転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

皆さんお待ちかね(?)のクラッシュタウン編!前後編でお送りします!

それでは最新話をどうぞ!


無法の町〜魔神降臨〜

side遊星

 

「そこにいるのか、鬼柳…」

 

遊星はネオドミノシティから離れ…ある荒野へと赴いていた、事の発端は数日前に遊星のもとに届けられた1通の手紙だった。

 

 

 

『拝啓 不動遊星様

 

貴方と彼の間柄…そして友情を知りこの手紙を書いています。

どうか彼をこの町「クラッシュタウン」から救い出していただきたいのです。

 

このままでは彼は…鬼柳京介はこの町に…殺されてしまいます…!

 

どうか彼を助けてください!

      クラッシュタウンより バーバラ』

 

 

 

その手紙を受け取った遊星は取るものもとりあえず、鬼柳のいる町…クラッシュタウンを訪れたのだ。

 

 

「クラッシュタウン」…そこは元々なんの変哲もない山地があった…しかし17年前、ゼロ・リバースの折に地殻変動が発生し瞬く間に荒野になってしまった。

 

そしてもう一つ変化が起きる、未知のレアメタル「ダイン」の発見である。

 

ダインは同時期に研究されていたDホイールに欠かせない素材になる事が判明…人々は一攫千金を求め荒れ地に集まり町を造った…それが「クラッシュタウン」の始まりである。

 

 

 

 

 

「オイオイ!Dホイールに乗って来るなんて…えらいハリキリボーイが来たもんだなぁ!」

 

「いっちょ揉んでやろうかぁ〜?」

 

「(さっそくの洗礼か…この町もだいぶ治安が悪いらしい)」

町へと足を踏み入れてすぐ、オレはマーカーを付けデュエルディスクをつけた男達に囲まれる…オレには解る、こいつらはデュエリストの皮を被ったただのチンピラだと…。

 

「悪いが…オレは『デュエリスト』としかデュエルはしないんだ」

 

「ハッ…いい啖呵を切るじゃねぇか!」

 

「ハリキリボーイの腕前…見せてもらうぜ!」

男達がオレを囲みデュエルディスクを構える…しかし

 

「やめなよ!…今はデュエルタイムじゃない、これ以上弔いの花は手向けたくないのよ!」

近くにあった花屋から黒髪の女性が現れる。

 

「チッ、そうだったな…命拾いしたな!」

男達はそのまま去っていった。

 

 

「すまない、助かった…あなたは?」

 

「私はバーバラ…貴方を待っていたわ不動遊星さん…!」

 

 

 

 

 

鬼柳に関する手紙をくれた女性・バーバラと合流したオレはクラッシュタウンについての情報を聞いていた。

 

ダイン鉱山の作業員を取り合い、争うギャングにこの町が支配されている事…1つは赤いマフラーが目印のラモンファミリー、もう1つは黒服が目印のマルコムファミリー

 

作業員を取り合う為に夕暮れ…黄昏時にデュエルを行ない敗者は棺に入れられ鉱山送りにされ生きて帰る事がないという事…

 

…そして鬼柳が自らそのデュエルに参加し、死に場所を求めるかのような決闘を続けている事を…

 

 

 

 

「そんな…あれが本当に鬼柳なのか…!?あれではまるで…!」

 

「そう…まるで死人のようでしょう…」

 

そして訪れた黄昏のデュエルタイム…睨み合う2つのギャングの間にハーモニカの音色と共にアイツは現れた、髪を長く伸ばし黒いコートを着ているが…間違いなく鬼柳京介だ…しかしその目はチームサティスファクションの時の夢に満ちた目でも、ダークシグナーの時の復讐に燃える目でもなく…無気力にどこかを映しているだけだった…。

 

 

 

鬼柳のデュエル…それはまさに「速攻」と言えるものだった、インフェルニティを使ったハンドレスコンボ…それにより僅か2ターンで勝利した…しかしその顔に喜びの色は見えなかった、

 

「彼は過去に辛い事があったらしいわ…その記憶が彼を蝕んでいる…彼はこの町を利用して死のうとしているのよ…」

 

「辛い事…まさかダークシグナーの時の記憶が…!」

 

地縛神との戦いが終わり、ダークシグナーとなってしまった者達は1人を除き現世へと復活した、その中にはミスティやボマーのようにはっきりと記憶を残している者

…そしてカーリーのように記憶を失っている者もいる、鬼柳は前者でありシティの人々を傷つけた罪悪感が重しとなり鬼柳を捕らえているのだ。

 

 

 

 

 

「鬼柳!!」

 

「………」

 

「鬼柳!どうして答えてくれないんだ!待ってくれ…!」

 

遊星は町から離れる鬼柳に声をかける…しかし鬼柳は遊星を一啓しただけで去っていった。

 

 

「鬼柳…お前がそのつもりなら…オレにも考えがある─!」

 

そして遊星は鬼柳を助ける為に動き始めた…!

 

 

sideout

 

 

第三者視点

 

 

覚悟を決めた遊星の行動は速かった…遊星はラモンファミリーに敵対するマルコムファミリーに自分を売り込んだ(マルコムの手下を1ターン3キルゥ)

 

そして翌日の黄昏時…遊星は鬼柳と対峙する。

 

 

「鬼柳…」

 

「やはりお前が相手か、遊星」

 

「鬼柳、オレはお前を連れ戻しに来たんだ…!帰るんだ…ネオドミノシティへ!」

 

「俺は…帰れない、だが…それじゃあお前は納得しないよな…わかってるよなこの町のルールの事」

 

「ああ、オレは力づくでもお前を救ってみせる!」

遊星は鬼柳を見つめガンディスクを見せる!

 

「…わかったよ、デュエルだ…遊星」

鬼柳もガンディスクを見せる…野次馬のテンションも最高潮、友を救いたい遊星と死に場所を求める鬼柳…2人の想いがぶつかりあう!!

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

デュエルダイジェスト

鬼柳対遊星

 

 

 

 

鬼柳京介と遊星のデュエルは淡々と進む…遊星はいつも通りモンスター達と魔法・罠のコンボで鬼柳を攻める、対して鬼柳は淡々と遊星にダメージを与えようとする…しかしそのプレイングに覇気はない…鬼柳の決闘者としての魂は既に燃え尽きていた…。

 

 

「鬼柳…!オレの知っているお前はいつもカードに…デッキに向きあってデュエルしていた筈だ!なんなんだそのプレイングは!!」

 

「そう熱くなるなよ遊星…『たかがデュエルだ』、勝てばいいんだろ?」

 

「『たかがデュエルだと』…?鬼柳!お前は本当にそう思っているのか!?」

 

「ああ、そうだ遊星…俺はもうカードを捲るだけの亡霊だ…思い出しちまったんだ、俺がダークシグナーだった事を…お前達を傷付け…サテライトの奴らを…!」

 

「鬼柳…!」

 

鬼柳は全てを諦めていた…過去にはチーム・サティスファクションを結成しサテライトを統一し一目置かれる存在となった、しかし彼は『満足』できずセキュリティへと無謀なテロを仕掛け拘束…遊星への怨みを抱えたまま1度目の死を迎えた。

そして…その復讐心を冥界の王に利用されダークシグナーとして現世へと舞い戻った鬼柳は遊星へと復讐を仕掛ける、そして2回のデュエル経て遊星と和解した鬼柳は2度目の死を迎えたが…黒幕であったゴドウィン兄弟の手により他のダークシグナー共々2回目の復活を果たした。

 

しかし、その心は自分の犯した罪に縛られ…決闘者の誇りすら燃え尽きてしまったのだ。

 

 

 

「鬼柳、オレはお前を助ける為にここまで来たんだ…!オレはお前を救ってみせる!お前の中に眠っている熱い心に…火をつけてみせる!!」

 

「遊星…お前って奴は昔から頑固だったよな…」

 

「フッ…それはお互い様だろ?鬼柳!」

 

そしてデュエルは進む、鬼柳は新たな切り札である「インフェルニティ・デス・ドラゴン」を召喚し遊星を追い詰める…遊星も応えるようにエースである「スターダストドラゴン」を召喚…2体のドラゴンが睨み合う…!

 

「いくぞ鬼柳!『スターダスト』で『インフェルニティデスドラゴン』を攻撃!シューティングソニック!」

 

「流石だな遊星…だがこれで終わりだ、罠カード『インフェルニティ・ブレイク』を発動!墓地の『インフェルニティドワーフ』を除外し『スターダスト』に装備されている『パワーフレーム』を破壊する!それにより『スターダスト』の攻撃力は元に戻り返り討ちになる!終わりだ!」

 

「それはどうかな…!オレは『セカンド・ブースター』の効果発動!」

 

「なんだと!」

 

「自分フィールドのモンスターの攻撃力が変化した時、このカードをリリースし攻撃力を1500アップする!…いけ!『スターダスト』!!」

ブーストされたシューティングソニックがインフェルニティデスドラゴンを貫く…そして鬼柳のライフを削りきった…。

 

「(これでいい…これで俺はデュエルから開放される…)」

 

 

鬼柳LP0

 

遊星WIN!

 

 

 

 

 

ガラガラガラガラ! 

 

決闘の決着がつき黒塗りの馬車に乗った「送り人」が鬼柳を鉱山へと連れていこうとする…しかし、それが遊星達の作戦だった。

 

「(これでいい…!これでバーバラからダイナマイトを受け取って注意を逸して…その隙に鬼柳を連れて逃げるんだ!)バーバラ!!」

遊星は手筈通りにバーバラへと声をかける…だが、バーバラは動かなかった…その間に鬼柳は棺桶に入れられてしまう!

 

 

「そんな…バーバラ!?」

 

「ごめんね?遊星…ありがとうアイツを倒してくれて…!」 バァン!!

 

「ぐぁ─!?」

バーバラは手元の花束からショック弾を放ち遊星の動きを封じてしまう。

 

「ぐっ…バーバラ、何故…!」

 

「フフフ…ごめんなさいねぇ?マルコムファミリーがこの町を支配するのに鬼柳が邪魔だったのよ…それに時間通りに彼も来たみたいね!」

 

「なに…!」

 

 

ブロロロ…!

 

『イヤッホォォォ!!!』

陽が沈みかけたクラッシュタウンにエンジン音が響く…そして巨大なDホイールに乗った男が現れる…!

 

 

「き、貴様はマルコムの弟のロットン!?」

 

『よぉ!久しぶりじゃねぇかラモン!さっそくだがデュエルといこうや…この町の支配を賭けてな…!』

突如現れた黒髪の男・ロットンはラモンへとデュエルを挑む!

 

「貴様、正気か?もう陽が沈む!デュエルタイムは終わりだ!」

ラモンの言う通り太陽はその四分の三を大地に沈めていた…。

 

『ハッ…お前を倒すのは1ターンあれば充分だ!…それとも怖気づいたか?』

 

「なんだと…!抜かしやがれ!この出戻り野郎がぁ!!」

 

そしてラモンとロットンの一騎討ちが始まり…一瞬で終わった、ロットンは自分の伏せカードを破壊し相手にダメージを与える「ガトリング・オーガ」を使い先行1キルでラモンを降したのだった…。

 

 

「悪かったなぁ先生、こりゃ全部ロットンの作戦よぉ…この町を支配する為のな…」

ショックガンで身動きがとれない遊星はマルコムの指示で送り人に拘束されマルコム達から真実を聞かされる…。

 

「でも…その前にあの凄腕の鬼柳が邪魔だった…だからサティスなんたらの仲間だったアンタを呼んで鬼柳を倒してもらったのさ!」

 

「バーバラ…!お前は鬼柳の事を想っていたんじゃなかったのか…!!」

 

「フン!アタイが好きなのはね…力のある男なの!あんな死人みたいな男はゴメンよ!アハハハハ!!」

そう言いながらバーバラはマルコムに抱きつく…その顔は完全に悪女だった。

 

「どう?不動遊星…アタイの奴隷になるならマルコムに掛け合ってあげるけど?」

 

「断る!!」

 

「可愛げのない男だね!!」パチーン!

バーバラは遊星にビンタする…そして

 

「じゃあな、不動遊星…地獄へ旅立ちな…」

遊星はラモン、鬼柳と共に鉱山へと送られてしまった…。

 

 

 

 

 

 

 

「そんな…鬼柳兄ちゃん…!」

1人、送り人を見送る少年がいた…彼の名前はウェスト、チームサティスファクションの事を知り…鬼柳に憧れている少年である…。

 

「ウェスト…大丈夫よ、きっと()()()が鬼柳さん達を助けてこの町を救ってくれる…!」

 

「ニコ姉ちゃん…」

ウェストに声をかけた少女…彼女はニコ、ウェストの姉であり母親代わりである。

 

「でも…来てくれるわけないよ…」

 

「いいえ…あの人は来てくれる…!絶対に…!」

 

『すまない…人を探してるんだが』

 

「「えっ…」」

気づけば2人の目の前に1人の青年が立っていた。

 

 

『手紙を見たんだが…クラッシュタウンに住んでるニコってのは…お前か?』

 

「それじゃあ…貴方は…!お願いします!どうか鬼柳さんとお父さんを助けてください!!」

 

『いいだろう…だがお前達にも手伝ってもらうぞ、この町のゴミ掃除をな!』

青年は鎧を纏いその目を赤く輝かせた…

 

「お願いします…!メタルナイトさん…!!」

 

 

 

 

 

『さて…こっちは適当に暴れるから…町は頼むぜ?相棒?』

 

「ああ、奴らを絶望の底に叩き落としてやるよ…【全力でな…!!】」

 

『オレが言えた事じゃないけど…やり過ぎるなよ…?』

 

 

 

sideout

 

 

side遊星

 

カーン カーン カーン

 

マルコムファミリーとバーバラに騙されたオレはダイン鉱山へと連行されてしまった…その中ではたくさんの人々が無茶な労働を強いられていた…。

 

「オラァ!休むな!!ダインを掘って掘って掘りまくれ!!!」

 

「ぐぅ…!!」

 

監視員達は労働者に付けられた首輪を介して電撃を浴びせ無理矢理に働かせている…町に来る前に出会った男達もここから脱走したのだろう、だが…オレは鬼柳を連れてここを脱走してみせる…!

 

 

ズガーン!!

 

「っ!?」

 

「何だ!?今の爆発音は!?」

 

「大変だ!侵入者がこっちに来るぞ!!」

 

「侵入者〜!?この地獄になんの用だよ?そいつも捕まえて…」

 

 

「侵入者だって…?今がチャンスか…!」

鉱山が騒然とする…その隙に拾った釘で首輪のロックを外す…!

 

「流石だな遊星…機械ならお手のもんか、でも俺は…」

 

「鬼柳…!今がチャンスなんだ!さっき使われてない洞窟を見つけたんだ!今なら…」

 

 

ドカーン!!

 

「「「うぎゃあああ!?」」」

 

「「くっ!?」」

近くで爆発が起きて鬼柳と一緒に吹き飛ばされる…いったい侵入者は…?

 

 

 

『ふぅ…骨がない奴らだな、本当に決闘者なのか?』

 

 

「えっ…この声は…?」

 

遊星は耳を疑った、ここにはいない筈の人物の声が聞こえたからだ…。

 

『ムッ…よぉ!遊星に鬼柳!無事か?』

 

「アンタは…!」

 

「メタルナイト…!白野さん!?どうして…!」

砂埃の中から現れたのは機械の鎧に身を包んだ最強の決闘者…メタルナイトだった。

 

『ああ、手紙を貰ったのさ…「私達のお父さんと鬼柳さんを助けて」ってな!…お前は相変わらずだな鬼柳、人がお前に引き寄せられ、それが新たな人を呼ぶ…だからオレもここに来たのさ!』

 

「白野…アンタは…」

 

「いたぞ!侵入者だ!」

 

「捕まえろ!!」

マルコムファミリーの監視員がメタルナイトを見つけ駆け寄ってくる!

 

 

『まったく…おちおち話もできねぇ…かかってこい雑魚ども!!』

 

 

 

『「「「デュエル!!」」」』

 

メタルナイトLP4000

 

ラモンファミリー

A LP4000

B LP4000

C LP4000

 

特殊ルール

変則バトルロイヤル

お互いに最初のターンは攻撃不可

 

 

 

 

『オレのターン!ドロー!!』

『カードを三枚伏せてターンエンド!』

メタルナイトLP4000

伏せ3 手札3

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「『火縄光線銃士』を召喚!」

火縄銃を持ったガンマンが現れる ATK1600

 

「ターンエンド!」

マルコムA LP4000

光線銃士 手札5

 

 

「オレのターン、ドロー!」

「『火縄光線銃士』を召喚!」 ATK1600

 

「さらに俺のフィールドに『火縄光線銃士』がいる時!同名モンスターが召喚された事で800ダメージを与える!撃て!」

銃士が発砲しメタルナイトのライフを削る!

 

メタルナイトLP4000→3200

 

「ターンエンドだ!」

マルコムB LP4000

火縄光線銃士 手札5

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「『火縄光線銃士』を召喚!」ATK1600

 

「俺達の場の『火縄光線銃士』の効果発動!1600ダメージを喰らえ!!」

 

メタルナイトLP3200→1600

 

「ターンエンドだ!」

 

『エンドフェイズに速攻魔法「終焉の炎」を発動!トークン2体を特殊召喚!』

黒炎トークンが2体現れる DEF0 ×2

 

マルコムC LP4000

火縄光線銃士 手札5

 

 

 

 

『オレのターン!退きやがれ雑魚共!!』

『黒炎トークン2体をリリースし現れろ!傲慢なる堕天使の長!「堕天使ルシフェル」!!』

4対の翼を持つ堕天使のリーダーが現れる ATK3000

 

『「ルシフェル」の効果発動!相手フィールドに効果モンスターが3体いる事でデッキから現われろ!「堕天使ゼラート」「堕天使テスカトリポカ」「堕天使マスティマ」!!』

ルシフェルの招集により堕天使が並び立つ ATK3000 ATK2600 ATK2800

 

「なっ…!?大型モンスターが一気に4体だと!?」

 

『「ゼラート」の効果発動!手札の『堕天使イシュタム』を墓地に送り相手モンスターを全て破壊する!蹂躙せよ!!』

ゼラートの剣が三体の銃士を破壊する!

 

「そ、そんな!?」 

 

『そしてリバース罠「リビングデッドの呼び声」発動!蘇れ!「イシュタム」!』

妖艶な堕天使が現れる ATK2500

 

『バトルだ!堕天使モンスターで総攻撃!!堕天使の憤怒!!』

 

「「「うぎゃああああ!?」」」

 

マルコムファミリー LP0

 

メタルナイトWIN!

 

 

 

 

『ハハハハハ!ドンドンかかってきやがれぇぇ!!』

 

「…1ターン3キル…マジかよ」

 

「あ、相変わらず凄まじい強さだ…!(でもなんだ…?何かいつもの遊海さんと違うような…?)」

ハイテンションで敵を倒し続けるメタルナイトにドン引きする遊星と鬼柳なのだった…。

 

『遊星!鬼柳!ここはオレが引き受けた!…お前達は町に戻ってマルコム達を捕まえろ!あと数時間もすればセキュリティも到着するからよ!奴らを逃さないようにしてくれ!』

 

「メタルナイト…わかった!いくぞ鬼柳!」

 

「遊星…だが…俺は…」

 

『そうそう…オレに手紙を出したのはニコって女の子だ…外で待ってるから早くいってやれ、弟もいるからな!』

 

「あの馬鹿…!こんな危ないところに…!」

 

「あっ…!オイ鬼柳!!」

ニコとウェストの名前を聞いた鬼柳は急いで出口へと向かった…。

 

 

 

『さて…久しぶりの娑婆だ…まだ暴れるぜぇ!!来い!「銀河眼」!!』

 

《ギャオオン!!》

 

 

その後、鉱山にいたラモンは語る…「魔王が現れた」と

 

彼は事件ののちに改心しファミリー総出で仕事に精を出したという、魔王に殺されない為に…。

 

 

 

 

 

「ニコ!ウェスト!!」

 

「フレア…!?貴女まで…」

遊星達が鉱山の外に出ると遊星号を押してきた姉弟とその2人を守るようにして金色の小鳥が遊星達を待っていた。

 

《遊星、待っていましたよ!無事そうで何よりです!白野の指示でこの子達と貴方を待っていたのです…町へ急ぎましょう、マルコムファミリー達は油断しています…行くなら今です!》

 

「ああ、オレはデュエルを悪用するあいつらが許せない…!町をあいつらの手から開放するんだ!」

遊星は決意を新たにする…!

 

 

「ニコ…ウェスト、どうして俺なんかの為にこんな危ない事を…!」

 

「鬼柳兄ちゃん!兄ちゃんは僕にとって一番のヒーローなんだ!サテライトを一つにしたチームサティスファクションのリーダー…初めて聞いた時、僕本当にかっこいって思ったんだ!!」

 

「鬼柳さん…あなたはこんなところで燃え尽きていい人じゃないわ!あなたは私のヒーローなんだもの!」

 

「お前達…」

鬼柳は父親を鉱山に連れていかれてしまったニコ達を陰ながら気にしていた…例え口に出さずとも鬼柳は2人を守ろうとしたのだ。

 

「ヒーロー…か、遊星…こんな俺でもなれるかな?こいつらのヒーローに…!」

 

「鬼柳…ああ、なれるさ!行こう鬼柳!町をギャングの手から取り戻すんだ!」

 

「ああ…チームサティスファクション、一夜限りの復活だ!!」

鬼柳の瞳に力が戻る、罪は消えるものじゃない…だが、罪を背負い悔い改める事は絶対にできる…!遊星達はクラッシュタウンへと向かおうと…

 

 

 

ゴゴゴ……ドゴォォン!!

 

 

 

「っ…!?地震!?」

 

「デカイぞ!伏せろ!!」

 

「「うわぁぁ!?」」

クラッシュタウンへ向かおうとした一行に大きな地震が襲いかかる…しかしその揺れはすぐに治まった。

 

 

「いったい何が起きたんだ…?」

 

「そんな…町が!!」

揺れが治まり、町を見たニコが声をあげる…町からは天を焦がさんばかりの火柱が上がっていた…。

 

 

sideout

 

 

 

side???

少し前…

 

 

 

「イヤッホォォォ!!」

 

「酒だ!酒持ってこい!!」

ラモンファミリーを降し、クラッシュタウンを支配下に置いたマルコムファミリーは戦勝会を行なっていた、花火が上がり町中でDホイールが走り回り、酒を浴びるように飲む…まさに酒池肉林の騒ぎである。

 

 

「よくやってくれたぜバーバラ!全部お前のお陰だ!」

 

「フフ、ようやくこの町はアンタのものになったんだねぇ…」

 

「い〜や…この町はお前のもんだバーバラ!今夜からこの町は『バーバラタウン』よぉ!ハハハハハ!!」

 

「本当に!?嬉しい!ありがとうマルコム!!」

 

マルコムは町の名前をバーバラタウンに改名した…それだけバーバラに惚れているのだろう…。

 

 

『へへ…アニキの奴、いい顔してやがる…ん?遊星の奴のDホイールが…おい!お前!遊星のDホイールは何処に置いた!』

パーティーの様子を見ていたロットンは遊星号が無くなっているのを見て、近くの下っ端に声をかける。

 

「ふぇ…?ああ!Dホイールの塗装屋に預けましたよ!マルコムさんが乗るらしくて…」

 

『塗装屋…?そんなモンこの町にあったか?…まさか…!ヤツの仲間か…?』

ロットンは鉱山を見つめる…

 

『やっぱりあいつら…始末しておくか…!』

 

 

ジジ…ジジジ…チカチカ

 

「ん〜?なんだ灯りが…?」

 

「なんだい?やっぱり機械が古いからかねぇ」

パーティー会場を照らしていた灯りが点滅し消え…辺りは漆黒の闇に包まれる

 

【生者を貶め、死者を愚弄する者どもよ…最後の晩餐は楽しんだかな?】

地獄から聞こえるような声が町に響く…

『何者だ!姿を見せろ!!』

 

【我は冥界の王…数多の恨みを晴らす為に現世へと舞い戻った…人を人とも思わぬ人間共よ、汝が罪を数えよ…!】

 

パァン

 

「きゃあ!?」

 

『アニキ!バーバラ!!』

照明が復活する…そしてパーティー会場の中心には黒いローブを纏った人物が立っていた…その顔は闇に包まれ伺いしれない…

 

【今宵、人間共に裁きを下す…神聖なる魔術の札によって…!】

ローブの男は漆黒のデュエルディスクを展開する!

 

「裁きだぁ〜?お前こそ、この町のルールを知らねぇみたいだなぁ!!デュエルタイム以外のデュエルをする奴はな…全員からのリンチデュエルを受けるんだよ!!野郎共!このキチガイ野郎にこの町のルールを教えてやれ!ロットン!お前もだ!」

 

『わかったよアニキ…さぁ、冥界の王だか知らねぇが地獄に送ってやるよ!いくぞ野郎ども!!』

 

【愚かな…裁きの火に焼かれるがいい!!】

 

 

 

 

『【「「デュエル!!!」」】』

 

 

冥界の王(?)LP4000

ロットンLP4000

マルコムLP4000

マルコムファミリー A〜Z 各LP4000

元ラモンファミリー A〜Z 各LP4000

 

特殊ルール

変則バトルロイヤル

 

最初のターンは攻撃不可

 

 

 

【我のターン!ドロー!】

【「王立魔法図書館」を召喚!】

冥界の王の背後にたくさんの本が保管された図書館が現れる ATK0

 

『攻撃力0を攻撃表示だと?なに考えてやがる?』

 

【魔法カード『一時休戦』を発動!お互いに1ドローし、次の相手ターンエンドフェイズまでお互いにダメージを受けない、さらに魔法カードを発動した事で『図書館』に魔力カウンターを置く】

図書館の穴に黒い石が嵌まる カウンター0→1

 

【さらに「成金ゴブリン」ニ枚を発動、相手のライフを2000回復させ我は2枚ドローする、さらに魔力カウンターが2つ乗る…そして「図書館」の効果でカウンターを3つ取り除き1ドロー!】

カウンター1→3→0

 

相手ライフ4000→6000

 

【『トゥーンのもくじ』を発動、2枚目の『もくじ』を手札に加え発動、さらに三枚目を手札に加え三枚目の効果で『トゥーンアンティークギアゴーレム』を手札に加える…『図書館』の効果により1ドロー】

カウンター0→3→0

 

 

【『トレードイン』を発動!『トゥーンアンティークギアゴーレム』を墓地に送り2ドロー、2枚目の『一時休戦』と三枚目の『成金ゴブリン』を発動2ドロー…『図書館』の効果発動1ドロー!】

カウンター0→3→0

 

相手ライフLP7000

 

「おいおい…!いつまでドローするつもりだよ!?」

 

 

【『手札断札』を発動!手札を2枚捨て2枚ドロー…2枚目の『断札』発動…三枚目の『断札』発動…『図書館』の効果で1ドロー】

カウンター0→3→0

 

【2枚目の『トレードイン』を発動、手札の『ラビードラゴン』を捨て2ドロー…問おう、マルコム、そしてロットンよ…汝が罪を悔い改めるか否か】

 

『罪だぁ〜?そんなモン負けた奴らの自業自得だろ?関係ねぇ!』

 

「そうだ!オレ達はまだまだ稼ぐんだ!この町とダイン鉱山でなぁ!!」

 

【反省の余地はない…金と権力に溺れし餓鬼共よ、その魂を捧げよ!!】バッ!!

冥界の王は手札のうち5枚を空中に投げ捨てる!

 

「なんだ…?サレンダーか…?」

 

「待って!カードが奴の後ろに…??」

冥界の王の後ろに巨大な五芒星が現れる

 

【聞くがよい…魔神の裁きは汝らを指し示した…欲に塗れし人間共よ!冥界にてその罪を懺悔するがよい!!いでよ!「エクゾディア」!!】

 

五芒星から巨大な手が…足が…そして巨大な顔が現れる、それはデュエルモンスターズ原初の特殊勝利カード…封印された四肢を解き放つ事で無限の力を以て敵対する者を殲滅する破壊神にして守護神エクゾディア!!

 

 

【邪悪なる者を駆逐せよ!怒りの業火・魔神火焔砲(エグゾード・ブレイズ)!!】

 

「『「ヒギャアアアア!??」』」

エクゾディアの両手に凄まじい力が集中し解き放たれ…ギャング達は燃え尽きた…

 

 

      特殊勝利達成!

 

 

冥界の王 WIN!

 

 

 

 

【罰ゲーム、「奈落の闇」…少しやり過ぎたか…?】

 

 

「おい!お前!!」

 

【ん…?】

デュエルが終わった直後…Dホイールに乗った鬼柳と遊星達が町へと到着する…。

 

 

「お前は…何者だ!ギャング達は何処にいった!」

遊星が俺に訪ねてくる

 

【不動遊星…貴様ならわかるはずだ…我の正体が…!】

 

キィン…!

 

「っ…!痣が…!まさか…ダークシグナー…!?」

 

「なん…だと…!?」

遊星の痣が赤く輝く…それだけで正体を見抜いたようだ、鬼柳も驚いている…!

 

【半分は正解だ…我は冥界の王、この町に渦巻く負のエネルギーにより現世へと舞い戻ったのだ…】

 

「マルコムの奴らは…ラモンファミリーの奴らはどうした?」

 

【愚かにも我にデュエル挑み…冥界へと沈んだ、これで満足か?鬼柳京介?】

 

「満足できるわけないだろ…!卑怯で卑劣な事をしてたが…奴らだって精一杯生きてたんだ…!許せねぇ!!」

 

【ほう…目に光が戻っているな…許せない、ならばどうする?】

 

「デュエルだ!冥界の王!俺やあいつらの人生を…これ以上もて遊ぶんじゃねぇ!!」

 

【いいだろう…さぁ、闇のデュエルを始めよう…!】

 

冥界の王(?)と鬼柳は対峙する…その先に待つのは希望の光か…それとも…

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