転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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動き出す物語〜空白の時・激突〜

『キングは1人!この俺だぁ!!!』

 

『デュエルキング!ジャック アトラス!第134回デュエルキングの防衛に成功!彼を破れるDホイーラーなどいるのでしょうか!?』

 

ピッ…

 

 

「(やっぱりこうなったか…)」

テレビの電源を切る…「ゼロ・リバース」から17年が経った、結果的に俺はスタジアムにいた人達を救う事に成功した。

 

破滅の光を全て弾き、アヤカの防御力でなんとか皆を救う事ができた…精霊達も翠も大怪我をしないで済んだ、結果的にシティとサテライトに別れてしまったネオドミノシティだがKC社が支援をしているため劇中のサテライトより環境は良くなっているはずだ。

 

 

 

 

「遊海さん、ご飯にしませんか?」 

 

「ああ、いま行…ゴボっ…!」

 

「遊海さん…やっぱり無茶は…!」

 

「この痣がある以上…無茶をしない訳にはいかな…ゴホッゴホッ…!」

 

 

 

…17年でもっとも変わったのは俺自身だろう、ゼロ・リバースの膨大なエネルギーを受け止めた俺は爆風でサテライトの端まで弾き飛ばされた…手足は砕けアヤカが俺を見つけるまでの2日間、ある人物と2人きりだった…今はその話は割愛する。

 

 

アヤカ達に助けられた俺は奇跡的に無事だった自宅に戻り回復に専念した…しかし怪我の回復に1年以上の月日を必要とした…俺は汚染されてしまっていた…モーメントから漏れ出した冥界の「マイナスエネルギー」に…。

 

 

今の俺は痩せ細り、極度の病弱状態になっている…不死の力が働いていなければすぐに死んでいただろう…何回も回復魔法を試した、嫌がるフレアに頼み身体を消し炭にもしてもらった…結局回復しても現状は変わらなかった、そして最悪な事に「精霊の力」の行使も難しくなった、レベル100を超えていたのがいきなりレベル10ぐらいまで落ちたように感じた…3年程前までは満足に身動きすら取れなかった…()()の助けと痣が無ければ今も寝たきりだったかもしれない…。

 

 

そしてリハビリがてらに俺はある活動を始めた…そう「ヒーロー活動」である。

 

治安を維持するためにはもちろん警察こと「セキュリティ」がいる、しかし彼らも万能では無い…だから俺はリハビリを兼ねて人助けをしようと思ったのだ。

 

最初は以前のように動けず苦戦したが、今は勘を取り戻しある程度動けるようになった、巷では鋼の騎士と呼ばれているらしい…。

 

火事現場からの被害者救出、チンピラグループの無力化、事故現場からの人命救助…やれる事は全てやっている…。

 

そして今年、ゼロ・リバースから17年が経った…つまり物語が動き出すという事だ…コンディションは最悪だが…やれる事をやっていこうと思っている。

 

 

「遊海さん、今日はどうしますか?」

 

「そうだな…マーサハウスにでも行こうか、あの子の事も気になるし…」

 

「そうですね!またお菓子とか持っていってあげましょう!」

 

そして俺達は移動の準備を始めた…。

 

 

 

 

 

「ウィンダ!お願いね!」

 

《うん!しっかり掴まってて!》

《キュイ〜!》

 

俺達は「聖霊獣騎キムンファルコス」に乗り込み一路サテライトを目指す、俺達の家やKCがあった辺りは比較的被害が少なく済んだのだ…。

 

 

 

 

 

 

「マーサさ〜ん!こんにちはー!」

 

『おや!翠にハクノじゃないか!よく来たねぇ!』

しばらく空を飛びサテライトのマーサハウスに到着する、そして建物から黒人のふくよかな女性・マーサが現れる…ついでに俺は偽名の「岸波 白野」で通っている。

世間的に決闘王「白波 遊海」は行方不明なのだ…。

 

 

「お久しぶりですマーサ、彼の様子はどゴフっ!」

 

『あんたは無理するんじゃないよ!あの子は元気だよ!さぁ中に入って休みな!』

 

「す、すいません…お邪魔します…」

吐血した血を拭いながらマーサハウスへと入る…いつもの光景である。

 

 

「あっ!ハクノだ!」

 

「遊んで!遊んで!」

 

『コラ!お前達!ハクノは身体が弱いんだから無茶言うんじゃないの!』

中に入ると小さい子達が集まってくる

 

「大丈夫だよマーサ、これぐらいなら俺でもできますから…ほらお菓子を持ってきたよ!みんなで分けて食べてな!」

 

「「「わ〜い!」」」

 

「ありがとうハクノ兄ちゃん!」

翠のお手製クッキーを子供達に配る…やっぱり子供達を見てると癒やされるな〜。

 

 

 

 

 

 

「ハクノさん…お久しぶりです!」

 

「おぉ『トビー』、元気だったゴフッ…か?」

 

「…今のハクノさんよりは…」

 

「ハハハ…そりゃよかった!」

今、目の前にいる栗毛の少年はトビー…世界的モデル・ミスティ ローラの弟である、彼が何故ここにいるのか…それは1年前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年前…

 

Sideトビー

 

 

「うわぁぁぁ!?!?!?」

 

何故僕はこんな目にあっているんだろう…僕は超能力を持った人間、いわゆるサイコデュエリストと言われるものらしい…でもその力を制御出来なくて学校や姉さんにも迷惑をかけてしまっていた。

…そんな中…僕はサイコデュエリストの保護・養成機関アルカディア・ムーブメント、そしてディヴァインさんと出逢った。

 

ディヴァインは僕に力の使い方を教えてくれた…「黒薔薇の魔女」っていう憧れの人を見つけた…僕は強くなりたかった、だからディヴァインの強化プログラムに参加した…「能力は命の危機に瀕した時に覚醒する」その言葉を信じて僕は訓練に臨んだ…。

 

 

「うぎゃああああ!!!!」

 

…頭が痛い、痛い!痛い!!身体が黒焦げになりそうな電流が僕を壊していく…意識を保つのも辛くなってきた…ごめん…姉さん…

 

 

「もっとパワーを上げろ!」

 

「ディヴァイン様…これ以上は危険かと…!」

 

「関係ない、トビーはその程度だったという事だ…弱い奴はいらん…パワーを上げろ!」

 

「は、はい…!」

 

僕の叫び声に紛れてディヴァインの声が聴こえてくる…電流のパワーが上がる…!

 

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!?!」

 

 

バシュー………

 

 

「なんだ!?停電だと!?」

 

「早く非常電源を…!」

 

…突然電流が止まる…僕は助かった…のか…?

 

 

 

『懲りないな…ディヴァイン、悪事はそこまでだ!』

 

「き、貴様は…!鋼の騎士!?」

 

『子供達は開放させてもらうぞ!』

 

「この事を知った奴は生かしておけん…死ねぇ!」

ボウッ!!

 

『…「貴様の力には鉄の意思も鋼の強さも感じない」…誰かに言われなかったか?』 カーン!

 

「!?…貴様…死んだはず…うわぁぁぁ!!!」

 

………

 

『もう大丈夫!ゆっくり休むんだ…』

僕の目の前にいたのはロボットのような人…僕は安心して瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

Sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだ?記憶は戻ったか?」

 

「…」フルフル

俺の問いにトビーは首を横に振る、1年前…アルカディア・ムーブメントに突入した俺は拷問に近い訓練を受けていた子供達10人程を開放した、しかしトビーは訓練の影響で記憶を失っていた、俺は彼を守るためにマーサハウスへと彼を預けた…その後ミスティの事故が起きてしまったのは言うまでもない…。

 

 

 

「まぁ…記憶喪失は何かの拍子に回復する事もある…気長にいこう!」

 

「…ハクノさん、どうして見ず知らずの僕にここまでしてくれるんですか…?」

トビーが俺に尋ねてくる

 

「俺は…困っている人を放っておけないのさ!メタルナイトにも頼まれたしな!」

 

「鋼の騎士と知り合いなんですか?」

 

「ああ…俺の親友さ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあマーサ、また来るよ!」

 

「お邪魔しました!」

 

『いつでも来ていいよ!…まったく、遊星も顔を出してくれたっていいのにさ…』  

 

「彼ならきっと来ますよ!見かけたら声をかけておきます!」

 

『そうかい?頼んだよハクノ!』

 

 

 

 

 

 

「翠…それじゃあ行ってくる!」

 

「遊海さん…無理は禁物ですからね!」

 

「ああ!…精霊変身!アクセラレーション!!」

家に戻った俺は掛け声と共にクリフォートの鎧とDホイールを出現させる、この鎧を纏っている間だけ俺の病弱の呪いは発動しない、だからこそ人助けができるのだ…ただし4時間程しか持たないしクールタイムも必要だったりする。

 

…似たような設定の人がとある世界にいた気がするけど密に、密に…。

 

「行ってくる!」

 

「行ってらっしゃーい!」

俺は夜の風となる…これが今の俺の役目…鋼の騎士だ!

 

 

 

 

 

 

 

「アヤカ!周りの様子はどうだ?」

 

《特に問題はありません!何人かセキュリティに追われていますが対処は任せましょう!》

 

「了解!ありがとう!」

俺はシティの高速道路を走り抜ける、いつもなら珍走団や腕試しのDホイーラーがいるが今日はいないようだ…なんだろう…嫌な予感がする…!

 

 

『見つけたぞ!「鋼の騎士」!!俺とデュエルしろ!!』 

 

《高速度で接近するDホイールを確認!識別番号…「ホイール・オブ・フォーチュン」!!》

 

「っ!やっぱりか!!」

俺の後ろから1輪のバイク…モノホイールが近づいてくる…それを駆るのはやはり…!

 

「しつこいぞジャック・アトラス!俺はお前とデュエルする理由は無い!」

 

『俺にはある!貴様を倒すという目的がな!貴様を倒し俺は真のキングとなる!』

現・デュエルキングであり「チームサティスファクション」随一の問題児ジャック・アトラスが俺を追い掛けてきていた…。

 

 

ジャック個人とは知り合いだが…俺が鋼の騎士である事は知らない、だがなぜか追い掛けてくる…何故か?それはある記事のせいだった。

 

 

『鋼の騎士対キング!勝つのはどっち?』

 

某雑誌がこのような記事を出した…アンケートをとった結果何故か「鋼の騎士」に軍配が上がった…それ以来ジャックは俺を探し町をうろついているのだ。

 

 

『今日は貴様を倒すためにセキュリティからこれを提供して貰った!強制デュエルモード発動!!』

 

「なっ!?セキュリティのデュエルシステムだと!?そこまでするか!?」

 

 

「「ライディングデュエル・スタンバーイ!」」

 

 

強制的にデュエルモードが起動する…やるしかないか…!

 

「しょうがない!受けてやる!怪我するなよキング!!」

 

『貴様の正体を暴いてやる!覚悟しろ!』

 

 

『「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」』

 

 

遊海LP4000 スピードカウンター(SP)0

ジャックLP4000 SP0

 

 

特殊ルール

ライディングデュエル

 

 

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」SP0→1

「『超重武者カゲボウーC』を召喚!」

虚無僧のようなロボットが現れる ATK500

 

「『カゲボウーC』の効果発動!自身をリリースし手札から『超重武者ビックベンーK』を特殊召喚!」

虚無僧が粒子となり巨大な僧兵がどっしりとフィールドに現れる DEF3500

 

「そして『超重武者装留マカルガエシ』を手札から『ビックベンーK』に装備!」

僧兵の手首に数珠が巻き付く

 

「俺はこれでターンエンド!」

遊海LP4000

ビックベンK(マカルガエシ装備) 手札3

 

 

 

『貴様…キングたる俺の前に守備モンスターを出すとは…舐めているのか!!』

 

「俺は手を抜いてはいない!これが俺の勝利への布石だ!」

 

「ならばその布石…容赦なくへし折ってやろう!!」

 

 

 

『俺のターン!ドロー!!』SP0→1

『手札の「バイス・ドラゴン」は自分フィールドにモンスターが存在しない時!攻守を半分にして特殊召喚できる!』

紫色のドラゴンが現れるATK2000→1000

 

『さらに「ダーク・リゾネーター」を召喚!』

音叉を持った悪魔が現れる ATK1300

 

『刮目して見よ!!俺はレベル5の「バイスドラゴン」にレベル3の『ダークリゾネーター』をチューニング!』

 

5+3=8

 

『王者の鼓動!今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!!シンクロ召喚!我が魂!「レッドデーモンズ・ドラゴン」!!』

2本の角を持つ紅蓮の竜が現れる! ATK3000

 

「来たか『レッドデーモンズドラゴン』…!」

 

『バトルだ!「レッドデーモンズドラゴン」で「ビックベンK」を攻撃!アブソリュート・パワーフォース!!』

巨大な掌底とビックベンKのさすまたが激突する!しかし守備力で勝るビックベンKがレッドデーモンズを弾き返す!

 

ジャックLP4000→3500

 

『ぬぅぅ…!この程度のライフはくれてやる!「レッドデーモンズドラゴン」の効果発動!相手の守備モンスターを全て破壊する!デモン・メテオ!!』

灼熱の炎がビックベンKに襲いかかる!

 

「『ビックベンK』に装備された『マカルガエシ』の効果で1ターンに一度!効果破壊されない!」

 

『おのれ…小癪な!カードを2枚伏せターンエンド!』

 

ジャックLP3500

レッドデーモンズ 伏せ2 手札2

 

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」SP1→2

「俺は『超重武者ホラガーE』を召喚!」

法螺貝を持った足軽が現れる ATK300

 

「俺はレベル8の『ビックベンK』にレベル2の『ホラガE』をチューニング!」

 

8+2=10

 

「荒ぶる神よ!千の刃の咆哮と共に神速の戦場へと現われろ!シンクロ召喚!出陣!『超重荒神スサノーO』!!」

重厚な鎧を纏った大蛇殺しの神が現れる DEF3800

 

『また守備モンスターか!貴様…俺に勝つつもりがあるのか!!』

 

「ああ…あるさ!俺は手札の『超重武者装留ダブル・ホーン』を『スサノO』に装備!」

スサノOの両肩に巨大な角が装備される

 

「バトル!『スサノO』で『レッドデーモンズドラゴン』を攻撃!」

 

『なにっ!?守備表示でバトルだと!?』

 

「『スサノO』は守備表示のまま守備力を攻撃力として攻撃できる!クサナギソード・斬!」

スサノOの巨大な刃がレッドデーモンズを斬り裂く!

 

『ぬぅおおお!!』

 

ジャックLP3500→2700

 

「そして『ダブルホーン』を装備した『スサノO』は2回攻撃ができる!」

 

『やらせん!!リバース罠『リバイバル・ギフト』!墓地の「ダークリゾネーター」を特殊召喚し貴様の場に「ギフト・デモン・トークン」を2体特殊召喚!』

ジャックの場に再び音叉の悪魔が現れる…しかしすぐにスサノOに切り裂かれる。

 

そして遊海の場に黒い影の悪魔が現れる DEF1500 ✕2

 

 

「防がれたか…このままターンエンド!」

遊海LP4000

スサノO(ダブルホーン)ギフトデモン✕2 手札2

 

 

 

『チイッ…やるではないか…だがキングは負けん!!』

 

「…ジャック・アトラス、お前はそれでいいのか?」

 

『なんだと…?』

 

「友のカードを奪い、ゴドウィンのいいように使われ…孤高に敵を倒し続ける…お前は満ち足りていないんじゃないか?」

 

『っ…貴様、何処でその事を…!』

 

「どこでもいいだろう?サテライトを統一した『チームサティスファクション』のジャック・アトラス!」

 

『…絶対に正体を暴くぞ!鋼の騎士!俺の思い出に入ってくるな!!』

 

 

 

『俺のターン!ドロー!!』Sp1→2

『俺はリバースカード『リビングデッドの呼び声』を発動!蘇れ!「レッドデーモンズドラゴン」!』

再び紅蓮の竜が復活する ATK3000

 

『そして「Spーオーバー・ブースト」を発動!自分のスピードカウンターを4つ増やす!ただしエンドフェイズにカウンターは1になる!』SP2→6

 

ホイールオブフォーチュンが速度を上げ遊海の前に回り込む!

 

『さらに「Spーソニック・バスター」を発動!スピードカウンターが4つ以上ある時「レッドデーモンズドラゴン」の攻撃力の半分…1500ダメージを与える!受けろ!我が魂の炎を!!』

《グオォォォ!》

 

レッドデーモンズドラゴンが咆哮し火炎を吐き出し遊海に直撃する

 

「うおぉぉぉ!?」

 

遊海LP4000→2500 Sp2→1

 

『バトルだ!「レッドデーモンズドラゴン」で「ギフトデモントークン」を攻撃!灼熱のクリムゾン・ヘルフレア!!そして守備表示のモンスターを全て破壊する!デモンメテオ!!』

灼熱のブレスが遊海のフィールドを蹂躙し爆発が起きる!

 

『これで貴様のフィールドはガラ空き!次のターンで決着を着けてやる!!』

 

 

「それはどうかな!デュエルは何が起きるかわからない!!」

爆煙から遊海が飛び出してくる!

 

『フン…減らず口を…!!俺はこれでターンエンドだ!』

ジャックLP2700 Sp6→1

レッドデーモンズ 手札1

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」SP1→2

「『超重武者ジシャーQ』を召喚!」

U字磁石のような角のモンスターが現れる ATK900

 

「『ジシャQ』の効果で手札の『超重武者タマーC』を特殊召喚!」

丸っこい槍を持ったロボットが現れる ATK100

 

「俺はレベル4の『ジシャQ』にレベル2の『タマC』をチューニング!!」

 

4+2=6

 

「雄叫びを上げろ!神々しき鬼よ!シンクロ召喚!『超重神鬼シュテンドウーG』!」

棍棒を持った赤き鬼のロボットが現れる DEF2500

 

『フン!守備力2500だと?攻撃力3000の「レッドデーモンズ」には及ばん!』

 

「『シュテンドウG』の効果を発動!自分の墓地に魔法・罠がない時!相手フィールドの魔法・罠を全て破壊する!…『リビングデッド』で蘇った『レッドデーモンズ』も破壊される!」

 

『な、なんだと!!』

棍棒の起こした暴風がジャックの魔法・罠を全て吹き飛ばしレッドデーモンズも道連れになる!

 

「バトル!『シュテンドウG』でダイレクトアタック!九頭竜鏖殺撃!!さらに手札から『バスターガントレット』を捨て攻撃力を倍にする!」

ATK2500→5000

 

振り上げた棍棒がジャックのすぐそばに直撃し爆発を起こした!

 

『おのれ…おのれぇぇ!!』  

 

ジャックLP0

 

遊海WIN!

 

 

 

 

 

 

「DEFEAT…Dホイールを強制停止します…」バシュー!!

煙を上げながらF・O・Fが強制停止する…

 

 

「じゃあなキング!この事は内緒にしといてやるよ!」

 

『ぐっ…待て!鋼の騎士ィィィ!!!』

 

「猛るなよ!その内また会えるさ!じゃあな〜!」

俺はそのままDホイールを走らせその場から離脱した…。

 

 

 

 

 

 

「ふう…危なかった…」

 

《お疲れ様ですマスター…災難でしたね…》

 

「ああ…デュエルをすると活動限界が短くなるからな…今日は早めに戻ろう…」

 

そうして俺は自宅の方向に走り出した…。




今回のスピードスペル!

Spーオーバー・ブースト 通常

このターン自分のスピードカウンターを4つ増やす、エンドフェイズに自分のスピードカウンターは1つになる。


Spーソニック・バスター 通常

自分のスピードカウンターが4つ以上ある時に発動できる。
自分のフィールドのモンスター1体を対象に発動する。
そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える、ただしこの効果で相手ライフが0になる場合、このカードは発動できない。

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