転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S.Kです!ちょっとした日常回を2〜3話投稿したいと思います!

…ここだけの話、自分のオリジナルストーリー(断章・幕間とか)…人気がないみたいなんですよね…(PV数的に)

まぁ、暖かい目で見て頂ければ幸いです!

それでは最新話をどうぞ!


幕間 束の間の平和
伝えるべき事〜激突する魂〜


「十代、あの時は協力してくれてありがとう…お前のおかげで力を取り戻す事ができた」

 

『へへっ!気にすんなよ先生!オレも精霊界であの杖を見てから気づいたんだ、上手くいってよかったぜ!…それにもう一度三幻神を見れたしな!』

 

「そうか…そのうちにお礼をさせて貰うよ、コッチに来る事があったらなんでも言ってくれ!」

 

『ああ!楽しみにしてるぜ先生!じゃあなー!』ガチャ

 

 

「ふぅ…この3ヶ月忙しくて連絡が遅れちまった…おっと!そろそろ時間だな!少し早めに行かないと!」

 

 

 

 

 

 

ダークシグナーとの戦いから3ヶ月が過ぎた、ネオドミノシティは超特急で復興作業の最中である。

あの戦いを経てネオドミノシティは大きく変わろうとしている、まずは治安維持局長官レクス・ゴドウィンの失踪…ゴドウィンは冥界の王と赤き竜の戦いの輪廻を終わらせる為に光へと消えた…それにより今は長官の席は空席となっている…現在は磯野さんが代理をしているらしい。

 

そしてシティとサテライトを繋ぐ巨大橋『ネオ・ダイダロスブリッジ』の建設、海馬社長の号令のもと急ピッチで建造が進んでいる…この橋が完成すれば遂にサテライトとシティが一つになるのだ、尚一部区間は完成していてサテライトにも復興部隊が入り少しづつ町が綺麗になっている。

 

そして俺はこの3ヶ月、「メタルナイト」としてシティとサテライトを往復する日々を送っていた、サテライトに人が流れ込んだ事でギャングや犯罪集団の動きが活性化しその対応に追われていたのだ…なお、完全に力が戻ってきたおかげで楽に処理する事ができている、そして今日は…。

 

 

 

「待たせたな遊星、ジャック、クロウ…俺になんの用だ?」

 

「遊海さん、忙しい中来てくれてありがとう…教えて欲しいんだ、貴方の事…そして貴方の持つドラゴン達の事を…!」

 

 

 

 

 

 

〜とあるカフェ〜

 

 

「ほら…これを見て!ミスティから絵葉書が届いたの、相変わらず忙しいみたい」

 

「そうみたいね…でも笑顔が輝いてるわ!」

 

ここはシティにあるとあるカフェ…そこにはダークシグナー事件に関係した人物達、特に女性陣であるアキ・狭霧・翠、そして龍亞と龍可が集っていた、あの日から3ヶ月…落ち着きを取り戻しつつあるシティでパーティーをしようと男性陣を待っているのだ。

 

「でも、よかったね!トビーの記憶が戻って!」

 

『えぇ!力を取り戻した遊…白野さんにできない事はほぼないわ、この2年ずっと気にしていたから本当によかった…!』

アキが見せたミスティからの絵葉書…そこにはエッフェル塔をバックにミスティとトビーが笑顔で写っていた…。全盛期の力を取り戻した遊海にできない事はほぼ無い、それこそ死者蘇生や宇宙創造、次元分割レベルの事だろう…。

 

「ボマーさんとディマクはナスカに戻っちゃったし、鬼柳さんは旅から当分戻らないみたいだし…」

蘇った元ダークシグナー達はそれぞれにシティから離れて行った、ただし…例外もいるが。

 

「ていうか…遊星遅いね?」

 

「ああ、ジャックとクロウ…それに遊海も居ねぇじゃねぇか」

 

「あっ!牛尾のおっちゃん!」

龍亞の呟きに丁度到着した牛尾が答える…この場には遊星達4人がまだ来ていなかった。

 

『あっ…遊海さんなら3人に呼ばれたって先に…「なんですって〜!?」きゃっ!?』

突如としてアキ達の後ろに座っていた老人…に変装した女性…カーリーが声を荒げる。

 

「あの4人がいないなんて怪しいわ!何か重大なスクープの匂いがするのに〜!!」

 

「あのなぁ…お前こそスクープネタになるんじゃないのか元ダークシグナーさんよ…」

取り乱すカーリーに牛尾が話しかける、ダークシグナーだったメンバーで唯一シティに残っているのがカーリーなのだが…その記憶はほとんど消えてしまっていた…。

 

 

「それが悔しいのよ!!サテライトの人達は記憶が無いって言うし!シティの人達は避難訓練で屋内にいたからほとんど何も見ていないって言うし!唯一残ってる映像が『アレ』だけってどういう事よ〜!!」

 

カーリーの言う映像…それは奇跡的に起動していた1台の監視カメラに残っていた映像、『巨大な邪神に時を超えて復活した三幻神がシティを守る為に戦いを挑む』という映像だった。しかし公開された直後KCから「フェイク映像」であると発表され、すぐに忘れ去られたのだ…。

 

「でも本当によかった、町の人達が無事で…」

 

『そうね…やっぱり平和が一番よ!』

翠は青い空を見上げながら呟いたのだった。

 

 

 

Sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドラゴン達…それは『閃光竜』の事か?」

遊星達に呼び出された遊海は遊星に問いかける。

 

「えぇ、それもそうなんですが…これを見てください、その方が早いと思います…!」

遊星はDホイールのモニターを遊海に見せる、そこには…。

 

 

 

『白銀の翼を持つ竜よ!今こそ羽ばたけ!!シンクロ召喚!「スターダスト・ドラゴン」!!』

 

『荒ぶる王者がここに顕現する!現われろ!「レッドデーモンズ・ドラゴン」!!』

 

『戦場に咲く1輪の薔薇よ!今こそ花開け!!「ブラック・ローズ・ドラゴン」!!』

 

『精霊を守護する古き竜よ!その輝きで全てを照らせ!「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」!!』

 

 

 

「これは…懐かしい映像だな…」

遊星の見せた映像…そこには18年前、プロリーグの戦いでシグナーの竜を召喚する俺の姿が写っていた。

 

「遊海さん、貴方は『スターダスト』達をオレ達が手にする前から知っていた、それだけじゃない…!この映像から貴方は()()()()()()()()!」

 

「遊星…この映像は何処から見つけた?この事をジャックとクロウ以外に話したか?」

 

「この映像はジャンク品のパソコンから見つけたんだ…ジャック達以外には見せていない」

 

『俺達も喋っていない、話してくれないか…貴方の事を…!』

 

「アンタは普通の人じゃねえとは思ってたが…いったいどういう事なんだ?」

 

「遊海さん…貴方はいったい何者なんだ…?」

遊星達は真剣な目で俺を見つめてくる…流石は遊戯王シリーズ随一の天才だ、まだ転生者である事は伏せて…ある程度の事を話そう。

 

 

 

「俺は…『決闘王』を継ぐ者、そしてこの世界を見届ける者さ…まずは俺が老いない理由、それはこれだ」

俺は最近会得した力で手から千年玉を取り出す…最近やっとできるようになったのだ。

 

 

「それは…伝説の『千年アイテム』!?」

 

「千年アイテムって言ったら…全てエジプトの地下に封印されてるって聞いてるぜ、いったいどうして…!」

 

「二十数年前…名もなきファラオが冥界へと帰った時、俺と翠はその場にいたんだ…彼らの親友として、そしてその時に俺達はファラオの祝福を受けた、その結果俺と翠は条件付きの『不老不死』を与えられたんだ」

 

「なっ…不老不死だって!?」

 

『そんな物語のような事が本当にあるのか!?』

クロウとジャックは驚きをあらわにする、不老不死は人類の夢…それを体現した人物が目の前にいれば驚くのは当たり前だろう。

 

「だが…条件付きとはいったい…?」

 

「不老不死の条件…それはデュエル以外では死なない、つまり『命懸けのデュエル以外』では死なないという条件だ」

 

「「『デュエルで死ぬ!?』」」

 

『デュエルで命を落とす事など…本当にあるのか…!?』

 

「ジャック、世界は広い…人為的な事もあれば今回のような『闇のデュエル』のように…意外とある事だ、俺も何度も死にかけたよ…」

そう言って遊海は空を見上げ遠い目をする…その時遊海はミスターT軍団との無限デュエルや異世界での戦いを思い出していた。なお、その様子を見た遊星達は…

 

「『「(遊海さんはいったいどんな修羅場を潜り抜けて来たんだ…!?)」』」

若干、死んだ目をしている遊海を見て引いていた…。

 

 

 

 

「話が逸れたな…名もなきファラオと別れた俺達はそれから10年程デュエルアカデミアで働きながらプロリーグに参加していた…そんなある日、I2社のペガサス会長が4枚のカードを持って海馬社長のもとを訪ねて来たんだ」

 

『ペガサス・J・クロフォード…デュエルモンスターズの生みの親か…!』

 

「ああ、あの人曰く『夢でレッドなドラゴンがこのカードのイメージをくれたのデース!』という事らしいが…赤き竜が邪神の復活を感じて先手を打ったのかもな、…そして海馬社長はその4枚を開発中のモーメントの制御装置に組み込む事を決定、その前にトラブルが起きないようにKCの所属プロだった俺がドラゴン達のテストプレイを頼まれたんだ」

 

「そういう経緯で遊海が『スターダスト』や『レッドデーモンズ』を使ってたのか…ん?待てよ…遊星の親父さんもKCの所属だったよな!?」

 

「まさか…」

 

「遊星、クロウ…その通りだ、俺はお前の父親…不動博士に会った事がある、研究熱心ないい人だったよ…お前が生まれてとても喜んでいた…!」

 

「親父…」

遊星は目元を拭う…生きている時の父の事を聞いて感極まったみたいだ…。

 

「…話を続けよう、無事にテストを終えたドラゴン達はモーメントの制御装置に組み込まれた…それから約一ヶ月後…ゼロ・リバースが起きる事になる、バトルシティ・レジェンドの会場にいた俺は全力でモーメントから放たれたエネルギーを受け止めた…その結果がお前達の知る痩せた俺の姿だったって訳だ…俺の話はまずここまでだな」

 

「ありがとう遊海さん、そして聞かせて欲しい…あなたの持つ『スターダスト』に似た『閃光竜』の事を…」

 

「ああ、こいつらの事か…なら一度見た方が早いな」

遊海はカードケースから4枚のドラゴンを取り出す、それは『閃光竜』『炎魔竜』『月華竜』『妖精竜』の4枚だった。

 

 

 

 

「これが『閃光竜』のカード…『風』ではなく『光』属性なのか…」

 

『「炎魔竜」…「レッドデーモンズ」とそっくりだ、しかし…何か禍々しい力を感じる…』

 

「鋭いなジャック、その通り…『閃光竜』いや『決闘竜』と呼ばれるドラゴン達は例外を除いて闇の力を宿しているんだ」

 

「『なんだと…!?』」

 

「もちろん闇といっても『地縛神』のような『悪』じゃない、人々の欲や負の感情によるもの…まぁ使う奴次第ってところだな」

 

「しかしどうしてこんなカードが…これもペガサスが生み出したのか?」

決闘竜を一通り見た遊星が遊海に訊ねる

 

 

「お前達は…今いる世界と違う世界『平行世界』があると言ったら…信じるか?」

 

「平行世界…パラレルワールドという奴か…世界中の研究者が調べているがまだ存在は立証されていないという話だが…」

 

「平行世界は確かに存在する、何故なら『閃光竜』はとある平行世界のカードだからだ」

 

『馬鹿な…!なら…何故そのカードを貴方が持っている!』

 

「それは…まだ話す時じゃない、…この話はまた今度にしよう、そろそろアキ達との待ち合わせの時間だしな!」

 

「おっと!そういえばそんな約束してたな!まぁ難しい話は今度にして今日の祝勝会を楽しもうぜ2人共!」

 

「むっ…そうだな、アキや龍亞達を待たせる訳にはいかない…今日はここまでにしよう、でも遊海さん…いつか話してくれるよな?」

 

「ああ…約束する、時がくれば全てを話そう」

遊海の言葉で約束を思い出した遊星とクロウは納得し出発の準備をする…しかし1人納得していない人物がいた…それは…

 

 

『俺は納得いかん!遊海…俺とデュエルしろ!!』

 

「「ジャック!?」」

 

「急にどうしたんだジャック?」

ただ1人…ジャックは納得せず突然遊海へとデュエルを挑む…!

 

 

『遊海!俺はデュエルの頂点を目指す為に一度は全てを捨てシティのキングとなった!…だがその俺の目の前に「鋼の騎士」を名乗ったお前が現れ…あまつさえ俺の人気を奪った!そしてあの夜…お前に敗北した俺はあれからさらなる力を掴んだ!…そしてお前が最強の決闘者「決闘王」だと…決闘者の頂点だというのなら…!俺はそれを乗り越える!』

 

「ち、ちょっと待てジャック!話がかみ合ってねぇぞ!?」

 

「いいんだクロウ、ジャックは俺と決着をつけたいんだろう…すまなかったな、あの時は()()()()()…今回は決闘王を名乗る者として()()で受けて立とう!!」ズオッ!

遊海は力を開放する…それは凄まじい闘気となりジャック達に襲いかかる!

 

「ぐっ…!?凄まじい気合いだ…!」

 

『これが…決闘者の頂点の力…!!面白い…!俺は今一度「キング」を目指す!その為に…貴方を越える!!』

 

「ジャック、お前…遊海さんと戦う為に…!」

実を言うと遊海を呼び出して話を聞こうと提案したのは珍しい事にジャックだった、ジャックは3ヶ月前の雪辱を晴らし新たに前に進む為に遊海へと戦いを挑む…!

 

 

『いくぞ「決闘王」!俺は貴方を越え…世界のキングとなる!』

 

「かかってこいジャック!全盛期の力を取り戻した俺の力を見せてやろう!」

 

 

「『ライディングデュエル!アクセラレーション!!』」

 

 

ジャックLP4000 SP 0

遊海LP4000 SP 0

 

・特殊ルール ライディングデュエル

 

スピードワールド常時発動

 

 

 

 

 

『俺のターン!ドロー!!』 SP0→1

『「パワーブレイカー」を召喚!』

両腕に斧の付いた狂戦士が現れる ATK1900

 

『カードを2枚伏せてターンエンドだ!』

ジャックLP4000 SP1

パワーブレイカー 伏せ2 手札3

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」SP1→2

「チューナーモンスター『闇竜星ージョクト』を召喚!」

闇を纏った竜が現れる ATK0

 

「『ジョクト』の効果発動!自分フィールドに自分以外のモンスターがいない時、手札の竜星カードを墓地に送りデッキから攻撃力0と守備力0の竜星モンスターを特殊召喚する!手札の『リフン』『ヘイカン』を墓地に送り、攻撃力0の『水竜星ービシキ』と守備力0の『炎竜星ーシュンゲイ』を特殊召喚!」

獅子の頭部を持った赤い竜と亀のような水色の竜が現れる ATK1900  DEF2000

 

『1ターンでシンクロ召喚を揃えたか…!』

 

「いくぞジャック!俺はレベル4の『シュンゲイ』とレベル2『ビシキ』にレベル2『ジョクト』をチューニング!!」

 

4+2+2=8

 

「星を流れる龍脈よ!その力を束ね輝く星を具象化せよ!シンクロ召喚!『輝竜星ーショウフク』!」

輝きを纏った虎柄の竜が現れる ATK2300→2800

 

『攻撃力が上がっただと!?』

 

「シンクロ素材となった『シュンゲイ』の効果により『ショウフク』の攻守は500アップする!さらに『ショウフク』の効果発動!俺は『シュンゲイ』の召喚に闇・炎・水の三属性を使用している!それによりジャックの場の『パワーブレイカー』、そして伏せカード2枚をデッキに戻す!龍脈の氾濫!」

 

『なんだと!?(「強化蘇生」と「スターゲート」が…!)』

Dホイールの走る近くの海からエネルギーが溢れ出しジャックの場を一掃する

 

「バトル!『ショウフク』でダイレクトアタック!龍脈の息吹!」

ショウフクからブレスが放たれジャックのライフを大きく削る!

 

『ぬぅおおお…!』

 

ジャックLP4000→1200 SP2→0

 

「カードを2枚伏せ…ターンエンド!」

遊海LP4000 SP2

ショウフク 伏せ2 手札1

 

 

「さぁ、どうするジャック?」

 

『これが世界最強のデュエリストの力…!凄まじい…だがこのジャック・アトラス、負けはしない!!』

 

 

 

『俺のターン!ドロー!』SP0→1

『これならば…!自分フィールドにモンスターが存在しない時!「バイス・ドラゴン」は攻撃力を半分にする事で特殊召喚できる!』

紫色の恐ろしいドラゴンが現れる ATK1000

 

『さらに「フレアリゾネーター」を召喚!』

炎を背負った悪魔が現れる ATK300

 

「来るか!」

 

『俺はレベル5の「バイスドラゴン」にレベル3「フレアリゾネーター」をチューニング!』

 

5+3=8

 

『王者の鼓動!今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!いでよ!「レッド・デーモンズ・ドラゴン」!』

ジャックの魂である赤き悪魔竜が現れる! ATK3000→3300

 

『「フレアリゾネーター」をシンクロ素材とした「レッドデーモンズ」は攻撃力が300ポイントアップする!バトルだ!「レッドデーモンズ」で「シュンゲイ」を攻撃!アブソリュート・パワーフォース!!』

 

「リバース罠発動!『竜星の具象化』!ぐぅっ!!」

シュンゲイがレッドデーモンの掌底で破壊される

 

遊海LP4000→3500

 

「『具象化』の効果発動!自分のモンスターが破壊された事でデッキから2体目の『シュンゲイ』を特殊召喚!さらに墓地の『光竜星ーリフン』は自分モンスターが破壊された時、特殊召喚できる!」

再び赤き獅子竜と光輝く魚竜が現れる ATK1900 DEF0

 

 

『チィ…!俺はカードを伏せてターンエンドだ!』

ジャックLP1200

レッドデーモン 伏せ1 手札1

 

 

 

『動きに無駄が無い…!これが決闘王の実力か…!』

 

「ジャック、お前は強い!…だが強さだけではたどり着けない場所もある!」

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」SP2→3

「『地竜星ーヘイカン』を召喚!」

虎柄の細長い竜が現れる ATK1600

 

「俺はレベル4の『シュンゲイ』とレベル3の『ヘイカン』にレベル1の『リフン』をチューニング!」

 

4+3+1=8

 

「漆黒の闇を裂き!天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!!万物を睥睨しその猛威を振るえ!シンクロ召喚!現われろ!『炎魔竜 レッド・デーモン』!!」

レッドデーモンに鏡写しである悪魔竜が現れる ATK3000→3500

 

『来たか…もう一体の「レッドデーモン」…!』

 

「いくぞ!『炎魔竜』の効果を発動!このカード以外の表側表示モンスターを全て破壊する!真紅の地獄炎!!」

炎魔竜が大地に拳を叩きつける、そして大地から吹き出した爆炎がレッドデーモンに迫る!

 

『やらせん!!リバース罠「バスターモード」発動!!「レッドデーモン」をリリースし「/バスター」を特殊召喚する!』

 

「なんだと!?」

迫った爆発をレッドデーモンは上昇する事で回避する、さらにその身体が炎を纏う!

 

『灼熱の鎧を身にまとい!王者ここに降臨!出でよ!「レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター」!』

赤き鎧を纏い悪魔竜が再び降臨した! ATK3500

 

「なら…バトル!『炎魔竜』で『レッドデーモン/バスター』を攻撃!極獄の絶対独断(アブソリュート・ヘル・ドグマ)!!」

 

『相討ち狙いか!迎え討て!エクストリーム・クリムゾンフォース!!』

2体の悪魔竜の攻撃が直撃…大爆発が起きる!

 

 

『ぬぅぅぅ…!!「/バスター」の効果発動!このカードが破壊された時!墓地の「レッドデーモン」を特殊召喚する!これで次のターン…なんだと!?』

フィールドの煙が晴れる…そこには鎧を脱いだレッドデーモン、そして炎魔竜が変わらずに佇んでいた…

ATK3000

 

「残念だったな…『ヘイカン』を素材とした『炎魔竜』は戦闘では破壊されない!カードを伏せてターンエンド!」

遊海LP3500 SP3

炎魔竜 具象化 伏せ2 手札1

 

 

 

『強い…だが俺は…俺は負ける訳にはいかんのだぁぁ!!』

 

 

『俺のターン!ドロォォ!!』SP1→2

『「ダークリゾネーター」を召喚!』

音叉を持った悪魔が現れる ATK1300

 

『そして「Spーハイスピード・クラッシュ」を発動!「ダークリゾネーター」と「炎魔竜」を破壊する!!』

飛び出したダークリゾネーターが炎魔竜に特攻…爆発する…

 

「『具象化』の効果発動!デッキから『魔竜星ートウテツ』を召喚!」

闇の力を纏った魔竜が現れる DEF0

 

 

『「レッドデーモン」の前に防御など無駄だ!バトル!アブソリュートパワーフォース!!』

掌底が叩きつけられトウテツが爆散する

 

「『トウテツ』の効果発動!デッキから2体目の『リフン』を特殊召喚!」

再び光輝く魚竜が現れる DEF0

 

『はぁ…はぁ…俺はターンエンドだ…!』

ジャックLP1200 SP2

レッドデーモン 手札0

 

 

『どうだ遊海…!お前の喉元に喰らいついたぞ…!次のターンで俺の勝ちだ!』

 

「ジャック…確かにお前は強い、しかし…まだ足りない!見せてやろう…『炎魔竜』の真の力を!!」

 

『なんだと!』

 

 

「俺のターン!ドロー!!」

「リバース罠『リビングデッドの呼び声』を発動!蘇れ!『炎魔竜』!」

再び魔竜が現れる! ATK3000

 

『ぐっ…!再びフィールドを一掃するつもりか!?』

 

「いや…ジャック、お前にさらなる力を見せてやろう!俺はレベル8の『炎魔竜』にレベル1の『リフン』をチューニング!!」

 

8+1=9

 

「深淵の闇より解き放たれし魔王よ!!その憤怒を爆散させよ!!シンクロ召喚!飛び立て!『炎魔竜 レッド・デーモン・アビス』!!」。

深淵の名前を持つ進化した炎魔竜が現れる!ATK3200

 

『なっ…『炎魔竜』が進化しただと…!?』

 

「バトルだ!『アビス』で『レッドデーモン』を攻撃!深淵の怒却拳(アビス・レイジ・バスター)!!」

炎を纏った拳がレッドデーモンの頭を捉え直撃する!

 

『ぐおおっ!?』

ジャックLP1200→1000

 

『しかしこれで終わりだ…!まだ逆転のチャンスはある…!』

 

「残念だが…これで終わりだジャック、『アビス』の効果を発動!戦闘ダメージを与えた時、墓地のチューナーモンスター『リフン』を特殊召喚する!」

三度光の魚竜が現れる DEF0

 

「さらにリバース罠『竜星の極み』を発動!このカードを墓地に送る事でバトルフェイズ中に竜星モンスターを使ったシンクロ召喚を行なう事ができる!俺はレベル9の『アビス』にレベル1の『リフン』をチューニング!」

 

『なっ…!?』

 

9+1=10

 

「泰山鳴動!!山を裂き地の炎と共にその身を曝せ!!『炎魔竜 レッド・デーモン・ベリアル』!」

腕から刃を生やした悪魔の名を持つ魔竜が現界する ATK3500

『攻撃力3500…!?』

 

「『ベリアル』でジャックにダイレクトアタック!割山激怒撃(グレート・サミット・ブレイカー)!」

ベリアルの腕の刃から山を割る一撃が放たれジャックのライフを削りきった…。

 

ジャックLP0

 

遊海WIN!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れジャック…お前はよくやったぜ…なぁ遊星?」

 

「ああ、決闘王を相手にあそこまで善戦したんだ…流石はジャックだ」

デュエルを終え元の場所に戻ってきた俺達に2人が声をかけてくる…しかし…

 

『くそっ…まだ世界は遠いと言う事か…!』

ヘルメットを脱いだジャックが悔しそうに顔を歪ませる

 

「ジャック、お前は本当に強い…俺から『炎魔竜』の進化形の2体を出させたんだからな、気を落とすなよ」

 

「ん?その口ぶり…まさか…?」

 

「フッ…『炎魔竜』はあと1段階変身を残している!」

 

『「「なっ…!?」」』

遊海の言葉を聞いた3人は絶句する…あのさらに上があるのかと…

 

「まっ、機会があれば見せてやるよ…一つの頂点の姿を…それじゃあ待ち合わせ場所に行こうか!翠が美味しい料理を準備してるから楽しみにしておけよ!」

 

「「はい!」」

 

『…!』ギリリッ

 

「…遊星、クロウ少し先に行っててくれるか?すぐに追いつくから…」

 

「えっ…あ、はい…クロウ、先に行こう」

 

「ああ、わかった…ジャック、また後でな!」

遊星とクロウは俺の様子を察してその場を離れて行った…。

 

 

 

 

「…ジャック、本当は俺に相談したい事があったんじゃないか?」

 

『…』

 

「…カーリー渚の事か?」

 

『っ…!何故わかった…?』

下を向いていたジャックは顔をあげる

 

「なんとなく…かな、カーリーが目覚めて記憶が無いと言った時のお前の顔を覚えてたんだよ」

 

ゴドウィン戦の直後、元ダークシグナー達は旧ゴドウィン邸で開放され病院へと搬送された、その時ジャックはすぐにカーリーのもとへ駆けつけたが…彼女のダークシグナー時の記憶が無いと聞き見せた顔は…彼らしくもない切ない顔だったのだ…。

 

 

『俺は…カーリーに愛を告白した…だがカーリーは覚えていない…!だがマーサから聞いたのだ…貴方が記憶喪失のトビーの記憶を蘇らせたと…だからあるいはと…!!』

ジャックは拳を握りしめる…その目からは涙が一筋、頬を伝っていた…。

 

「もしかして…俺に勝つ事ができたらカーリーの記憶を戻して貰おうと思ってたのか?そんな事…別に言ってくれればすぐに…」

 

『ダメなのだ!俺はまだ…カーリーに釣り合うような男になれてはいない…その踏ん切りを着けようと貴方に挑んだのだ…!俺はもっと強くなる!上を目指し再びキングへと至ってみせる!!』

 

「そうか…ならちょうどいいな、ジャック…その機会はすぐにやって来るぞ?」

 

『なんだと…?』

 

「今KCが主催であるデュエル大会を企画中だ…それに挑めば世界最強の証が手に入る…かもな?」

 

『そうか…!ならば俺は掴み取るぞ…その称号を…!!』

ジャックは獰猛な笑みを浮かべる…!

 

 

「まぁ…その大会はまだ先だ、今日のところは楽しまないかジャック?お前の好きな唐揚げもあるぞ?」

 

『翠の唐揚げか、ずいぶんと久しぶりだな…楽しみだ』

そして俺達はその場所をあとにする…ジャックの新たな門出を祝福するようにダイダロスブリッジが輝いていた…。

 




今回のスピードスペル!
Spーハイスピード・クラッシュ
通常
自分のスピードカウンターが2個以上ある時、このカードを発動できる。
①自分フィールドと相手フィールドのカードを1枚ずつ対象に発動できる、そのカードを破壊する。
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