いつでもかかってこい!」
海馬対エド
「『DーEND』のエフェクト発動!『真青眼』を破壊する!」
竜の腕から放たれた炎が究極竜を焼き尽くす!
「これでどうです?Mr海馬!手札が1枚の貴方ではこの盤面は覆せない!」
「ふぅん!甘いぞエド・フェニックス!貴様が『究極竜』を破壊した事でオレは…究極のドラゴンを呼び出す事ができる!!」
「なんだって!?」
「無窮の時…その始原に秘められし白い力よ!鳴り交わす魂の響きに震う羽を広げ…蒼の深淵より出でよ!『ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン』!!」
背中に蒼き輪を背負った究極のブルーアイズが降臨する!
「『ディープ・アイズ』が特殊召喚された時!貴様は墓地のドラゴンの怒りを受ける!リベンジ・ドラゴニック・フォース!!」
ディープアイズの後ろに5体の竜の幻影が現れ、蒼き炎がエドを飲み込んだ…
エドLP0
海馬WIN!
「フハハハハ!いいデュエルだったぞ、エド・フェニックス!さらに精進を重ねるがいい!」
「これが…遊海さんと同じ伝説の決闘者の力か…!」
十代対城之内
「バトルだ!『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』でダイレクトアタック!メテオ・フレア!!」
「リバースカードオープン!『クリボーを呼ぶ笛』!頼むぜ!相棒!」
《クリクリクリー!!》
黒き炎をハネクリボーが受け止める!
「へっ!よく止めたな十代!でもこれでお前のフィールドはがら空き!いけ!『ガイアナイト』!!」
「『ハネクリボー』が破壊されたターン、俺は戦闘ダメージを受けない!」
「ちっ!無駄打ちか!さぁ…どうする!十代!」
「アンタを超えるぜ城之内さん!ドロー!!」
「『バブルマン』を特殊召喚!2ドロー!さらに『強欲な壺』!2ドロー!いくぜ!『死者蘇生』発動!蘇れ!『フレイムウィングマン』!」
「へっ…そいつじゃオレには勝てないぜ?」
「まだだ!『融合』を発動!手札の『スパークマン』と『フレイムウィングマン』を融合!『シャイニング・フレア・ウィングマン』を融合召喚!墓地のHEROモンスターは5体!500ポイント攻撃力がアップ!」
「まだ足りねぇ!」
「これで最後だ!ヒーローの戦う舞台『摩天楼ースカイスクレイパー』を発動!バトル!『シャイニングフレアウィングマン』で『ブラックデーモンズ』を攻撃!さらに攻撃力が1000アップする!スカイスクレイパーシュート!!」
「ぐおぉぉぉ!!」
城之内LP0
十代WIN!
「あ〜あ、負けちまった…でも熱いデュエルをありがとよ!十代!」
「こちらこそ!久々にワクワクするデュエルだったぜ!ガッチャ!」
準決勝進出者
白波 遊海
カイザー亮
tEf@ pS
遊城 十代