転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

新章開幕!ついに始まるバリアンとの戦い…遊馬達にさらなる苦難が襲いかかる!


それでは最新話をどうぞ!


第3章 バリアンの侵攻〜友情・絆・裏切り〜
新たなる戦い〜強襲のバリアン〜


『人間に力を与える事で「No.」を奪い、アストラル世界を殲滅させようと考えたが…ベクターが力を与えたフェイカーも…私が力を与えたトロンもZEXALに敗れてしまった…由々しき事だ…!』

赤紫の水晶が乱立する異次元「バリアン世界…その中心に位置する城で灰色のローブを纏う男が呟く…。

 

 

『…どうするつもりだ?このまま手を拱いているつもりか?ドルベ』

 

『今度は…我々が直接手を下す』

黄色のローブのバリアンが灰色のバリアン…ドルベに問いかける…その答えはバリアンが直接人間界、そしてアストラル世界に攻め入る事を決めたものだった…!

 

 

『だが…バリアン世界とアストラル世界は高次のエネルギー世界…互いに直接干渉する事はできない、だからこそ人間を使ったのではなかったか?』

 

『それによぉ…人間界じゃオレ達は()()()姿()じゃいられねぇ!ナンバーズを直接ぶん盗れねぇじゃねぇか?』

ドルベに反論する黄色のバリアン…その言葉に茶色のローブの大柄なバリアンが同調する。

 

 

『それでもやるんだ…我々にはナンバーズが必要なのだ…!』

 

『はぁ…やってられねぇよ!』

 

『アリト!』

ドルベの話を聞いていた赤いバリアン…アリトが水晶の椅子から飛び降りる。

 

 

『オレはベクターみたいなまどろっこしい仕事はごめんだぜ?アゴールの奴にでも任せておけよ!…じゃあな』

アリトはそう言い捨てると霊体化して消えてしまった…。

 

 

『…ギラグ、君が行け』

 

『オレがぁ…?』

ドルベは大柄のバリアン…ギラグに指令を出す…!

 

『君は勇敢なバリアンの戦士だ、君ならきっと成し遂げられる…』

 

『…しょうがねぇなぁ…オラァ!!』

 

ドッゴォン!!

 

大柄なバリアン…ギラグは空中に浮かんでいた水晶を拳で砕きながら立ち上がる…!

 

『一丁…ナンバーズを根こそぎ頂いて来てやるよ…!』

 

『…頼んだぞ、ギラグ』

気合いを入れたギラグは次元の扉を開き、人間界へと向かった…!

 

 

 

『…そういえば、ベクターとアゴールは何処へ行った?』

 

『ベクターとアゴールはそれぞれに人間界に潜入している…何やら新たな策があるようだが…委細は聞いていない』

 

『フン…相変わらず何を考えているかわからない奴らだ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

「新学期が始まったか…バリアンがいつ来てもおかしくないな…」

 

「はい…心配ですね…」

ハートランド学園の新学期が始まって数日…遊海達は神経を尖らせていた、遊馬達はいつも通りの日常を送っているが…やはり、襲撃があるとわかっていれば…それだけでも気は急いてしまう…。

 

 

「…璃緖のお見舞いに行って来るよ…何か変化があるかもしれないしな」

 

《フォウ!フォーウ!!》

 

「ん?お前も行きたいのか?まったく、しょうがないなぁ…」

璃緖の見舞いに行こうと立ち上がった遊海の肩にフォウが飛び乗る。

 

「じゃあ…行ってくる!」

 

「はい!気をつけて!」

 

 

 

 

「…やっぱり、そんなに変化はないか…」

 

《…バイタルは安定しています…何かのキッカケがあれば目覚めると思いますが…》

 

時間は夕暮れ…病院にやって来た遊海は目元を包帯で覆われた璃緖の頭を優しく撫でる…医師、そして遊海と翠の懸命な治療によって璃緖の怪我は完治している…だが、トロンによる干渉のせい(本人に確認済み)で彼女は目覚める事はなかった。

だが、トロンの干渉がなくなった今…璃緖はすぐにでも目覚めていいはずなのだ…。

 

 

《フォウ…キュ〜…》

 

「璃緖…情けない父さんでごめんな?お前達の事を考えるあまり…デュエルで負けちまった…まったく…また笑われちゃうな…」

フォウが璃緖に寄り添うなか…遊海は優しく語りかける…。

 

 

 

 

 

ドクン…!

 

 

《マスター…!》

 

「………来たか」

遊海は夕陽の照らす空を睨む…時空の歪む感覚…そして漏れ出す悪意を感じ取ったのだ…!

 

 

 

 

Side???

 

 

 

「オレは力を手に入れる…!誰よりも強大な力を…!」

そこはハートランドシティのスラムの一角…その放棄された建設現場で数十人の部下を従えた男が威張りちらしているら彼の名は風魔…メタルナイトが抑止力となっているハートランドシティで生き残っている愚連隊のリーダーである。

その彼の前では大金の入ったスーツケースを抱えた部下が跪いている…どうやら遊海が知らぬ間に強盗を成功させたようだった…。

 

「メタルナイトがなんだ…!今に見てろ、もっと手下を増やし…奴をぶっ倒せる力を手に入れてやる…!!」

 

ギィン─!!

 

「っ…な、なんだぁ…!?」

 

「空に…穴が空いた!?」

メタルナイトを倒す算段をする風魔、その視線の先で()()()()()()()()()()…そして…。

 

ギィン…ドオォォン!!

 

 

「な、なんだ!?爆発したぞ!?」

穴が光の爆発を起こす…そして…。

 

 

『…ここが人間界かぁ…?なんだかゴミゴミした世界だなぁ…ま、虫ケラが住むには丁度いいか』

 

現れたのは背中に羽のアクセサリを着けたモヒカンの大男…ついにバリアンが人間界へと足を踏み入れたのだ…!

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

 

ビーッ!ビーッ!!

 

 

『くぅ…!?ううぅ…!?』

 

「っ…!?璃緒!!」

遊海がバリアンの侵入を感じ取った瞬間…璃緒が禍々しいオーラを纏い、苦悶の声を漏らす…!

 

《マスター!璃緒のバイタルが…!》

 

「やはり…()()の力が共鳴するか…ナースコールを!!」

苦しむ璃緒を刺激しないように遊海はナースコールを押す、そして…。

 

 

「凌牙!璃緒の容態が急変した!早く病院に来い!!」

いの一番に凌牙へと連絡を飛ばした…。

 

 

 

 

 

Side遊馬

 

 

 

「シャーク…!今の感じ…!?」

 

「ああ…なんだか嫌な予感がするぜ…!」

 

「えっ…!?2人とも、どうしたの!?」

 

夕暮れの通学路…遊馬は凌牙と共に嫌な予感を感じ、空を見上げる…2人は一緒に帰っていた訳ではないが話をしていたタイミングで心がザワつくような…嫌な予感を感じたのだ…なお、アストラルはしばらく王の鍵に閉じこもっていて気付いていない…。

 

 

ピリピリ!ピリピリ!!

 

「っ…!?父さん?」

そんな時、凌牙のDゲイザーが着信を知らせる…それは遊海からだった。

 

 

『凌牙!璃緒の容態が急変した!早く病院に来い!!』

 

「なっ!?なんだって!?」

 

「た、大変!!」

 

「シャーク!早く妹のところに!!」

遊海の思わぬ言葉に凌牙達は病院へと急いだ…!

 

 

 

SideOut

 

 

 

 

 

「璃緒!!」

病室に駆け込む凌牙・遊馬・小鳥の3人…彼らが目にしたのは医師にやって処置を受ける璃緒…そしてその様子を険しい眼で見守る遊海の姿だった。

 

 

「父さん…!璃緒は…!」

 

「20分くらい前に容態が急変したんだ…たまたま俺がいたからすぐにナースコールを押した…大丈夫、俺がいる限り…璃緒は大丈夫だ…今は傍にいてやれ」

 

「…ああ」

遊海の言葉を聞いて落ち着きを取り戻した凌牙は璃緒へと寄り添う…その時

 

『あ…ああ…!くる…来るわ……!』

 

「璃緒…!?」

苦しげに呻く璃緒…意識がないはずの彼女が言葉を紡ぐ…。

 

『災いが来る…奴らが…!一番大事なものを、奪いに来る…!!』

 

「っ…!一番大事なものを、奪う…!?」

苦しみに魘されながら予言めいた言葉を口走る璃緒…その言葉に反応したのは遊馬だった。

この日、遊馬は件の『扉』の夢を見た…そこで再び「一番大事なものを失う事になる」と宣告されていたのだ…。

 

 

ピピッ!ピピッ!

 

「っ…?鉄男から…?」

思いつめる遊馬…そこへDゲイザーの着信音が鳴り響く、それはナンバーズクラブの特訓で学校に残っていた鉄男からだった…だが、それは…!

 

 

『フン…貴様が九十九遊馬か?』

 

「っ!?誰だお前!?」

電話をかけたのは鉄男ではない…薄紫の髪の不良が鉄男のDゲイザーを奪い、遊馬へと連絡してきたのだ…!

 

『ぐっ…!遊馬…来るな…!!来るんじゃねぇ!!』

 

「鉄男!!」

不良の声に割り込むように鉄男が叫ぶ…だが、それを押し退け再び不良が遊馬へ語りかける…!

 

 

『お前の全てを奪ってやる…今すぐ学校に来い!…ナンバーズを持ってな…!』

 

「ナンバーズを!?」

不良の要求は「ナンバーズ」を渡す事…不良は下卑た顔で話を続ける。

 

『来なければ…お前のお友達がもっと傷つく事になるぞ?ハハハ…!グハハハハハ!!』

 

「おい!?」

そう言い放つと不良は一方的に電話を切ってしまった…。

 

 

 

「ねぇ…!?何が、何が起きてるの!?」

通話を聞いていた小鳥が遊馬へと問いかける…突然の事で状況を把握できないのだ…。

 

 

「今の奴は…たしか、愚連隊のリーダーの風魔だな…どうやら、何者か…いや、バリアンに操られているらしい…!」

 

「「「バリアン!?」」」

遊海の思わぬ言葉に3人は驚愕の声をあげる…!

 

 

「ああ…さっき、時空の乱れと強い悪意の力を感じた…おそらく、バリアンがフェイカーの時のように風魔を洗脳し…ナンバーズを奪う為に動き始めたんだ」

 

「ナンバーズを…アストラルを狙って…!」

遊海の言葉を聞いた遊馬は王の鍵を握り締める…そして…。

 

 

「小鳥…コレを、持っててくれないか…?」

 

「待って…!皇の鍵を手放したら…ナンバーズが…『希望皇ホープ』が使えなくなっちゃうわ!」

遊馬は王の鍵を小鳥へと託す…その瞳に強い決意を宿して…。

 

 

「遊馬、それは悪手だぞ…バリアンの強さはお前自身が良くわかってるはずだ、バリアンを倒すにはお前とアストラル…2人の力が必要だ、それに…俺が出ればすぐに鉄男達を助けられるぞ?」

 

「父さん…!」

遊海はデュエルディスクを持って遊馬を引き止める…だが…。

 

「遊海…アストラルを守ってやれるのはオレだけなんだ…!それに…鉄男達がやられてるのを黙って見てられねぇ!!」

 

「遊馬!?」

 

「おい!?待ちやがれ遊馬…っ!?」

小鳥に王の鍵を無理矢理託した遊馬は病室から駆け出す、凌牙は慌てて追いかけようとしたが…自身の手を眠っているはずの璃緒が掴んでいたせいで追いかける事ができなかった…。

 

「(アストラル…ごめん…!オレはお前を誰にも渡さねぇ…!必ず守ってみせる…!!)」

この時、遊馬はほんの少し弱気になっていた、『扉』の宣告…璃緒の言葉…バリアンの襲撃…それが続いて起きた事でアストラルを守りきれるのか不安になってしまっていたのだ…。

 

 

 

 

「…まったく…遊馬の無茶癖は相変わらずか…凌牙、もう少し璃緒の近くにいてやれ…もう少しで翠が来る、そうしたら俺達も動くぞ…俺達じゃないとできない事がある」

 

 

「えっ…?」

 

「俺達じゃないと、できない事…!?」

遊馬を見送った遊海は凌牙に向き直る…その様子を見て小鳥と凌牙は戸惑いをみせる。

 

 

「風魔の率いる愚連隊は60人以上のメンバーがいる…用意周到なバリアンの事だ、メンバー達も洗脳しているだろう…下手をすれば風魔と遊馬のデュエルにメンバー達を乱入させる可能性もある…言いたい事はわかるな?」

 

「バリアンめ…!卑怯な事を考えやがる…イラッとくるぜ…!!」

遊海の可能性を聞いた凌牙は拳を握り締める…!

 

 

「遊海さん!お待たせしました!遊馬君をお願いします!!」

 

「翠…急がせてごめんな…行くぞ凌牙!俺は遊馬を信じてる…だからこそ、これ以上はやらせない!」

 

「ああ!」

病室に翠が駆け込んでくる…それと入れ替わるように遊海と凌牙は病室を飛び出した…!

 

 

「遊海さん…シャーク…!遊馬をお願い…!」

 

《フォウ…》

 

「大丈夫よ、小鳥ちゃん!遊海さんも凌牙君も…遊馬君も…きっと無事に帰って来るわ…!」

小鳥は皇の鍵を握り締め、遊馬達の勝利を祈った…。

 

 

 

 

 

Side遊海

 

 

 

《マスター、バイクに乗った集団がこちらに近付いてきます…!》

 

「りょーかい…!やっぱりここにいて正解だったな…」

凌牙と別れて数分…遊海は鎧を纏い、気配を消した状態でハートランド学園の正門前に陣取っていた…アヤカによるサーチの結果、愚連隊は3つに別れて行動しており…そのうちの1つが早くも学園に近付いていたのだ…!

 

 

「残りの2隊はカイトと凌牙に任せよう…来たな」

 

ブォン!ブオォォン!!

 

遊海は鋭く前を睨む…その目線の先にはバイクやDホイールに乗って学園を目指す一団がいた…!

 

 

 

「悪いが…ここから先は通す訳にはいかないな!!」

 

『なっ…!?メタルナイトだと!?』

声を張り上げるメタルナイトの姿を見た30人ほどの愚連隊達は思わず足を止める…。

 

 

「ここから先には行かせん、大人しく帰るなら痛い目に遭わずに済むぞ?」

 

『舐めるな!我らはバリアンの戦士…お前を倒してナンバーズを奪うのだ!!』

遊海の警告に愚連隊は耳を貸さない…その目は正気を失っている…。

 

 

「まったく…しょうがない…正気に戻ってもらおうか!!」

デュエルディスクを構える遊海…その時!

 

キィィン─!

 

「ん?賢者の鍵が…?」

突然、遊海の首飾りが淡い光を放つ…!

 

 

《主ヨ、我ラノ力ヲ使エ…》

 

「ラビエル…?」

遊海の脳裏に声が響く…それは普段は眠っているラビエルのものだった。

 

 

《ラー、カラ…我ラガ眠ッテイル間ノ事ヲ聞イタ…少シデモ…チカラニナリタイ》

 

「わかった…でも、加減はしてくれよ?」

遊海は賢者の鍵の空間から1つのデッキを掴み取った!

 

 

 

 

『『『「デュエル!!」』』』

 

 

チンピラA LP4000

チンピラB LP4000

チンピラC LP4000

 

遊海LP4000

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『オレは手札の「マシンナーズ・フォートレス」の効果発動!手札の自身と「アーマード・サイバーン」を墓地に送り!墓地から「マシンナーズ・フォートレス」を特殊召喚!』

巨大な電磁砲を持つロボット戦車が現れる! ATK2500

 

 

『オレはカードを伏せてターンエンド!』

 

チンピラA LP4000

マシンナーズフォートレス 伏せ1 手札4

 

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『ツイてる手札だ!オレは「暗黒界の番兵レンジ」を召喚!』

巨大なオレンジ色の手を持つ暗黒界の門番が現れる ATK100

 

 

「レンジ…」

 

『そしてぇ…!「レンジ」を手札に戻し、手札の「暗黒界の龍神グラファ」を特殊召喚!』

番兵が消え去り、暗黒界に君臨する灰色の龍神が現れる! ATK2700

 

『さらに魔法カード「暗黒界の取引」を発動!お互いに手札を1枚捨て、1枚ドローする!』

 

 

チンピラB捨てたカード

暗黒界の軍神シルバ

 

 

遊海捨てたカード

暗黒の召喚神

 

 

『そして手札から捨てられた「暗黒界の軍神シルバ」の効果発動!自身を特殊召喚!』

暗黒界の銀色の軍神が現れる! ATK2300

 

 

『オレはカードを伏せ、ターンエンド!』

チンピラB LP4000

グラファ シルバ 伏せ1 手札3

 

 

 

『オレのターン!ドロー!』

『魔法カード「究極進化薬」を発動!手札の恐竜族モンスター「大くしゃみのカバザウルス」と爬虫類族モンスター「鎧蜥蜴(アーマー・リザード)」を除外!デッキから出やがれ!「超電導恐獣(スーパー・コンダクター・ティラノ)」!』

サイボーグ化された巨大な肉食恐竜が現れる! ATK3300

 

 

『さらに「セイバーザウルス」を召喚!』

角が剣のように鋭くなったトリケラトプスが現れる ATK1900

 

『さらに「超電導恐獣」の効果発動!このターン、攻撃できなくなる代わりにフィールドの「セイバーザウルス」をリリース!そして相手に1000ダメージを与える!喰らえ!コンダクト・サンダー!!』

 

「っぐ…!?(こいつらのダメージも実体化するのかよ…!?)」

セイバーザウルスを捕食した超電導恐獣が咆哮…放たれた電撃が遊海にダメージを与える!

 

遊海LP4000→3000

 

 

『オレはこれでターンエンド!』

チンピラC LP4000

超電導恐獣 手札2

 

 

 

「さぁ、お前達…歯を喰い縛れよ?俺の仕置きは少し痛いぞ!!」

 

 

「俺のターン!ドロー!!」

「永続魔法『七精の開門』を発動!その効果でデッキから『幻魔皇ラビエル─天界蹂躪拳』を手札に加える!そして『混沌の召喚神』を召喚!」

小さな羽を持つ蛇体の悪魔が現れる ATK0

 

『さらに墓地の「暗黒の召喚神」の効果発動!墓地の自身を除外し、デッキから「幻魔皇ラビエル」を手札に加える!そして「混沌の召喚神」の効果発動!自身をリリースする事でこのモンスターを特殊召喚できる!長き眠りから目覚め…我が力となれ!「幻魔皇ラビエル」!!』

 

《オオ…オオオオ!!》

遊海のフィールドに神鳴が落ちる、長き刻を経て…青き幻魔の皇が降臨した…! ATK4000

 

 

 

『こ、攻撃力4000だとぉぉ!?』

 

『聞いてねぇ…メタルナイトがこんなモンスターを使うなんて聞いてねぇぇ!?』

ヒーローの使うモンスターとは正反対の姿を持つラビエルの登場にチンピラ達は後ずさる…!

 

 

「俺はヒーローである前に『決闘者』だからな、そして…見た目でラビエルの事を判断するなよ?お前達より…コイツの方がずっと素直で優しい奴だからな!墓地の『混沌の召喚神』の効果発動!墓地の自身を除外し、デッキからフィールド魔法『失楽園』を手札に加え、発動!!」

周囲の景色が荒れ地フィールドへと塗り替わる!

 

 

「バトルだ!『ラビエル』で『超電導恐獣』を攻撃!」

 

『させるかよぉ!リバース罠「強制脱出装置」を発動!どんな強いモンスターでも攻撃できなきゃ意味ねーんだよぉ!!』

 

「確かにな、でも…甘い!!」

 

《オオオオオ!!》

 

遊海の言葉と共にラビエルが咆哮…チンピラAの発動した罠が砕け散る!!

 

 

『な、なんだとぉ!?』

 

「フィールド魔法『失楽園』の効果で『ラビエル』は相手の効果の対象にならず、効果では破壊されない…さらに手札から『幻魔皇ラビエル─天界蹂躪拳』を墓地に送り効果発動!このターン『ラビエル』の攻撃力は倍となり!相手モンスター全てに攻撃できる!!」

 

『『『なんだとぉぉぉ!?』』』

チンピラ達の悲鳴が重なる…そしてラビエルの拳に青白いエネルギーが集中する!

 

ラビエル ATK4000→8000

 

 

「『ラビエル』で攻撃!天界蹂躪拳!!」

 

『『『ギャアアアア!?』』』

ラビエルの拳が大地を穿つ…そこから放たれた膨大なエネルギーがチンピラ達のモンスターを跡形もなく吹き飛ばした…。

 

 

 

チンピラA

チンピラB LP4000→0

チンピラC

 

遊海WIN!

 

 

 

 

「よし!一丁あがり!さぁ、次の奴かかってこい!!……あれ??」

 

《マスター…その、ラビエルの攻撃の余波で全員気絶してます…》

 

《…ゴメン、ヤリ過ギタ…》

デュエルが決着し辺りを見回す遊海、その周りでは全てのチンピラ達が泡を吹いて気絶している…どうやらラビエルへの恐怖に耐えられなかったようだ…。

 

「…情けねぇなぁ…ネオ童実野のチンピラとかギャングはもう少し骨があったぞ?…まぁいいか、ありがとなラビエル!助かったよ!」

 

《主ノ役ニ立テタナラヨカッタ…マタ、呼ンデクレ…》

遊海に感謝の言葉を掛けられたラビエルは嬉しそうに消えていった…。

 

 

 

 

 

Side遊馬

 

 

 

デュエルダイジェスト 遊馬対風魔

 

 

 

 

『ククク…ハハハ…!待ってたぜぇ…貴様が「希望皇ホープ」を使うのを!!』

 

「なんだと…!?」

仲間達を救う為に1人でバリアンの刺客・風魔とのデュエルに挑む遊馬…アストラルとの絆によって「希望皇ホープ」を召喚、風魔のエースモンスター「機装魔人エンジネル」を攻撃し大ダメージを与えたが…風魔は不敵に笑っていた…!

 

 

『俺のターン!ドロー!!』

『見るがいい…!これがバリアンの力だ!!魔法カード「RUM-バリアンズ・フォース」を発動!!』

 

「ランクアップマジックだって…!?」

風魔は額にバリアンの紋章を浮かばせ、異世界の力を発動させる!!

 

『さぁ…こっからが見物だぜ…!』

その様子を眺めながら…バリアンの1人・ギラグは笑みを浮かべた…!

 

 

『このカードは自分のエクシーズモンスターランクアップし、カオス・エクシーズを特殊召喚する!俺はランク3の「機装魔人エンジネル」でオーバーレイ・ネットワークを再構築…カオス・エクシーズ・チェンジ!!』

エンジネルがオーバーレイネットワークの銀河に飛び込み…闇色の爆発が起きる!

 

 

『混沌より生まれしバリアンの力…穢れし世界に今こそ裁きを下せ!!「CX機装魔人エンジェネラル」!!』

 

「カオスエクシーズだって…!?」

風魔の場に現れるたのは黒を基調とした爆撃ロボット、その身から溢れるカオスの力によって光輝いているはずのオーバーレイ・ユニットは赤い結晶のようなカオス・オーバーレイ・ユニットへと変化している…そして「バリアンズ・フォース」は新たな力を発揮する…!

 

 

『これが貴様を地獄に送るバリアンの力…!見るがいい!「バリアンズフォース」のさらなる効果発動!カオスエクシーズを特殊召喚した時!相手のエクシーズモンスターのORUを全て吸収する!カオス・ドレイン!!』

 

「な、なにぃ!?」

エンジェネラルのCORUから放たれた赤雷がホープを撃ち抜く…するとホープのORU2つがエンジェネラルへと吸収されてしまう…!

 

 

「これじゃあ『ホープ』の効果が使えない…!」

ホープの誇る鉄壁の防御はORUがあってこそ…だが、バリアンはさらに牙を剥く…!

 

『まだだ!「バリアンズフォース」によってORUを奪われたモンスターの攻撃力は…奪われたORU1つにつき300ダウンする!』

 

「くっ…!?」

バリアンによって力を奪われたホープにカオスエクシーズが襲いかかる!

 

『バトルだ!「エンジェネラル」で「ホープ」を攻撃!ドゥームズ・エアレイド!!』

 

「だけどナンバーズはナンバーズとのバトルじゃなきゃ破壊されねぇ!!」

 

『フッ…それはどうかなぁ!!』

エンジェネラルから放たれた螺旋の破壊光線…それはホープを貫き、粉砕した!!

 

 

「なっ…!?うわあああああ!!?」

 

「ゆ、遊馬─!?」

 

「ど、どういう事ウラ!?ナンバーズはナンバーズじゃないと破壊できないはずウラ!!」

攻撃で吹き飛ばされる遊馬…そしてデュエルを見守っていたナンバーズクラブの仲間達はホープが破壊された事に驚きを隠せない…!

 

『残念だったなぁ…!「バリアンズフォース」で召喚されたカオスエクシーズは相手の破壊無効効果を消滅させるのさぁ…!』

カイトの「銀河眼の光子龍」はエクシーズモンスター・キラーだった…だが「バリアンズフォース」は対ナンバーズの効果を持つ…ナンバーズ・キラーのカードだったのだ…!

 

 

『ククク…!まだ俺の攻撃は終わっちゃいねぇ…!「エンジェネラル」の効果発動!相手に戦闘ダメージを与えた時!CORUを全て使い、1つにつき500ダメージ…つまり4つで2000のダメージを与える!!カオス・フラッシュ・レイン!!』

 

「ぐっ…!?うわあああああ!!!」

遊馬に襲いかかる光弾の雨…遊馬は為す術なく吹き飛ばされてしまう!

 

 

「くっそぉ…!オレは…オレはアストラルを守るって…決めたんだぁ─!!」

 

 

………

 

 

(まったく…君はどうしてこんな無茶をした…?私達は一心同体ではなかったのか?)

 

「アストラル…!」

デュエル終盤、小鳥によって皇の鍵…アストラルが遊馬のもとに届けられる、言葉を交わす遊馬とアストラル、アストラルを守る為に遊馬は精一杯戦った…そして─

 

(遊馬、私は君を誇りに思う…今の私の体は…本当の友ができた『証』だ…私の為に傷付き、私の為に戦ってくれた証拠だ…!)

 

「えっ…?」

アストラルは遊馬を褒める…今のアストラルの体は遊馬から離れていたにもかかわらず点滅している…それは遊馬とアストラルが魂で繋がっている証拠だった。

 

 

(私の友を傷つける者は…許さない!!行くぞ、遊馬!!まだライフが尽きた訳ではない!)

 

「ヘヘっ…!相変わらず、上から目線かよ…!」

満身創痍の遊馬はアストラルと共に立ち上がる…2人で勝利を掴む為に…!

 

 

 

39

 

 

「バトルだ!『希望皇ホープレイ』で『エンジェネラル』を攻撃!!」

ホープレイを呼び出した遊馬はオーバーレイ・チャージでエンジェネラルを弱体化させ、逆転の攻撃を仕掛ける!!

 

 

『まだだ!罠カード「ワイルド・チャージャー」を発動!ORUのない「エンジェネラル」が攻撃された時!相手の攻撃力分、自身の攻撃力をアップする!!これで終わりだ!!』

 

「それはどうかな!!速攻魔法『ナンバーズ・インパクト』を発動!自分のナンバーズが攻撃力が1000以上高いモンスターとバトルする時!相手の攻撃力を自身の攻撃力に加える!!」

 

『こ、攻撃力7600だとぉぉ!?』

 

「かっとべ!『ホープレイ』!!ホープ剣カオススラッシュ!!」

 

『バカな…ぐわああああ!!?』

 

遊馬とアストラルの友情の一撃…それはバリアンの尖兵を容赦なく打ち砕いた…。

 

 

風魔LP0

 

遊馬&アストラル WIN!

 

 

 

 

「勝った…!遊馬とアストラルが勝った!!」

 

「よっしゃああ!!」

遊馬達の勝利に喜ぶ仲間達…だが、風魔は不敵な笑みを浮かべていた…!

 

 

『フハハ…ハハハヘハ!!忘れてるぜぇ…?俺の部下が…バリアンの軍勢がこの場所に向かってるって事を「悪いな、全員倒したよ」へっ?』

 

バッチーン!!

 

 

『ぐへっ!?』

 

「メタルナイト!?」

笑う風魔の前に現れたメタルナイト…遊海は強力なデコピンで風魔の額の紋章を砕きつつ、呆気なく意識を刈り取った。

 

 

「よく頑張ったな、遊馬…安心しろ愚連隊の奴らは俺に凌牙、そして…」

 

「オレが蹴散らしてやったぞ」

 

「カイト!シャーク!!」

遊海に少し遅れてカイトと凌牙がやってくる…それぞれ20人近くを相手に無双してきたのだ。

 

 

 

『チッ…まさか、あれだけの状況をひっくり返すとはな…だが、お楽しみはこれからだぜ…九十九遊馬、天城カイト、神代凌牙…そして…鋼の決闘者…!』

デュエルを見終え、風魔から回収した『バリアンズフォース』を手にしたギラグはその場から撤退した…。

 

 

(…どうやら、相手の男はフェイカーのようにバリアンに操られていたようだな)

 

「バリアンめ…!」

バリアンの卑怯な作戦に拳を握り締める遊馬…そこに遊海達が歩み寄る。

 

 

「…どうやら、本格的にバリアン世界の刺客達が動き出したみたいだな…」

 

「戦いはこれからだ…!」

 

「ああ!どんな奴が来たってオレ達が力を合わせりゃ絶対に負けねえ…!束になって掛かってこいってんだ…!かっとビングだ!オレ!!」

 

 

遊馬とアストラル、そしてカイトと凌牙…人間界に手を伸ばし始めたバリアンとの戦いがついに始まる…!

 

 

 

「とりあえず…遊馬!かっとビングする前にさっさと治療するぞ〜!」

 

「ととと…!?出鼻をくじかないでくれよ白野〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あれがターゲット…ですか?』

 

【そうだ…オレは九十九遊馬を狙う、お前はひたすらに()の邪魔をしろ…オレ達の計画を邪魔されないようになぁ…!頼んだぜぇ?アゴール】

 

『ハッ…!全ては貴方の為に…ベクター様…』

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