転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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注意! ドーマ編において主人公は三銃士とはデュエルしません(作者技術低のため)
だいぶオリジナルの動きが増えます(予定)がよろしくお願いいたします。


第4章 ドーマ編~遊海最大のピンチ~
ドーマの胎動~狙われる転生者~


た…け…て!

 

誰かが俺を呼んでいる。

 

助…て!

 

誰かが助けを求めている…?

 

助けて!!

 

 

 

俺が目を覚ますと中世の城のようなところだった、あれ?俺は部屋のベットで寝たよな…?

アヤカも翠も居らず、人の気配もない…。少し歩いて…

「ウワー!」

「助けて~!!」

誰かの声がする!行ってみよう!

 

城の中から出るとそれはあった、蛇の瞳のような黒い太陽…まさかここは!?

「あなたは!どうしてここに!?」

振り返ると彼女はいた…ブラックマジシャンガールが。

「お前は遊戯の?」

「はい!マスターのマジシャンガールです、白波さん」

彼女は答えたやはりここは…

「ここは精霊の世界…モンスターズ界であってるか?」

「はい…あっています。」

「なら…やる事はわかってる!」

「デュエルディスクセット!来いアヤカ!」

 

 

俺は気合いにて決闘盤を出現させアヤカ…アポクリフォート・キラーを召喚する。

【ふぁ~…あれ?マスター?ここどこですか?】

「そのモンスターは!?」

「アヤカ!空の黒いヤツに攻撃!『デストロイキャノン』!」

【了解です!主砲放ちます!!】

アヤカから放たれた光が黒い太陽に直撃する。

『₡₪₧₢β₧ββ₡₧₡₪!!?』

黒い太陽は形容できない声を上げる

「アヤカ!機殻の再星でアイツを隔離できるか!」

【一時的になら可能です!実行します!】

そういうと太陽に向かって紫色の光を照射し結界を作る。

『$¢/→→₡④β¢+₠₩γ!!』

 

 

「とりあえずこれでいいか?アイツを一時的に封じこめた、時間稼ぎにはなるはずだ!」

「はい!今のうちにみんなを避難させます」

そういうとマジシャンガールは飛び出していった。

 

【マスター…ここどこです?マスターの指示で出てきましたけど…?】

「?アヤカ何いってるんだ?ここはデュエルモンスターズ界…精霊界じゃないの?」

【私の世界ではないです…初めて来ました…】

「へっ?」

アヤカによると精霊界と一口に言ってもたくさんの世界があるらしい、ここがDM世界とするとアヤカやミドラーシュがいた世界はDT世界、世界同士は繋がっているが特殊な術式・力じゃないと行き来できないそうだ。

「(それじゃあGXのアレは…)」

 

 

「ありがとうございます!みんなを避難させる事ができました!」

「そうか…ならよかった!」

「あの…白波さんはどうしてここに?」

「ん?誰かに助けを求めたられて気付いたらここにいた、それだけだよ。」 

「…すいません…たぶん私のせいです…」

「いや大丈夫!とりあえず他の皆を助けてあげられたみたいだし…」

「はい!ありがとうございます!」

そして俺の体は光に包まれ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「遊海さん!朝ですよ!起きて!…**しますよ?」

「はい!起きます!!おはよう翠!!」

「はい!おはようございます!」

 

目が覚める…さっきのは…夢?

「マスター…さっきの場所は?」

アヤカが尋ねてくる

…夢じゃない…

 

着替えてリビングに下りる、テレビのニュースがやっている。

『このカリブ海、海底で発見された世界最古と思われる海底遺跡は、伝説のアトランティスに…』

やっぱり…始まるのか…

「遊海さん?最近何か変ですよ?」

「ああ…大丈夫!今日の朝食は?」

「はい!納豆と塩鮭焼きです!」

「ん!美味しそうだ!」

 

 

 

学校が終わり俺は商店街にいた、翠から頼まれていた買い物をするためだ。 

翠は高校の弓道部の見学に行っている…やはり体に引っ張られるところがあるのだろうか?

「マスター…!」

「どうしたアヤカ?」

「異常なエネルギー反応を感知!…注意してください…!」

空に虹色の光が一瞬煌めく…すると突然怪物達が現れた。

「あれはデュエルモンスターズのモンスター達!?」

 

カースオブドラゴン、闇魔界の覇王、カードを刈る死神…多数のモンスターが町の中に出現した!

「マスター!彼等は完全には実体化していません!しかし町の混乱が考えられます…一度家に!」

「…いや一度高校に戻ろう!翠が心配だ!」

「了解しました!」

そして俺達は高校に向かう…

 

 

 

「きゃ~!」

「お前達!早く避難しろ!」

「誰だ!ソリッドビジョンで悪戯するヤツは!」

 

高校にもモンスター達は現れている…翠は…?

「ウィンドストーム!!」

校舎裏で竜巻が起こる!

そっちか!

 

 

「マスターに近づくな!虫ども!」

「「「ジジジ…」」」

「ウィンダ…」

「大丈夫!翠さんピンチになったら結果を!」

「わかった!」

翠とウィンダはキラービーの群れに囲まれていた、弓道部の見学の最中突如としてモンスター達が出現。さらに翠に襲いかかってきた、翠は一人で逃げるが追い詰められた、そこにウィンダが実体化し応戦していた。

「(マズイ…数が多いアタシだけなら逃げれるけど翠さんが…)」

「「「ジジジ!」」」

蜂が襲いかかる!

「ウィンドストーム!」

ウィンダが風で防ぐが後からどんどんやって来る

「ウィンドストーム!…数が減らない!」

『どおりゃ!』

キラービーが吹っ飛ぶ、そして…

『翠!ウィンダ!無事か!?』

そこにいたのは鎧を纏った遊海の姿だった…

 

 

 

俺が竜巻の発生源に行くとそこにいたのは多数のキラービーだった、しかも他のモンスターは規則性なく動いていたのにこいつらは確実に「翠」を狙っていた。

…どうするか…アヤカを召喚すればすぐにケリがつくけど目立ち過ぎる、トフェニじゃこの数は無理だ…どうすれば…!

「マスター!精霊の力の能力『精霊アーマー』が解放されています!これで私の力を纏ってください!」

精霊アーマー…?聞き慣れない言葉だけどやるしかない、頼むぞアヤカ!

「了解しました!『精霊アーマー』起動…モード『クリフォート』!!」

俺の体に光が集まりクリフォートを模した鎧が装着される!

『精霊変身!アーマードウォーリアー!参上!』

「成功しました…何やってるんです?」

『いや、気分だよ気分!』

「そんなことやってないで…翠さんを早く助けてくださいっ!!」体当たり!

『どわっー!!!?』

アヤカに吹っ飛ばされる俺、目の前のキラービー、やるしかない!

力を込めた拳で蜂を殴りつける!

『どおりゃ!』

「ジジ!?」

よし上手くいった!殴られた蜂は壁に当たり気絶する!

『翠!ウィンダ!無事か!?』

「はい…!遊海さんなんですか…?」

『ああ!精霊の力でクリフォートの力を纏ってる!ウィンダ!一気に倒すぞ!』

「了解です!」

その後ウィンダが風で吹き飛ばし、俺が殴りつけ、ビームを撃ってなんとかキラービーを撃退した…。

 

 

 

 

その後家に帰りニュースを見ると海馬さんが会見をしていた…これから対応に追われるだろう…。

「遊海さん…さっき起こった事は何だったんですか?モンスターが急に実体化して…」

「翠…遊戯王DMのアニメは見た事はあるか?」

「いいえ…原作の漫画だけです…」

「やっぱりか…今起きているのはアニメオリジナルストーリーの『ドーマ編』の物語だ」

「ドーマ編?」

「遊戯王シリーズお馴染みの『世界を懸けたデュエル』の最初の物語だ…。」

 

「古代アトランティス王の率いる秘密結社『ドーマ』が世界を破壊するために活動を始め、それを遊戯達が止めるというストーリーだ…もうひとつのアニオリが発生しなかったから安心していたんだが…」

「『ドーマ』が動き出してしまったんですね…」

「ああ、しかも奴らは人の『魂』を生け贄に『オレイカルコスの神』とよばれる奴を復活させようとしてるんだ、たぶん翠が狙われたのもそのせいだろう…転生者は魂が強いとよく言うからな…」 

「そんな…それじゃあ私達…」

「マスター!強い精霊の力を感知…パターン三幻神です!?」

「!?しまった!」

アヤカの報告を聞いて外に飛び出す、そこにはオシリス、オベリスク、ラーの三体が実体化していた…

「やっぱりか…!初めてだけど…『アクセラレーション』!」

俺の声に応じてDホイール「ホイールフォート」が現れる

「遊海さん!」

「遊戯達のところに行く!翠!ウィンダ!、家を頼んだ!」

「はい!お気をつけて!!」

俺は「ホイールフォート」に跨がり遊戯達のところに急ぐのだった…。


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