転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
「え…これからですか?」
「ああ、急に海馬社長に呼び出されたんだ…ちょっと行ってくるよ」
ある日の夜、時計の針が12時を指そうとした頃…海馬さんから急に呼び出された俺はKCへと向かおうとしていた。
「海馬社長…こんな時間にいったいどうしたんだろ…?」
「こんばんは〜?」
俺は営業時間が終わり明かりが半分となっているKCへと足を踏み入れる…だが本来ならいるはずの警備員や掃除ロボの姿は無かった…
「…おかしいな、社長室には明かりはついてないし…人もいないし…いったい海馬社長は…」
カララン ブシューー!!
「っ!?なんだ!?」
《何事ですか!?》
突然、ロビーに煙が充満する…そして…
「対象を捕捉!!直ちに包囲・無力化せよ!!」
「「「了解!!」」」
「なに!?」
煙で姿は見えないが数人の兵士が俺を包囲する!
「特殊弾発射!!」
「へぶっ!?…いきなり何なんだよ!?精霊変身!!セイヤッ!!」
顔に一撃を喰らった遊海は咄嗟に精霊アーマーを纏い他の弾を叩き落とす…中には液体が入っているらしく辺りに液体が飛び散る
「正体見せやがれ!!」
強化された腕力で辺りの煙幕を吹き飛ばす…煙の中から現れたのは10人ほどの戦闘服とデュエルディスクを装備した兵士達だった…その胸にはKCのロゴが入っている…
「KCの私設部隊!?なんでおれ…を……あり…?」
《えっ!?マスター!?》
KCの特殊部隊に囲まれた遊海は突如し変身が解け膝をついてしまう…
「あ、れ…ちからが…はいひゃ…な……なん、で…」バシャ
《マスター!?まさかこの液体は…!?》
突然倒れてしまった遊海を見て動揺するアヤカ…アヤカは急いで心当たり…先程遊海が叩き落とした液体を分析する…その結果は…
《アルコール度数60%の液体…お酒!?》
アヤカは分析結果を知って唖然とする、遊海の肉体はあらゆる毒物の効果を受けない肉体だが…唯一、その効果に含まれない物がある…それが「アルコール」である…しかも遊海自身が酒に弱く、コップ半分のチューハイで泥酔してしまう…つまり遊海唯一の肉体的「弱点」である。
「対象の無力化に成功!拘束せよ!!」
《させません!メガロック!トフェニ!フレア!!マスターのピンチです!!時間を稼いで撤退します!》
《主殿!?いったい何が!》
《お前達!!海馬は遊海の友であろう!何故こんな事をする!!》
《っ…!起きなさいユウミ!!お酒でダウンしている場合ですか!?》
「だぇだ…まったくひはらが…はいりゃない…」
アヤカは遊海を守護する精霊達を召喚する、遊海は既にアルコールが回り呂律が回っていない…泥酔状態である。
「対象の精霊召喚を確認!サイコ部隊!精霊達を拘束せよ!!」
「「「『闇の呪縛』発動!」」」
ジャラジャラジャラ!
『『なっ…!?』』
罠に耐性を持たないトフェニとメガロックが紫色の鎖に拘束される!
《メガロック!トフェニ!…あなた達は…いったい何が目的なんですか!?…こうなれば…!》
アヤカは全力を開放し真体を出現させようとするが…
「させんぞ!『ブルーアイズ』!滅びのバーストストリーム!!」
《dTdp:d'dg'mg!?》
《アヤカ!!…何故です!何故ユウミにこんな事をするのです!…海馬瀬人!!》
アヤカは圧倒的な力で吹き飛ばされる…その力の正体は青眼の白龍、それを操る人間は1人しかいない…!
「…『鋼の騎士』岸波白野、お前をライティングデュエルによる傷害事件の容疑者として…拘束する!」
白き龍を待機させた遊海の親友…海馬が遊海に無情の判断を下したのだった…。
「う…頭が痛い…ここは…何処だ…?」
意識が覚醒する…だが視界は暗く、何も見えない…感触からしてヘッドギアとバイザーをつけられているようだ…。
「身動きも取れない…海馬社長…どうして…?」
身体も拘束具で固定され動かせない中遊海は考える…海馬社長は俺を「ライティングデュエルによる傷害で拘束する」と言った…しかし遊海にその心当たりはない。
「アヤカ、周囲の状況は?」
《……》
「アヤカ?…(アヤカ!聞こえるか?…どうなってるんだ…?)」
呼びかけに対してアヤカの反応はない、遊海は念話でもアヤカに話しかけるが反応はない…繋がりこそあるものの精霊達の気配も感じないのだ…。
「そのバイザーは特別性でな、サイコデュエリストや精霊の力を遮断する機能を備えてあるのだ」
「その声は海馬社長…!いったいどういう事なんですか!何故俺が拘束なんて!!」
俺のいる場所に海馬社長の声が響く…感覚的に部屋へと入ってきたようだ…。
「手荒な真似をして悪かった、すぐに拘束を解除する…すまない遊海、こうでもしなければお前の無実を証明できなかったのだ…」
カチャカチャ…プシュー…
「ぐっ…眩しい…!」
しばらくぶりの光に目が眩む…少しすると目が慣れ、俺の正面に立つ海馬社長の姿が見えるようになる…
「お前を拘束してから3日ほど経っている…まずは食事を摂れ…話はそれからだ」
「はぁっ!?俺が一般Dホイーラーをわざとクラッシュさせた!?」
「うむ…5日前の深夜の出来事だ、セキュリティはすぐに情報を規制した…この事を知っているのは僅かな人間だけだ…無論、オレは貴様がやったとはまったく思っていなかったがな…」
海馬社長によると5日前…つまり俺が拘束される2日前の深夜、ネオドミノシティのデュエルレーンで2人のDホイーラーが別々にクラッシュ事故を起こしたらしい…そして証言により俺…「メタルナイト」が彼らに襲いかかった事が判明した。
しかし海馬社長はそれを信じず「ならばメタルナイトを拘束し犯人ではないと証明すればいいのだ!」と行動を起こし、俺を3日間拘束した…結果、昨夜またも偽メタルナイトによりクラッシュ事件が起き、俺の冤罪が判明したという事らしい…とんだ迷惑である。
《それならそうとはっきり言ってください!いきなり襲撃しなくてもマスターなら海馬社長のお願いは断りませんよ!!》
「すまなかった…だがメタルナイトを捕縛し拘束した映像まで撮らなければ他の者達も信用しなかったのだ…賠償金はいつもの口座に振り込んでおく」
アヤカの抗議を受けて海馬社長は再び謝罪する
「いいんだよアヤカ…それで…落とし前は俺がつけてもいいですね?」
「うむ、当たり前だ!だが気をつけろ…偽物とはいえ相当な手練らしいからな…!実際、昨日やられたのは警戒中のデュエルチェイサーズらしい…油断はするな!」
「了解!」
そうして遊海は陽の落ちたネオドミノシティへと飛び出した…。
《しかし、マスターの姿を利用するとは…犯人はいったい何者なのでしょうか…?》
「犯人の目星はついてるんだ…おそらくイリアステルのデュエルロイドだろう…!たぶん俺の持つ力を利用して『サーキット』を浮かばせようとしてるんだ!」
遊海は既に目的にも当たりがついていた…イリアステル(三皇帝)が遊海の持つ強い力を利用しサーキットを早く浮かばせようとしているのだろうと…。
ピコーン!ピコーン!
『メタルナイト…!ようやく繋がった!いったい何処に行っていたんだ!?』
「遊星?どうしたんだ?何かあったのか?」
Dホイールのモニターに焦った様子の遊星が映し出される、その後ろには何台かのセキュリティが映り込んでいる。
『ジャックが…ジャックが行方不明になって偽者のジャックが現れたんだ!今デュエルチェイサーズと一緒に追っているんだが…うわっ!?』
遊星との通信が乱れる、Dホイールに体当たりされたらしい
『ぐっ…!とにかく来てくれ!偽ジャックが手に負えないんだ!』
「…すまない遊星!俺も別件で動いてる!お前達だけで止めてくれ!こっちも解決したら応援に向かう!」
『メタルナイト…』
「そう不安そうな顔をするな遊星!ジャックなら大丈夫だ!あいつを信じろ!すまない…切るぞ!!」
『遊海さ…!』プツン
遊海は遊星との通信を切る、既に遊海に並走するように偽物のメタルナイトが現れていたからだ…!
「待たせたな偽者!俺の名前を騙っておいて悪事を働くとはな…覚悟はいいか!!」
『ハッ…この偽善者が…覚悟を決めるのはお前ダ!お前を倒し、オレがこの街を恐怖で支配すル!』
「やれるなら…やってみろ!!お前を倒して俺はこの町の平和を守る!」
「『ライティングデュエル!アクセラレーション!!』」
遊海LP4000
偽メタルナイトLP4000
特殊ルール
ライティングデュエル
スピードワールド2常時発動
「俺のターン!ドロー!」SP0→1
「『
水晶を纏った小柄なロボットが現れる ATK500
「カードを2枚伏せ…ターンエンド!」
遊海LP4000 SP1
クオン 伏せ2 手札5
『そんな低攻撃力のモンスターで何ができル!すぐに消し去ってやル!』
『オレのターン!ドロー!』SP1→2
『「Sp─エンジェル・バトン」を発動!カードを2枚引き1枚捨てル!…相手フィールドにモンスターがいる事で「聖刻龍─トフェニドラゴン」を特殊召喚!』
「なっ…聖刻だと!?少し厄介か…!」
偽メタルナイトの場にウジャト眼の刻まれた龍が現れる ATK2100
墓地送り
ラブラドライドラゴン
聖刻デッキは遊海が初代バトルシティで準優勝した際に構築済みデッキとして一部のカードが販売されている、しかし値段は高く、トフェニドラゴン単体で1万円ほどするのである。
『そしてオレは「トフェニドラゴン」をリリースする事で「聖刻龍─シユウドラゴン」を特殊召喚!このカードは聖刻モンスターをリリースし特殊召喚できル!』
青いウジャト眼の龍が現れる ATK2200
『そしてリリースされた「トフェニドラゴン」の効果を発動!デッキから通常モンスター・ドラゴン族の「ギャラクシー・サーペント」を攻守0で特殊召喚!』
煌めく竜が現れる DEF0
「来るか…!」
『オレはレベル6の「シユウドラゴン」にレベル2の「ギャラクシーサーペント」をチューニング!』
6+2=8
『星海を切り裂く閃光よ!星の頂きより我が地平に身を移せ!シンクロ召喚!「閃光竜スターダスト」!』
「なに…!?『閃光竜』だと!?」
禍々しい闇を纏い…遊海の守護竜の写し身が現れる ATK2500
『見るがいい!この禍々しくも美しいドラゴンの姿を!オレはさらに「聖刻龍─ドラゴンゲイヴ」を召喚!』
オレンジ色のウジャト眼の龍が現れる ATK1800
『バトルだ!「閃光竜スターダスト」で「クオン」を攻撃!打ち砕け!シューティング・ブラスト!!』
閃光の息吹がクオンに迫る!
『させるかよ!「クオン」の効果発動!相手のメイン、またはバトルフェイズに効果が発動できる!手札から現われろ!「水晶機巧─ローズニクス」!』
紅い水晶に身を包んだ朱雀が現れる ATK1800
『いまさらそんなモンスターを出しても無駄ダ!』
「まだだ!『クオン』のさらなる効果発動!俺はレベル4の『ローズニクス』にレベル1の『クオン』をチューニング!」
『なに!?オレのターンにシンクロ召喚だト!』
4+1=5
「シンクロ召喚!現れろ!『水晶機巧─アメトリクス』!」
黄と紫の水晶を纏った女戦士が現れる ATK2500
『だが攻撃は「『アメトリクス』の効果発動!相手の特殊召喚されたモンスターの表示形式を守備表示に変更する!水晶石兵陣!」なんだト!?』
閃光竜の周りを紫の水晶が囲み動きを封じる
ATK2500→DEF2000
『チィ…!カードを1枚伏せターンエンド!』
偽メタルナイトLP4000 SP2
閃光竜 ゲイヴ 伏せ1 手札2
「まさか『閃光竜』を使ってくるとは…コピーカードなんだろうが…絶対に倒す!」
「俺のターン!ドロー!」SP2→3
「『水晶機巧─プラシレータ』を召喚!」
緑水晶の甲羅を持つ玄武が現れる ATK500
「『プラシレータ』の効果発動!自身を破壊する事でデッキから『水晶機巧─シトリィ』を特殊召喚!」
黄水晶に包まれたロボットが現れる DEF500
「バトルだ!『アメトリクス』で『ドラゴンゲイヴ』を攻撃!」
たくさんの水晶の礫がドラゴンゲイヴに殺到する!
『甘い!リバース罠「抹殺の聖刻印」を発動!「ドラゴンゲイヴ」をリリースし「アメトリクス」を除外すル!』
「っ…!」
アメトリクスが魔法陣に囲まれ、異次元へと追放される!
『さらに「ドラゴンゲイヴ」がリリースされた事でデッキから「神龍の聖刻印」を特殊召喚!』
赤いウジャト眼を刻んだ太陽石が現れる DEF0
「俺はカードを1枚伏せターンエンド!」
遊海LP4000 SP3
シトリィ 伏せ3 手札3
『オレのターン!ドロー!』SP3→4
『オレは墓地の「ラブラドライドラゴン」と「ドラゴンゲイヴ」を除外し!手札から現れろ!「聖刻龍─ウシルドラゴン」!』
緑のウジャト眼が刻まれた聖刻の上級モンスターが現れる ATK2600
『さらに「聖刻龍─アセトドラゴン」は攻撃力を1000にする事でリリース無しで召喚できル!』
紫のウジャト眼を刻んだ生命の龍が現れる ATK1000
『「閃光竜スターダスト」を攻撃表示に変更しバトル!消え去れ!「シトリィ」!シューティングアサルト!』
闇を纏った閃光竜が突撃する!
「『シトリィ』の効果発動!墓地の『プラシレータ』を特殊召喚!俺はレベル2の『プラシレータ』にレベル2の『シトリィ』をチューニング!」
『なに!?またオレのターン中に…!!』
2+2=4
「シンクロ召喚!現れろ!『水晶機巧─クオンダム』!」
白虎の鎧を纏った戦士が現れる ATK1800
『だが攻撃力は「閃光竜スターダスト」が上ダ!』
「俺はさらに罠カード『クリストロン・インパクト』を発動!除外されているクリストロンモンスターを特殊召喚する!蘇れ!『アメトリクス』!!」
再び黃と紫の水晶の戦士が現れる ATK2500
『ええい!雑魚モンスターがちょこまかと!!「閃光竜スターダスト」で「クオンダム」を攻撃!』
「まだだ!俺は『クオンダム』の効果を発動!…俺はレベル5の『アメトリクス』にレベル4の《シンクロチューナー》『クオンダム』をチューニング!!」
『なに!?シンクロモンスター同士のシンクロ召喚だト!?』
「俺は限界を超える!あいつを倒す為に…こんなところで止まってはいられないんだ!!スピードの境地…クリアマインド!!」
遊海のスピードは音速を超え相手の前から消え去る!
5+4=9
「正義を守る魂が!新たな境地を呼び醒ます!アクセルシンクロォォ!!現れろ…スピードの限界から現れし朱雀の巨人!『水晶機巧─フェニキシオン』!!」
紅い鎧を纏いし水晶の巨人が現れる ATK2700
『攻撃力2700…!攻撃中止だ!オレはこれでターンエンド!』
「エンドフェイズにリバース罠『クリストロン・エントリー』を発動!手札・墓地からクリストロンのチューナーモンスターを1体ずつ特殊召喚する!手札から現れろ!『水晶機巧─リオン』!墓地から蘇れ!『シトリィ』!」
黒水晶と黄水晶のロボットが現れる DEF500 DEF500
偽メタルナイトLP4000 SP4
閃光竜 ウシル アセト 手札1
「このターンで決める!ドロー!!」SP4→5
「『Sp─エンジェルバトン』を発動!2ドローして1枚捨てる!…勝利の方程式は決まった!俺は『水晶機巧─ローズニクス』を召喚!」
赤水晶の朱雀が現れる ATK1800
墓地送り
ローズニクス
「俺はレベル4の『ローズニクス』にレベル3の『リオン』をチューニング!『リオン』の効果で『ローズニクス』はデッキに戻る!」
4+3=7
「その美しくも雄々しき翼翻し!光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ!『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』!!」
シンクロの名を冠する白き龍が現れる ATK2500
「そして墓地の『ローズニクス』の効果を発動!自身を除外しレベル1の『水晶機巧トークン』を特殊召喚!」
赤い水晶がフィールドに現れる DEF0
「俺はレベル1の『水晶機巧トークン』にレベル2の『シトリィ』をチューニング!」
1+2=3
「霞の谷に住まう怪鳥よ!侵入者を翻弄せよ!シンクロ召喚!『霞鳥クラウソラス』!」
巨大なクチバシを持つ、緑色の怪鳥が現れる DEF2300
「『クラウソラス』の効果発動!『ウシルドラゴン』の効果を無効にし、攻撃力を0にする!幻惑のフェザーダンス!」
『なんだト!?』
ウシルドラゴンにクラウソラスの羽が降り注ぎ力が奪われる
ATK2600→0
「バトルだ!『フェニキシオン』で『閃光竜』を攻撃!破晶紅凰!!」
朱雀のエネルギーを纏ったフェニキシオンが閃光竜に突撃する!
『無駄だ!「閃光竜スターダスト」の効果発動!このターン「閃光竜スターダスト」は戦闘・効果で破壊されなくなる!ソニック・バリア!』
閃光竜の翼がバリアとなりフェニキシオンの突進を受け止める!
「それを待っていた!『クリアウィング』の効果発動!1ターンに1度!このカード以外のレベル5以上のモンスター効果が発動した時!その効果を無効にし破壊する!ダイクロイック・ミラー!」
「バ…馬鹿なぁ!?」
クリアウィングが波動を放つ…その波動は偽の閃光竜を粉砕した!
「そしてモンスターが破壊された事で『クリアウィング』のさらなる効果発動!このカードの攻撃力は破壊した相手モンスターの攻撃力分…2500アップする!」
ATK2500→5000
『攻撃力…5000だト……』
「『クリアウィング』で『ウシルドラゴン』を攻撃!旋風のヘルダイブスラッシャー!!」
凄まじい風を纏ったクリアウィングがウシルドラゴンごと偽メタルナイトを粉砕した…
『そんな…バカナァァァ…!!?』
偽メタルナイトLP0
遊海WIN!
チュドーン!!
粉砕された偽メタルナイト…デュエルロイドは爆発、カードが周囲に飛び散るが…光の粒子となり完全に消滅した。
「まったく…この俺に聖刻で挑むのは100年早いんだよ!もう少しまともな構築できやが…これは…向こうも決着が着くか…」
遊海の右腕から痣が消えジャックへと集う…そしてサテライト方面で巨大な炎が弾けた…
「ふぅ…これで解決だな、海馬社長に連絡とって早く帰ろう…なんだか精神的にも肉体的にもめちゃくちゃ疲れた…」
その後遊海は海馬社長に連絡をとり事件の解決を報告し帰路についた、しかし…遊海にはこのあと世にも恐ろしい事が待っていたのだった…。
sideイリアステル三皇帝
『キッヒッヒッ…なんだよアイツ、自力でアクセルシンクロに辿り着いてるじゃないか…ってプラシドとゲイザーは?』
『ジャック型デュエルロイドの証拠隠滅を頼んだ…じきに戻るだろう…しかしあれが決闘王の力か、凄まじいエネルギーがサーキットに蓄積されたぞ…』
三皇帝のアジトにてルチアーノとホセは先程のデュエルについて話し合っていた…。
『これなら不動遊星を狙うよりも白波遊海にどんどんロボットをけしかけたらいいんじゃないの?』
『…ルチアーノ、それはダメだ…神からお告げがあった「時が来るまでシグナーへの手出しを禁ずる」とな…』
『ちぇっ!つまんないの!…なら少しボクは席を外すよ』
『何処へいく?』
『暇潰し!じゃね〜』シュン
ルチアーノは転移し、アジトにはホセだけが残った。
『ふむ…白波遊海…か、私は奴を知っている気がする…気のせいか…少し調整が必要なようだな…』シュン
そして誰もいなくなった。
sideout
side???
…もう少し、あと少しだ…
何処とも知れぬ闇の中…悪しき者は期を窺う、全ては己の使命を果たす為に。
おまけ
「ふぅ…疲れた、やっと家に帰れる…」
偽メタルナイトを倒した俺は3日…日を跨いでいるので4日振りに家へと帰る事ができた、既に深夜の為明かりは全て消えている。
「今回は翠に心配かけちゃったからな…謝らなくちゃ…」
《おかえりなさい遊海兄…なんだかボロボロだね?》
「ん?ウェンか、こんなところでどうしたんだ?」
Dホイールをしまい玄関へと向かう遊海…その玄関前でウェンが待っていた。
《遊海兄…家の中に入る前にちゃんとセーブをしといた方がいいよ》
「セーブ?それって…あれ…ウェン?」
ウェンはいつの間にか消えていた…セーブしろってゲームじゃないんだから…俺は玄関を静かに開けて家へと入った。
「ただいま〜…って起きてないよな、小腹が空いたな…確かトリシューラプリンが冷蔵庫に…ん?明かりが点かないな…停電かな?」
廊下の明かりのスイッチを入れるが反応は無い、電池式の足元灯が仄かに光っている…
カチャ…キィー…
「ん?ドアが?…翠?起きてるのか?」
リビングのドアがゆっくりと開く…
【おかえりなさい遊海さん、ワタシ…待ちくたびれちゃいました…】
「翠!ただいま!ごめんな、連絡できなくて…それより電気を…」
翠が暗闇の中遊海を出迎える…しかし様子がおかしい…?
【遊海さん…ワタシね、とっても心配したんですよ…何日も連絡がなくて…遊星君も居場所を知らなくて…】
「本当にごめん…!町で俺の偽者騒動があって…」
【ワタシ…本当に…本当に心配だったんです】
「えっと…翠…?アヤカ…ちょっと明かりをつけてくれるか?」
《はい!》パシッ
「《ヒッ…!?》」
アヤカのライトが翠を照らし出す…翠の目は赤く光を放ち、美しい紫の髪は色素が抜け落ちたように白くなっている。
【だからワタシ、考えたんです…遊海さんとずっと一緒にいるにはどうすればいいかって…】
「み、翠…落ち着いて…!本当に悪かった!」
全身から冷や汗が吹き出す遊海…あまりに動揺し翠の足元からゆっくりと赤黒い影が伸びているのに気づかなかった。
【ずっと一緒にいましょう遊海さん…ずっと…】
「えっ…ちょ…!?沈む…!?う、うわああああ!?」
ズブズブ…ズブズブ…
グシャ…メリ……グチャ
その後、遊海の姿を見た者はいなかった。
【もう離しませんよ?…遊海さん、フフ…ウフフフフ……】
遊海 HP0
DEAD END
………………………………
コンティニューしますか?
YES◀
NO
攻略のヒント
遠出する前にはしっかりと連絡しましょう♡