転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

この勢いはいつまで続くのか!連続投稿─!!


それでは最新話をどうぞ!


逆襲と共闘〜英雄起動〜

ドタバッターン!!

 

 

「白野ォォ!!」

 

「うわ!?なんだどうした!?」

 

 

とある日の午後…家でのんびりしていた遊海のもとに遊馬が駆け込んでくる!!

 

「シャークの事…!なんで教えてくれなかったんだよぉぉぉ!!!?」

 

「落ち着け!深呼吸しろ深呼吸─!!」

 

 

時は遡る……

 

 

 

 

 

 

「『No.』無しでシャークに勝って…オレが強くなったって証明してやる!!」

 

その日、遊馬は猛烈に気合いが入っていた…右京の事件で関わるようになったクラス委員長・等々力孝に「遊馬のデュエルは『No.』頼りで凌牙や先生に勝ったのもマグレだった」と言われてしまったのだ。

そこで遊馬は凌牙と「No.」無しで再戦し、再び勝利しようと息巻いていたのだ…。

 

 

「気をつけろよ遊馬?シャークの奴、最近学校を休んで不良デュエリスト相手に腕を磨いてるらしいぜ?」

 

「それがなんだ!オレは必ずシャークに勝つ!アストラル!お前のアドバイスもいらないからな!」

 

(そうか、なら私は鍵の中に入っていよう…少し考えたい事もある)

 

「遊馬…」

 

鉄男の言葉を聞きながら遊馬は仲間達を連れて進んで行く…小鳥だけはそんな様子の遊馬を心配そうに見つめていた…。

 

 

 

 

「見つけたぞ!シャーク!!」

 

「九十九遊馬…こんな場所に何をしにきた?」

ハートランドの裏路地…そこは不良達の溜まり場となっている…そこに凌牙はいた、彼の周りは彼に挑み、返り討ちにされた不良達が倒れ伏している…。

 

 

「お前とデュエルしにきた!!」

 

「ハッ…!また『No.』を使って俺に勝つ為にか?」

 

「いいや!オレは『No.』を使わねぇ!!オレの実力を証明する為に…オレのカードだけでお前に勝つ!!」

 

「いいだろう!その挑戦を受けてやる、その代わり…そのペンダントを賭けてな!!」

 

 

そして場所を裏路地からハートランドの川辺に移し、再び凌牙と遊馬は激突する…!

 

 

(遊馬、本当に彼と戦うつもりか?)

 

「言ったはずだアストラル!お前には関係ねぇ…『No.』は『No.』でしか倒せねぇ…でも、シャークはもう『No.』は持ってねぇ!そんな相手に『No.』は使えねぇ…これは…オレの意地を懸けたデュエルなんだ!!」

アストラルの確認に遊馬はまっすぐ答えた…!

 

 

『俺はお前に負けた事を忘れちゃいねぇ…この時に備えて…俺は牙を研ぎ直してきた!!勝負だ!遊馬!!』

 

 

 

 

 

『「デュエル!!」』

 

 

デュエルダイジェスト 凌牙対遊馬

 

 

 

 

 

 

「っ…!やっぱりシャークは強えぇ…!!」

 

『どうした?俺を負かすつもりで来たんだろ?』

遊馬は追い詰められていた…勢いのままに凌牙に挑んだものの…その実力差は圧倒的だった…。

 

 

「オレのターン!ドロー!!」

 

(いいカードを引いたな)

 

『さぁ、「No.」を呼べ…お前の切り札を!!あのカードを倒してこそ…「No.」を使うお前を倒してこそ!俺が勝負を受けた意味がある!!』

 

(遊馬、君はこのデュエルでは「No.」を使わないと言った…使ってしまえば卑怯な手を使う事になると…だが、私は反対しない…私は「皇の鍵」を失いたくないからだ……勝つ為の手段なら…「No.」を使うんだ)

 

「オレは…!」

遊馬はエクストラデッキを見ながら思い悩む…ここで「ホープ」を召喚すれば確実にシャークに大ダメージを与えられる…しかし、ある言葉が脳裏を過った…。

 

 

──決闘は魂と魂のぶつかりあいだ…その前に小細工なんて必要ない、その時出せる全力を相手にまっすぐぶつければいい!──

 

 

「そうだよな…そうだった!!オレは魔法カード『死者蘇生』を発動!蘇れ!『ゴゴゴゴーレム』!そして『ガガガマジシャン』を召喚!」

遊馬の場に2体のレベル4が揃う!

 

 

「オレはレベル4の『ゴゴゴゴーレム』と『ガガガマジシャン』でオーバーレイ!」

 

『覚悟を決めやがったか…!来やがれ!「No.」!!』

 

「…エクシーズ召喚!現れろ!!『ズババジェネラル』!!」

 

『なに…!?』

 

(このカードは…白野に渡されたカードか!?)

遊馬の場に大剣を構えた将軍が現れる!

 

『どういうつもりだ!?なぜ「No.」を出さねぇ!!』

 

「これは…オレの意地とプライドの問題だ!!オレは…オレの力で勝ってみせる!!『ズババジェネラル』の効果発動!ORUを一つ取り除いて、手札の『ズババナイト』をこのカードに装備する!そして、その攻撃力分『ズババジェネラル』の攻撃力はアップする!いっけぇ!!『エアロシャーク』を攻撃─!!」

攻撃力3600となったズババジェネラルが凌牙に迫る!

 

 

『チッ…!だが墓地の「キラーラブカ」の効果発動!自分フィールドの魚族モンスターが攻撃対象になった時、このカードを除外して攻撃を無効にして攻撃力を500ダウンさせる!さらに罠カード「フィッシュ・レイン」を発動!魚族モンスターが除外された時、手札のレベル3以下の魚族モンスターを特殊召喚できる!「ビック・ジョーズ」を特殊召喚!!』

遊馬の渾身の一撃は凌牙のコンボで躱される!

 

 

 

(…勝負を急いだな、「死者蘇生」は相手の墓地のモンスターも蘇生できる、シャークの墓地の「キラーラブカ」を召喚し「ガガガマジシャン」か「ズババナイト」を召喚して「リバイスドラゴン」をエクシーズ召喚すれば「エアロシャーク」を破壊できた…君のプレイングミスだ)

 

「いや…これでいいんだ、オレは全力でシャークに挑んだ…その事に意味がある!!」

 

(遊馬…)

 

『拍子抜けだな遊馬…なら見せてやる!対「No.」用の俺の切り札を!!』

 

そして返しのターン、凌牙は新たな切り札…モンスター効果を無効にする効果を持つ『ブラック・レイ・ランサー』をエクシーズ召喚…遊馬に勝利した…。

 

 

遊馬LP0

 

凌牙WIN!

 

 

 

 

 

「くっそ〜負けた負けたー!!シャークに勝てたのはマグレだったのかよ〜!?」

 

『まっすぐな奴だなお前は、そういう所は…嫌いじゃねぇ』

デュエルが終わり、倒れた遊馬に凌牙が手を差し伸べる…

 

『またかかって来い…いつでも相手になってやる』

 

「おう!次は勝ってやるぜ!!」

 

先程の約束は何処へやら…凌牙と遊馬は握手を交わした。

 

 

 

 

「シャーク!お前も学校に来いよ!そうすればいつでもデュエルできるぜ?」

 

『…悪いが…それはまだできねぇ、ケジメをつけなきゃならない事がある…それが終わってからだ…!』

そう言って凌牙は夕焼けの街に消えていった…。

 

 

そして場面は冒頭に戻る…

 

 

 

 

 

 

 

 

Side遊海

 

 

 

「そのあと、なんでシャークが不良になったのか調べた!そしたらこんな記事を見つけたんだ!!」

 

遊馬が見せたのは1年前のとある事件の記事…要約すると凌牙がジュニア全国大会決勝で相手のデッキを覗き見た容疑で反則負け…大会失格の上で()()()()を受けたという記事、そして…

 

「…本来であれば1年間の公式戦出場停止が妥当な処分だったが…養父K,H氏の証言により、凌牙選手が当時、精神不安定状態だった事が証言されこの処分が確定した……これ、白野さんの事だよな!前からシャークの事知ってたのか!?」

 

「よく見つけたな遊馬…そうだ、書類上ではシャーク…神代凌牙は俺の()()だ…まぁ、この家にはあまり寄り付かないけどな」

 

「っ…!?どうして、そんな…!!」

遊馬は思わぬ言葉に驚き、固まっている…

 

(………)

 

「凌牙はな、幼い頃に事故に遭って両親を失ってる…そこを俺達が引き取った…凌牙達が成長してからは家を用意して料理を持っていったり、生活費を援助したりするくらいだけどな…」

 

「シャークに、そんな事が……ん?凌牙達…?」

 

「…凌牙には妹がいる、その彼女が凌牙が全国大会決勝に挑む直前、()()にあった…幸い一命は取り留めたが…この1年、眠ったままなんだ、凌牙は追い詰められて…相手のデッキを盗み見た……それが真実だ」

遊海は事件の顛末を語る…拳を握り締めながら…

 

「デュエリストとしてのプライドを傷付けられた凌牙は不良になった…だけど遊馬、お前との決闘で凌牙は多少なりともプライドを取り戻す事ができたらしい…ありがとな」

 

 

「………白野、いきなり掴みかかって悪かった…アンタがそんな苦労してたなんて、オレ…」

 

「そんな顔するな!俺は苦労したなんて思ってない、他にも何人か面倒みてるからな…で、どうしたんだ?」

 

「シャークがデュエルが終わった後に『ケジメをつける』って言ったんだ…だから何か知ってると思って…」

 

「ケジメ……思いつかないな、俺も凌牙の行動を把握してるわけじゃない……直接聞くのが早いんじゃないか?」

 

「それもそうだな…!よーし!シャークを探してくる!!うおおぉぉぉ!!」

遊馬は来た時と同じ勢いで飛び出して行った…。

 

 

 

「……多少はいい方向に向かったのか…?」

 

《熱血が過ぎるがな…(汗)》

 

《フォーウ…》

あまりの遊馬の勢いに少し呆れる遊海なのであった。

 

 

「…さて、久々に行きますか」

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

 

 

「強盗計画…?」

 

「ああ、街の不良のリーダー格…陸王・海王兄弟、そいつらがカード博物館からカードを盗もうとしてるらしい…俺も不良だが、やっちゃならねぇ事はわかってるつもりだ…ワルの世界から抜ける前に…奴らを止めてケジメをつけておきてぇ」

街を走り回った遊馬はようやく見つけた凌牙に事情を聞く…その結果、凌牙は不良へのケジメとしてその強盗計画を止めたいらしい…。

 

 

「ならオレも手伝うぜ!それがお前の手助けになるんだったらな!」

 

「…お前、話を聞いてたか?相手は大人で不良なんだぞ?そもそもこれは俺の…」

 

「白野さんには世話になってるんだ!だからシャークの事も放っておけねぇんだ!」

 

「…待て、なんでそこで白野さんが出てくる?あの人と知り合いなのか?」

 

「ああ!父ちゃんの古い知り合いなんだ!それに…オレ達は()()だろ?」

 

「フッ…足を引っ張るんじゃねぇぞ?」

 

凌牙と遊馬は拳を突き合わせた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─夜─

 

 

 

「あいつらは夜9時に博物館に侵入するつもりらしい…そこで奴らを防ぐ!!」

 

「おう!!」

凌牙と共に博物館へ急ぐ遊馬…その時だった!

 

 

『『うわぁぁ─!!』』

 

 

「っ─!この叫び声は!!」

 

「急ぐぞ!!」

響いた叫び声に道を急ぐ遊馬と凌牙…そこで目にしたのは…

 

「陸王!海王!!」

 

「えっ…奴らが…!?」

そこにいたのは泡を吹いて倒れる2人のガラの悪い男、そして…月光に煌めく機械の鎧を纏った人物の姿だった。

 

(彼は…!)

 

「何か知ってるのか!?アストラル!」

声を漏らしたアストラルに遊馬が問いかける

 

(『エスパースター・ロビン』の後にテレビでやっていた…『ハートランドの気になるウワサ』という番組で見た事がある…!街での事件や事故…犯罪を凄まじい力とデュエルで解決するヒーロー…メタルナイト!!)

 

「メタル、ナイト…!」

 

『ん?こんな夜遅くにどうしたんだ少年達?』

遊馬の呟きが聞こえたのか、鋼の戦士が問いかける

 

 

「…そこで転がってる陸王と海王がカードを盗もうとしてるって聞いて止めに来たんだ、どうしてアンタが…」

 

『なに、不審な動きをしてるこの2人を見つけてね!デュエルで倒した所だったんだよ、少し厄介なカードを使われたから大変だったが…問題は無さそうだ!』

凌牙への答えにメタルナイトは2枚のカードを見せる…それは…

 

「「(ナンバーズ!?)」」

遊馬達3人は声を揃えて驚く…!

 

『ほう、このカードを知っているのか?厄介な力が宿っているみたいでね…まったく、どこでこんなカードが作られたのやら…』

 

(遊馬!彼から「No.」を回収するんだ!)

 

「えっ…おう!メタルナイト!オレ、そのカードを探してる奴を知ってるんだ!その人に返したいから『No.』を預けてくれないか!」

 

『ほう、しかし…このカードは危険なものだ!君達のような少年に任せるわけにはいかないな…そうだ!私とデュエルしよう!そこで君の力を私に見せてくれ!そうすれば、このカードを君に託そう!』

メタルナイトはカードを譲る条件としてデュエルを提案する!

 

「結果はデュエル次第って訳か…わかった!そのデュエルを受けてやる!!」

 

「待て遊馬!メタルナイトは1人でギャングを壊滅させるような奴だ!1人で勝てる訳がない!!」

 

『うむ、紫の少年は私の強さを知っているようだな!…よろしい、2人で私にかかってきなさい!変則タッグデュエルだ!』

 

「凌牙…ありがとよ」

 

「気にするな、元々付き合わせたのは俺だ…行くぞ!」

 

「『デュエルディスク!セット!Dゲイザー!セット!』」

 

【ハッ!!】

遊馬達はデュエルディスクをセット、メタルナイトは青色だった両眼の片方を赤く変化させる!

 

 

【ARビジョン…リンク完了!】

 

 

 

 

 

【『「デュエル!!」』】

 

 

 

メタルナイトLP4000

遊馬LP4000

凌牙LP4000

 

特別ルール 変則タッグデュエル

フィールド非共有 墓地非共有

 

ターン進行

メタル→遊馬→凌牙→メタル→……

 

 

 

 

【私のターン!ドロー!】

【カードを5枚伏せ、ターンエンド!】

 

メタルナイトLP4000

伏せ5 手札1

 

 

 

「手札を全部伏せた!?そんなのありかよ!?」

 

(バーン戦術…効果ダメージを狙って来るかもしれない…気をつけろ!)

 

 

 

「オレのターン!ドロー!」

「『ズババナイト』を召喚!」

ズバズバ切れそうな剣を持つ剣士が現れる ATK1600

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

遊馬LP4000

ズババナイト 伏せ1 手札4

 

 

『俺のターン!ドロー!』

『(遊馬のターンに効果を使わなかったなら…攻撃に対する魔法・罠かもしれねぇ…なら!)「ビック・ジョーズ」を召喚!』

巨大な口を持つ鮫が現れる ATK1800

 

『さらに!魚族モンスターが召喚に成功した時!手札の「シャーク・サッカー」は特殊召喚できる!』

ビックジョーズに続くようにコバンザメが現れる ATK200

 

 

『俺はレベル3の「ビックジョーズ」と「シャークサッカー」でオーバーレイ!』

2体の鮫が銀河に飛び込む!

 

『2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!来い!「潜航母艦エアロ・シャーク」!』

2体の鮫が連結した潜航艦が現れる ATK1900

 

『「エアロシャーク」の効果発動!ORUを一つ取り除き、自分の手札1枚につき400ダメージを相手に与える!手札は4枚!1600ダメージだ!』

 

【うおっ…!?】

エアロシャークから無数のミサイルが放たれメタルナイトに直撃する!

 

メタルナイトLP4000→2400

 

 

「よっしゃー!シャークの必殺コンボが決まったぜ!!」

 

『(不気味だ…なぜ、なにもしてこない…だが、攻めるしかない!)バトルだ!「エアロシャーク」でダイレクトアタック!ビック・イーター!!』

エアロシャークが突進を仕掛ける!!

 

【手札の『アーティファクト・ヴァジュラ』の効果発動!自分がダイレクトアタックを受ける時にこのカードを特殊召喚する!さらに速攻魔法『アーティファクト・ムーブメント』を発動!私の伏せカードを破壊!そしてデッキからモンスターカード『アーティファクト・ラブリュス』を魔法カード扱いでセットする!】

青いラインの刻まれた金剛杵が現れる ATK1800

 

 

「自分の伏せカードを破壊した!?」

  

『モンスターを魔法扱いでセットするだと!?』

 

(見た事の無い戦法だ!!)

メタルナイトの突然のプレイングに遊馬達は驚愕する!

 

 

【まだ終わりではない!相手ターンに破壊された『アーティファクト・カドケウス』の効果発動!自身を特殊召喚!さらに特殊召喚に成功した「ヴァジュラ」の効果発動!自分の伏せカードを全て破壊する!】 

蛇が巻き付いた杖が現れる…さらに金剛杵から雷撃が放たれ、伏せカードが一掃される! DEF2400

 

 

【そして相手ターンに破壊された『アーティファクト・モラルタ』、『ラブリュス』、『アキレウス』の効果発動!自身を特殊召喚する!】

 

『「なんだと!?」』

メタルナイトの場に青いラインの入った剣、紫のラインの入った盾、薄紫のラインが入った斧が現れる! ATK2100  DEF2200  ATK2300

 

 

「モンスターゾーンが、埋まっちまった…!?」

 

(相手ターンに5体のモンスターの同時召喚だと!?)

 

【フッ…どうする?】

 

『くっ…カードを1枚伏せてターンエンドだ…!』

 

凌牙LP4000

エアロシャーク 伏せ1 手札3

 

 

 

【私のターン!ドロー!】

【じゃ、いこうか!私はレベル5の『モラルタ』と『ヴァジュラ』でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!】

 

61

 

【現れろ!『No.61ヴォルカザウルス』!】

メタルナイトの場に火山型のオブジェが現れて展開…炎を纏う恐竜が現れる ATK2500

 

 

「お、おい!そのカード─!!」

 

【さらに私は『カドケウス』『ラブリュス』でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!】

 

19

 

【来い!『No.19フリーザードン』!!】

フィールドに氷の結晶のオブジェが現れて展開…全身に氷を纏う恐竜が現れる! ATK2000

 

 

 

『「No.」の2体同時召喚だと─!?』

 

【いくぞ!『ヴォルカザウルス』の効果発動!ORUを一つ使い効果発動!『エアロシャーク』を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!マグマックス!】

 

『ぐおっ…!?』

ヴォルカザウルスの胸部が開き火炎が放たれる、その炎はエアロシャークを焼き尽くした!

 

凌牙LP4000→2100

 

 

【さらにもう一度『ヴォルカザウルス』の効果発動!『ズババナイト』を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!マグマックス!】

「アチチッ!!」

エアロシャークに続いてズババナイトも焼き尽くされる!

 

遊馬LP4000→2400

 

【バトル!『ヴォルカザウルス』で凌牙少年にダイレクトアタック!】

 

『させるか!罠カード「ラスト・エントラスト」を発動!俺の手札1枚を遊馬に渡してバトルフェイズを終了する!』

 

【ふむ、上手いな!カードを1枚伏せてターンエンド!】 

メタルナイトLP2400

ヴォルカザウルス フリーザードン アキレウス 伏せ1 手札0

 

 

 

 

『なんてタクティクスだ…!これがメタルナイトの力…!!』

 

「それよりもまずいぜ…!『No.』の力でメタルナイトの正気が…」

 

【ん?私の正気がどうした?私はこの通り、なんともないぞ!】

 

『「なんだって!?」』

既に追い詰められている遊馬と凌牙は驚愕する…「No.」を2体も操っているにも関わらず、メタルナイトは狂気に飲まれる事なく平然としているのだ…。

 

 

(まさか…「No.」の浸食を精神力で抑え込んでいるとでもいうのか…!?)

 

【HAHAHA!仕事柄こういう事は慣れていてね!私を浸食したければこの3倍の力がなければ無理なのさ!…そして忠告しよう!「フリーザードン」は自分のモンスターエクシーズがORUを使って発動する効果を発動する時、そのORUを補う効果を持っている!つまり…】

 

「次のオレ達のターン中に勝てなきゃ…オレ達の負け…!!」

 

【その通り!さぁ、君達の力を見せてみなさい!】

 

 

 

 

 

 

「オレのターン!ドロー!」

 

(この手札なら…遊馬、「ヴォルカザウルス」を倒すぞ!)

 

「おう!『ゴブリンドバーグ』を召喚!」

赤い飛行機に乗ったゴブリンが現れる ATK1400

 

「『ゴブリンドバーグ』の効果発動!手札から『ガガガマジシャン』を特殊召喚!」

着崩した学生服の魔法使いが現れる ATK1500

 

「俺はレベル4の『ゴブリンドバーグ』と『ガガガマジシャン』でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

 

39

 

「現れろ!『No.39希望皇ホープ』!!」

《ホープッ!!》

白き戦士が雄叫びを上げる! ATK2500

 

 

【むむっ…!既に似たカードを持っていたのか!それは悪い事をしたな!】

 

「な、なんだか調子が狂うな…とにかく…バトル!『ホープ』で『ヴォルカザウルス』を攻撃!さらに速攻魔法『虚栄巨影』を発動!バトルフェイズの終わりまで『ホープ』の攻撃力を1000アップする!いっけぇ!ホープ剣スラッシュ!」

 

ホープATK2500→3500

 

【むっ…!】

ホープの一撃がヴォルカザウルスを両断する!

 

メタルナイトLP2400→1400

 

 

「よし!オレはこのままターンエンドだ!」

遊馬LP2400

ホープ 伏せ1 手札2

 

 

 

「『フリーザードン』は任せたぜ!シャーク!」

 

『フッ…ああ!お前が「No.」1体を倒したんだ、俺だってやってやるさ!』

 

 

 

 

『俺のターン!ドロー!』

『魔法カード「浮上」を発動!蘇れ!「ビックジョーズ」!』

再び大きな口の鮫が現れる ATK1800

 

『さらに「ハリマンボウ」を召喚!』

鋭い目つきのマンボウが現れる ATK1500

 

『俺はレベル3の「ハリマンボウ」と「ビックジョーズ」でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ!「ブラック・レイ・ランサー」!』

赤い槍を持った黒き槍兵が現れる! ATK2100

 

 

『「ブラックレイランサー」の効果発動!ORUを一つ取り除き!「フリーザードン」の効果を無効にする!さらに墓地に送られた「ハリマンボウ」の効果発動!「フリーザードン」の攻撃力を500下げる!』

フリーザードンが力を失い、ハリマンボウが放った針が全身に突き刺さる! ATK2000→1500

 

『バトルだ!「ブラックレイランサー」で「フリーザードン」を攻撃!ブラック・スピア!!』

鋭い刺突がフリーザードンを粉砕する!

 

【ぐっ…!!】

メタルナイトLP1400→800

 

『シッ!カードを1枚伏せてターンエンド!』

凌牙LP2100

ブラックレイランサー 伏せ1 手札1

 

 

 

【見事!よく私をここまで追い詰めた!…私の場にはモンスターが1体…しかし、私は最後まで諦めない!】

 

 

【私のターン!ドロー!】

【リバース罠『エクシーズ・リボーン』!発動!墓地の「ヴォルカザウルス」を特殊召喚し、このカードをORUにする!】

再び火山竜が復活する! ATK2500

 

 

「なんだって!!」

 

(しまった─!)

 

【『ヴォルカザウルス』の効果発動!『ブラックレイランサー』を破壊し、攻撃力分のダメージを与える!】

 

『俺狙いか!…だが、読んでたぜ!リバース罠「ヘイトクレバス」発動!自分のモンスターが効果で破壊された時!相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!』

 

「シャークはやらせねぇ!!リバース罠『ダメージ・ダイエット』!シャークへの効果ダメージを半分にする─!!」

 

【──見事!】

 

 

凌牙LP2100→1050

 

メタルナイトLP800→0

 

 

遊馬&凌牙 WIN!!

 

 

 

 

 

 

 

『HAHAHA!!見事な連携だったな、私の完敗だ!君達にならこのカードを渡しても大丈夫そうだな!受け取るといい!』

 

「おう!ありがとうメタルナイト!」

デュエルが終わり、メタルナイトは笑いながら2枚の「No.」を遊馬に手渡す。

 

「さて、私はこの不良2人を警察に引き渡さなくてはならないから失礼するよ!…凌牙少年、君はいい友を持ったな!」

 

「ああ、遊馬はうっとおしい位うるさいが…良い奴だ」

 

『フッ…その友情、大切にしろよ!ではな!!』

 

メタルナイトは不良2人を担ぐとそのまま走り去って行った…。

 

 

「…なんだか気持ちいい人だったな!」

 

「ああ、…遊馬、さっきはありがとな『ダメージダイエット』」

 

「おう!どうせ勝つなら気持ちよく勝ちたかったからな!あっ…そうだこのカード返さなきゃな!」

遊馬は「ラスト・エントラスト」の効果で渡された魔法カード「アーマード・エクシーズ」を差し出す。

 

「ん…やるよ!まだお前はへっぽこみたいだからな…使いこなせれば強いカードだ」

 

「えっ…!いいのか!大切にするぜ!」

 

「ふっ…腹空いたな…白野さんに飯貰いにいくか…」

 

「ヤベ…こんな時間!?姉ちゃんに叱られる!!また明日なシャーク!!」

 

「…ああ、じゃあな!」

2人はそれぞれに走り出す…新たな友情を胸にして…

 

 

 

 

(…先程のデュエル…「No.」が懸かっていたはずなのに私はダメージを受けなかった…メタルナイト、彼は最初から『No.』を私達に渡すつもりだったのか…?それに取り戻した記憶…あの叫び声は………私がこの世界に来た目的は…いったい何なんだ…?)

皇の鍵に戻ったアストラルは考え込む…その答えが出る日は…まだ遠い…。

 

 

 

 

 

 

Side遊海

 

「ゴホゴホゴホ…ヤベ…久々過ぎてメタルナイトの時のテンション忘れちまった…」

 

《なんだかアメコミヒーローみたいでしたよ?マスター…》

 

「…やばい…今更ながら恥ずかしくなってきた…!!」

 

《…久しぶりだからってやりすぎ&手加減しすぎですよユウミ!》

 

「フレアが辛辣!?ごめんなさい!!」

 

頭を抱えながら遊海は帰路につく…今回の行動は黒歴史認定されたようだ…。

 

 

「とりあえず…凌牙が少しでも元気になったんなら良かった、後は…そろそろ彼らが動き出すかな…」

街を歩きながら遊海はハートランドの中心部、ハートランドタワーを見つめる…。

 

 

「…折れるなよ、遊馬、アストラル…」

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