転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

FGOの新章が始まらなかったので更新…早く来ないかなぁ…


それでは最新話をどうぞ!!






※注意!
この話では既存キャラに関係するオリキャラが出ます。



訪問者〜繋がりし道〜

「……ん?このカードは…?」

 

 

とある町のとある家…テラスでコーヒーを飲んでいた老紳士は何も描かれていないカードを見つける…。

 

「なんだか昔を思い出すな…どれ…」

 

キィン─…

 

老人がカードを拾った途端、カードに絵柄が刻まれていく、そのカードは…「No.」だった…!

 

「ふむ…何か強い力が宿ったカードのようだ、これは…新たな戦いが始まったと見るべきか…あの人はまた駆け回っているんだろうな…」

ナンバーズを手にしてなお、老人の穏やかな様子は変わらない…昔を懐かしむ余裕もある。

 

 

「あら?そのカードはどうしたの?」

 

「ああ、今拾ったんだよ…何処かで新たな戦いが始まったらしい」

 

「まぁ…!」

老人の妻らしい女性がカードを見ながら驚く

 

 

「確か…あの人はハートランドシティにいるはずだな…よし、あの子にお使いを頼もうか…」

 

「大丈夫かしら…?」

 

「大丈夫、あの子はそれなりに強い…それに良い経験になるはずさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た、助けて〜!?!」

 

『オービタル!スピードアップしろ!あのDホイールを捕まえる!』

 

《カシコマリ!!》

 

 

ハートランドの一角…そこで青いDホイール、そして背中にグライダーを背負った少年が追跡劇を繰り広げている…だが、周りの人々は気付いていない…なぜならば彼ら以外の時間が止まっているからだ…。

 

 

「(どうしてこんな事になってるんだ!?)」

Dホイールで必死に逃げる少年は考えを巡らせる…事の始まりは数分前に遡る…。

 

 

 

 

Side???

 

 

 

「ここが未来都市ハートランド…ハートマークが多いなぁ、ネオドミノシティも大概だけど…ここまでじゃないぞ…」

青いDホイールに乗った少年は近未来の街並みを眺める…。

 

「えっと、お祖父ちゃんが言うには…この街にいる知り合いにこのカードを渡して欲しいらしいけど…」

少年は封筒を見る…彼は祖父からお使いを頼まれ、この街を訪れたのだ…。

 

「一応、住所は聞いたから改めてナビをセットして…よし、行こう!」

少年はDホイールのエンジンを掛けて走り出した…。

 

 

「へぇ、お掃除ロボットがこんなに普及してるんだ…このゴミはどうやって処分してるんだろう?それに…ARデュエルも色んな場所でやってるなー、そのうちライディングデュエルもそうなるのかな〜?」

街を見物しながら走る少年…その時だった!

 

 

キン─!

 

 

「え…?なんだ!?みんなが固まったぞ!?」

それは突然の事だった、足を踏み出したまま歩行者は固まり…鳥は翼を広げたまま空中に留まっている…。

 

 

『貴様、ナンバーズを持っているな?』

 

「えっ…?」

静止した世界の中で声が響く…それは少年の後ろに現れた紺色のコートの少年の声だった…。

 

『この時間の流れが1万分の1になった世界で動けるのは「No.」を持つ者のみ…オレはナンバーズ・ハンター…貴様の魂ごと…ナンバーズを狩らせてもらうぞ!』

 

「い、いきなりなんなんだよ…!?これは…逃げるが勝ちだ!!」

 

『っ…!!待て!!』

少年は咄嗟にDホイールを走らせ、コートの少年は何処から取り出したのかグライダーでDホイールを追い掛けた…。

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

「(どうする…!空から狙われてるんじゃ僕が不利…!しかも、時が止まってる空間から脱出できない!!…相手のガス欠を待つしかない…!)」

少年は考える…モーメントエネルギーで動くDホイールにガス欠はない、だが…追い掛けてくる青年のグライダーには限界が有るはずだと…

 

『オレのガス欠狙いか?残念だがオービタル7は小型モーメントと特殊なエネルギー源を持つハイブリッド型だ!地の果てまで追いかけるぞ!』

 

「マジかよ!!ってうわぁ!?」キキーッ!!

少年はDホイールを急停車させる…気付けば目の前は川辺…逃げ場がない…!

 

「(うぅ…!爺ちゃんみたいに()()ができたら…!!)」

 

『諦めろ、貴様の持つ「No.」…奪わせてもらう!』

 

ビシュン!

 

「うわっ…!?デュエルアンカー!?」

 

『その通り、デュエルが終わるまでそのアンカーは外れない…観念しろ』

 

「(…あいつは「魂ごと狩る」って言ってた…!なんだかヤバイ…!考えろ、考えるんだ…!!)」

歩み寄る紺コートの少年を前にDホイールの少年は必死に考える…!

 

 

……

 

 

─流星…もし…もしも、自分では解決できない、逃げられない危ない目にあったら…助けを呼ぶんだ…()()()ならきっと答えてくれる!─

 

「あの人…?」

 

 

─お前も知っているさ…その名前は…─

 

 

 

……

 

 

「…助けて…」

 

『命乞いか?残念だが…意味はない、心配するな…痛みは一瞬だ』

紺コートの少年…カイトは相手の命乞いに耳を貸さない…だが、それは…彼に向けたものではない!!

 

 

「助けて!!メタルナイト─!!」

 

 

『なに…?』

 

《っ…!カイトサマ!超超高速で近いてくる反応が……来るでアリマス!!》

 

 

ドォン!! バシン!!

 

 

『なにィ─!?』

 

ソニックブームと共に人影がカイトと少年の間に入り込む…それと共にデュエルアンカーが切断される!

 

 

「やれやれ…間に合ったみたいだな、助けを呼んだのは…君かな?」

 

「メタル…ナイト…!!」

 

太陽の光を反射する機械の鎧…最高・最善を目指すヒーローが現れた!

 

 

 

 

 

Side遊海

 

 

 

《マスター!時間流の停止反応を確認…ハートランドシティを高速で移動しています!》

 

「なに?カイトが現れたのか…?」

 

「41」の事件から数日…酒気も抜けて家でのんびりしていた遊海にアヤカが事態を知らせる…!

 

 

「高速で移動…『No.』持ちが逃げてるのか?少し気になるな…様子を見てみようか…」

 

《いえ…助けに向かった方が良いかと…》

 

「ん?どうしてだ?」

 

《魂の色が、似ているんです…マスターの知り合いに…!》

 

「っ!いくぞ!!」 

遊海は慌てて家から飛び出した…

 

 

「あれか…!」

閃光竜に乗った遊海は時間停止フィールド(仮)の外側から逃げている人物を観察する…それは青いDホイールだった。

 

《この先は川辺で行き止まりです!》

 

「追い詰められたな…」

川辺近くで追い詰められた青いDホイールと追い詰めたカイト…その時だった…!

 

「助けて!メタルナイト─!!」

 

「やはり…!!」

遊海はそのまま高い高度から飛び降りた…。

 

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

 

 

『オービタル!時間はまだ遅効化したままか?』

 

《そうでアリマス!時間はまだ1万分の1のままでアリマス!》

 

『ならば…奴もナンバーズを持っている…!』

カイトは目の前に立つ鋼の戦士を睨みつける…!

 

 

「危ないところだったな、君はなんで彼に追われていた?」

 

「メタル、ナイト……僕、お祖父ちゃんにお使いを頼まれて…このカードを届けろって…!」

ヘルメットを被った少年が見せたのは「No.49秘鳥フォーチュンチュン」だった…。

 

「そういう事か…話は後で聞こう、今は…」

 

『メタルナイト…かつての「鋼の騎士」を名乗る者よ…!貴様が何者であれ…ナンバーズを持っているなら容赦はしない!貴様のナンバーズ…狩らせてもらう!』

カイトは冷たい目でメタルナイト…遊海を睨みつける!

 

「いいだろう、君がどうして『No.』を狩るかは聞かない…だが、君が無闇に人々を襲うなら…俺は君を打ち倒す!!」

 

 

『デュエルモード!フォトン・チェンジ!』

 

「ハッ!!」

カイトのコートが紺色から白に変化し、遊海の左目は青から赤に変化する!

 

【ARビジョン…リンク完了!】

 

 

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

 

 

 

遊海LP4000

カイトLP4000

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「魔法カード『一時休戦』を発動!お互いに1ドローし、次の相手エンドフェイズまでお互いの受ける全てのダメージは0になる!さらに『超量妖精アルファン』を召喚!」

白いウサギのような妖精が現れる ATK0

 

「『アルファン』の効果発動!自身をリリースしてデッキから『超量士レッドレイヤー』『超量士グリーンレイヤー』『超量士ブルーレイヤー』を公開…そして相手の選んだ1枚を特殊召喚し、残りの2枚を墓地に送る!選んでもらおうか!」

遊海の背後に3枚のARビジョンが現れる

 

『…右だ!』

 

「『超量士ブルーレイヤー』を特殊召喚!」

母なる海の力を宿した戦士が現れる ATK1200

 

 

「『ブルーレイヤー』の効果発動!召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから『超量』カード『超量合神─マグナフォーメーション』を手札に加える!さらに墓地に送られた『超量士レッドレイヤー』の効果発動!墓地の『超量士グリーンレイヤー』を効果無効で特殊召喚!」

全てを吹き飛ばす風の力を宿した戦士が現れる ATK1600

 

「そしてフィールド魔法『超量機艦マグナキャリア』を発動!」

遊海の背後に巨大な宇宙船が現れる!

 

 

『さらに「マグナキャリア」の効果発動!手札の「超量士ホワイトレイヤー」を墓地に送り…「グリーンレイヤー」と同じ風属性の「超量機獣」をエクシーズ召喚する!俺は「グリーンレイヤー」1体でオーバーレイ!』

 

『なに!?モンスター1体でのエクシーズ召喚だと!?』

グリーンレイヤーが腕を掲げ信号をマグナキャリアに送信する!

 

「現われろ!騎乗召喚!『超量機獣エアロボロス』!」

マグナキャリアから緑色のドラゴン型飛行機が射出され、グリーンレイヤーが操縦席に乗り込む! ATK2200

 

 

「墓地に送られた『ホワイトレイヤー』の効果発動!デッキから2体目の『アルファン』を手札に加える!さらに再び『マグナキャリア』の効果発動!手札の『アルファン』を捨て…オーバーレイ!」

ブルーレイヤーが腕を掲げ、信号を送信する!

 

「騎乗召喚!『超量機獣グランパルス』!」

マグナキャリアからイルカ型の潜水艦が射出され、ブルーレイヤーが操縦席に乗り込む! DEF2800

 

「カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

遊海LP4000

エアロボロス グランパルス  マグナキャリア 伏せ3 手札0

 

 

 

「すごい…まるで戦隊ヒーローみたいだ…!」

Dホイールの少年は現れたモンスターに目を奪われている…。

 

 

『フン、モンスター1体でのエクシーズ召喚には驚かされたが…我が「銀河眼」の前には無力にすぎない!!』

 

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『自分の場にモンスターがいない時!「フォトン・スラッシャー」は特殊召喚できる!』

輝く剣を持つ単眼の剣士が現れる ATK2100

 

『さらに「フォトン・クラッシャー」を召喚!』

光輝く棍棒を持った戦士が現れる ATK2000

 

『そして攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースする事で、このモンスターは特殊召喚できる!現われろ!光の化身!「銀河眼の光子竜」!!』

《ギャオオン!!》

 

カイトが手元に現れた赤い十字架を投擲する…そして十字架を中心に光が集い、瞳に銀河を宿すドラゴンが現れる! ATK3000

 

 

「『ギャラクシーアイズ』…綺麗なドラゴンだな」 

 

『フン…我が「ギャラクシーアイズ」の攻撃にひれ伏すがいい!バトルだ!「ギャラクシーアイズ」で「エアロボロス」を攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!』

 

「甘い!『エアロボロス』の効果発動!ORUを一つ取り除き、『銀河眼』を裏守備表示に変更する!ダウン・フォース!!」

 

『なに!』

ORUを取り込んだエアロボロスから凄まじい風が放たれ銀河眼を地面に叩き付ける! ATK3000→DEF2500

 

 

『くっ…!魔法カード『太陽の書』を発動!「ギャラクシーアイズ」を攻撃表示に変更!カードを2枚伏せてターンエンド!』

銀河眼が光を取り戻す!DEF2500→ATK3000

 

カイトLP4000

裏光子竜 伏せ1 手札2

 

 

 

 

「俺のターン!ドロー!」

「リバース罠『リビングデッドの呼び声』発動!甦れ!『超量士レッドレイヤー』!」

全てを燃やし尽くす炎の力を宿した戦士が現れる ATK2000

 

 

「『レッドレイヤー』の効果発動!墓地の『グリーンレイヤー』を手札に加える!さらに『マグナキャリア』の効果発動!手札の『超量要請アルファンコール』を墓地に送り!『レッドレイヤー』でオーバーレイ!!」

レッドレイヤーが腕を掲げ、信号を送信する!

 

「騎乗召喚!『超量機獣マグナライガー』!」

マグナキャリアから赤き獅子型ロボットが射出されレッドレイヤーが操縦席に乗り込む! ATK2600

 

 

「さらに『エアロボロス』の効果発動!手札の『グリーンレイヤー』をORUに変換する!」

手札から飛び出したグリーンレイヤーがエアロボロスに騎乗する! ORU0→1

 

 

『チィ…!(焦るな…!伏せてあるのは『光子化』…そして相手がモンスターエクシーズである限り…オレに負けはない!!)』

 

 

「俺は『マグナキャリア』の最後の効果発動!このカードを墓地に送り!フィールドの3体の『超量機獣』とそのORU全てを素材にエクストラデッキから特殊召喚を行なう!!オレは『マグナライガー』『エアロボロス』『グランパルス』で疑似オーバーレイネットワークを構築!GO!マグナフォーメーション!!」

 

『な、なんだと─!?』

 

《違うランクのモンスターエクシーズでのエクシーズ召喚!?》

カイトもオービタルも遊海の常識外の行動に驚愕する!!

 

「宇宙の平和を守るため!戦士の魂が1つとなる!超量合神!完成!『超量機神王グレート・マグナス』!!」

3体の機獣と3人の戦士に魂が1つとなり最強のロボットが現れる! ATK3600

 

 

《ランク12のモンスターエクシーズですと!?》

 

『くっ…!!』

 

「すげぇ…!!超カッコいい!!」

 

 

「バトルだ!『グレートマグナス』で『銀河眼の光子竜』を攻撃!!」

 

『させるか!罠カード「光子化(フォトナイズ)」を発動!相手モンスターの攻撃を無効にする!!』

 

「無駄だ!ORUを4種類以上持った『グレートマグナス』は『超量』カード以外の効果を受けない!!」

 

『なんだと!?』

グレートマグナスが目の前に現れた光のオーラを切り裂く!

 

「さらに罠カード『超量機神剣─マグナスレイヤー』を発動!このカードを『グレートマグナス』に装備し攻撃力をランク×100アップする!エネルギーチャージ!」

巨大な光の剣が虹色の光を纏う! ATK3600→4800

 

 

「竜を切り裂け!機神剣・マグナスラッシュ!!」

 

『「ギャラクシーアイズ」!?うわぁぁ─!!』

《カイトサマ!?》

機神剣の一撃が銀河眼を両断…爆発する!

 

カイトLP4000→2200

 

 

「さらに『マグナスレイヤー』のもう一つの効果発動!このカードを墓地に送り…『グレートマグナス』は3回まで攻撃できる!プレイヤーへ…ダイレクトアタック!」

 

『っ…!!!』

グレートマグナスの龍口の一撃がカイトのライフを削りきった…

 

 

 

カイトLP0

 

遊海WIN!

 

 

 

 

 

 

 

 

『貴様…情けを掛けたつもりか…!!』

 

「そんなつもりはない…既に()()()()の奴をいたぶるような趣味は…俺にはないだけだ」

 

『っ…!』

グレートマグナスの拳はカイトに直撃する寸前で止められている…。

 

「今は去れ、ナンバーズハンター…貴様の目的は聞かん!だが、覚えておけ!この街には俺がいる!お前が無辜の人々を…無害な人々の魂をこれ以上奪うなら…俺は容赦しない!!」ギン─!

 

『っ…オービタル!』

 

《か、カシコマリ!!》

バイクモードに変形したオービタルに乗り、カイトは去っていった…。

 

 

 

 

 

「…ふぅ、危なかったな少年!」

 

「あ、ありがとうございます!」

カイトの退却を見届けた遊海は少年に声を掛ける…

 

 

「それで…君は誰にそれを届けようとしたんだ?」

 

「あっ…えっと…ハートランドに住んでる…白波遊海さんに…メタルナイトは知ってますか?あの2代決闘王と同じ名前なんですけど…?」

 

「…待ってくれ、君の名前は?」

 

「あ…!すいません!僕は…」

少年は青いヘルメットを脱ぐ…あらわになった顔は黒髪に赤のメッシュに蟹のような髪型…とある人物の若い頃に瓜二つだった。

 

 

「僕は不動流星です!お祖父ちゃんの不動遊星から頼まれてカードを届ける為に来ました!」

 

「そうかそうか…!よく来たな流星!…小さい頃にあった以来だったか…アーマーオフ!」

 

「えっ…?メタルナイト!?」

鎧を脱いだメタルナイトに流星は驚く!

 

「俺がメタルナイト…そして遊星の友達の白波遊海だ!久しぶりだな!」

 

「え…うえええぇ─!?」

 

夕方の川辺に流星の声が響き渡った…。

 

 

 

 

 

 

 

Sideカイト

 

 

 

「はぁ…はぁ…!!メタルナイト、め…!」

 

《カイトサマ…お身体の調子は…》

 

「オービタル、しばらく1人になりたい…あっちへ行っていろ」

 

《…カシコマリ》

 

「…くそっ…!」ドサッ

オービタルが退出した後、カイトは自室のベッドに身体を投げ出した…カイトがデュエルの際に使う「フォトンモード」…その力は科学の力で「No.」を制御する為のものでもあるのだが…その強力過ぎる力はカイトの身体を確実に蝕んでいた…。

 

 

「…メタルナイト…あの男は、本物だ…!デュエリストではない……本物の『決闘者』だった…!」

カイトは対峙したメタルナイトの様子を思い出す…No.を持つにもかかわらず…力に飲まれず、弱きを助け…悪を挫く…その姿はまさに幼い頃に憧れた「英雄」そのものだった…。

 

 

「ハルト…オレはいったい、何をしてるんだろうな──……」

そのままカイトの意識は落ちていく、幼い頃の小さな幸せ…それを夢に見ながら…カイトはつかの間の眠りに落ちた…。

 


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