転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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シグナーを導く赤き竜〜避けられぬ戦い〜

「バトル!『炎魔竜王レッドデーモン・カラミティ』で『超魔神イド』を攻撃!真紅の絶対破壊!!」(クリムゾン・アブソリュートブレイク)

 

『うぎゃああああ!?』

 

フランクLP0

 

遊海 WIN!

 

 

 

『メ、メタルナイト…何故ボクを襲って…』

 

「ネタは割れてるんだよプロフェッサー・フランク!患者に対して淫らな行為をしたってな!…罰ゲーム!!マインド・クラッシュ!!」ズギャアアン!!

 

『うわぁぁぁぁぁ!!?』バリーン!

 

「心を入れ替えて反省しろ!」

 

『あ…あう……』

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪は倒した、あとは海馬社長に報告すればいいな…」

今はF・C終了後の夜、俺は龍可の対戦相手であるフランクを調べあげた…その中でいくつかキナ臭い情報があった事からフランクにデュエルを仕掛けた…結果はギルティ、カウンセラーが悪に染まっていたら患者に対しても悪影響があるからサクッとマインド・クラッシュした…その内に治るから大丈夫だろう…彼の更生を願う…。

 

 

「さて、家に帰るか…おっ…と?」グラリ

 

《大丈夫ですかマスター?今日は力を使い過ぎです…》

 

「あぁそうだな…早く帰ろう…」

遊海は歩き出そうとしてバランスを崩す、昼間に力を使い過ぎ体力も少なくなっていた…。

 

《…無理はしないでください、本来なら今の状態で神を使ったら…》

 

「わかってる…さぁ休むためにも早く帰…伏せろ!」

 

ビシュン! ドゴォン!!

 

遊海は殺気を感じて咄嗟に倒れ込む…その首の辺りを茨のムチが通過する!

 

《っ…敵襲…!マスターすみません…!》

 

「大丈夫、いきなり手荒いな…『黒薔薇の魔女』…!」

 

『よく避けたわねメタルナイト、首を狙ったのだけど…』

暗がりから仮面を着けた少女…十六夜 アキが現れる、そして彼女からは殺気が漏れ出している…!

 

 

『私はこの痣…忌々しい痣を憎む…!メタルナイト!あなたもそう!ぶっ壊してあげる…!』

 

「黒薔薇の魔女…いや十六夜 アキ、君は勘違いをしてる…この痣は誰かを傷つけるものじゃない、世界を悪しき者から守るための…」

 

『うるさい!…私は破壊する…痣を持つ者を…!』

アキはデュエルディスクを構える…

 

「問答無用か…ならば少し相手になろう…!」

 

 

 

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

 

 

十六夜LP4000 D40

遊海LP4000  D60

 

 

 

 

 

『私のターン!ドロー!』

『魔法カード「偽りの種」を発動!手札から「イービル・ソーン」を特殊召喚!』

棘の付いた実を持つ植物が現れる DEF300

 

『「イービル・ソーン」の効果を発動!自身をリリースし相手に300ダメージを与える!そしてデッキから2体の「イービル・ソーン」を特殊召喚する!イービル・バースト!』

イービルソーンの実が爆発しトゲが飛び散る!

 

「っ…ぐあぁぁぁ!!」

 

遊海LP4000→3700

 

そして種の破片から新たなイービルソーンが生える DEF300 ✕2

 

 

「ぐっ…サイコデュエルのダメージは…流石にキツイな…!」

サイコデュエルによるダメージは闇のゲームに匹敵するダメージを相手に与える…弱体化している遊海ではそのダメージには耐えられない…!

 

 

『フフフ…いい様ねメタルナイト、その鎧を壊してお前の正体を暴いてやるわ…!私は「黒薔薇の魔女(ブラックローズ・ウィッチ)」を召喚!』

自身の二つ名と同じ名前を持つ魔女が現れる ATK1700

 

『私はレベル1の「イービルソーン」2体にレベル4の「黒薔薇の魔女」をチューニング!』

 

1+1+4=6

 

『聖なる森の女王よ!愚か者に茨の裁きを与えよ!シンクロ召喚!「ヘル・ブランブル」!』

全身を茨で包んだ野イバラの女王が現れる ATK2200

 

『「ヘル・ブランブル」がフィールド上に存在する限り植物族以外のモンスターを召喚・特殊召喚したプレイヤーに1000ダメージを与える…カードを2枚伏せターンエンド!』

 

十六夜LP4000

ブランブル 伏せ2 手札1 D32

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「モンスターをセット…ターンエンド!」

遊海LP3700

セットモンスター 手札5 D54

 

 

 

『あら…それで終わりなの?拍子抜けねメタルナイト!』

 

「くっ…」

 

 

 

 

『私のターン!ドロー!』

『私は「返り咲く薔薇の大輪(リバイバル・ローズ)」を召喚!』

巨大な薔薇の花が現れる ATK1300

 

『そして魔法カード『フレグランス・ストーム』を発動、「返り咲く薔薇の大輪」をリリースして1ドロー…ドローしたのは植物族「グローアップ・バルブ」!よってさらに1ドロー!』

 

『バトル!「ヘルブランブル」で裏守備モンスターを攻撃!』

ブランブルの茨が一つ目の巨人を打ちすえる!

 

「セットモンスターは『ゴゴゴゴーレム』!1ターンに一度戦闘では破壊されない!」 DEF1500

 

『フン…私はターンエンド!』

十六夜LP4000

ブランブル 伏せ2 手札2 D29

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「フィールド魔法『岩投げエリア』を発動!」

遊海の後ろに巨大な投石器が現れる。

 

「さらにモンスターをセット…ターンエンド」

遊海LP3700

ゴゴゴゴーレム(守)セットモンスター 岩投げエリア 手札4 D53

 

 

 

『フフフ…黒薔薇の魔女を目の前にして防戦だなんて…よっぽど死にたいらしいわね!!』

 

 

『私のターン!ドロー!』

『手札から「グローアップバルブ」を召喚!』

一つ目の球根が現れる ATK100

 

『私はレベル6の「ヘルブランブル」にレベル1の「グローアップバルブ」をチューニング!!』

 

6+1=7

 

『冷たい炎が世界の全てを包み込む…漆黒の花よ…開け!!シンクロ召喚!現れよ!「ブラック・ローズ・ドラゴン」!!』

赤い花弁のような身体のシグナー竜が花開く ATK2400

 

『「ブラックローズドラゴン」の効果発動!墓地の「イービルソーン」を除外し「ゴゴゴゴーレム」を攻撃表示に変更し攻撃を0にする!ローズ・リストレクション!』

 

黒薔薇竜の茨のツルがゴーレムの自由を奪い無理矢理戦闘態勢に変える! DEF1500→ATK1800→0

 

「ヤバッ…!?」

 

『バトル!「ブラックローズドラゴン」で「ゴゴゴゴーレム」を攻撃!ブラックローズフレア!!』

破壊の黒炎がゴーレムを破壊し、その衝撃が遊海に直撃する!

 

「ガッ…ぐあぁぁぁ!!」ドカァン! パリーン…

 

遊海LP3700→1300

 

 

『…それがあなたの正体?メタルナイト…ガリガリの病人じゃない…そんな身体でよくギャングを壊滅させたわね?』

 

「ガリガリで悪かったな…イケメンかと思ったか?」

サイコデュエルの衝撃に耐えられず変身が解ける…そしてガリガリに痩せ細った遊海の姿があらわになる…

 

『フッ…興味なんてないわ、あなたみたいな奴ならもっと倒しやすくなる!リバース罠「リビングデッドの呼び声」を発動!墓地の「ヘルブランブル」を特殊召喚!』

再び茨の女王が現れる ATK2200

 

『「ヘルブランブル」でセットモンスターを攻撃!』

ヘルブランブルがリュックを背負った蟲人を破壊する。

 

「リバースした『魔導雑貨商人』の効果を発動!デッキから魔法・罠カードが手札に加わるまでカードを墓地に送る!」

 

 

墓地送り

 

恵みの像

グランモール

磁石の戦士α

ロストガーディアン2

ミッドピースゴーレム

フォッシルダイナ 3

カオスポッド

磁石の戦士γ

スモールピース

ホプロムス2

超電磁タートル

怒気土器3

メタモルポット

メガロック

リバイバルゴーレム2

タックルセイダー3 ☆

ギガストーンオメガ

ゴゴゴゴーレム2

伝説の柔術家

番兵ゴーレム

磁石の戦士β

ブロックドラゴン

キャッスルゲート

ゴゴゴギガース

マグネットバルキリオン

ロックストーンウォリアー3

メデューサワーム

計40

 

☆封魔の矢

 

 

「墓地に送られた『タックルセイダー』の効果を発動!相手の『リビングデッドの呼び声』を手札に戻す!そのカードはこのターン発動できない!よって『ヘルブランブル』は破壊される!」

 

『ならばもう一度セットすればいいだけの話よ!カードをセットしてターンエンド!』

十六夜LP4000

ブラックローズドラゴン 伏せ2 手札1

 

 

 

『あなたのターンになったら私は「ヘルブランブル」を特殊召喚する、そしてモンスターを出せばあなたのライフは残り300…モンスター1体では私を倒す事は不可能よ!(それに伏せカードは「茨の壁」…それで奴のモンスターを破壊すれば…私の勝利よ!)』

 

「コフッ…確かにそうだな、でもデュエルは最後までわからない…!それに俺は既に勝利の方程式ができている!!」

 

『フン…やれるならやってみなさいよ…そのボロボロの身体でね!』

 

 

「俺のターン…ドロー!!」

 

『リバースカード「リビングデッドの呼び声」を発動!「ヘルブランブル」を特殊召喚!』

茨の女王が再び現れる ATK2200

 

「俺は…墓地の岩石族モンスター40体を除外してこのモンスターを特殊召喚する!来い!俺を守護する優しき岩石竜!『メガロックドラゴン』!」

《小娘…我が主を傷付けた報い…受けてもらうぞ!!》

岩の肉体を持つ竜が降臨する ATK?

 

『モンスターが喋った!?…いいえ、今は関係ないわ!「ヘルブランブル」の効果発動!1000ダメージよ!』

茨の女王がトゲを伸ばし遊海を締め付ける!

 

「ぐあぁぁ…!」

遊海LP1300→300

 

《ゆ…白野!大丈夫か!》

 

「メガロック…大丈夫、頼むぞ…!」

 

『攻撃力0のモンスターに何ができる!』

 

「『メガロック』の攻撃力は…召喚時に除外した岩石族モンスターの数✕700になる…よって…!」

 

ATK?→28000

 

『攻撃力28000ですって…!』

 

「ハァ…ハァ、バトルフェイズ…!速攻魔法『封魔の矢』を発動…!バトルフェイズ中相手は魔法・罠を発動できない…!『メガロック』で『ブラックローズ』を攻撃!鳴動富嶽!!」

《我が主の痛みを思い知れ!ぬぅおおおお!!!》 

 

メガロックが大地を踏みしめる…大地が隆起しブラックローズは大地の槍で串刺しとなった!

 

『そんな…きゃああああ!!?』

 

 

十六夜LP0

 

 

遊海WIN!

 

 

 

 

 

 

 

『おのれメタルナイト…手加減を…!』

 

メガロックに吹き飛ばされた十六夜はすぐに立ち上がる、遊海は十六夜に向けて力を使わなかった、だからダメージが少なく済んだのだ…。

 

『何処だ!メタルナイト!どこに行った!!』

フィールドを覆っていた砂煙が晴れる…しかしそこに遊海の姿は無かった。

 

《キュオォォン!》バサッ!

煙を振り払い閃光竜が飛翔する、その背中には遊海の姿があった。

 

「じゃあな十六夜アキ!準決勝頑張れよ!」

 

『っ…お前も…逃さない!「ブラックローズドラゴン」!ブラックローズフレア!』

《ギシュアアア!》

 

十六夜が地上からブレスを放つ!

 

「『閃光竜』!波動音壁!アヤカ!目潰し頼む!」

《キュオン!!》

《了解です!閃光弾発射!》

 

黒炎はソニックバリアで防ぎ、アヤカが閃光弾で視界を奪った…。

 

『くっ…覚えてなさいよ!メタルナイトォォォ!!』

コンクリートジャングルに十六夜の叫びとセキュリティのサイレンが響き渡った…。

 

 

 

 

 

 

 

「アキ…なんであんな事をしたんだい?奴は危険だから手を出すなと言ったはずだよ…」

 

『ごめんなさいディヴァイン…あいつにもこの痣が浮かんでいたから…つい…』

アルカディアムーブメントの代表室…そこでアキはディヴァインに諭されていた、一年前のメタルナイトによる襲撃…それはディヴァインの()の目的に大ダメージを与えた、それ以来ディヴァインはメタルナイトを警戒しているのだ…。

 

『でも聞いてディヴァイン、奴の素顔を見たわ…ガリガリに痩せた男だった、しかも私がダメージを与えたからしばらくは動けないはずよ…!』

 

「…ガリガリの男だって…?赤い帽子を被った強い力の男ではなかったかい?」

 

『?…いいえ、確かに超能力は持っていたけど…』

 

「そうか…!ありがとうアキ、今日はゆっくり休みなさい…明日、アルカディアムーブメントの名を世界中に知らしめるために…!」

 

『わかったわ…おやすみなさいディヴァイン…』

そうして十六夜は部屋をあとにした。

 

 

 

 

 

「くくく…これはいい事を聞いた!覚えていろ白波 遊海!貴様を地獄に叩き落としてやる…!」

ディヴァインは顔を歪ませる…その目には復讐の炎が宿っていた…。

 

 

 

 

 

 

「アイタタタ…流石にリアルダメージはキツイ…!」

 

「災難でしたね遊海さん、ゆっくり休んでください…でもこんな状態でダークシグナーと戦ったら…」

 

遊海はなんとか家に辿り着きベッドで横になっていた…身体は包帯でグルグル巻きで血が滲んでいる、以前ならすぐに回復したが…今では常人並みの回復力しかない…。

 

「死にはしないだろうけど大ダメージだな…まぁシグナーとダークシグナーは戦う相手が決まってるようなものだから…サポートに回るさ…ごめん、もう寝るよ…」

 

「わかりました…おやすみなさい遊海さん…」

そうして遊海の意識は深い眠りに墜ちていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ん?ここは?」

遊海がふと目を覚ます…眼下に広がるのは宇宙のような星空、そしてその中心にある光の道…そして2台のDホイールと赤いバリアに包まれる2人の人影…

 

「これは…フォーチュンカップの決勝か…!精霊変身…!」

遊海はその身を鎧に包み降下する…そこには戦う遊星とジャック、そして空を飛び追走するアキと龍可の姿があった…。

 

 

 

 

「あっ…メタルナイト!貴方もここに…!」

 

「ああ、赤き竜に招かれたようだ…大丈夫かい龍可少女?」

 

「うん…大丈夫!」

 

「ならばよかった…ならあとは見守ろう…2人の決着を…」

 

遊海達は誇りをぶつけあう遊星達に目を向けた…。

 

 

 

ダイジェスト

 

 

「そんな…!サテライトは滅びるというのか!?」

 

「遊星!今はそんな事どうでもいい!俺達の決着を着けるのだ!」

 

 

……

 

「ジャック!これで最後だ!『Spーファイナル・アタック』!」

 

「馬鹿な!攻撃力5000の『スターダスト』だと!?」

 

「いけ!『スターダスト』!シューティングソニィィック!!」

 

「ぐわああああ!!」

 

ジャックLP0

 

遊星 WIN!

 

 

 

『WINNER!不動 遊星!サテライト出身のニューキングの誕生だ〜!!』

 

 

 

「おめでとう遊星…これがお前の運命の1歩になる…!」

遊星の優勝を見届け俺の意識は光に包まれた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ…ここは家か…?」

 

「あっ!遊海さん!大丈夫でしたか!?」

 

「ああ大丈夫…少し赤き竜に連れて行かれてただけだから…」

 

「そうだったんですか…痣が光っ放しで大汗かいていたので…」

 

「ごめん、心配かけた…確かに汗が凄いな…」

目が覚めると家のベッドにいた…先程までは精神だけが飛ばされていたらしい。

 

「少しシャワーを…痛っ…ダメそうだな」

 

「あっ、じゃあ着換えと濡れタオル持ってきますね!」

 

「ああ…ありがとう」

翠は部屋から出ていった…時間は午後3時、さっきのは本当の決勝だったのだろう…ならこれから待ち受けるのは…

 

 

ドクン!

 

 

 

「やっぱりか…!」

痣が皮膚を抉るような痛みと共に光を放つ…ここから真の戦いが始まる…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クックック…ようやくシグナー共が揃ったようだな…』

 

『ああ…5000年振りの戦い…長かったな…』

 

『全てを焼き尽くす闇の帳を下ろす時が来た…しかしイレギュラーもある…』

 

『6人目か…奴はお前が始末するんだろう…異邦の者よ』

 

『ククク…ああ、奴には深い恨みがあるからなぁ…存分に痛めつけてやるよぉ…フフフ…フハハハハ…!楽しみだなぁ…白波 遊海…!』

 

 

 

 

シグナーとダークシグナー…2つの勢力の争いが動き出す…

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