転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
今回から『エキシビジョンデュエル編』がスタート!
遊星達を待ち受ける相手とは…?
それでは最新話をどうぞ!
『レディース&ジェントルメ〜ン!!大変長らくお待たせいたしましたぁ!!ただいまよりネオドミノシティ復興記念エキシビジョンデュエルを開会いたします!!』
「「「うおぉぉぉ!!!」」」
スタジアムにMCの声と観客の歓声が響く…アーククレイドル事件から半年…ようやく復興を遂げたネオドミノシティを盛り上げる為に企画されたエキシビジョンデュエル大会が幕を上げる!
『それではまずエキシビジョンデュエルの前に…延期となっていたWRGPの優勝セレモニーを行うぞ!さぁ…大きな拍手で彼らを迎えて欲しい!ネオドミノシティを、世界を救った英雄!チーム5D's〜!!』
「「「わあぁぁぁ!!」」」
「すごい人の数だ…!ネオドミノシティの人々だけじゃない…参加した他のチーム達もみんな招待されているのか…!」
「フン、チーム太陽やチームラグナロク、チームユニコーンの奴らもいるではないか、よほど暇らしいな…」
「そう言うなよジャック!オレ達はこの街を守ったヒーローなんだぜ?あいつらも興味があるんだよ」
たくさんの歓声を受けながら5D'sのメンバーが入場する…遊星・ジャック・クロウの3人組は余裕を見せているが…。
「すごい人数ね…私、こんな所にいていいのかしら…?」
「大丈夫だよ!アキ姉ちゃん!おれ達も5D'sの仲間なんだからさ!いぇ〜い!!」
「ちょっと龍亞!あんまり調子に乗らないでよ!?」
「いいんだよ龍可、せっかくの晴れ舞台だ…たまには騒ぐのも悪くないさ!」
人の数に圧倒されるアキに元気に手を振る龍亞、それを注意する龍可とそれを見守るメタルナイト…そして…
「いいのかな…ボクまで…?」
「ああ、お前もオレ達の仲間だ!行こう、ブルーノ!」
「…うん!!」
『それでは大会主催者である治安維持局長官・イェーガー氏からのトロフィーの授与となります!』
『チーム5D's、そして不動遊星…表彰式が遅くなってしまい、まことに申し訳ありませんでした…今こそWRGPの覇者の証であるトロフィーを授与します!これからの活躍を楽しみにしていますよ!』
「ああ、ありがとう、オレは…オレ達は未来を託された…オレ達はデュエルを通じて世界を変えてみせる!!」
遊星はトロフィーを受け取り、高く掲げる!
「「「わああぁぁ!!!」」」
それに呼応して再び歓声がスタジアムを包む…この瞬間、遊星達は全ライティングチームのトップに立ったのだ…!
『おめでとう!チーム5D's!それじゃあ早速その力を見せてくれ!!本日のメインイベント!エキシビジョンデュエルの開幕だぁ!!今回戦ってもらう決闘者は…この3人だ!!』
バシュゥゥ─!!
『…』
『…』
『…』
「黒いローブの決闘者…!?」
遊星達の反対側から白い煙と共にローブを纏った3人の決闘者が現れる…!
『5D'sの前に現れたのは謎の決闘者達!その正体は私も伝えられていません!!しかし、その強さは折り紙付きとの事…!!さぁ、チーム5D's!最初の対戦者は…!!』
「もちろん…オレだ!一番槍は頂くぜ!!」
クロウが前に歩み出る!
『おっと!チーム5D's!最初の対戦者は鉄砲玉のクロウ・ホーガン!!さぁ…謎の決闘者チームは…!』
『オレが行きます…いいですよね?』
『うむ…行ってこい』
『頼んだよ!』
『よっしゃ!行くぜ〜!!』シュダ!
黒ローブの1人が飛び上がる!
『おっと〜!?ローブの決闘者が大きく跳躍!その正体は…!?』
バサッ!クルクル…ダン!!
跳躍した黒ローブの男は空中でローブを投げ捨て宙返りをしながら着地する!
『一番手は…このオレだ!楽しいデュエルにしようぜ?』
「なっ…!?」
『なんとぉ!?1人目の決闘者は…最強のヒーロー使い!遊城十代選手だ〜!!』
「十代さん!?」
「「「うおぉぉぉ!!?」」」
スタジアムが歓声に包まれ、遊星は驚愕する…世界を旅するHERO使いにして、世界を救いし覇王…それがクロウの相手だった。
『久しぶりだなチーム5D's!この街を守ったデュエリストの力、見せてくれよ!』
「おいおい…!?いきなりすごい人が相手じゃねぇか…!やべぇデュエルになりそうだ!」
デュエルコートで十代とクロウが視線をぶつけ合う…
『さぁ!会場の盛り上がりも最高潮!ついにデュエルの開幕だ!!』
『「デュエル!!」』
クロウLP4000
十代LP4000
「オレのターン!ドロー!」
「永続魔法『黒い旋風』を発動!そして『BF-蒼炎のシュラ』を召喚!」
青毛の羽を持つ鳥人が現れる ATK1800
「永続魔法『黒い旋風』の効果発動!自分の場にBFモンスターが召喚された時!その攻撃力以下のモンスターを手札に加える!オレはデッキから攻撃力1700の『BF-黒槍のブラスト』を手札に加え、さらに!自身の効果で特殊召喚!」
黒き槍を構えた鳥人が現れる ATK1700
「さらに自身の効果で『BF-疾風のゲイル』を特殊召喚!」
黄色のくちばしを持つ鳥人が現れる ATK1300
「オレはレベル4の『ブラスト』にレベル3の『ゲイル』をチューニング!」
4+3=7
「黒き旋風よ!天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!来い!『BF-アーマード・ウィング』!!」
黒き鎧を纏った鳥人が現れる ATK2500
「『アーマードウィング』は戦闘では破壊されず、受けるダメージも0になる!カードを伏せてターンエンド!」
クロウLP4000
アーマードウィング シュラ 黒い旋風 伏せ1 手札2
『お〜っと!!クロウが得意とする速攻が炸裂!フィールドを固めたぞぉ!!』
『おぉ!1ターンでここまで展開するのか!』
「へへっ!これがBFの連携の力だ!全力でいかせてもらうぜ!!」
『モンスターの連携か…それならオレも負けてられないぜ!な?』
《ああ十代、あの小僧の鼻っ柱を折ってやろうか…!》
「(なんか見えたぞ!?)」
『オレのターン!ドロー!』
『魔法カード「テイク・オーバー5」を発動!デッキトップから5枚を墓地に送る!』
墓地送り
N・グランモール
NEX
ネクロダークマン
クロスポーター
R─ライトジャスティス
『よし!墓地に送られた「クロス・ポーター」の効果発動!デッキから「N・フレア・スカラベ」を手札に加えるぜ!そして「ネオスペース・コネクター」を召喚!』
小柄な宇宙人が現れる ATK800
『「ネオスペースコネクター」が召喚に成功した時!デッキから「E・HEROネオス」を守備表示で特殊召喚!』
宇宙の彼方からやってきた白きヒーローが現れる DEF2000
『さらに!「ネオスペースコネクター」をリリースする事で墓地の「N・グランモール」を守備表示で特殊召喚!』
ドリルの肩当てを着けたモグラの獣人が現れる DEF300
『いくぜ!オレは「グランモール」と「ネオス」をデッキに戻す事でコンタクト融合!来い!!「E・HEROグランネオス」!』
ネオスとグランモールが銀河に飛び込み融合…重厚な鎧と右腕に巨大なドリルを装備した戦士が現れる ATK2500
「『融合』を使わない融合召喚…!だけど、『アーマードウィング』と攻撃力は同じだぜ?」
『そう焦るなって!ネオスにはこのフィールドは狭すぎる!フィールド魔法「ネオスペース」発動!』
フィールドが虹色の宇宙に変化する!
『この宇宙はネオスのホームグラウンド!「ネオス」と融合素材に『ネオス』を含む融合モンスターの攻撃力は500アップする!』
「なにっ!?」
ネオスが宇宙に飛び出しその力を得る! ATK2500→3000
『そして「グランネオス」の効果発動!1ターンに一度、相手フィールドのモンスター1体を手札に戻す!「アーマードウィング」には退場してもらうぜ?ネビュラス・ホール!!』
「しまった!?」
アーマードウィングがクロウのエクストラデッキに送還される!
『バトルだ!「グランネオス」で「蒼炎のシュラ」を攻撃!グラン・ブレイク!』
グランネオスがドリルでシュラを粉砕する!
「ぐうっ…!?これが伝説の決闘者の実力か…!」
クロウLP4000→2700
『オレはカードを2枚伏せてターンエンドだ!エンドフェイズに「グランネオス」はエクストラデッキに戻る効果があるけど…「ネオスペース」がある時、その効果を発動しなくてよくなるぜ!』
十代LP4000
グランネオス ネオスペース 伏せ2 手札2
『十代選手クロウの布陣を難なく突破!その強さを見せつけたぞ〜!!さぁ、クロウは伝説のデュエリストを相手にどう立ち回るのか〜!?』
「強ぇ…!こんなにあっさり突破されるとはな…!」
『ありがとよ!さて、ここからどうするクロウ?お前には負けられない理由があるんだろ?』
十代が観客席を指し示す…そこには…
「クロウ兄ちゃん!頑張れ〜!!」
「十代もかっこいいけど…負けないで〜!!」
クロウを応援するたくさんの子供達が声を張り上げている…
『先生から聞いてるぜ?ずいぶん慕われてるな!子供達のヒーロー?』
「ああ…オレはあいつらの希望だ!行くぜ十代さん!オレの力を見せてやる!!」
「オレのターン!ドロー!」
「自分の場にモンスターがいない時『BF-暁のシロッコ』はリリース無しで召喚できる!」
大柄な鳥人が現れる ATK2000
「そして『黒い旋風』の効果発動!デッキから攻撃力1100の『BF-そよ風のブリーズ』を手札に加える!そして『ブリーズ』はカード効果で手札に加えられた時に特殊召喚できる!」
オレンジ色の翼を持つ鳥人が現れる ATK1100
「さらに魔法カード『スワローズ・ネスト』を発動!レベル3の『そよ風のブリーズ』をリリースして同じレベルの鳥獣族モンスターを特殊召喚する!来い!『BF-隠れ蓑のスチーム』!」
背中に布袋を背負った鳥人が現れる ATK800
「オレはレベル5の『シロッコ』にレベル3の『スチーム』をチューニング!!」
5+3=8
「黒き疾風よ…秘めたる思いをその翼に現出せよ!!シンクロ召喚!舞い上がれ!『ブラック・フェザー・ドラゴン』!」
クロウの思いを乗せて黒きドラゴンが舞い上がる! ATK2800
『そいつがお前のエースか!かっこいいドラゴンだな!』
「ありがとよ!こいつの強さを見せてやるぜ!オレは手札から魔法カード『アゲインスト・ウィンド』を発動!墓地の『疾風のゲイル』を手札に加える!その代わり、オレは『ゲイル』の攻撃力分1300のダメージを受ける…だが、『ブラックフェザードラゴン』の効果発動!ダメージ・ドレイン!」
クロウに『アゲインストウィンドウ』から放たれた突風が放たれるが…ブラックフェザードラゴンが突風を吸収しその翼を黒く染める!
BFD ATK2800→2100
『効果ダメージを吸収した!?』
「これが『ブラックフェザードラゴン』の効果だ!自分が効果ダメージを受ける時、黒羽カウンターを乗せて自身の攻撃力を700下げる事で効果ダメージを無効にする!そしてさらなる効果発動!黒羽カウンターを取り除き攻撃力を元に戻す事で相手モンスターの攻撃力を700ポイントダウンさせ相手ライフに700ダメージを与える!ブラック・バースト!!」
《ガガァァ!!》
『なんだって!うおぉぉ!?』
ブラックフェザードラゴンが痛みを糧に黒雷を解き放つ…その雷はグランネオスの力を削ぎ、十代にダメージを与える!!
BFD ATK2100→2800
グランネオス ATK3000→2300
十代LP4000→3300
「バトルだ!『ブラックフェザードラゴン』で『グランネオス』を攻撃!」
『させるか!速攻魔法「コンタクト・アウト」発動!「グランネオス」をエクストラデッキに戻してデッキの「ネオス」と「グランモール」を特殊召喚!』
攻撃を前にコンタクト融合が解除され白き戦士とモグラが現れる ATK2500→3000 DEF300
「っ…!なら『グランモール』を…!」
『「グランモール」はバトルする時、自分と相手を手札に戻す効果があるぜ?どうする?』
「なっ…!?クソ…!ターンエンドだ!」
クロウLP2700 ブラックフェザードラゴン 黒い旋風 伏せ1 手札0
『おっと!?クロウは十代選手に一矢報いたものの攻撃を躱されたぁ!!強い!強すぎる!!』
「惜しい〜!!もう少しで『ネオス』を倒せたのに!!」
「このままじゃクロウが負けちゃう…!」
追い詰められたクロウを見た双子は顔を見合わせる…
「案ずるなお前達!クロウはただでは負けん!必ず策はあるはずだ!」
「(クソ…これが一流のデュエリストの力か…!だが、伏せカードは『BF-バック・フラッシュ』…!ダイレクトアタックを躱して…このターンを凌ぐ…!!)」
『オレのターン!ドロー!』
『墓地の「テイク・オーバー5」の効果発動!デッキの同名カードと一緒に除外して1ドロー!…「N・フレア・スカラベ」を召喚!』
黒き外殻を持つ昆虫人が現れる ATK500→900
『「フレアスカラベ」の攻撃力は相手フィールドの魔法・罠の枚数1枚につき400アップする!そしてオレはカードを1枚伏せ、「ネオス」「グランモール」「フレアスカラベ」の3体でトリプルコンタクト融合!!』
「なに!?3体で融合!?」
3体のモンスターが銀河に飛び込む!
『3つの力が1つとなった時!はるか宇宙の彼方から、熱き戦士を呼び覚ます!トリプルコンタクト融合!現われろ!星の血潮の戦士「E・HERO マグマ・ネオス」!』
黒き羽と鋭い爪を持つマグマの戦士が現れる! ATK3000→3500
「攻撃力3500…!」
『さらに「マグマネオス」の攻撃力はフィールドのカード1枚につき攻撃力が400アップする!フィールドのカードは7枚!』
ATK3500→6300
「マジかよ…!?(真正面から…ライフを上回ってきやがった!?)」
『バトル!「マグマネオス」で「ブラックフェザードラゴン」を攻撃!スーパーヒートメテオ!』
《ハアアッ!!》
マグマネオスが特大の火球を作り出す!!
「チッ…!世界の壁はまだ高けぇな!!迎え撃て!ノーブル・ストリーム!!」
《ガガァァ!!》
特大の火球と黒炎が衝突…黒炎は火球に飲み込まれ、クロウのライフを削りきった…。
クロウLP0
十代WIN!
『ガッチャ!いいデュエルだったぜ!』
『デュエルエ〜ンドォ!!エキシビジョンデュエル第一試合を制したのは遊城十代選手だ〜!!』
「「「わあぁぁ!!」」」
デュエルが終了しスタジアムに歓声が響く…
「くっそ〜…!強すぎだぜ…!」
『へへっ、ありがとな!先生の言ってた通りクロウも強かったぜ?またやろうな!』
「ああ、次はアンタを超えてやるぜ!十代さん!」
十代とクロウは拳を突き合わせる!
『おっと!熱き漢同士の約束が交わされたようだ!これは次の決闘が楽しみだぞ〜!!』
「わりぃ、負けちまった!」
「むぅ…仕方あるまい、相手が強すぎたな…」
「でもいいデュエルだった!お疲れ様クロウ!」
控えに戻ったクロウをブルーノとジャックが出迎える
「残る相手は2人…おそらく十代さんレベルのデュエリストのはずだ…!」
「フン、伝説の決闘者か…遊海、貴方なら2人の正体を知っているんじゃないか?」
遊星の言葉を受けたジャックが遊海に問いかける
「さてね…知りたいか?」
「フン…!誰が相手でも関係ない!このジャック・アトラス!例え相手が誰であろうと負けはせん!!次は俺が出る!!」
そう言うとジャックはデュエルコートに飛び出した!
「負けないでジャック!!」
「頑張れ〜!」
『チーム5D'sから飛び出したのはジャック・アトラス!武者修行から帰還したその強さはどれほどパワーアップしているのか〜!?』
『へへっ、バトンタッチですね!行くんですか?』
『フン…!熱き魂を持つ王者か、その強さ…そしてその器を俺が見定めてやろう…!』
そして謎の決闘者改め伝説の決闘者チームから1人の男が歩み出た…