転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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道化の覚悟〜守る為の闘い〜

「スゥ…スゥ…」

 

《ZZZ…》

 

ディアブロ事件から2週間が過ぎた、ナスカへ旅立った遊星とジャックも新たな力を手に入れ無事に戻り、シティには平穏な時が流れている。

事件で破壊されたデュエルレーンや町も粗方復興し(遊海とゲイザーの決闘跡を除く)WRGP本戦まで残り2週間に迫っていた。

 

病院から退院した遊海は自宅に戻り、療養を続けている…身体の傷は完治したもののゲイザーとの戦いのダメージが抜けきらないのだ。

 

 

《よく眠っているな…先の戦いのダメージがよほど大きかったのだろう…》

 

《ええ…ゲイザーの精霊の力はマスターに匹敵します、それを殺傷能力に特化させているのならマスターを凌ぐかもしれません》

遊海の近くでメガロックとアヤカが言葉を交わす、間近で見たゲイザーの強さを分析していたのだ…なお、トフェニは付近の警戒を、フレアは…遊海の枕元で眠っている。

 

 

《アヤカ、奴を改めて見て何かわかった事はあるのか?》

 

《はい、まずはゲイザーは何かしらの精神汚染を受けている可能性が高いと思われます》

 

《精神汚染…誰かに洗脳されているというのか?》

 

《はい、具体的にはわかりませんでしたが…少なくとも私達…精霊の力や魔術に近いモノと思われます、それから…ゲイザーの肉体の組成は完全に生身の人間のものでした》

 

《生身の人間…?イリアステルで生身の人間は確かZ-ONEだけなのであろう?それはおかしい話ではないのか?》

メガロックは首を傾げる、イリアステルのメンバーはリーダーであるZ-ONE以外はそれぞれの人間時代の記憶を写したデュエルロイド…ロボットのはずなのだ。

 

《18年前に会敵した時に採ったデータと比較した結果です…()()()()()()()()()()()()()()()

 

《むっ…?それは変ではないか?仮にもあの時から18年経っている、人間とは老いる生き物…変化がない…それではまるで……まさか》

メガロックは何かを悟った…しかし

 

《…この事はマスターに伝えています、他の人達…特に翠さんには伝えるなと厳命されています…》

 

《…そうか、ならば我も聞かなかった事にしよう…これは遊海が解決すべき事だ》

そう言ってメガロックは眠っている遊海を見る…その瞳は…哀しみの青に染まっていた。

 

 

 

 

《主殿!…まだ眠って…》

 

「んむ…?どうしたトフェニ…?」

眠っていた遊海はトフェニの呼び声に起こされる…陽は西へと傾き始めていた。

 

 

《お休みのところ申し訳ない…先程から不審な動きをする者…モノ?が…》

 

「はい…??」

 

《ZZZ…(パチン!)ふにゃ…?》

 

 

 

 

 

 

 

「…あれか?」

 

《然り…先程からこちらに近付いてきているのですが…》

ベランダに出た遊海が見たのは電信柱の近くに置かれた青いゴミバケツだった…しかしそれは少しずつ遊海の家へと近付いてきている。

 

《最初は子供がかくれんぼをしていると思ったのだが…》

 

「うん、怪しいね、アレ…メガロック」

 

《うむ、正体を暴いてこよう》

 

「手荒な真似は無しで頼むよ」

遊海の指示を受けたメガロックは気配を消してバケツに近づく…そして…

 

 

《(躓き岩)》

 

『うぇ!?だっは〜!?』ゴロンゴロン…カタカタカタカタ…

動くゴミバケツは動いたタイミングで石に躓き倒れ込む…その中から現れたのは…

 

『イタタタ…なんでこんな所に石があるのでしゅか…いっ!?』

 

「ずいぶん久しぶりじゃないか…イェーガー副長官?俺になんの用だ?」

半年近く姿を消していた治安維持局副長官にして特別捜査室長・イェーガーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、イェーガーさん!コーヒーをどうぞ!」

 

『いやはや…ありがとうございます…』

 

「で…俺になんの用なんだ?わざわざコソコソしながらここまで来て…」

イェーガーを家に案内(連行)した遊海はイェーガーに事情を聞こうとしていた。

 

 

『あ、あの話を…する前に精霊の方々を落ちつかせていただけるとありがたいのでしゅが…』

イェーガーは小さい体をさらに縮ませて震えているが…無理もないだろう、俺の背後ではフレアとメガロックが台所からはウェンとウィンダが殺気の籠もった目でイェーガーを睨んでいるからだ。

 

 

「ん?…フレア、メガロック…少し霊体化しててくれないか?」

 

《…わかりました、しかし近くにはいますよ》

 

《右に同じだ…そやつは信用できん》

そう言って2人は姿を隠したが…そのままの場所にいるようだ。

 

 

『た、助かりました…蛇に睨まれたカエルの気持ちがわかった気がしましゅ…』

 

「悪かったな…で、なんの用だ?」

 

『はい…実は…』

 

 

そしてイェーガーから語られたのは今までの事だった。

 

半年前…プラシドからの指示で遊星達からプログラム奪取を計画し半ば失敗した事。

その失敗によりイリアステルに目を付けられ長期休暇届を出して家族と共に身を隠していた事…そんな中、どうして俺のもとに姿を現したかというと…

 

 

 

「…家族を保護して欲しい…ね…」

 

『はい…イリアステルに関してはワタシだけの問題でしゅ!家族は…アツコとカオルは関係ないのでしゅ!』

 

「で…なんで俺なんだ?」

 

『それは…遊海様、貴方が海馬社長とのパイプがあり、イリアステルに対する最強の決闘者だからでしゅ…貴方に…海馬コーポレーションに保護して貰えれば家族も安全と思い…』

イェーガーには妻と息子がいる…家族の安全を確保する為に海馬社長と繋がりのある俺を頼ったのだそうだ…。

 

 

「…いいでしょう、海馬社長には俺から話を通します」

 

『本当でしゅか!?ありがとうございましゅ!!』

遊海の言葉にイェーガーは目を輝かせる…しかし

 

「ただし…条件があります」

 

『条件…?条件とは…?』

 

「俺とデュエルして貰います」

 

『な、なんですとぉ!?いったいどうして!!』

イェーガーの顔が驚愕で凄まじい事になる

 

「これはケジメの問題だ…イェーガー、お前…俺に何をしたか覚えてない訳じゃないよな?」

 

『あっ…!』

イェーガーは思い出す、ゴドウィンの指示で当時正体を隠していた遊海を調べあげて翠を拉致…さらには翠を取り戻しに来た遊海に対しセキュリティをけしかけ遊海に重傷(自滅)を負わせ、さらにさらにフォーチュン・カップに無理矢理参加させた…それは全てイェーガーのアイデアだったのだ。

 

 

「俺もそうだけど…精霊達が怒っているのもそれが原因だ…それに俺も貴方を信用できない」

 

『だから…デュエルでワタシを見極めようと…?』

 

「そういう事、もちろんすぐとは言わない…2日後に旧サテライト地区の…ここに来てください、ここなら人目はないでしょう」

遊海は地図アプリで場所を提示する

 

『わかりました!貴方に勝って家族の安全を守ってみせましゅ!!』

イェーガーは遊海をまっすぐ見つめる…

 

「わかった、じゃあ2日後に…翠」

 

「はい!…イェーガーさん、これを渡しておきますね」

翠は少し大きめの箱をイェーガーに手渡す

 

『えっ…これは…?』

 

「中にお弁当とレトルト食品が入ってます…家族の皆さんと食べてください!」

 

『お…おおぉ〜!!あ、ありがとうございましゅ!!』

イェーガーは涙を流しながらそれを受け取った…イェーガーは警戒しすぎるあまりに食事すらまともに摂れていなかったのだった…イェーガーは遊海と翠に感謝しながら足早に戻って行った。

 

 

 

 

「さて…(ピッポッパ…)…もしもし、俺だ、実は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜2日後〜

 

 

 

「よく来たなイェーガー、早速始めようか」

 

『ええ、遊海…いえ、メタルナイト殿…ワタシは貴方に勝ちましゅ!!…それからお弁当ありがとうございました…本当に美味しかったでしゅ』

 

遊海とイェーガーはサテライト某所で対峙する、イェーガーの目には覚悟が宿っている。

 

「それはよかった…さぁ、始めるぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

イェーガーLP4000

遊海LP4000

 

 

 

 

 

『ワタシのターン!ドロー!』

『「ジェスター・ロード」を召喚!』

道化師の王が現れる ATK0

 

『さらにワタシはカードを4枚セット!そして「ジェスターロード」の効果発動!攻撃力がフィールドの魔法・罠の枚数×1000ポイントアップ!攻撃力4000でしゅ!!』

ジェスターロードが燃える火の玉をジャグリングし始める ATK0→4000

 

『私はこれでターンエンド!』

イェーガーLP4000

ジェスターロード 伏せ4 手札1

 

 

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「『コアキメイル・サンドマン』を召喚!」

白い体を持つゴーレムが現れる ATK1900

 

『「ジェスターロード」の効果発動!モンスターが召喚された事で攻撃力が0になるでしゅ!』

ジャグリングしていた火の玉が消え去る ATK4000→0

 

「さらに俺は手札の『メタモル・ポット』『ゴゴゴゴーレム』『コアキメイル・ガーディアン』を除外し『ブロック・ドラゴン』を特殊召喚!」

カラフルなブロックでできたオモチャの竜が現れる ATK2500

 

「バトル!『サンドマン』で『ジェスターロード』を攻撃!サンドスマッシュ!」

砂を纏った巨大な拳が道化師に迫る!

 

『引っかかりましたね!リバース罠「王宮の帳簿」発動!自分モンスターの攻撃力がカード効果で下がった時!その数値分攻撃力をアップする!これで返り討ちでしゅ!』

 

「甘い!『サンドマン』の効果発動!自身をリリースして罠カードの発動を無効にし破壊する!」

 

『なんとぉ!?』

サンドマンの身体が砂に変わり罠カードを包み込み破壊しようとする!

 

『ですがさせません!永続罠「宮廷のしきたり」を発動!このカード以外の罠カードは破壊されなくなりましゅ!』

 

「だが、効果は無効になった!『ブロックドラゴン』で『ジェスターロード』を攻撃!ブロック・バイト!」

ブロックドラゴンが道化師を噛み砕いた!

 

『くぅ…!』

イェーガーLP4000→1500

 

「俺はこのままターンエンド!」

遊海LP4000

ブロックドラゴン 手札1

 

 

 

 

『くっ…!(やはり強い…!これが最強の決闘者の力ですか…ですが、負けるわけにはいきません…!)』

 

「(さて…どう動く?)」

 

 

 

 

 

『ワタシのターン!ドロー!』

『「ジェスター・クイーン」を召喚!』

全身にリボンをつけた女性の道化師が現れる ATK800

 

『「ジェスタークイーン」の効果発動!このモンスターが召喚に成功した時!ワタシの場の魔法・罠カードを全て破壊する…ただし!「宮廷のしきたり」の効果で破壊されるのはこのカードのみ!』

イェーガーの場のカードが爆発する

 

「そしてワタシは永続魔法『隠し通路』を発動!ワタシの場には貴方のフィールドの『ブロックドラゴン』より攻撃力の低い『ジェスタークイーン』がいる…それにより『ジェスタークイーン』はこのターン、貴方にダイレクトアタックできる!さらに!『クイーン』は自分の場の魔法・罠の枚数だけ連続攻撃ができるのです!バトル!『ジェスタークイーン』でダイレクトアタック!」

女道化師がジャグリングしたボールを遊海に投げつける!

 

「くっ…!やるな…!」

遊海LP4000→3200→2400→1600→800

 

『ワタシはこれでターンエンドです!』

イェーガーLP1500

クイーン 宮廷の帳簿(無効) 隠し通路 伏せ2 手札1

 

 

 

 

 

『よし…!(いいですよワタシ…!決闘王をここまで追い詰めました…あと1歩…!)』

 

 

「いい戦略だ…見た目はピエロだけど…戦略はしっかりと練られてる、イェーガー…一つ聞いていいか?」

 

『なんですか?メタルナイト…まさか約束を反故にするなんて事は…』

話しかけてきた遊海にイェーガーは不安そうな顔をする

 

「言わないよ…なぁ、なんでイリアステルに協力してたんだ?」

 

『それは…ワタシの夢を叶える為です!…ワタシはこの地位を手に入れるまでに様々な苦労を重ねてきたのです…!!』

イェーガーが語りだしたのは今までのサクセスストーリー…貧乏だったイェーガー一家…その貧困から抜け出そうと必死に足掻き、ゴドウィンに気に入られ副長官になり…イリアステルに引き合わされた…そんな話だった。

 

 

 

『ですがワタシは気づいてしまった…イリアステルの恐ろしさに…だが、家族だけはなんとしても守らなければならないのでしゅ!』

 

「話はわかった…だが、お前はこれからどうするつもりだ?1人で逃げ続けるつもりなのか?」

 

『ワタシは…チー厶5D'sに協力するつもりでしゅ』

 

「なに…?」

イェーガーの思わぬ言葉に遊海は驚く

 

『先日の事件の時に見たのでしゅ…シティの空に舞う白き龍…そして…イリアステルの1人と戦う貴方の姿を…!』

 

「…見られていたのか」

 

それは全くの偶然だった、シティの混乱に乗じて火事場泥…もとい、食料調達をしていたイェーガー…そんな中でイェーガーは目にしていたのだ…遊海とゲイザーの死闘を…

 

 

『あまりの激しさに何が起きているかはわかりませんでしたが…生命を削りながら戦う貴方を見て…逃げ続ける自分が恥ずかしくなったのでしゅ!だから家族と相談して決めたのです!イリアステルと戦うと!!』

イェーガーは拳を握りながら堂々と想いを伝えた…その姿には一種のカリスマが見えた。

 

「イェーガー…お前の思いはわかった、いいだろう…その思いに免じて本気で相手になる!!」

遊海はクリフォートの鎧から金色の鎧…太陽神の鎧へと姿を変える!

 

『黄金のメタルナイト!?それにその鎧の意匠はまさか…!?』

 

 

 

 

 

 

 

「俺のターン…遍く世界を照らす太陽よ!我が勝利の道筋を照らせ!ソーラー…ドロー!!」シャキーン!

「魔法カード『隣の芝刈り』発動!俺のデッキ枚数は53枚!イェーガー、お前は?」

 

『ワタシの枚数は…33枚でしゅ!』

 

「デッキ差は20枚…よって俺のデッキから20枚を墓地に送る!」

 

 

墓地送り

磁石の戦士α

タックルセイダー☆

グランモール

リバイバルゴーレム☆

マグネットバルキリオン

災いの像

超電磁タートル

ゴゴゴゴーレム

ゴゴゴギガース

コアキメイルウォール

封魔の矢

メデューサワーム

守護者スフィンクス

怒気土器

どぐう

アロマポット

番兵ゴーレム

剣闘獣ホプロムス2

ロストガーディアン

 

計20枚

 

「墓地に送られた『タックルセイダー』の効果発動!永続魔法『隠し通路』を手札に戻す!」

 

『くっ…!』

イェーガーは弾き出されたカードをキャッチする

 

「さぁ…出番だぜ!俺は墓地の岩石族19体を除外!現れろ!我が魂を守りし巌の竜!『メガロック・ドラゴン』!」

《ウオオォォ!!》

大地を砕きながら赤い瞳の巨大なる岩石竜が現れる ATK0→13300

 

 

『こ、攻撃力13300!?』

 

「『メガロック』の元々の攻撃力は特殊召喚時に除外した岩石族の数×700になる!バトルだ!『メガロック』で『ジェスタークイーン』を攻撃!」

 

《受けてみるがいい!誇り高き道化よ!鳴動富嶽!!》

大地を踏みしめたメガロックの足元から地割れが広がっていく!

 

『ここまできて…負ける訳にはいきません!リバース罠「聖なるバリアーミラー・フォース」を発動!相手の攻撃表示モンスターを全て…なんですとぉ!?』

イェーガーは驚愕する、敵対者を破壊するバリアはメガロックの攻撃で砕け散り、道化師は大地からの槍で串刺しになった。

 

「『ブロックドラゴン』の効果…このモンスターがいる時、自分の岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない…一手足りなかったな」

 

『これが…決闘王の実力でしゅか…完敗でしゅ』

 

 

イェーガーLP0

 

遊海 WIN!

 

 

 

 

 

 

 

 

『負けてしまいました…これが決闘王の実力…!』

デュエルが終わりイェーガーは膝をつく…そこに

 

 

『お父ちゃま〜!』

 

『あなた!!』

 

『アツコ!カオル!?どうしてここに!?迎えに行くまで隠れ家で待っていなさいと言ったでしょう!?』

イェーガーより少し背の高い女性と小さな少年がイェーガーに駆け寄る…その顔はイェーガーとそっくりである。

 

『私達…あなたの事が心配になってついてきたんです…』

 

『お父ちゃまをいじめるな!!』

カオルがイェーガーを守るように遊海の前に立ち塞がる、遊海はクリフォートの鎧に戻りカオルの頭を撫でる

 

「ごめんな、お父さんを虐めてた訳じゃないんだ」

 

『そうなの?』

 

「ああ、お父さんがこれからどうしたかったのかを確かめたかったんだ…イェーガー副長官、貴方の漢気をみせてもらいました、ご家族は『決闘王』の名に懸けて安全を保障します」 

 

『ほ、本当でしゅか!!あ、ありがとうございましゅ〜!!』ブンブン

遊海の言葉を聞いたイェーガーは遊海の手を握り感謝を伝える

 

「そのかわり…しっかりと協力はしてもらいますよ…お前達!出てきてくれ!」

遊海が物陰に声をかける…すると

 

 

「イェーガー、話は全て聞かせてもらったぞ?」

 

『不動遊星にチーム5D's!?どうしてここに!?』

物陰に隠れていたのは遊星をはじめとするチーム5D'sのメンバー達だった。

 

 

「俺があらかじめ呼んでおいたんだ、万が一お前がイリアステルから逃げるって言ったら捕まえるつもりでいたんだよ」

 

「話は聞かせてもらったぞイェーガー、家族の為にメタルナイトに挑むとはな…やるではないか…!」

若干涙目のジャックがイェーガーに声をかける…出自からか苦労話には弱いようだ。

 

「とりあえず、イリアステルについてお前が知ってる事は洗いざらい喋ってもらうからな!嘘はつくなよ?」

 

『もちろんです!ワタシは覚悟を決めましたよ〜!!』

イェーガーは拳を突き上げる…ここに5D'sとイェーガーの協力体制が結ばれたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ遊海さん…イェーガーにだいぶ手加減してあげたんじゃないの?」

 

「いきなりどうしたんだ?アキ」

デュエルが終わった遊海にアキが話しかける

 

「確か『コアキメイル・ガーディアン』は自身をリリースしてモンスター効果を無効にして破壊する効果を持っているし…それか『メタモルポット』を伏せていたら手札が入れ替わってもう少し楽に勝てたんじゃないかと思って…」

 

「そんな事か…最初のターンの時点で『メガロック』が手札にいた、だから墓地に送りたくなかった…それにあれだけ伏せカードがあったからそっちを警戒しただけだよ」

 

「…そういう事にしておくわ…みんなが待ってる、行きましょう?」

そう言ってアキは歩いていった。

 

「流石はアカデミアの秀才だな…手加減したのは事実さ…ありがとなメガロック」

 

《良いのだ遊海、あの道化の真実を見る事ができただけ良しとしよう…》

遊海の隣に現れたメガロックはそれだけ言って霊体化した。

 

「(…次はモーメント・エクスプレスか、さて…どうしたもんかな…)」

 

 

遊海が見据えるは次の出来事…そしてゲイザーの事だった。

気まぐれアンケート 小説内で好きな精霊は?

  • アポクリフォート・キラーのアヤカ
  • 聖刻龍─トフェニドラゴンのトフェニ
  • ラーの翼神竜のフレア
  • メガロックドラゴンのメガロック
  • それ以外の精霊(ウィンダ&ウェン)
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