転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
お待たせしてすいません!!今回は翠のライセンス取得回となります!自分がバイク免許を持っていないのでガバガバなところもありますが…許してください!
それでは最新話をどうぞ!
「うん、似合ってるよ翠!」
「ありがとう遊海さん!今日から実技実習頑張りますよ〜!」
とある日、翠は遊海から送られた新品のライダースーツに身を包んでいた、色は紫色で露出こそ無いもののFateにでてくる魔眼のライダーに似せたデザインとなっている。
「じゃあ次はDホイールだな、外に停めてあるから見に行こう」
「これが私のDホイール…!」
「ああ、まさかここまで再現してくれるとは思わなかったよ…あの人には感謝しないとな」
そこにあったのは一言で言えばZEROセイバーの愛機、ホン○・VーMAX…のカスタムされた機体・モータードキュイラッシェ、ただし色は全体的にメタリックヴァイオレットに塗り替えられている。
「これで用意はできたな!さぁ教習所に出発だ!」
遊海は翠のDホイールを亜空間に仕舞い、二人乗りでシティの教習所へと向かった。
D・ホイール…それはデュエルモンスターズに新たなる革命をもたらした。
始まりは17年前に撮影された1本の動画だった…それは街中を目にも留まらぬ速さで駆け抜けながらバイクに乗りデュエルをする決闘者の姿…たった1分程のその動画は瞬く間に世界中に広がった、そしてKCを含めた各社がデュエル専用バイクの開発を始めた…しかし既存の燃料や技術では危険性などの問題もあり開発は難航した…
だが、そこに一つのブレイクスルーが起きる…永久機関・モーメントの登場である
ゼロ・リバースを経てKCにより完成されたモーメントは化石燃料を差し置き瞬く間に世界へと広がった、さらにKCに所属しているある女性プログラマーが自動車等のオートパイロット技術を完成させた…それにより全ての技術が進化を遂げ…ついにデュエル専用バイク『Dホイール』は完成したのである。
「よし、到着!」
遊海達はシティで一番大きなDホイールの教習所へと到着した、ここはKCと提携を結んでいてスパルタだがしっかりとした技術を教えてくれるのだ。
「まだ授業まで時間があるしコースの下見に行こうか?」
「はい!」
遊海達は階段を上がり教習所の屋上に出る、そこからは教習所のコースが一望できた。
レースコース並みの広さの周回トラック
たくさんのポールが設置されたスラロームコース
距離のある1本橋コースetc…
様々なコースが設置され、広大な面積を誇るこの教習所はDホイール専用の教習所なのである。
「翠、今のうちに伝えておくけど…教習っていっても結構危ないから気をつけてな?前世とはシステムがまったく違うから…」
「はい!講師の先生にも口酸っぱく言われてますから大丈夫です!」
前世のバイク教習とこの世界のDホイール教習はまったく違う、例えばバイク教習のスピードは大体時速30〜40キロで行われるが…Dホイールは100キロがデフォルトである、さらに違うのは前世とは違い卒業検定合格=ライセンス合格なのである…ただし、その卒検の合格率は10人に1人と中々に厳しいものになっている。
「…そろそろ時間だな、俺も観客席で見てるから安心していいからな」
「はい!いってきます!」
そうして俺は翠と別れ、併設されている観客席へと向かった。
「ん?遊星に龍亞と龍可じゃないか?どうしたんだ?」
「あっ!遊海!アキ姉ちゃんの応援に来てたんだ!」
「アキさんもライセンスを取る事になったの!」
観客席へと向かうとそこには遊星達が訪れていた、そういえばアニメでもそんな話があったような…
「遊海さんは…翠さんの付き添いですか?」
「ああ、まさか同じ日から実技が始まるとは…正直少し不安なんだけどな…」
「不安…?どうして?」
遊星は遊海に尋ねる
「翠は自転車しか乗った事がないんだ、だから不安なんだよ…」
「「「あ〜…(汗)」」」
遊海の呟きになんとなく納得する3人…
「でもでも!翠さんなら大丈夫だよ!頭もいいしスポーツも得意だし!」
「だといいんだけど…不安だな〜…」
「(遊海って本当に)」ヒソヒソ
「(翠さんの事が大好きなんだね…)」ヒソヒソ
「(なんだか新鮮な光景だな…)」ヒソヒソ
「…全部聞こえてるからなお前達…」
こうして翠とアキの実技訓練が始まった。
side翠
「あら?アキさん!あなたもDホイールのライセンスを?」
「翠さん!?偶然ですね!私もそうなんです!」
実技の時間になった私はDホイールを押してコースに入る、そこには同じく赤いDホイールに座り赤いライダースーツを着たアキさんの姿があった…そういえばそんなアニメの回があったような…
「私、遊星と同じ世界を…風を感じたいと思って取りにきたんです!」
「私もなのよ!遊海さんと一緒に走れるように取りにきたの!一緒に頑張りましょう!」
「はい!頑張ります!」
『よぅし!俺がお前達の教官だ!WRGPの開催が決定した事でライセンス取得を目指す者が増えている!だがライティングデュエルはそんな甘いもんじゃない!』
竹刀を持ちジャージをきた無精髭の教官が実技前の説明をしてくれている…まるで昔の体育の先生みたい…
『WRGPは従来の大会と違い、オートパイロットが使えん!頼れるのは己の技術のみだ!この実技はDホイールの制御に力を入れていく!始めるぞ!!』
『「「はい!!」」』
そうして授業が始まった、基本的なマシンの動かし方からDホイールが倒れた時の起こし方、さらに高速でのスラローム走行…低速の細い橋渡りなどなど…それぞれに成功しながら授業は進みついに最後の項目に入る。
『次はライティングでもっとも重要な訓練!高速でのカーブ走行をしてもらう!最低速度は100キロ以上!カーブでかかる遠心力を攻略するんだ!!』
ライティング教習はついに一番の難関であるカーブ走行の訓練に入る、ライティングデュエルをしながらカーブを曲がるには中々に危険を伴うのだ。
「よっしゃ!オレが一番にパスしてやるぜ!!」
赤いメッシュの入った髪の青年が一番に挑戦する…しかし
「どわぁー!?」
スピードを上げすぎたのか曲がりきれず転倒して回転しながら緩衝材に衝突する…
『ばかもん!飛ばし過ぎだ!!』
「次は俺だ!アイツみたいにはいかないぞ!」
角刈りの青年がカーブに挑戦し無事に曲がりきったが…
『ダメだ!!スピード80キロしかでてないぞ!そんなではライティングデュエルに負けちまうぞ!』
スピードが足りずダメ出しを受ける。
「次は私よ!」
「頑張ってアキちゃん!」
アキはDホイールに乗りコースを走りだす!
「(これが本物のコースの加速…!速い!気持ちいい!!)」
初めて本気でDホイールを走らせるアキ…彼女はスピードの世界に酔っていた、それ故に…
「アキちゃん!危ない!」
「お、おい!そのスピードじゃ曲がれないぞ!?」
ギュイーン ガッシャーン!
「きゃ〜〜!!?」
遊星と翠の警告も虚しくアキはカーブを曲がりきれず緩衝材に激突しマンガのようにふっ飛ばされた…
「私の番ね…!いくわよ!」
翠の番になりコースを走りだす!
「(遊海さんに教えられた通りに…股を締めて重心を傾けて…!)」
劇中で「暴れ馬」と評されたキュイラッシェを翠は乗りこなす…だが
「あっ…!?きゃ!?」 ガシャーン!
スピードは充分だったものの重心を傾け過ぎてコースを滑るように転がってしまう…
「翠ー!?」
「あっちゃ〜…」
「翠さん…大丈夫かな…?」
…前途多難である。
『……』
数時間後…
「やった〜!曲がれた〜!!」
日が傾きかけた頃、翠はようやくキュイラッシェを完全に乗りこなした、10回程転んだが今はライティングの平均時速である200キロでコースを走り回っている。
「翠さん流石だわ…私だって…!」
翠に触発されたアキも再びカーブに挑戦する…しかし
「倒しすぎだ!」
「倒しすぎ…かな?」
「体で曲がるんだ!!」
「わかってるんだけど…!」
「気負いすぎだ!!!」
「気負いすぎなのよ〜!」
アキはこんな感じで50回ほど緩衝材にぶつかるかコケるかを繰り返している、他の生徒達はさっさと帰ってしまい残っているのはアキと翠、そして遊星達だけになっていた…そしてようやく…
「速度OK…侵入角度OK…そして…加速!」
苦節数時間…アキはようやくカーブを曲がりきった、彼女がライティングデュエルのスタートラインに立った瞬間である。
「やったあ!アキさんすごい!!」
「やったな!アキ!」
応援し続けていた遊星達も歓声をあげる
「アキちゃん!やったわね!おめでとう!」
「ありがとう翠さん!でもまだこれからです!頑張りましょう!」
こうして二人の決闘者はライティングデュエリストのスタートラインに立った、その後二人は順調に試験を突破しついに卒検デュエルを迎える…!
一週間後…
「ついにこの日が来たな翠!頑張れよ!」
「はい!1発で合格してみせます!」
遊海達はライセンス試験の為に教習所を訪れていた、そしてそこにはアキの応援をしようとチーム5D'sのメンバーが勢揃いしていた。
「遊星、クロウ、ジャック!お前達もアキの応援か?」
「ええ、今日はアキがライティングデュエルの世界に入る大事な日だからみんなで応援に来たんです!」
「オレ達、今日の為にアキ専用のDホイールを作ったんだ!絶対に合格するさ!」
「だが…相手は少し手強いぞ…!」
ジャックの見つめる先…そこでは何人目かの受験者がクラッシュし失格になっていた、試験官はセキュリティのバイクに乗った男…それは…
『卒検を舐めるなよ!この試験は落とす為の試験だ!生半可な覚悟で試験を受けるな!』
「…試験官、牛尾さんなのか…確かに手強いな…!」
試験官はセキュリティ・デュエルチェイサーズの隊長である牛尾だった、WRGPの開催によりライセンス希望者が激増した…だが、Dホイーラーが増えればトラブルも増える、それを防ぐ為に高い実力()を持つ牛尾が試験官をしているのだ…!
『おう!白…岸波!翠も今日が試験日だったのか、運が悪かったな…手加減はしねぇからな?』
「大丈夫ですよ牛尾さん…翠は充分に強いですから!」
『へっ…楽しみにしてるぜ!…さて、まずは十六夜からだな!かかってこい!』
「ええ!いくわよ!牛尾さん!」
赤いライダースーツ、そして新しいDホイール「ブラッディー・キッス」に乗りながらアキが現れる、そして運命のデュエルが始まった!
「『ライティングデュエル!アクセラレーション!!』」
〜デュエルダイジェスト アキ対牛尾〜
アキのライセンス取得を懸けたライティングデュエルが始まった、最初は牛尾からのラフプレーの洗練を受けたりスピードスペルの発動にスピードカウンターが必要な事を忘れたりとトラブル続きだったが持ち直し、牛尾の召喚した「ヘル・ツイン・コップ」を「スプレンディット・ローズ」で撃破した!
その時、嫉妬の炎がアキへと襲いかかる…!
「なんだよあの試験官!負けそうじゃねぇか…!」
「あの女め…!そろそろトドメをさしてやる!」
アキを嫉妬の目で見ているのは教習の時アキや翠と同じクラスだった赤いメッシュと角刈りと黒髪の青年3人組だった、彼らは教習前にアキに対して「女は部屋で人形遊びでもしてろ!」と馬鹿にしたものの試験に合格できなかった…それをアキのせいだと逆恨みし逆襲の機会を狙っていたのだ…。
「痛い目見やがれ!」 カチッ
バチバチバチ…バーン! ガラガラガラン!!
牛尾がコース脇の鉄パイプ置き場を通り過ぎた瞬間、鉄パイプ置き場の支柱が爆発し鉄パイプの雪崩が後方を走っていたアキへと襲いかかる!
「「「アキ!!」」」
「「アキさん!!」」
その瞬間を目撃した5D'sメンバー達が悲鳴をあげる!
『っ!何かトラブルか!?だが決まりだ、転倒したら失格だぞ!!』
牛尾は後ろを確認し叫ぶ!
「(私は知りたいの…!だからこんなところで止まれない!!)ハァァァ!!!」
次々と襲いかかる無数の鉄パイプ、アキはそれをスラロームの動きや遊星直伝のターンバックを使い回避した!
「アキ姉ちゃんすごい!!」
「特訓が役に立ったな!」
「アキ!お前はもう一人前のDホイーラーだぜ!」
その様子を見ていた遊星達も歓喜の声をあげる!
『まさかあの障害を躱すとはな…!やるじゃねぇか!』
鉄パイプの山を抜け追いついて来たアキに牛尾も驚愕する!
「私も…風になってみせる!『スプレンディットローズ』の効果を発動!このカードが攻撃したバトルフェイズに効果発動!墓地の植物族を除外する事で攻撃力を半分にしてもう一度攻撃できる!牛尾さんにダイレクトアタック!エアリアル・ツイスト!!」
薔薇の戦士が高速回転し牛尾に直撃、そのライフを削りきった!
牛尾LP0
アキWIN!
sideout
『十六夜 アキ!見事なライティングデュエルだった!合格だ!』
「ありがとう!」
Dホイールから降りた牛尾はアキへと合格を告げた!
「アキ…やったな!」
「「やった〜!アキさんすごい!」」
「よくやったぜ!」
遊星やクロウ達も歓声をあげコースへと入っていく、その一方で…
「な、なんでメタルナイトがこんなところにいるんだよぉ〜…」
「聞いてねぇよ…」
「俺は悪のあるところに現れる!もう一度出直して来い!罰ゲーム!『マインド・クラッシュ』『モザイク幻想』『奈落の闇』!!」ズキューン!
「「「うわぁぁぁ!!?」」」
「…えげつない仕置きだなメタルナイト…(遊海だけは絶対に怒らせてダメだな…)」
アキを害そうとした青年3人組に罰ゲームを叩き込む遊海なのであった…。
「アキちゃん!おめでとう!」
「ありがとうございます!翠さん!これで私もDホイーラーの仲間入りです!」
翠がデュエルを終えたアキを祝福する、アキはついにライティングデュエルの世界に足を踏み入れたのだ。
「次は翠さんの番ですよ!頑張ってください!」
「ええ!絶対に合格してみせるわ!」
翠は気合いをいれる…遊海と同じスピードの世界へ辿り着いてみせると…!
『よし…障害物の撤去は終わったな!最後の受験者だ!岸波 翠!ライティングデュエルを始める!…手加減はしないからな!』
「はい!よろしくお願いします牛尾さん!」
鉄パイプの撤去が終わり、翠と牛尾はスタート地点に並び立つ!
「翠ー!頑張れよー!!応援してるからなー!」
「はい!遊海さん!私…頑張ります!!」
ピ…ピ…ピ…ポーン!
「『ライティングデュエル!アクセラレーション!!』」
スタートの合図が鳴り響きDホイールが走り出す!
「先攻は貰いますよ!」
『させねぇぜ!オラァ!』
牛尾が翠のDホイールに体当たりする!
「くぅ…!負けません!ウィンダ!」
《OK!翠に「風の加護」を!!》
半実体化したウィンダが翠のDホイールに魔法をかける…緑色の光を纏ったDホイールが速度を上げる!
「必殺!『ウィンド・ブースター』!!」
ウィンダの魔法により空気抵抗の無くなった翠がコーナーを先に通過し先攻を取った!
翠LP4000 SP0
牛尾LP4000 SP0
特殊ルール ライティングデュエル
スピードワールド2常時発動
「私のターン!ドロー!」 SP0→1
「モンスターをセット!カードを2枚伏せてターンエンドです!」
翠LP4000 SP1
セットモンスター 伏せ2 手札3
『はっ!消極的じゃねぇか!そんなんじゃオレには勝てないぞ!』
『オレのターン!ドロー!』SP1→2
『来い!「ヘルウェイ・パトロール」!』
地獄の白バイ悪魔が現れる ATK1600
『バトルだ!「ヘルウェイパトロール」でセットモンスターを攻撃!ヘル・チェイス!』
悪魔の白バイが翠のセットモンスターを破壊しようとするがバリアで攻撃が弾かれる!
「私のセットモンスターは『アロマポット』!リバースしたこのモンスターは戦闘では破壊されません!」
4本のロウソクの付いた香炉が現れる DEF400
『破壊耐性か…!オレはカードを1枚伏せてターンエンドだ!』
「エンドフェイズに『アロマポット』の効果発動!リバースしたこのカードがフィールドに存在する時に私はお互いのエンドフェイズに500ライフを回復します!さらにリバース罠、永続罠『乾きの風』を発動!自分のライフが回復した時!相手の表側表示のモンスターを破壊します!『ヘルウェイパトロール』を破壊!」
『なんだと!?』
カラカラに乾燥した突風が白バイの悪魔に直撃し破壊された!
翠LP4000→4500
牛尾LP4000 SP2
伏せ1 手札4
「私のターン!ドロー!」 SP2→3
「『アロマージ─ジャスミン』を守備表示で召喚!」
小柄な白い髪の少女が現れる DEF2000
「そして私は罠カード『三位一択』を発動します!効果で私はエクストラデッキの融合モンスターを選択して効果を発動!私のエクストラデッキの融合モンスターは10体です!牛尾さんのエクストラデッキの融合モンスターが11枚以下なら私はライフポイントを3000回復します!」
『これ以上回復させるかよ!カウンター罠「ギャクタン」!罠カードの発動を無効にしてデッキに戻す!』
発動された三位一択がデッキに戻る!
「でもこっちが本命です!『Sp-レッド・ポーション』を発動!スピードカウンターが3つ以上ある時、ライフを500回復します!」
赤い魔法薬の効果で翠のライフが回復する、このカードは既存のカードをSp-にリメイクした1枚である。
翠LP4500→5000
「そして私のライフが回復した事で『ジャスミン』の効果が発動!デッキからカードを1枚ドローします!さらに私のライフが相手より多い時に私は『ジャスミン』の効果で植物族モンスター1体を追加で召喚できる!私は『アロマージ─カナンガ』を召喚!」
若草色の髪の女性が現れる ATK1400
「バトル!『カナンガ』で牛尾さんにダイレクトアタック!」
カナンガの杖から突風が放たれ牛尾に直撃する!
『チイ!やるじゃねぇか!』
牛尾LP4000→2600
「私はカードを伏せてターンエンド!『アロマポット』の効果で500回復よ!」
翠LP5000→5500 SP3
ジャスミン カナンガ ポット 乾きの風 伏せ1 手札1
「翠さんすごい!牛尾さん相手に先制したわ!」
「あれが翠の実力か!すげぇな…!」
デュエルを観戦していた龍可とクロウが翠の実力を見て驚く
「やるな翠…!ライティングもタクティクスも問題ない、あとは油断しなければ大丈夫だ…!」
変身を解いた遊海も心配そうに様子を伺う
『…』
『チッ…ダメージは喰らったがこれからだ!オレのターン!ドロー!』SP3→4
『墓地の「ヘルウェイパトロール」の効果を発動!自身を除外して手札から2体目の「ヘルウェイパトロール」を特殊召喚!』
再び白バイの悪魔が現れる ATK1600→1100
『攻撃力が下がっただと!?』
「『カナンガ』のモンスター効果です!自分のライフが相手より多い時!相手モンスターの攻守は500ダウンします!そしてリバース罠発動!永続罠『潤いの風』!私のライフを1000払ってデッキから『アロマセラフィ─アンゼリカ』を手札に加えます!」
優しい風が翠の手札にモンスターを導く
翠LP5500→4500
『厄介な効果だが…圧倒的な攻撃力なら関係ねぇ!オレは手札の「手錠龍」2体と「アサルトガンドック」を墓地に送る!そして出やがれ!「モンタージュ・ドラゴン」!』
牛尾の場に仮面を着けた青い三頭龍が現れる ATK?
『「モンタージュドラゴン」の攻撃力は墓地に送ったモンスターのレベルの合計✕300アップする!レベルの合計は14!攻撃力は4200だ!』
モンタージュドラゴンが巨大化する! ATK?→4200→3700
『バトルだ!「モンタージュドラゴン」で「カナンガ」を攻撃!パワー・コラージュ!』
三頭龍のブレスでカナンガが吹き飛ばされる、そして攻撃の爆煙に翠が飲み込まれる!
「くぅ…!」
翠LP4500→2200
「翠!」
「ライフが大きく削られたぞ!」
観戦していた遊海と遊星が声をあげる!
「まだです!!」
煙の中から翠が飛び出す!
「私のライフが相手のライフよりも少なくなった事で『潤いの風』のもう一つの効果発動!私のライフを500回復します!」
優しい風が翠のライフを回復する
翠LP2200→2700
「私のライフが回復した事で『ジャスミン』と『渇きの風』の効果発動!デッキからカードを1枚ドロー!さらに『モンタージュドラゴン』を破壊します!」
三頭龍が破壊される!
『くっ…!?リカバリーも万全かよ!?オレはこれでターンエンド!』
「私は『アロマポット』の効果で回復します!」
翠LP2700→3200
牛尾LP2600
ヘルウェイパトロール 手札0
「私のターン…ドロー!!」
「私だって…遊海さんの力になってみせる!私は『アロマージ─ローズマリー』を召喚!」
青髪のアロマセラピストが現れる ATK1800
「そして私は永続罠『潤いの風』の効果発動!ライフを1000払ってデッキから『アロマージ─ベルガモット』を手札に加えます!」
翠LP2700→1700
「そして『潤いの風』の効果発動!500ライフ回復します!さらに『ジャスミン』の効果で1ドロー!『渇きの風』の効果で『ヘルウェイパトロール』を破壊!」
翠のライフが回復し、突風が白バイの悪魔を破壊する!
翠LP1700→2200
「さらに手札の『アロマセラフィ─アンゼリカ』の効果発動!自身を墓地に送る事で墓地の『カナンガ』の攻撃力分…1400ライフ回復します!」
花園に住む妖精が翠のライフを回復する
翠LP2200→3600
『ライフがどんどん回復しやがる…!なんてプレイングだよ!?』
「お待たせしました…これで終わりです!墓地の『アンゼリカ』の効果発動!私のライフが相手より多く、自分フィールドにアロマモンスターがいる時!墓地から自身を特殊召喚します!」
小さな妖精が現れる DEF0
「私はレベル4の『ローズマリー』にレベル1の『アンゼリカ』をチューニング!」
4+1=5
「風薫る花園から現れて!シンクロ召喚!『アロマセラフィ─ローズマリー』!」
妖精の加護を受けた青のセラピストが現れる ATK2000→2500
「『ローズマリー』の効果でライフが相手より多い時私の植物族モンスターの攻守は500アップします!さらに『ジャスミン』をリリースして『アロマージ─ベルガモット』をアドバンス召喚!」
赤い髪のセラピストが現れる ATK2400→2900
「バトル!『ベルガモット』と『ローズマリー』でダイレクトアタック!ツインセラピー・マジック!!」
心地良い香りを含んだ風の魔術が牛尾に直撃した!
牛尾LP0
翠WIN!
『っあ〜!2連敗かよ!岸波 翠!ライセンス合格だ!!』
Dホイールを降りた牛尾が頭を掻きながら翠に合格を伝える…少し悔しそうである。
「ありがとうございました!」
「翠〜!よくやった!」
「遊海さん!ありがとうございます!私頑張れました!」
卒検を終えた翠に遊海が駆け寄る…その顔はここしばらくで一番の笑顔だった
「遊海さん!早速ツーリングにいきませんか?」
「ああ!そうしよう!…遊星!夜は家に来い!アキと翠の合格祝いをやろう!」
「遊海さん…!ありがとうございます!」
「やった〜!パーティーだ!」
こうして新たに2人のDホイーラーが誕生したのだった。
《(気のせいかもしれませんが…誰かが私達の事を見ていたような…?まぁ、マスター達の喜びに水を差したくありませんし…仕掛けて来ないようなので黙っていましょうか…)》
アヤカはここ数日、誰かからの視線を感じていた…それは以前のシェリーのような何かを求める視線というよりも「見ているだけの視線」だった、急ぎの問題ではないだろうとアヤカも喜びの輪に入っていった…。
『ミドリ…お前は…どうか…そのままで…』