転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
ついに新章開幕…!イリアステルとの決戦です!
遊海と遊星達の奮闘をどうぞお楽しみに!
突入!アーククレイドル!〜忍び寄る影〜
「モーメントの出力低下!止まる事なく下がり続けています!!」
「避難誘導中のセキュリティ隊員から入電!モーメント動力のDホイールや自動車が走行不能になっているとの事です!」
「モーメント出力さらに低下!このままではモーメントが完全に停止します!!」
「システムプログラムをチェック!各機関の点検も同時に行なうのです!」
ここは治安維持局の管制室…アーククレイドルの出現後、イェーガーに促される形でチーム5D'sそしてシェリーを探す旅から戻ったミゾグチはここに案内されたのだ…。
「長官!BAD区域の旧モーメントが…起動しています!!」
「なんですと!?」
男性オペレーターの報告にイェーガーは驚く…ダークシグナー事変の元凶となった旧モーメント…それは事件の後に完全に停止させたはずだったからだ。
「それだけではありません!通常とは逆の方向に回転しています!」
「旧モーメントが…!」
「これもアーククレイドルの影響なのか…?嫌な予感がするぜ…!」
オペレーターの言葉を聞いた遊星達は顔を見合わせる。
「長官!モーメント開発室の阿久津所長から通信が入っています!」
「回線を開きなさい!」
イェーガーの声に合わせて画面が切り替わる、そこに不動博士の跡を継ぎモーメントを開発した阿久津の姿が映し出される。
『私の目が回ってい〜る間に…大変な事がわかりました〜!!』
阿久津曰く、アーククレイドルそのものがマイナス回転をしているモーメントであり、その影響でシティのモーメントの動きが相殺されている…そして、アーククレイドルは徐々に下降し始めている…!
『このままではアーククレイドルは約12時間後に地表に激突…その際の衝撃波はネオドミノシティから数百キロの範囲に及びます…!』
「なんですとぉ…!?シティの人間を全て避難させるのに必要な時間は!!」
イェーガーがオペレーターに問いかける
「全員だと…確実に24時間はかかります!さらに交通網が麻痺している事を考えると…!」
「まったく足りんではないか!!」
予測を聞いたジャックが声を上げる…
「これは非常事態を宣言するしかありませんね…!!」
『行動が遅いぞイェーガー!それでも治安維持局の長官か!!』
「ヒエッ!?か、海馬社長!?」
治安維持局のモニターに海馬の姿が映し出される!
『既に病院・老人ホームの避難は完了している!さらにガソリン車や電気自動車をかき集めシティ住民の避難を進めている!残りの住民は6割程度だ!その分は任せるぞ!』
モニターにはガソリン車のマイクロバスや電気自動車で避難する人々の姿が映し出される!
「な、なんとぉ!?いつの間にこんな…!」
『トップたるもの、あらゆる事態を想定するものだ!きりきり働け!イェーガー!』
「は、はい〜!!!」
そしてイェーガーは非常事態宣言を発令…住民達に事情を説明し避難を促した、さらに…
「全局員に通達します!直ちに避難を開始しなさい!一刻も早く街から離れるのです!」
「で、ですが長官は!」
イェーガーの言葉にオペレーターの1人がイェーガーに問いかける、「全局員」…その中にイェーガー自身は含まれていないのだ。
「私は持ち場を離れるつもりはありません!…これは命令です!全局員は即刻退避!!…全員の無事を祈ります!」
「「「了解─!」」」
イェーガーの覚悟に局員は敬礼で返す…そして避難が始まった…。
Sideアーククレイドル
【同志アポリアよ…まだ貴方の力が必要です、どうか私に力を…】
『ゾーン…?私は…負けたのか…?』
アーククレイドルのとある場所…そこにはゾーン、そして損壊したアポリアの姿があった。
遊星とのデュエルに敗北し海中に沈む直前、ゾーンによって回収されたのだ…。
【えぇ、貴方は不動遊星に敗北しました、しかし意外な事が起きています…アーククレイドルがこの時代に出現したのです】
『なんだと…?』
【本来であれば貴方の勝利によってサーキットが完成しアーククレイドルが出現するはずでした…しかし、そうでなくともアーククレイドルはネオドミノシティに出現したのです…】
『つまり…計画は進んでいるんだな…』
アポリアはゾーンに問いかける
【えぇ、ですが…これは既に何らかの要素により未来が変わりつつあるという事です】
『未来が変わる要素…チーム5D'sか…?』
【おそらく…ですがいまだに未来の変化は不十分です、アポリア…もう一度、未来を変える手助けを…】
『もちろんだ…私は君達の永遠の友なのだから…!』
絶望の番人は再び立ち上がる、全ては友の為に…
シュイン…
『待たせたなゾーン、アポリア…今戻った』
【ゲイザー…貴方は今まで何処に…?】
『悪かったなゾーン、少し野暮用があったが…もう大丈夫だ、手土産もある…さぁ、オレ達の救済を始めよう…!』
アーククレイドルへと帰還したゲイザー…その腕の中には…─
SideOut
「遊海さん…大変な事になってしまった…!」
「ああ…だが心配するな遊星、この町には俺がいる!それに遊戯や十代、海馬社長…腕ききのデュエリスト達が避難を手伝ってくれてる…大丈夫だ」
局員が避難した治安維持局の管制室…ブルーノがアーククレイドルを解析する中で遊星と遊海は言葉を交わす…
「そういえば…翠の居場所を知らないか?お前達と一緒にいたはずだが…?」
「そういえば…ジャック!クロウ!翠さんを見てないか?」
「翠?救護室で回復させて貰ってから見てないな…?」
遊星の言葉にクロウはそう答える
「む?翠ならマーサハウスに向かったとカーリーが言っていたぞ?たしか遊海からメールが来たと言っていたが…」
「なに?俺はそんなメールは…っ!!まさか…!?アヤカ!!」
《サーチ開始!………えっ…?》
遊海の言葉にアヤカは翠の居場所を検索し…動きを止める…
「アヤカ…翠は、何処だ…!!」
《……アーククレイドルから4人分の生命反応を感知…翠は…》
「あの…野郎!!ふざけやがってぇぇぇ!!!」
遊海は激しい怒りと共に管制室を飛び出した!
「「「遊海(さん)!?」」」
遊星達も慌てて後を追いかけた…。
「許さねぇ…許さねぇぞ!ゲイザー!!!」
遊海は一息に治安維持局の屋上に駆け上がり叫びをあげる!
「遊海さん!いったいどうしたんですか!?」
遊星達も息を切らしながら遊海に追い付く…
「翠が…アーククレイドルの中にいる…!」
「「なんだって!?」」
遊海の思わぬ言葉に遊星達は驚愕する
「お前達、俺は先にアーククレイドルへと向かう…!後から来い!!精霊変身!」
遊海は金色の鎧…太陽神の鎧を纏う!
「待ってろ翠…今助けに行く!!」シュダッ!!
遊海は金色の流星となりアーククレイドルへと突撃する!
ガギン!!
「ガッ─!?(結、界…!?)」ゴキッ…
「「「遊海さん!!」」」
アーククレイドルに突撃した遊海…しかし、アーククレイドルの寸前で透明な結界に衝突…意識を失い落下する!
ガシッ!
『っとお!?何やってんだ馬鹿!いきなり突撃する奴がいるか!!』
「えっ!?」
「黒い…メタルナイト!?」
落下する遊海…それを受け止めたのは黒い翼を生やしたメタルナイトだった…。
『こりゃ…首の骨が逝ってるな…回復魔法は得意じゃないんだが…やるしかねぇか』
黒いメタルナイトは治安維持局の屋上に着地する
「お前は何者だ!まさか…ゲイザーか!?」
遊星は黒いメタルナイトに問いかける
『ん?こうして会うのは始めてだな遊星、
変身を解きながら黒い服を纏った遊海はそう名乗った…。
Side管制室
『そうそう…そんな感じだ、流石に翠に色々習ってただけはあるな…回復魔法なら我以上だ』
「あ、ありがとう…」
墜落した遊海はユウスケの指示のもと、アキが治療を行なっている…。
「そろそろ話を聞かせてくれないかユウスケさん…貴方はいったい何者なんだ?」
遊星がユウスケに問いかける
『だから言っただろ?我は遊海の一部…いわゆる「闇の人格」さ、本来なら遊海の身体を使わねぇといけないんだが…このカードのおかげで独立して動けるんだ』
ユウスケは「コピーナイト」のカードを見せる
『我は遊海の指示で街の奴らの避難を手伝ってたんだが…その途中でこいつらを拾ったんだ』
そう言ってユウスケが取り出したのは「エルシャドール・ウェンディゴ」と「エルシャドール・ミドラーシュ」…ウィンダとウェンのカードだった…。
「そのカードは翠さんの!」
『ああ、ウィンダ達も近くにいたが…瀕死の状態だった、翠を誘い出して襲撃したのは…ゲイザーの野郎だ…!』
SideOut
Side翠
「急がないと…!」
《翠!しっかり捕まってて!》
時は遡る…メールを受けた翠はキムンファルコスに乗り旧サテライトを目指し急いでいた…。
「町には城之内さんやエド君達がいた、きっと遊海さんが集めたのね…私も頑張らなくち…コフッ!」
《翠姉!とにかく回復しないと…!「レッドポーション」飲んで!》
ウェンはウィンダに追走しながら回復薬を投げ渡す
「ありがとうウェン!マーサハウスにはイェーガーさんの家族もいるわ…急がないと!」
回復薬を呷りながら翠は急ぐ…その時!
バシュ…ボゥ!
《キィィ!?》
《何これ!?ファルコ!!》
地上から放たれた蒼炎がファルコに直撃…熱に耐えられずファルコは墜落する!
「バトルドレス・ドレスアップ!モデル・シャドール!」
翠は紫の精霊正装を纏う!
「影糸!」グルグル…パシュン!
飛ばした影糸をビルの貯水槽に巻き付けゆっくりと地上に舞い降りる…
「みんな!大丈夫!?」
《う、うん…私は大丈夫…》
《私も大丈夫だけど…ファルコが…!》
《ピュイ〜…》
ウィンダとウェンは無事だったがファルコは翼に火傷を負い、元の小鳥状態になってしまっている…。
「…ファルコはDT世界に戻って…これから戦いになるわ…!」
翠は路地裏の暗闇を見つめる、彼女はひしひしと感じていた…自分に向けられた敵意を…!
『よく気付いたな、流石は奴の女といったところか』
路地裏から男の声が響く…獲物を前にした捕食者のような殺気が翠に襲い掛かる…!
「あなたは何者?いいえ、正体はわかってるわ…姿を現しなさい!ゲイザー!!」
ゴロゴロ…ピシャーン!
落雷が路地裏を照らす…その闇の中に黒いバイザーをつけた男の姿が浮かび上がる…!
『ククク…!奴を誘き出す餌になってもらうぞ…!』
「私はあなたを許さない…!これ以上遊海さんをつらい目に遭わせない為に…あなたを倒します!!」
「『デュエル!!』」
翠LP4000
ゲイザーLP4000
「私のターン!ドロー!」
「フィールド魔法『影牢の呪縛』を発動!さらに魔法カード『影依融合』発動!手札の『シャドール・ビースト』と『アイス・ハンド』を融合!影の獅子よ!水の力を得て冷たき女帝を呼び出さん!融合召喚!来て!『エルシャドール・アノマリリス』!」
氷龍の力を吸収した影の女王が現れる ATK2700
「墓地に送られた『ビースト』の効果!1ドロー!そして『影牢』の効果発動!シャドールモンスターが効果で墓地に送られた事で魔石カウンターを乗せます!」
影牢 魔石カウンター0→1
「モンスターをセット!カードを2枚伏せてターンエンド!」
翠LP4000
アノマリリス セットモンスター 影牢(1)セット2 手札0
『オレのターン…ドロー!』
『魔法カード「隣の芝刈り」を発動!オレのデッキは60枚…お前は40枚だな?使用したカードを除く差分の21枚を墓地に送る!』
墓地送り
煉獄の氾爛
インフェルノイド・ヴァエル2
ルキフグス2
アスタロス2
煉獄の狂宴
殻醒する煉獄
リリス2
シャイターン2
ネヘモス
煉獄の死徒
アシュメダイ
煉獄の虚夢
デカトロン
ベルフェゴル2
遡洸する煉獄
「インフェルノイド…!?(まずいわ…アノマリリスじゃ止められない!)」
『フィールド魔法「煉獄の氾爛」を発動!さらに永続魔法「煉獄の虚無」を発動!これによりインフェルノイドのレベルは全て1になり、与えるダメージは半分になる!そして墓地の「デカトロン」「ヴァエル」「ルキフグス」を除外!墓地から現われろ…!全てを破壊する赤き翼!「インフェルノイド・ネヘモス」!』
赤い翼を持つ怪鳥の悪魔が現れる ATK3000 ☆10→1
『「ネヘモス」の効果発動!フィールド上のモンスター全てを破壊する!蒼炎の氾濫!』
炎の洪水がフィールドを燃やし尽くす…!
「くっ…!『アノマリリス』のモンスター効果発動!墓地の『影依融合』を手札に戻します!さらに破壊されたのは『シャドール・ファルコン』!自身を裏守備でセット!」
『オレはさらに墓地の「アスタロス」「ベルフェゴル」「シャイターン」を除外!墓地から現われろ!誘惑の悪魔…狡猾なる蛇…!「インフェルノイド・リリス」!』
細長い身体を持つ悪魔が現れる ATK2900 ☆9→1
『「リリス」の効果発動!フィールドの「煉獄」と名のつく魔法・罠以外を全て破壊する!蒼炎の竜巻!』
「『リリス』の効果にチェーンして速攻魔法『神の写し身との接触』を発動!」
『その効果にチェーンして「ネヘモス」の効果発動!「リリス」をリリースする事で魔法・罠の発動を無効にし除外する!』
「リバース罠『堕ち影の蠢き』を発動!デッキの『シャドール・ドラゴン』を墓地に送ります!そして『ドラゴン』の効果で『煉獄の氾爛』を破壊!」
ネヘモスの巻き起こした蒼炎が翠の魔法を打ち消し、翠の場の魔法・罠を破壊しようとするが…翠は逆にゲイザーのフィールド魔法を破壊する!
『フン…上手く乗せられたか、だが墓地の「ヴァエル」「シャイターン」「ルキフグス」を除外する事で「リリス」は復活する!』
再び蛇の悪魔が現れる ATK2900 ☆9→1
『バトルだ、「リリス」でセット状態の「ファルコン」を攻撃!』
「ごめん『ファルコン』…!」
リリスが鳥の影人形を破壊する!
『そして「ネヘモス」でダイレクトアタック!煉獄のヘル・バーニング!』
「くっ…!きゃああああ!!!」
ネヘモスの煉獄の炎が翠の身体を焼き焦がす!
翠LP4000→2500
『メイン2…現われろ「インフェルノイド・デカトロン」!』
ボロボロの姿の悪魔が現れる ATK500
『そして『煉獄の虚夢』の第二効果発動!このカードを墓地に送り、フィールドの「ネヘモス」「リリス」「デカトロン」で融合を行なう!太古に封印されし破壊神よ!仮初の肉体で世界を蹂躙せよ…!融合召喚!「インフェルノイド・ティエラ」!』
3体の悪魔が合体…世界を蹂躙した破壊神が現れる ATK3400
『そして「ティエラ」の効果発動!お互いのエクストラデッキから3体モンスターを選んで墓地に送る、オレは2体の「ティエラ」と「旧神ヌトス」を墓地へ送る』
「わ、私は…『エルシャドール・シェキナーガ』『エルシャドール・エグリスタ』『エルシャドール・アノマリリス』を墓地に、送るわ…」
火傷の痛みに耐えながら翠はデュエルを続ける…。
『オレは魔法カード「大欲な壺」を発動、除外されている「シャイターン」「アスタロス」「ベルフェゴル」をデッキに戻し1ドロー!…カードを1枚伏せ…ターンエンド』
ゲイザーLP4000
ティエラ 伏せ1 手札2
「はあ…はあ…!(強すぎるわ…!使いづらいはずのインフェルノイドをあんなに使いこなすなんて…!)」
翠はゲイザーを睨みつける、身体は既に満身創痍…それでも彼女は諦めない…なぜなら…
「(ここでゲイザーを倒せれば…遊海さんはもう辛い目に遭わなくてすむの…!だから…だから!!)私は…諦めない!!」
『…まだ諦めないか、いいだろう…やってみるがいい!』
「私のターン!ドロー!!」カンコーン!
「私は魔法カード『影依融合』を発動!相手の場にエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時!融合素材をデッキから選ぶ事ができる!私はデッキの『シャドール・リザード』と『超電磁タートル』を融合!影を這う者よ!光の力を得て、母なる巨人を呼び出さん!融合召喚!『エルシャドール・ネフィリム』!」
巨大なる影人形の女王が現れる ATK2800
『「ネフィリム」を呼び出したか…だか、オレの墓地には「煉獄の死徒」がある、効果は効かないぞ』
「融合素材となった『リザード』の効果!デッキの『シャドール・ヘッジホッグ』を墓地へ送ります!そして『ネフィリム』の効果!デッキの2体目の『ビースト』を墓地へ!さらに『ヘッジホッグ』の効果発動!デッキの『ファルコン』を手札に加えます!そして『ビースト』の効果!1ドロー!…そんな事はわかってます…!でも、私は負けない!!『シャドール・ファルコン』を召喚!」鳥型の影人形が現れる ATK600
『むっ…?』
「遊海さん…十代君…力を貸して!速攻魔法発動!『超融合』!!手札の『シャドール・ハウンド』を捨てて効果発動!『ファルコン』と『インフェルノイド・ティエラ』を超融合!!翼持つ人形よ!炎の力を受けて赤き巨人を呼び出さん!融合召喚!『エルシャドール・エグリスタ』!」
破壊神を取り込み、赤い影糸を操る巨人が現れる ATK2450
『なるほど、「超融合」か…考えたな…!』
「墓地に送られた『ファルコン』の効果!自身をセット!…バトル!『ネフィリ厶』でダイレクトアタック!影糸の操糸撃!」
『ガハッ…!!』
影糸がゲイザーを打ち据える!
ゲイザーLP4000→1200
「これで終わりよ!『エグリスタ』でダイレクトアタック!」
『リバース罠「蒼焔の煉獄」発動!手札から「インフェルノイド・ネヘモス」を効果無効で特殊召喚!』
エグリスタの前に赤き翼が立ち塞がる ATK3000
「っ…!バトルフェイズ終了!!…私はターンエンド!」
翠LP2500
ネフィリム エグリスタ セットモンスター 手札0
「これが私の底力よ…!次のターンであなたを倒す!!(私の墓地には『超電磁タートル』がいる…もし攻撃して来ても無効にできる…!)」
翠は勝利を確信した…しかし
『ククク…ハハハ…!大した強さだ…流石は奴の女か、ならば見せてやろう…希望を前にした時に訪れる…果てのない絶望を!』
『オレのターン…ドロー!!』ズオオオッ…!
カードを引いた瞬間…ゲイザーの身体を闇が包む…!
「なんなの…この、感じ…!」カタカタカタカタ
その闇を前に翠の身体は無意識に震える…それはまるで死を前にしたような恐怖の感覚だった…。
『魔法カード発動…【邪悪の樹─黙示録】…!』
「えっ…?」
その瞬間、翠は言葉を失った…目の前に現れた絶望を前にして…
翠LP2500→0
ゲイザーWIN…
「うぐっ…カフッ…ゴボッ…(あ、れ……わた、し…何して…)」
意識を取り戻した翠は地面に倒れていた…身体は痛みで麻痺し、思考もはっきりとしていない…
【…オレの勝ちだ、共に来てもらうぞ女…貴様は奴を誘き出す人質だ…】ガシッ
ゲイザーは乱暴に翠の髪を掴み、持ち上げる…
「あ、うぅ…(いた、い…だれか…たす…け、て…)」
この場に彼女を守るものはない、ウィンダもウェンも先の攻撃で翠を庇い戦闘不能…球体関節のパーツが周りに散らばっている…
【まだ意識があるか…起きられても面倒だ、寝てろ】
ズガン!
「(ゆう、み…さ─)」
ゲイザーは翠を地面に無造作に叩きつける…そこで翠の意識は途絶えた…
【さぁ…さっさと来い、白波遊海…貴様を殺し、オレ達は未来を救うのだ…!】
SideOut
『翠はゲイザーに負けてアーククレイドルへと連れ去られた…それがウィンダから得られた証言だ…!』
「そんな…!翠さんが…!早く助けにいかないと!」
ユウスケの言葉にアキが焦りをあらわにする…
『すぐには無理だ、アーククレイドル全体に結界が張られている、それに…そもそもモーメントが動かない中でお前達はどうやって空を飛ぶ?遊海が結界を破ってアーククレイドルに入ってもあの通りあの城は広大だ、翠を探している間にこの街が無くなるぞ…冷静になれ』
「ねぇ…!どうしてユウスケはそんな冷静でいられるんだよ!!翠さんが大変な事になってるのに!!「龍亞!…止めるんだ」遊星!?どうして…!」
ユウスケに掴みかかる龍亞を遊星が止める…
「龍亞、ユウスケさんの手を見てみろ…」
「えっ…あ…!」
龍亞はユウスケの右手を見る…その手は固く握り締められ、血が床にしたたり落ちている…。
『悪いな龍亞…我だって冷静な訳じゃない…だけどな、遊海まで頭に血が昇ってるんだ…半身である我までが冷静さを失ったらダメだろう…!』
渦巻く怒りの中でユウスケが理性でそれを押し留めていた。
「みんな!大変な事がわかったんだ!これを見てくれ!」
1人でアーククレイドルの解析を続けていたブルーノが声をあげる、そしてモニターに拡大されたアーククレイドルの一部が映し出される!
「なんだよアレ…?」
「街…?崩壊した街じゃないかしら…?」
アキが言葉を漏らす…アーククレイドルの正体は無数の崩壊したビル群…一つの街そのモノなのだ
「それだけじゃないんだ…コレを見てくれ…!」
ブルーノはカメラを動かしてある場所にズームする…そこには…
「あ…あれは…!まさか…」
「ダイダロス・ブリッジ…!?」
遊星達の目に写ったのはボロボロの橋の残骸…それはサテライトの希望、ダイダロス・ブリッジそのものだった…。
「それじゃあ…アーククレイドルは破滅した未来のネオドミノシティそのものだって言うのか…!?」
遊星は拳を握り締める…アポリア戦で否定した破滅の未来が確実に迫っているのだ…!
「な、何かアーククレイドルを止める手立てはないのですか!?その為にずっと解析をしていたのでしょう!?」
イェーガーはブルーノに問う、ブルーノのメカニック技術は遊星に並ぶもの…そこに希望を懸けたのだ。
「可能性はある…かもしれない…」
「「「「なんだって!」」」」
ブルーノの言葉に全員が驚く
「これを見て欲しい…可能性の話なんだけど…」
ブルーノ曰く、アーククレイドル中心にあるモーメントは「マイナス回転」をしている…そこに強い「プラス回転」のモーメントをぶつける事で回転を相殺・「プラス回転」に変える事ができるのではないか?という作戦だった。
しかし、その作戦には穴がある…
「けど…この街には正常に動いているモーメントは無いわ…あったとしても…運ぶ方法がない…!」
アキの言葉に全員が悩む…モーメントが停止してしまう状況で正常に動き、持ち運べるモーメントはこの街にはないのだ…。
「…もはや我々にできる事は無いのかもしれません…」
イェーガーはそう弱音を漏らす…相手は人知を超えた未来の人間…常人に勝ち目は無いだろう、しかし…この街にはまだ希望がある…!
「何か方法はないのか…何か…!!…ん?あれは!ブルーノ!20番の監視カメラをモニターに映してくれ!!」
「えっ!?わかった!!」
モニターを見つめていた遊星が一つの異変に気付く…そのモニターには治安維持局に向けて疾走する
「あれは…チームラグナロク!?」
「Dホイールで走って来るぜ!?」
疾走しているDホイール…それはチームラグナロクの操るヴァルハランダーだった、遊星達は彼らと合流する為に管制室を飛び出した…。
「チーム・ラグナロク!どうしてお前達のDホイールは動いているんだ!?」
『来たか不動遊星…まだ気付いていなかったのか?』
治安維持局の前で合流したラグナロクは自分達の瞳を指し示す
「あっ…!ルーンの瞳!」
『そうだ、我らは三極神の加護でイリアステルの影響を受けなかった…それと同じくマイナスモーメントの影響も受けない!』
「そうか!!なら赤き竜の痣を持つオレ達も!!」
遊星達は自分達のDホイールのエンジンをかける…そしてエンジンは掛かった!
「動く…動くぞ!!」
「オレ達はまだ走れるぜ!!」
「「やった〜!」」
絶望を前に希望を手にした遊星達…そこに…
『それは間違いよ遊星…!』
「シェリー!生きていたのか!!」
「お嬢様!!」
遊星号に通信が入る…それは長らく行方不明だったシェリーからのものだった…。
『遊星…私は見たわ…これから起きる未来を…』
「未来だと…?」
シェリーの言葉に遊星は困惑する
『貴方はアーククレイドルに来ない方がいい…私の見た未来…それは貴方がアーククレイドルで死ぬという未来よ…!』
「オレが死ぬ…だと!?」
遊星はシェリーの思わぬ言葉に動揺する…無理もない事だがいきなり自分の死について言われて動揺しない人間はいないだろう…
「シェリー!貴女、自分が何を言っているのかわかっているの!?」
シェリーの言葉を聞いたアキがシェリーに問いかける
『それがアーククレイドルに来る遊星の未来よ…私はある人にその未来を見せられた…!』
「適当な事言うな!誰だ!そんないい加減な未来を見せたのは!?」
『…Z-ONE…彼はアーククレイドルの主、神の力を持つ男…異次元で私や遊星がゲイザーと共に出会った男よ』
「Z-ONE…?あの時の!」
遊星の脳裏に逆しまに浮かんでいた白い機械の姿が思い浮かぶ…
『ゾーンがしようとしている事は正しいわ…もし、ネオドミノシティを救おうとすれば…遊星、貴方は死ぬわ…そして未来が滅びる事になる…!』
「シェリー!わかっているのか!?そんな事をすれば数千…いや、数万の命が犠牲になるんだぞ!?」
シェリーの言葉に遊星は反論する、「生きている人々を犠牲に未来を救うのか」と
『けれど…その犠牲で未来の数十億という生命が助かるわ、そして遊星…貴方の命も…』
「多くの犠牲の上に手に入れる未来が幸せな未来になる訳がない!この街を消滅させるなんて…間違っている!!」
『そう、残念だわ』
遊星はシェリーの…ゾーンの「小を切り捨て大を救う」計画に反対する…しかし、その言葉はシェリーには届かなかった。
「お嬢様!お嬢様はいま、何処にいるのですか!?」
話を聞いていたミゾグチがシェリーに問いかける…この場にいる人間でもっともシェリーを心配していたのは彼だろう…
『私は…アーククレイドルにいる、ここにいるのは私の意思よ…ミゾグチ、私の事は忘れなさい…この時代のお父様とお母様をお願いね…』
「お嬢様!!」
『…遊星、貴方がアーククレイドルを止めようとするなら…私は全力で阻止するわ!』
「なにっ!?それでは俺達の敵になるという事か!?」
『そうよ…私は貴方達の敵…「
ジャックの言葉を聞いたシェリーは5D'sに宣戦布告する…!
「シェリー!何故だ!お前はイリアステルを憎んでいたんじゃなかったのか!?」
『遊星…私は未来を見て考えが変わったの…
その時、それまで無表情だったシェリーから僅かに感情が見て取れた…それは「哀しみ」…シェリーの目には薄っすらと涙が浮かんでいた…。
「シェリー…」
『さよならね遊星…貴方が来ない事を願っているわ』
「っ…!待つんだシェリー!一つだけ聞かせてくれ!!」
『何かしら?…何を言われようと私の考えは変わらないわ』
「…さっき遊海さんから翠さんがゲイザーに攫われたと聞いた!…翠さんは無事なのか!」
『っ…!?』
遊星の言葉を聞いたシェリーは顔色を変える…その顔は驚きの表情を浮かべている…
『…そう、帰って来たのね……遊星、彼には手を出さない方がいいわ、彼は止められない…貴方の死期が早まる事になる…!』ブツン…
「シェリー!?」
シェリーはそう言って通信を切った…。
Sideアーククレイドル
【遊星に全てを伝えたのですね…】
『ええ、でも…必ず彼は来るわ、彼は未来に怯えるような男ではないもの…』
通信を切ったシェリーはゾーンの問いに答える…
【では…何故、彼の死の未来を伝えたのです?】
『それが私の友人としての礼儀、彼らへの決別の証よ…彼らは私が阻止する!』
シェリーは決意を宿した瞳で答える
【そうですか…貴女の働きに期待しますよシェリー】
『ええ…ゾーン、彼は…ゲイザーは何処にいるの…?』
【貴女が気にする必要はありません…彼は今、仇敵を前に準備を進めています…彼はこの城の最強の守護者…貴女が心配する必要はないでしょう】
シェリーの問いにゾーンはそう答えた…
SideOut
「つ…うぅ…ここは…?」
『ようやくお目覚めか?遊海』
「ユウスケ…?」
遊海の意識が覚醒する…鈍化した思考の中で遊海は今までの事を思い出す…。
『…遊星達はダイダロスブリッジに向かったぞ?チーム・ラグナロクが「虹の橋─ビフレスト」を架けるんだとよ』
「っ…!!なら、俺も行かないと…!ぐっ…!?」
遊海は身体を起こすが先の衝突のダメージが残り、身体がうまく動かせない…
『さっきは派手にぶつかったからなぁ…遊海、以前に聞いたがもう一度聞くぞ…お前はゲイザーと戦えるのか?』
ユウスケは見定めるように遊海に問いかける
「当たり前だ…!!彼奴にどんな過去があろうと…俺にどんな未来が待っていようと……俺は奴を倒してみせる!!そして翠を救い出す!!」
『…ふぅ…わかった、ならば我も力を貸してやる、いつかにやったダメージの分割だ…戦いが終わったらしばらく動けないと思えよ?』ポン!
ため息をついたユウスケは消え去る…そして遊海の身体に力が戻る!
「ありがとよ…今いくぞ…翠!!」
遊海は窓から閃光竜に乗って飛び出した…。
Side遊星
「ダイダロスブリッジ…サテライトの希望の象徴…」
遊星はチーム・ラグナロクの協力を受け、ダイダロスブリッジからアーククレイドルへと乗り込もうとしていた…。
「かつて…サテライトの英雄が未来を賭けて飛んだ橋…ゴドウィン、オレもお前と同じ道を行く…オレを導いてくれ…ネオドミノシティを救う為に!!」
ダイダロスブリッジを見上げる遊星…その脳裏にはかつて英雄として、そして間違った手段とはいえこの街を救おうとしたレクス・ゴドウィンの姿が浮かんでいた…。
SideOut
Sideラグナロク
『行くぞ!ブレイブ!ドラガン!!』
『『おう!!』』
『『『ヴァルハランダー…パワー全開!!』』』
時を同じくして旧モーメント…ブルーノの協力で装置を完成させたハラルド達が虹の橋を架ける為に力を開放する!
『星界の扉が開くとき!いにしえの戦神がその魔鎚を振り上げん!大地を揺るがし轟く雷鳴と共に現れよ!光臨せよ!「極神皇トール」!』
『星界から生まれし気まぐれなる神よ…絶対なる力を示し世界を笑え!!光臨せよ!「極神皇ロキ」!!』
『北辰の空にありて全知全能を司る王よ!今こそ星界の神々を束ね、その威光を示せ!天地神命を統べよ!最高神─「極神聖帝オーディン」!!』
チームラグナロクの気合いと共に最強の戦神、神話のトリックスター、神々を統べる神が現れる!
『モーメントは操る人間の心を読み取る!我々の全身全霊を注ぎこめ!!現われよ!神の世界に続く橋「ビフレスト」!!』
ハラルドが「ビフレスト」を発動する…その瞬間、虹色の光の道がダイダロスブリッジからアーククレイドルへの道を繋いだ!
『頼むぞ…不動遊星!!』
SideOut
「あれが神の世界に通じる虹の橋『ビフレスト』…!」
遊星はアーククレイドルへ続く虹の橋を見つめる…
「伝説の英雄はオレの憧れだ!その橋を渡るってのに…オレにナイショってのは無しだぜ!遊星!!」
「そうだ!悪いが…俺も一緒に行かせてもらうぞ!!」
「みんな…!?どうしてここに…!」
一人で戦いに挑もうとする遊星…それを引き止めたのは遊星を追ってやってきたジャックやクロウ達5D'sの仲間達だった。
「旧サテライトの裏道ならオレの方が詳しいからな!全速力でかっ飛ばして来たぜ!」
「間に合ってよかったわ…!」
「みんな…あそこにはオレ1人で行く、どんな危険があるかわからない…!」
「フン…遊星、俺はお前が行く事を止めはしない!…無駄だとわかっているからな!」
みんなに背中を見せる遊星にジャックが話しかける
「だが…それは俺達も同じだ!お前がどんなに止めようと…俺達も共に行く!お前が死ぬという未来を見過ごせるか!」
「遊星…あなたに待っている未来は私達で絶対に変えてみせる!」
「そうだよ!おれや龍可だって最強チームの一員なんだぜ!少しは頼りにしてくれよ!」
ジャックの言葉にアキと龍亞が続く…
「そうだぜ、オレ達はどんな解きだって一緒に戦ってきた!それがチーム5D'sだ!」
クロウの言葉が遊星の胸に染み渡る…5D'sの絆…それが彼らの一番の切り札なのだから…!
「わかった…!行こう!オレ達の手でネオドミノシティを救い…翠さんを助けるんだ!!」
そして遊星達は虹の橋を駆け抜けアーククレイドルへと向かう!
「この橋もいつまで保つかわからない!全速で駆け抜けるんだ!!」
遊星が仲間達に激を飛ばす!
「っ…!?待て遊星!前を見ろ!!虹の道が途切れているぞ!?」
「まさか…遊海さんがぶつかった結界か!?」
ジャックの言葉に遊星は前を見つめる…虹の道はそこで途切れてしまっている!
「どうすればいいんだ…!このままではアーククレイドルに辿り着けない!!」
《キュオオン!!》
「前に進め!遊星!!道は俺が切り拓く!!」
「遊海さん!?」
閃光竜に乗った遊海が遊星を追い抜かす!
「さっきは世話になったな…おかげで頭が冷えた!!我がもとに集え!!『決闘竜』!!」
遊海の言葉と共に閃光竜の周りに9体のドラゴン達が現れる!
「炎魔竜レッドデーモン」「玄翼竜ブラックフェザー」「月華竜ブラックローズ」「妖精竜エンシェント」「機械竜パワーツール」「魔王龍ベエルゼ」「煉獄龍オーガドラグーン」「天穹覇龍ドラゴアセンション」「冥界龍ドラゴネクロ」…いずれも並行世界で決闘神官の操りし強力なドラゴン達である!
「俺達の道を切り拓け!
バキーン!!
《キュオオオオン!!》
決闘竜の力が閃光竜に収束…結界を粉々に打ち破る!
「やったぜ!!流石遊海だ!!」
「喜んでいる場合じゃない!先を急ぐぞ!!」
遊海によって切り開かれた道を遊星達は進む…その時…!
「まずい…!三極神の姿が薄れ始めた!」
旧モーメントを囲み力を制御していた三極神達…その表情が歪み、姿が薄れていく…!
「心配するな!あっちにも助っ人を送ってある!!」
『くっ…!ここまでか…!!』
急造の機械でモーメントエネルギーを制御し続けたハラルド達…しかし、それも限界を迎えようとしていた…。
《ルビィー!》
『っ…!猫!?何処から入ったんだ!?』
『待て!それは猫じゃない…!精霊だ!』
機械の制御に苦しむハラルド達…そこにネコに似た精霊が現れる…
「急ぐドン!早くしないと5D'sのみんなが落ちちゃうザウルス!!」
「わかってる!やっぱり地図が反対だったか〜!」
緊急事態に似合わない間延びした声が通路から響く…そして…
「よ〜し!到着!君達よく頑張ったね!オレも手伝うよ!」
「ま、間にあった〜…」
通路から現れたのは黄色バンダナを巻いた青年、そして逆立った青い髪の青年だった…。
『あ、貴方は…!』
ハラルドは目を見開く…
「さぁ!7体の宝玉獣が揃った時!世界を繋ぐ光が蘇る!これこそが宝玉獣の軌跡!蘇れ!『究極宝玉神レインボー・ドラゴン』!!」
青年の周りに7体の精霊達が現れる…彼らは光に変化し7色の宝玉をもつ白き龍に変化する!
「次元を繋ぐ奇跡の光よ!世界を救う彼らに力を!!」
《ギャオオオン!!》
白き龍…レインボードラゴンの咆哮が轟く…それと共に暴走しかけていたモーメントエネルギーが再び道を創り出す!
『これが…かつて異なる次元を繋いだ伝説の龍の力…「宝玉獣の導き手」ヨハン・アンデルセンの力か…!!』
「へへっ…これで少しは恩返しができたかな?先生」
「ありがとなヨハン…お前の声、確かに聞こえたよ」
安定した虹の道を5D's、そして後から追走してきた青髪のDホイーラーが走り抜ける、そして全員が通過したところで虹の橋は静かに消えていった…。
「全員渡りきったはいいが…お前はいったい何者だ?何故俺達に付いてきた?」
ジャックが青髪のDホイーラーに問いかける
『私の肝心な記憶は失われている…私はここにその答えを探しに来たのだ』
「へぇ…まぁ、とりあえず敵でなければいいさ!アンタは遊星の恩人だしな!さぁ…先を急ごうぜ!」
「ああ!目指すはアーククレイドル中心部!そこにゾーンがいるはずだ!!」
遊星の号令のもと、俺達はアーククレイドルの外周を進んでいく…そしてようやく中心部へと到達する!
「(そういえば…ここから遊星達はバラバラになるんだが…どうしてバラバラになったんだっけ…?)」
《(えっと…マスター、本当に言いにくい事なのですが…)》
遊海にアヤカからのテレパシーが届く…
「(もしかして…何かミスった…?)」
《(いえ…足元にご注意を…!)》
「あ…!?」
「遊海さん?どうしましたか?」
遊海の顔色が変わったのを見て遊星が話しかける
「…すまん遊星、先に謝っておく」
「えっ…?」
シュイン!
「「「「えっ!?」」」」
突如として遊星達の足元に大きな穴が開く…一瞬の浮遊感の後に、遊星達は穴へと落ちていった…
「『「うわぁぁぁ!?」』」
【来ましたか遊星、チーム5D's…招待しましょう、我が城…アーククレイドルに…!】
気まぐれアンケート 主人公「白波遊海」はどんな主人公?
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THE・主人公!
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俺TUEEE系主人公
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うっかり系主人公
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満身創痍系主人公
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