転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話 作:S,K
WDCを戦い抜いた勇士達、新たな戦いを前に…彼らは束の間の平和な日々を過ごす…。
それでは最新話をどうぞ!
ピンポ〜ン!
「は〜い!…あら、遊馬君に小鳥ちゃん!」
「こんにちは翠さん!」
「遊海…さんが退院したって聞いたからお見舞いに来たぜ!」
「ありがとう〜!遊海さんも喜ぶわ」
陰謀が渦巻いたワールド・デュエル・カーニバルから1週間が過ぎた…ハートランド遊園地を中心に小さくない被害を受けたハートランドシティも徐々に平穏を取り戻しつつある…。
遊海はその後2日ほど眠り続け、力を取り戻した翠に治療された事で退院している…そして夏休みを迎えた遊馬達は遊海のお見舞いの為に白波家を訪れた…。
「ん…遊馬と小鳥か…」
《フォウ!》
「シャーク!それにフォウ!」
リビングに通された遊馬達を出迎えたのはソファに腰掛けた凌牙だった、その肩にはフォウが乗っている。
「シャークも遊海のお見舞いに来たのか?」
「ああ…正確には
「「行く?」」
「ごめんね…遊海さんはここにはいないのよ」
オレンジジュースを持って来た翠が遊馬達に遊海がここにはいない事を伝える…。
「いないって…退院したとはいえ、遊海は大怪我してるんだろ!?いったい何処に…」
「うん…少し傷の治りが遅いから静かな場所で療養してるのよ、私達もこれから行くところだったの!」
(療養…では、遊海は何処にいるのだ?)
アストラルは翠へと遊海の居場所を訊ねる…。
「デュエルモンスターズ達の世界…精霊界よ!」
「(「精霊界!?」)」
翠の告げた場所に遊馬達は思わず驚愕の声をあげた…。
「それじゃあ…準備はいいかしら?」
「お、おう!…って、どうやって精霊界まで行くんだ?」
準備を終えた翠と遊馬達は庭へ出て翠の指示を待っていた。
「人間界から精霊界へ行くには主に2つの方法があるの、1つは人間界にある精霊界への『入口』を使う方法、そして2つ目は精霊に直接連れて行ってもらう方法…私達は後者の方法で精霊界に向かうわ!」
そう言って翠は左手に着けたウジャト眼のあしらわれた金色の指輪を空に掲げる。
(それは…千年アイテム…!)
「そう、これは私の千年アイテム『千年指輪』…これを…こうする!」
キィィン─!
翠は精霊の力を指輪へと集中…放たれた金色の光線が青空へと吸い込まれていく…。
「…あとは少し待つだけね!」
「待つ…?」
遊馬が首をかしげる…そして…
キン─
「あっ…?空に…穴が…!?」
「よかった…無事に届いたみたいね」
翠達の真上の空…空間に巨大な穴が開く…そこから虹色のコアを持つ、巨大な機械要塞がゆっくりと降下する…!
「でっ…デカッ!?なんだよアレ─!?」
(虹色の宝玉に…あの模様…まさか、アヤカなのか?)
【その通りです!この姿が私の真体…「アポクリフォート・キラー」です!…あっ、周りには私の姿は見えていないのでご安心を!】
あまりに巨大なキラーの姿に圧倒される遊馬達にアヤカが語りかける。
【それでは…精霊界DT世界に5名と一匹をご案内〜!】
キィン─!
「「「うわっ!?」」」
アヤカから放たれた虹色の光が静かに遊馬達を包み込んだ…。
【お待たせしました!ターミナルワールドに到着です!】
「「「…はやっ!?」」」
《…これが決闘王の精霊の力の一端…凄まじいな…》
光に包まれる事5分ほど…遊馬達は穏やかな風が吹き抜ける草原へと到着した!
「ここがアヤカちゃんやウィンダ達の故郷、ターミナルワールドよ!遊海さんはこの近くで療養してるの、行きましょう!」
《フォウ!》
慣れた様子で歩き出す翠とフォウ…遊馬達も慌ててあとを追い掛けた…。
「でも…ここが精霊世界か〜…なんだか空気がうまい気がするぜ!」
「うん!なんだか気持ちいい!」
「ハートランドとは大違いだな…」
翠について草原から森へと進んでいく遊馬達は物珍しそうに辺りを見回している。
ガサガサ…
《ニャウ?》
「あ…可愛い〜!」
「すげぇ…!赤いライオンだ!」
しばらく森を進んだ先…茂みの中から赤い炎のような毛を持つ子ライオンが飛び出してきた!
「その子は『精霊獣アペライオ』よ、この近くに『霊獣使い』の村があって、その村の女の子のパートナーなの!」
「そうなんですか…!アペライオ!おいで〜!」
《ニャウ?ニャー!》
「わぁ…!柔らかくて暖か〜い!」
《フォウ…!(特別意訳:ライバル登場の予感…!)》
小鳥に呼び寄せられたアペライオは顎の下を撫でられ嬉しそうな顔をする…なお、フォウは少し鋭い目つきでアペライオを睨んでいた…。
『アペライオー!何処にいるの〜?』
「この声は…レラちゃ〜ん!アペライオはこっちよ〜!」
『あっ!翠さん!?すぐ行きます!』
アペライオを探す声に翠が答える…すると茂みの中からオレンジ色の髪で緑色の服を着た快活そうな女の子が現れる。
『いた〜!アペライオ!まだ特訓の途中だったでしょ?』
《ミュ!ミャウ〜》
『「面倒くさい〜」じゃないの!』
飛び出してきたレラはアペライオを抱き上げる…。
「翠さん、もしかしてこの人がアペライオのパートナーさん?」
「うん!『霊獣使い』のレラちゃんよ!」
『翠さんありがとう!『相絆』の特訓をしてる時に気まぐれに行っちゃって…ん?見慣れない子供達ね?』
「この子達は遊海さんのお見舞いに来てくれたの!ほら、挨拶してね!」
「こんちは!九十九遊馬だ!」
「観月小鳥です!」
「神代凌牙だ」
翠に促されて子供達は挨拶をする。
『うん!元気な子達ね!あ…でも遊海の所に行くなら気をつけた方がいいかも?』
「えっ?どうして?」
『さっき様子を見たら大きな岩の前で瞑想してたから…』
「「「瞑想?」」」
Side遊海
「………」
周囲に濃密な魔力が漂う氷結界の三龍の封印地「煉獄の封印穴」…遊海はそのほとりで巨大な丸岩を前に座り込んでいた。
∞
「………召喚、『No.∞
遊海は静かに立ち上がり、右腕に大剣を召喚する!
「
ゴッ──ズッパァァァン!!
遊海は大剣を丸岩へと振り下ろす、その一撃は巨岩を真っ二つに切断…その破片すら力の奔流で砂と化した…。
ズドン
「っ…はぁ…はぁ…流石に、本調子には…ほど遠いな…」
大剣を地面へと落とした遊海は肩で息をして胸を押さえ──
《フォウフォウフォーウ!!!(特別意訳:怪我人が何やってるんだ─!!!)》
「どっはぁぁぁ!?」
体にスピンをかけながらダイレクトアタックを仕掛けたフォウに吹き飛ばされた…。
「まったくもう…まだ無茶は厳禁ですよ?」
SideOut
「いや〜、4人ともよく来たなぁ…来てくれてうれしいよ!」
「いや、そんな軽く流すなよ…怪我人がしちゃダメな動きしてたぜ父さん…」
《フォウ!!(特別意訳:そうだよ!体は大事にしないと!!)》
巨大な穴の近くに建てられた小さなログハウス…そこで遊馬達は遊海と再会した…なお、遊海の頬には肉球形のアザができている。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ凌牙、本調子に比べて体力が落ちてるだけだから…遊馬達も変わりないか?」
「おう!元気ビングだぜ!」
「もう…カイトとのデュエルの後に丸1日寝込んでた癖に…」
遊馬も元気そうに笑顔をみせる…遊海が元気そうで安心したようだ。
「この場所は魔力…エネルギーに満ちた場所でな、力が消耗した俺にとって丁度いい場所なんだよ…もう2〜3日すれば全快できるはずだ」
《確かに…この場所は『力』が溢れて来るようだ…私が物体に干渉できる程に…もぐもぐ》
「アストラル…食べながら喋っちゃダメだぜ?」
「本当に美味しそうに食べてるわね〜よかった!」
《フォウ、フォーウ!》
時間は丁度お昼時、精霊でも食事ができると知ったアストラルは翠お手製のおむすびを頬張っている…とても嬉しそうである。
「さて…お前達もただ、俺のお見舞いに来たわけじゃないだろ?」
「ああ…突然の事で色んな事を聞き逃したからな…俺達に教えてくれよ父さん…あんたの事を…」
昼食を終えた遊海達は改めて向かいあう…緊急事態の中で明かされた様々な事…遊馬も凌牙も…そしてアストラルもその事を遊海自身に聞きたいと思って来たのだ…。
「じゃあ…改めて自己紹介からだな!」
「俺は白波遊海、自分で言うのもなんだが伝説の決闘者『赤帽子』…いや『2代目決闘王』と呼ばれた男さ」
「私達も学校の授業で習いました!何度も世界を救った英雄だって…でも、何十年も前の人だって…」
「そうだよな!?ばあちゃんが子供の頃にサインを貰って…まったく姿が変わってないって言ってたぜ!?」
改めて自己紹介をした遊海に遊馬と小鳥が年齢の事を訊ねる…。
「一番気になるのはそこだよな!端的に言えば俺…そして翠は『不老不死』なんだよ」
「「「不老不死!?」」」
遊海の思わぬ言葉に子供達が驚愕する。
《歴史上の偉人が追い求めた「不老不死」……どんな経緯で手に入れたのだ?》
「…もう90年以上前になるかな…初代決闘王・武藤遊戯に宿った「名もなきファラオ」が冥界へと帰る時…俺と翠は祝福を受けたんだ…『この世界を見届けて欲しい』と…その約束を胸に、俺達はその時代のデュエリスト達と共に戦ってきたんだ」
「ファラオとの、約束…」
遊馬は垣間見た名もなきファラオの姿を思い出した、遊馬を守る為にやって来た彼は…少し悲しげな様子であった事を…。
「まぁ、『不死身』と言ってもリスクが無いわけじゃない…俺達は命懸けのデュエルに負ければ……トロンにされたように簡単に死んじまう…まぁ!今回もなんとかなったけどな!ハッハッハッ!!」
「絶対に笑い事じゃないよな…それ(汗)」
「これくらい豪胆じゃなきゃ世界を何度も救ってないさ!」
若干引いている凌牙を前に遊海は笑った…。
《遊海、私から質問だ…貴方がMr.ハートランドとのデュエルで見せた「NEXUS」…あれは私と遊馬の「ZEXAL」に限りなく近い力だ…あの力は何なんだ…?》
「たしかに…!シャイニング・ドローも使ってたよな?」
アストラルは次に遊海の切り札…『NEXUS』について訊ねる。
「ふむ…あの姿は……俺が…いや、俺の『魂』がランクアップした姿…ってところかな?」
《魂の…ランクアップ…?》
「ああ、俺の感覚でしかないんだが…善悪を超越し、全ての絶望を希望に変える力…俺自身はそう思ってる」
「善悪を超えた力…なんだかカッケェ…!やっぱり遊海…さんはすごいぜ!」
「いつも通りの呼び方でいいよ遊馬…お前に「さん」付けされると調子が狂うからな…」
目を輝かせている遊馬に遊海はそう伝える。
《あとは…私の知らないナンバーズ…「No.∞」についてだ、私の記憶は100枚のナンバーズとなって世界に飛び散った…ならば、番外となる貴方のナンバーズはいったい…?》
「…こればっかりは俺自身にもわからないんだ、無我夢中のデュエルの中で生まれたカードだからな……お前が持ってみれば…何か判るかもな?」
アストラルのさらなる疑問に遊海は「No.∞」のカードを取り出す、その絵柄は決闘盤を模した大剣が台座の上に安置されているイラストだった。
《お借りする…(ズキン)っ─!?》
「おい!?アストラル!大丈夫か!?」
遊海からナンバーズを受け取ったアストラルは突然の頭痛に頭を押さえる…。
そしてアストラルが垣間見たのは膨大な「戦いの記憶」…遊海が巨大な蛇神や悪魔、3体の魔神や神…虚無の神や冥界の神…
「…アストラル、大丈夫か?」
《ああ、落ち着いた…遊海、これは貴方の戦いの記憶の「結晶」だ…貴方という最強の決闘者が歩んだ戦いの歴史そのものだ…!》
「俺の戦いの歴史そのものか…ありがとう、アストラル…俺の疑問も解決したよ」
〜〜〜
「さて…質問はこんな所かな?」
「ああ、よくわかったぜ…俺の父さんは世界一だってな」
他にもいくつかの質問を交わした遊海はひと息つく…
「いいや…オレからもう1つあるぜ!遊海!」
「ん、どうした?遊馬…」
遊馬が椅子から立ち上がりながら遊海を見つめる…!
「遊海…いや、先生!オレとデュエルだ─!!!」
「「えぇー!?」」
「フッ…そうくると思ったよ!」
「準備はいいか?ナンバーズを使ってもOKだからな!」
『ああ…!オレの全力で遊海と戦う!!』
「ふぅ…結局こうなっちゃうんだ」
封印穴のほとり…そこで遊馬とアストラルは遊海と睨み合う!
「父さん!無理すんなよ!?」
「心配するな!決闘王の力の一端を見せてやる!」
心配そうに声をかける凌牙に遊海は親指を立てて応える!
《遊馬、彼はカイト以上の強敵だ…だが、我々の全力で挑むぞ!!》
『おう!!かっとビングだ!オレぇぇ!!』
「頑張れ〜!遊馬〜!!」
「『デュエル!!』」
遊馬&アストラルLP4000
遊海LP4000
『オレのターン!ドロー!!』
《遊馬…いくぞ!》
『おう!「ゴブリンドバーグ」を召喚!』
飛行機に乗ったゴブリンが現れる! ATK1400
『「ゴブリンドバーグ」の効果発動!手札のレベル4以下のモンスターを特殊召喚できる!「ガガガマジシャン」を特殊召喚!』
ゴブリンがコンテナを投下…その中から不良の魔術師が現れる ATK1500
『オレはレベル4の『ガガガマジシャン』と『ゴブリンドバーグ』でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ!「ガガガガンマン」!』
西部劇のガンマンのようなガガガの学生が現れる! DEF2400
『「ガガガガンマン」の効果発動!守備表示の時!ORUを1つ使い、相手に800ダメージを与える!』
「むっ…!やるな!!」
ガンマンの早撃ちが遊海のライフを削る!
遊海LP4000→3200
『先攻は攻撃できない!カードを2枚伏せてターンエンド!』
遊馬LP4000
ガガガガンマン 伏せ2 手札1
「遊馬の奴、父さん相手に先制ダメージか…やるじゃねぇか」
「ふふ…やっぱりWDCで優勝しただけはあるわね!」
デュエルを見守る凌牙と翠は先制ダメージを与えた遊馬に感心する。
「先攻での効果ダメージか、いい感じだ!」
『よし!先生に褒められたぜ!』
《気をつけろ遊馬、彼のデュエルは私達の常識を超えてくる…!!》
「俺のターン!ドロー!」
「ふむ…魔法カード『光の援軍』を発動!デッキトップ3枚を墓地に送って効果発動!デッキからレベル4以下のライトロード『ライトロード・アーチャー フェリス』を手札に加える!」
墓地送り
戒めの龍
ライトロードの裁き
ミネルバ
「さらにデッキから墓地に送られた『ライトロード・メイデン ミネルバ』の効果発動!さらにデッキトップを墓地に送る!」
『どんどんデッキを減らしていく…??』
《なるほど…デッキトップからカードを墓地に送る事でアドバンテージを稼ぐデッキらしい…!》
墓地送り
トワイライト・イレイザー
「ライトロードモンスターの効果で墓地に送られた『トワイライト・イレイザー』の効果発動!手札の『ライトロード・アサシン ライデン』を特殊召喚!」
両手に短刀を持つ光の暗殺者が現れる ATK1700
「さらに魔法カード『ソーラー・エクスチェンジ』を発動!手札の『ライトロード・アーチャー フェリス』を墓地に送り2ドロー!その後デッキトップ2枚を墓地へ!」
墓地送り
ライトロードの神域
ライトロード・ドルイド オルクス
「さらに『ライデン』の効果発動!1ターンに1度、デッキトップ2枚を墓地に送り、その中にライトロードモンスターがいればエンドフェイズまで攻撃力が200アップする!」
墓地送り
ライトロード・ハンター ライコウ
トワイライトロード・ソーサラー ライラ
ライデンATK1700→1900
「そして『ライトロード・サモナー ルミナス』を召喚!」
踊り子のような衣装を纏った召喚術師が現れる DEF2000
「『ルミナス』の効果発動!手札の『トワイライトロード・シャーマン ルミナス』を墓地に送り!墓地の『フェリス』を特殊召喚!」
弓矢を持つ獣人の少女が現れる ATK1100
『すげぇ…!まったく動きが止まらねぇ…!!』
《これが決闘王のタクティクスか…!》
「待たせて悪かったな、とりあえず一区切りだ!俺はレベル3の『ルミナス』にレベル4チューナー『ライデン』をチューニング!」
ライデンが緑色の輪に変化しルミナスを包み込む!
3+4=7
『集いし祈りが異界の勇者を呼び覚ます!悪を裁く光となれ!シンクロ召喚!「ライトロード・アーク ミカエル」!』
純白の龍に乗る天使が現れる! ATK2600
《シンクロモンスター…!》
『すげぇ…!!』
遊馬は純白のドラゴンに見惚れてしまう…!
「フッ…!『ミカエル』の効果発動!自分のライフを1000払い!『ガガガガンマン』を除外する!光の巡礼!」
『また除外かよ!?』
ミカエルから放たれた光がガガガガンマンを異次元に吹き飛ばす!
遊海LP3200→2200
「バトルだ!『ミカエル』で遊馬にダイレクトアタック!!ジャッジメント・レイ!」
裁きの龍にエネルギーが集中する!
《遊馬!リバースカードだ!》
『おう!リバース罠発動!「攻撃の無敵化」!そのこうでオレがこのターン受けるバトルダメージを0にする!』
遊馬の周りにバリアが現れ、裁きの光を弾く!
「やるな…!オレはカードを1枚伏せてターンエンド!そして『フェリス』と『ミカエル』の効果発動!エンドフェイズにそれぞれデッキトップから3枚ずつ、計6枚のカードを墓地に送る!」
墓地送り
トワイライトルミナス
ミネルバ
トワイライトライコウ
トワイライトジェイン
ライトロードの神域
エイリン
「墓地に送られた『ミネルバ』の効果!さらに1枚を墓地へ!」
墓地送り
黄昏の双龍
「おっと…!当たりだ!ライトロードモンスターの効果で墓地に送られた魔法カード『
除外されたカード
グラゴニス
裁きの龍
隣の芝刈り
フェリス
遊海LP2200
フェリス ミカエル 伏せ1 手札3
『あ、危ねー!まったく気が抜けねぇ…!』
《これが「決闘王」の実力か…!》
遊海の攻撃を凌いだ遊馬は額の汗を拭う…。
《だが、ライフは我々が有利だ…一気にいくぞ!》
『おう!!』
『オレのターン!ドロー!』
『よし…!手札から装備魔法「ガガガリベンジ」を発動!墓地の「ガガガマジシャン」を特殊召喚してこのカードを装備する!』
墓地から不良魔術師が復活する! ATK1500
『さらに!相手の場にモンスターがいて、自分の場にレベル4のモンスターだけがいる時!手札の「トラブル・ダイバー」は特殊召喚できる!』
虎柄のダイバースーツを着たブルドッグが現れる! ATK1000
「これでレベル4のモンスターが2体…来い!!」
『ああ!いくぜ!!オレはレベル4の「ガガガマジシャン」と「トラブルダイバー」でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!』
39
『現れろ!「No.39希望皇ホープ」!!』
《ホープッ!!》
遊馬のエースたる希望の戦士が雄叫びをあげる! ATK2500
《そして『ガガガリベンジ』の効果発動!このカードを装備したモンスターがエクシーズ素材となる事でこのカードが墓地に送られた時!そのエクシーズモンスターの攻撃力は300アップする!》
『これで「ホープ」の攻撃力は「ミカエル」の攻撃力を上回るぜ!!』
ガガガマジシャンの幻影がホープに力を与える!
ホープATK2500→2800
「やるな!」
『バトルだ!「ホープ」で「ミカエル」を攻撃!ホープ剣スラッシュ!!』
ホープ剣の一撃が天使を両断する!!
「フッ…!」
遊海LP2200→2000
「いい一撃だ…だが、甘い!破壊された『ミカエル』の効果発動!墓地のライトロードモンスターを任意の数デッキに戻す事で1体につき300回復する!俺の墓地に眠るライトロードは12体、そのうちの8体をデッキに戻して2400回復する!リターン・リカバリー!」
遊海の墓地から浮かんだ光が遊海のライフを癒やし、デッキに戻っていく…。
遊海LP2000→4400
『ライフが元に戻っちまった!?』
《隙がないな…!》
『だけど…まだまだだ!オレはこのままターンエンド!』
遊馬LP4000
ホープ 伏せ1 手札0
「俺のターン!ドロー!」
「『トワイライトロード・ファイター ライコウ』を召喚!」
黄昏の衣装を纏った猟犬が現れる! ATK200
「『ライコウ』の効果発動!召喚またはリバースした時!墓地のライトロードモンスター『トワイライトロード・ソーサラー ライラ』を除外する事で『ホープ』を除外する!」
『させないぜ!罠カード「もの忘れ」!フィールドの攻撃表示モンスターが効果を発動した時!その効果を無効にして守備表示にする!』
罠から放たれた光線がライコウに直撃…何をしようとしたか忘れたライコウは首を傾げながらおすわりする…。
ライコウATK200→DEF100
「なるほど…ならば「フェリス」の効果発動!自身をリリースする事で『ホープ』を破壊する!」
『しまった!!』
フェリスが天に祈りを捧げながら弓矢を空に撃ち放つ…その矢は無数に分裂しホープを貫いた!
「そしてその後デッキトップ3枚を墓地に送る、さらに『トワイライト ライコウ』の効果発動!ライトロードモンスターが効果を発動した時!さらに3枚を墓地に送る!」
墓地送り
ケルビム
ガロス
シャイア
ライデン
黄昏の交衣
シラユキ
「そして…自分の墓地にライトロードモンスターが4種類以上存在する時!このモンスターを特殊召喚できる!現れろ!『
天空からライトロードの決戦兵器たる純白の龍が降臨する! ATK3000
『攻撃力3000…!?』
「いくぞ!『裁きの龍』で遊馬にダイレクトアタック!
全ての悪を裁く光が遊馬に直撃する!
『ぐっ!?うわああ─!?』
「遊馬!!」
遊馬LP4000→1000
「俺はこれでターンエンド!そして『裁きの龍』の効果発動!デッキトップ4枚を墓地に送る!」
墓地送り
閃光のイリュージョン
闇の進軍
オルクス
黄昏ルミナス
遊海LP4400
裁きの龍 黄昏ライコウ 伏せ1 手札2
『イテテ…!一瞬で大ピンチだぜ…!』
《次のドローに全てが懸かっている…遊馬、ZEXALだ!!》
「えっ!?ZEXAL!?」
遊馬はアストラルの言葉に思わず聞き返す…。
《ここは精霊界…つまり異世界だ、ZEXALになる事ができる!》
『それって…ちょっとやりすぎじゃねぇか…?』
「俺は別に構わないぞ?お前達の全力でかかってこい!!」
戸惑う遊馬…遊海はその背中を押す!
『…わかった!!いくぜ…アストラル!!』
《我々の全力で…遊海に応えるぞ!!》
遊馬とアストラル…2人の心が1つとなる!
オレと私でオーバーレイ!!
遊馬とアストラルが赤と青の閃光となって飛び上がる!
オレ達2人でオーバーレイネットワークを構築!!
遠き2つの魂が交わる時!語り継がれし力が現れる!
エクシーズチェンジ!ZEXAL!!
赤と青の閃光が交わり爆発…赤き鎧を纏いし希望の英雄が現れる!
「ZEXAL…遊馬とアストラルの全力か…!」
「まさか遊海さんに使うなんて…2人とも熱くなり過ぎよ〜!?」
小鳥が戸惑う中…遊馬とアストラルは全力で遊海へと挑む!
オレのターン!最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードすらデュエリストが創造する!
シャイニングドロー!!
光の軌跡を残し、希望のカードがドローされる!
『オレは魔法カード「リ・エクシーズ」を発動!』
《自分の墓地にエクシーズモンスターとそのエクシーズモンスターの召喚に使用できるモンスター2体が墓地に存在する時!そのモンスター2体をエクシーズ素材として墓地のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚できる!》
「なっ…!?墓地からエクシーズ召喚だとぉ!?」
あまりに無茶苦茶な効果にさすがの遊海も驚愕する!
『オレは墓地の「ガガガマジシャン」と「ゴブリンドバーグ」でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!』
39
『再び現れよ!「No.39」!「希望皇ホープ」─!!』
再び希望の戦士が降臨する! ATK2500
『さらにオレは「希望皇ホープ」1体でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!』
39
『現れろ!混沌を光に変える使者!「CNo.39希望皇ホープレイ」!』
希望の戦士が再誕…混沌を切り裂く光が現れる! ATK2500
《いくぞ!》
『おう!!「ホープレイ」の効果発動!ORUを1つ使い!自分の攻撃力を500アップし、「裁きの龍」の攻撃力を1000ダウンさせる!オレはその効果を3回使う!オーバーレイ・チャージ!!』
希望の光がホープレイに宿り、裁きの龍の力を剥奪する!
ホープレイATK2500→3000→3500→4000
裁きの龍ATK3000→2000→1000→0
《これが!》
『今のオレ達の全力!「ホープレイ」で「裁きの龍」を攻撃!!ホープ剣カオススラッシュ─!!』
遊海とアストラル、2人の心が重なった一撃が裁きの龍を両断…粉砕する!!
「っ…!ぐうぅぅぅ─!?」
遊海LP4400→400
『ぃよしっ!!オレはこれでターンエンド!!』
ホープレイATK4000→2500
遊馬LP1000
ホープレイ 手札0
「おお…!効いたぜ、今の一撃…!WDCでの経験が生きてるな!」
遊海は深く息を吐く…その足元には5M程の轍ができている…。
《あの一撃を受けて膝をつかないとは…!》
『これが…決闘王の実力…!』
遊馬達は内心冷や汗をかく…ダメージを受けてなお、遊海の闘志は圧力となって2人にのしかかる…!
「それじゃあ…いくぞ!!」
『っ─!?』
遊海は一瞬だけ抑えていたオーラを開放する、それはまさしく『強者の覇気』…その迫力はバリアン・フェイカーを上回る…!
「俺のターン!ドロー!」
「『ライトロード・マジシャン ライラ』を召喚!」
白い法衣を纏う魔術師が現れる ATK1700
「さらにリバース罠『閃光のイリュージョン』を発動!墓地の『ライデン』を特殊召喚!」
再び光の暗殺者が現れる ATK1700
《レベル4のモンスターが2体…来るぞ!遊馬!》
「俺はレベル4の『ライデン』と『ライラ』でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!!」
∞
「現れろ!『No.∞』!俺の歩みし戦いのロード…今こそ未来を切り開け!!『
光の爆発と共に決闘盤を模した大剣が遊海の傍らに突き刺さる! ATK2500
『これが遊海の切り札…!』
「『決闘の守護者』の効果発動!このカードがエクシーズ召喚に成功した時!デッキから1枚ドローできる!…バトルだ!『決闘の守護者』で『ホープレイ』を攻撃!」
大剣を掴んだ遊海がホープレイに向けて跳躍する!
「そして『決闘の守護者』の効果発動!このカードがモンスターとバトルする時!ORUを1つ使い、バトルする相手モンスターの攻撃力または守備力…そのどちらか高い数値分、攻撃力をアップする!」
『なに─!?』
大剣が光を纏い、巨大化する!
決闘の守護者ATK2500→5000
「喰らえ!
『うわあああ─!?』
遊海の振るった光の大剣はホープ剣を破壊…ホープレイを両断した…。
遊馬&アストラル LP0
遊海WIN!
「ふぅ…やっぱりまだ
『イテテ、大丈夫だぜ…ってヒョエ!?』
遊海に声を掛けられた遊馬が起き上がる…その横、数センチの地面は
「ゴメンゴメン…まだこの大剣を使いこなせてなくてな、さっきも岩を真半分にしようとしたら…勢い余って、な…」
『そんな危ない技…オレに使わないでくれよ〜!?』
遊馬の叫びが周囲へと響いた…。
《観察結果、決闘王でも…できない事はあるようだ》
「遊馬、お前も強くなったな!俺は嬉しいぞ〜!」
『わぶ!?遊海!くすぐってぇよ〜!』
「くすくす…」
デュエルが終わり、遊海は遊馬の頭をグシグシと撫でる…その様子を見て小鳥や凌牙達も笑っている。
『今回は負けちまったけど…次は絶対に勝ってやる!待っててくれよな!』
「ああ、いつでも相手になるからな!さて…成長の証を見せてくれたお前達に渡す物がある」
そう言って遊海はカードケースから数枚のカードを取り出す、それは…
《これは…ナンバーズ!?》
「嘘…!?こんなにたくさん!?」
『マジかよ!?』
「父さん…いつの間にこんな集めたんだよ…」
遊海が取り出したのは「冥界の霊騎士ランスロット」「タイタニック・モス」「スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」「滅亡の予言者グランブル・ロゴス」「奮迅竜トレスラグーン」「ラインモンスター・チャリオッツ・飛車」…「24・37・38・78・95」を除く、遊海の回収していたナンバーズ達だった。
「俺がこの70年で回収したナンバーズ達だ…遊馬、アストラル…お前達に渡しておこう」
『ちょ、ちょっと待ってくれよ!?ナンバーズが散らばったのはオレとアストラルが初めて会った時じゃないのか??』
ナンバーズを受け取った遊馬は戸惑いをみせる…。
《…つまり、ナンバーズは遊馬との出会いの前に…既に生まれていた…という事か?》
「そうらしいな…俺が初めてナンバーズを発見したのは70年近く前…それに『No.7』には伝承もあっただろう?伝承なんて数十年やそこらで生まれるもんじゃない…ナンバーズの『謎』を増やしちまったかな?」
《いや…私が全てのナンバーズを回収すれば謎ではなくなる、残り47枚…その中に私の為すべき使命も記されているはずだ》
アストラルはナンバーズを回収しながら決意を固めた…。
「よし、1つ問題も解決したところで…凌牙!」
「ん?どうしたんだよ?」
「今度はお前だ、俺に…お前の成長した姿を見せてくれるか?」
「!?」
遊海の提案に凌牙が目を見開く…!
『うおお!シャークと遊海の親子デュエルか!?』
《それは…中々興味深いデュエルだな》
「父さん、身体は大丈夫なのか?」
「心配するな!昔に闇のデュエルを…だいたい500連戦ぐらいした事もあるからな!」
「「『どんな状況!?/ですか!?』」」
「あ、ミスターTの時の…あの時は大変でしたねぇ…私も100連戦ぐらい戦いましたし…」
少し遠い目をしながら翠は過去の戦いを思い出した…。
「さて…どうする?」
「…久々に胸を借りるぜ…!父さん!!」
強き絆で結ばれた