転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
遊戯達と共にI2社へ向かう最中、遊戯の持つ「ティマイオスの眼」が光だした、そうか海馬が「クリティウスの牙」を目覚めさせたのか…、というかこの車どこに向かってるんだ?だんだん荒野にむかってるような…?
「……」キキーッ
突如リムジンが停まる、目の前には寂れたガソリンスタンドがあった。
「ん?ガス欠か?」
運転手は無言のまま車を降りガソリンスタンドに消えていく…
…罠か?
アニメではどうだったっけ…?その頃習い事で少し見れなかったんだよな…ネットで見たはずなんだけど…。
俺達は運転手を待てず周囲を探し始めた、ガソリンスタンドの中…トイレ…建物の裏、周囲の荒野も探したが人影もなかった。
「でもこのガソリンスタンド…何年も使われていないような…」
「静かに!…何か聞こえる…」
城之内が言うと微かだがバイクの音が聞こえてくる…
「マスター!30人程の集団が近づいてきます!」
「なんですと?」
しばらくすると姿が見えはじめる、全身黒ずくめのバイクの集団が!
「何だお前ら!俺らは金はないぞ!」
本田君が叫ぶが奴らは俺らを囲み始めた…マズイな…
「遊戯…車に走れ!」
「でも!」
「大丈夫!俺には『力』がある…『精霊変身!』」
俺は光を纏い、姿を変える!
『アーマードウォーリアー・クリフォートフォーム!』
「遊海!?何だよその姿?!」
『話は後!俺が引き付ける…その隙に!』
俺はそう言うとバイカーの前にでる!
『必殺!カタストロフレーザー!』
白いレーザーの筋がバイカーの持つ武器、タイヤに命中する!
「遊海!後ろ!!」
振り返ると鉄パイプを振り上げるバイカーの姿が!しかし!
「ぐわっ!」
その手にカード手裏剣が突き刺さる!
「キラーナックル!」
怯んだ相手を殴り飛ばす、周囲を見ると赤いバイクに乗った人物が黒づくめをカード手裏剣で倒す姿が!
「遊戯…城之内!今のうちに逃げるんだ!」
「おっ…おう!…このカードはまさか…!?」
その中バイクがガソリンスタンドに突っ込む!
『マズイ!!車に乗り込め!俺が運転する!』
俺は本田と運転を変わり急発進させる…そして
ボカーン!!!
後方でガソリンスタンドが爆発した…間一髪だった…。
車のガソリンはまだ充分残っていたから暫くは大丈夫だろう、俺は杏子に地図を読んでもらい車を走らせるのだった。
「というか遊海、車運転できるの?」
「ああ、前世は引越屋だったからな!」
「舞…アイツも戦ってるのか?」
しばらく走り続けると大きな街と背の高いビルが見えてきた…東京タワーと同じくらいあるんじゃないか…?
「ここがインダストリアル・イリュージョン社の本部?」
「すげぇ~!」
「でも…人気がないな…注意していこう…!」
俺達は会社内に入る。
「(…これは殺気…?どこから…)」
ガシャーン!
「んな!シャッターが!」
「閉じ込められた!?」
「やはり罠か!」
ババババ!キキィー!
突然会社の中からバイクが現れるそれはさっきの赤いバイクだった。
「舞さん!」
「舞!!」
バイクで現れたのは孔雀 舞さんだった…なんで?
彼女がなんでいるんだ…!?
「ペガサスは既に始末した!次はあんたたちの番だ!」
「何でだよ舞!ちゃんと説明してくれよ!」
…俺は歴史を変えられなかったのか…?
「舞さん、どうして!」
『ドーマに何かされたのか…?』
「ウルサイ!あんた達がここを出るにはアタシに勝つしかないんだ!さあ城之内…デュエルだ!」
「くっ!」
「「デュエル!」」
「ヘルモスよ!力を貸してくれ!」
『城之内君が選ばれし決闘者!』
「時の魔術師を融合!タイムマジックハンマー!」
「アタシは負けない…負けたく…?あれ…アタシ…はなんで負けたく無かったんだっけ…?」
「(舞さんの様子が変だ…まさか…)」
「オレイカルコスよ!その力を…開放せよ!」
バリーン!!
「名も無きファラオよ!次に会う時…貴様の魂をいただく!」
『待て!…くっ!』
「舞は!舞はどうしたんだ!?」
「消えちまった…」
「そんな…チクショー!!」
城之内と舞さんのデュエルは三銃士・ヴァロンの介入により中断された…そして御伽によって開放された扉から海馬さんが入ってくる。
『海馬!』
「遊戯…」
「遊戯!」
「御伽や城之内まで!」
「どうなってるんだ…?」
海馬は決闘者の王国で三銃士・アメルダとデュエルした後、I2社の状態が気になりブルーアイズジェット機で飛んできたらしい。
そして俺達はペガサスのプライベートルームへ、そこでペガサスのホログラムから、人の歴史を裏から操る『ドーマ』について、そして遊戯への新しいカードがあることを聞き、部屋にあった「強欲な壷」から無名・イラストのないカードを入手。海馬曰く『何も書いてないならゴミだ!』と言っていたが後々重要になることを俺は知っている。
その後俺達は御伽達とホプキンス教授の家へ向かうが、すでに教授は連れ去られ、レベッカだけが残されていた…そして深夜…
「(必ずホプキンス教授を!)」
「遊戯…」
「遊海君?寝てたはずじゃ…」
「…まだ日の出まで時間はある…俺とデュエルしてくれ…!」
「!!わかった…あっちへ…」
『遊海なんのつもりだ…俺達は教授を救うために!』
「遊戯…冷静になれ!!」
『!?』
「…俺とデュエルすればわかるはずだ!」
『(遊海が意味の無いことはしないはず…その意図は…)』
『わかった!』
《審査開始…使用許可…OK!》
「アヤカ…封鎖結界作動!」
「了解しました!展開します!」
黒い幕が俺達を包む
「「デュエル!!」」
遊戯 LP4000
遊海 LP4000
『俺のターン!ドロー!』
『来い!『翻弄するエルフの剣士』!』
長い耳の剣士が守備表示で現れる DEF 1200
『カードを伏せてターンエンド!』
闇遊戯LP 4000
エルフ 伏せ1 手札4
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『遊海が何をしたいのわからないが…伏せは「ミラーフォース」しかも『エルフの剣士』は1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない…とりあえずは凌げるはず…』
「俺のターン!!ドロー!!」
遊海のドローと共に周囲の砂が舞い上がる!
『なんていう殺気だ!…さっきの舞以上だ…』
「(遊海君…一体何を?)」
「デュエルディスク・リミッター解除!マスタールール4適用!」
その瞬間遊海の決闘盤の外装が弾け飛び、近未来的なデュエルディスクが現れる、そして地面にはモンスター・魔法、罠ゾーンが刻まれさらに二つの枠がお互いのモンスターゾーンの間に現れる。
『これは…何が!?』
「俺は手札から『神樹のパラディオン』を召喚!」
耳の長い緑色の女性が現れるATK 800
『攻撃力800?一体何を…』
「現れろ!光のサーキット!アローヘッド確認!召喚条件はパラディオンモンスター1体!」
「『神樹』でリンク召喚!現れろ『マギアス・パラディオン』!」
赤い鎧を着た魔法使いが現れるATK 100↓
『リンク召喚!?』
「問答無用!リンクモンスターのリンク先にこのカードは特殊召喚できる!『マギアス』のリンク先に『星辰のパラディオン』を特殊召喚!」
鎧を纏った竜が現れるDEF 2000
「『マギアス』の効果!デッキより『魔境のパラディオン』を手札に加える!さらに『星辰』の効果により墓地の『神樹』を手札に」
「アローヘッド確認!召喚条件はパラディオンを含む効果モンスター2体!」
「『星辰』と『マギアス』でリンク召喚!現れろ!『レグレクス・パラディオン』!」
炎を纏った獅子が現れるATK 1000↑↓
「そして手札の『神樹』を『レグレクス』のリンク先に特殊召喚!」
ふたたび緑髪の女性が現れるDEF 1800
「『レグレクス』の効果によりデッキから魔法カード『リユナイト・パラディオン』を手札に加える!」
「…アローヘッド確認!召喚条件はリンクモンスターを含む効果モンスター2体以上!!」
「リンク2の『レグレクス』と『神樹』でリンク召喚!現れろ!戦いを乗り越えし絆の勇者!リンク3『アークロード・パラディオン』!!」
ケンタウロスのような姿をした騎士が現れるATK 2000↑↙↘
『絆の勇者…』
「さらに『アークロード』のリンク先に『百獣のパラディオン』と『天穹のパラディオン』を特殊召喚!!!」
剣を持った騎士と鎧を纏った獅子が現れるDEF 1000 DEF 1600
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「そして…『アークロード』の攻撃力はリンク先のモンスターの元々の攻撃力分アップする!『天穹』は1600、『百獣』は1200…つまり!」
ATK 2000→4800
『「攻撃力4800!?」』
「さらに手札から『サイクロン』を発動!伏せカードを破壊する!」
『ミラーフォースが!?』
「バトルだ『アークロード』で『翻弄のエルフの剣士』を攻撃!」
『しかし『エルフ』は守備表示!しかも1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない!』
「『百獣』の効果!相手に貫通ダメージを与える!さらに『天穹』の効果!戦闘ダメージを2倍にする!」
『なんだと!?』
4800vs1200=3600✖2=7200
アークロードの剣が迫る
『(これが…遊海の…本気!!)』
「(もう一人の僕!)」
『うわあぁあぁっ!!』
遊戯LP 4000→0
遊海 WIN!
黒い幕が解除される…そこにいたのは無傷の遊海と吹き飛ばされた表遊戯だった…
『相棒…なんで庇った!』
「だって君が傷つくのを見ていたくなかったんだもん…」
『相棒…』
「遊戯…俺が何を伝えたいのか…わかったか?」
『…敗北への恐怖…』
「そうだ…今のデッキは俺の本気デッキの一つ、それでお前に敗北の恐怖を伝えたかったんだ。しかしもう一つある…わかるか?」
「仲間との絆…?」
『何?』
「さっきの『パラディオン』達は自分の力を一つに纏めて戦っていた…それは僕達にも言えることだと思う…」
「そうだ!遊戯…お前たちにはそれぞれの強みがある、それを合わせれば勝てない敵はいない!それを伝えたかったんだ。」
『遊海…』
「さて…あと一時間位で夜明けかな…『ディアン・ケト』よ彼らを癒せ!」
遊海が懐から取り出した魔法カードにより体力が回復する。
「遊戯…3つだけ伝えておく…一つ、相手は自分からは『オレイカルコス』を使わない。二つ心の闇に負けるな…自分を…相棒を信じろ!!三つ、力に頼るな、…それ…だけ…くっ!」
遊海のデュエルディスクから煙が上がるそして遊海自身も倒れる。
「遊海くん!?」
「スマン…頭とデュエルディスクのオーバーヒートだ…ホプキンス教授を頼んだぞ…」
「遊海!」
遊戯は意識を失った遊海をキャンピングカーに預け、決闘の場所デッドバレーへと向かった。
~羽蛾&竜崎視点の遊戯対遊海~
「おい竜崎!」
「なんや羽蛾!見つかるやんけ」
「遊戯とあの遊海とか言う奴がデュエルするみたいだ!」
「そう言えば奴はバトルシティの準優勝者…どんなデュエルを…」
~結界展開~
「何も見えないじゃないか!!」
「なんやあれ…オレイカルコスでは無さそうやけど…?」
~5分後~
「ヒョ!?遊戯が負けた!?」
「そんなアホな…アイツなに者や…」
その後二人は遊戯を自転車で追いかけたとさ…